社長ブログ

2018.11.11

普通の人はあまり気にならないところについ目が行ってしまう。いわゆる職業病とでもいうのだろうか。

これは見ての通り、東京駅周辺のどこかのビルの扉であるが、中央部分に鋳物の装飾が施してある。見たところ多分アルミ鋳物であろう。自動ドアにさりげなくこのような装飾がなされるとぐっと高級感が増す。そして私はどうしてもそういうところに目が行ってしまい、思わず写真を撮ってしまうのである。

鋳物は古いデコラティブな装飾というイメージを持っている方も多いと思うが、近代的な建築においてはこのような装飾過多ではないが、鋳物ならでは凹凸感を上手く生かすと建築全体に奥行とインパクトと高級感が生まれる。特に人の目に触れるところに使うと効果的であることは間違いない。

これは残念ながらモリチュウの実績ではないが、景観鋳物にたずさわる立場の人間として、このような効果的な使い方を伝え広めていかなくてはいけないと思うのである。

さて、次回はこちらとは対照的にコテコテの鋳物を紹介したいと思う。

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2018.11.10

GAFA

今日は、元NHKで今はフリーアナウンサーの堀尾正明氏の話を聞いた。

その講演の中で、「GAFA(ガーファ)」という言葉が出てきた。調べてみると、「Google」「Apple」「Facebook」「Amazon」の頭文字を取った最近取り上げられている造語だそうである。これらの企業の特徴は「世界的に個人データを圧倒的な規模で集めている勝ち組」ということである。

堀尾氏はテレビで活躍されている方だが、当然ではあるが、いまやネットを意識した番組構成をしているらしい。かつてはネットとテレビが敵対する情報提供者としての認識があったが、逆にお互いに補完をしているとも言えるようだ。

「GAFA」のような造語が出てきて、テレビがそれを取り上げる。そうなると何となく焦って「新しい言葉が出てきたら、遅れないようにしっかりついて行かなくちゃ」と思う。しかし最近、「あれっ?」と思い出せない言葉もあったりする。そんな時は「古いものを出さないと、新しいものは入らない」と自分を納得させている。

2018.11.09

社員を成長させるためには

社員の成長が会社の成長につながることは間違いない。

では、社員を成長させるためにはどのようにすればよいか。究極的には経験を積ませることしかない。座学から知識は得られるが、経験からしか真の知識と知恵は体得できないと私は信じている。

同時に経験をさせるとは、チャレンジをさせるということにもなる。なので、果敢に積極的にチャレンジする人は学ぶ機会が多くなる。当然失敗することもあるが、そこから学べれば大きなものを得たと言える。

継続するという経験をさせることも大事だ。粘り強く行うことで徐々に成果が出始め、気が付いたら大きな成果になることもある。例えば会社の環境整備がそうだ。このような経験をすると、時間はかかるが日々の積み重ねが大きな成果につながるということを体で覚えることが出来る。

残念ながら、経験を積ませようとチャレンジの機会を与えるが、それに対し真剣に取り組まなかったり、逃げたりする人もいる。そういう人は総じて、言い訳が多く、地味な仕事を嫌がり、継続が出来ない。そういう人は残念ながら一生成長できない。なぜなら、チャレンジをする機会が与えられないからだ。

そして、前向きにチャレンジする社員とそうでない社員は明確に区別することも大事だ。そこで悔しいという気持ちがあれば成長するし、そうでないひとは、やはり成長できないのである。なので「まぁしょうがないよねぇー」は「どうしようもない」のである。

2018.11.08

ベンチマーキング

本日は、約30名の方が我が社にやって来てくれた。

先日、外圧で床を塗り、お陰で駐禁を取られた話を書いたが、まさに今日がベンチマーキングの日であり、つまりその外圧の日であった。これは、私が経営を学んでいる武蔵野様の会員企業で埼玉県に会社のある方が約年一回のペースでいらっしゃる機会である。そこに向けて準備を進めるわけであるが、これが本当に良い機会なのである。

前述したとおり床が奇麗になるといった外観的なことは勿論であるが、加えて、せっかく来ていただいた方々に何を伝えるかを真剣に考える。どうすれば分かりやすく伝わるかを工夫する。その為には、自分たちがどんな改善をしてきたかを振り返ることになり、更に、その改善によってどのような成果が出たかも伝えなければならない。つまり「具体的に行動した結果、どのような具体的な成果が出たか」を分かりやすく伝える、とても良い訓練になる。

私は、「自分たちが一生懸命工夫ををしてきたことを伝える良い機会なのだから、遠慮するな。思い切り自慢しろ!」と叱咤激励をした。そして社員は今日の為に4回にわたりリハーサルを行った。結果、とても良い事例発表が出来たと思う。ただ自己満足はいけない。「これが最高はない」と武蔵野の社長の小山さんはいつもおっしゃっている。そう、まだまだ学ぶことは沢山ある。

そのためには、今日来ていただいた方の感想文を読み、しっかりと振り返りを行い行動をすることが重要であることは論を待たない。そう、何よりも継続的行動なのだ。

2018.11.07

勤怠管理

弊社では勤怠管理に「キングオブタイム」を入れている。

「キングオブタイム」とはiPhoneやiPADで出勤退勤時間を入れる勤怠管理システムである。これを使うと、タイムカードをいちいち押さなくても済む。また、外出先でも勤怠時間を登録することが出来る。また残業申請の承認や誰が何時間残業をしているかといった管理もできる。

しかし、我が社の社員は変化に弱い。そのため「キングオブタイム」を導入した時、出勤、退勤時間の登録忘れが多発していた。暫くすれば慣れてくるかと思っていたが、登録忘れはなくならず、総務から給与の締め日に「○○さん、いつといつが時刻が入っていないから入れといてね」と毎回お願いをしていた。これが結構面倒であった。

そこで、私は、毎朝出退勤時間をチェックすることにした。もし登録漏れをみつけると全社一斉ボイスメール(伝言メールのようなもの)で「○○さんと、○○さん、退勤時間が登録されていないので、入れといてくださいね~」と送る。これをやり始めてから、登録忘れは激減した。

何かを達成しようとするのであれば、執念を持ってチェックすることが大事であるという、とても分かりやすい例だと思う。ちなみに、朝のチェックは今でも続けている。