社長ブログ
2018.11.20
EGセミナー
今日はEGセミナーを受講した。
EGとは'Emergenetics'の略である。そしてその'Emergenetics'とは、'emerge'と'genetics'を合わせた造語で「表出する」と「遺伝子的特長」を合わせた言葉である。つまりは「遺伝子的特長と後天的な経験から明らかになる自分の思考と行動の特性」を学ぶということである。
簡単に言うと、自分の脳みそが、「どのように考え、行動を促す『くせ』(習慣)を持っているか」を明らかにするものである。そして思考特性を、四色の色で表現をしているのがとても分かりやすい(実は行動特性もあるのだが、これ以上書くと長くなるのでやめる)。
EGは、自分の脳みそを客観的に見ることができるので大変興味深い。そして他の人の脳みそがどのようになっているかが分かると、相手によって伝え方や指示に仕方を変えることができる。「そんな面倒なことはできない」と思うかもしれないが、より円滑にコミュニケーションを取るには必要なことである。
最近では、ネットで「あなたの好みはこれですよね?」とAIが勝手に判断して色々なものを紹介してくる。One to One マーケティングであるが、社員とのやり取りもOne to One的アプローチが必要な時代になっている。そして、このOne to OneのアプローチにはEGは間違いなく必要である。なので、これをしっかりと学んでいくことにした。
2018.11.19
出張先にて
昨日、出張から帰ってきた。
出張に出ると、時々自分でも「あちゃーっ」という失敗をやることがある。今回も実は二つほどあった。
私はホテルで寝るとき、備え付けのタオル地のガウンを着て寝ることはしない。基本は寝間着。寝間着と言ってもスエット上下、そしていつもの厚手の靴下である。これは武蔵野の矢島さんの健体のご指導に従ってそのようにしている。しかし、今回はなんと下下であった。つまり上を忘れ、ズボンを2本持って行ってしまったのである。着替えようとしたときにどうも形が違う。そして自分のしでかしたことを考え、愕然としたのである。
もう一つはもっとひどい。朝、歯ブラシに歯磨きをつけて歯を磨こうとしたら、「ムムム・・・?」なんとそれは「シェービングクリーム」であった。「歯磨き」も「シェービングクリーム」も同じ大きさで同じ形の小さなチューブに入っていたのであるが、あまりにも似すぎである。口の中にシェービングクリーム独特の「若干の粘りっ気」と「微妙な香り」が広がった時には、愕然を通り越し絶望の淵に立ってしまったが、一度口に入れてしまったのでどうしようもない。まぁ兎に角、今生きてここにいるということは、多少口に入れても大丈夫ということなのであろう。
あとは、口の中から髭が生えてこないことを祈るだけである。
次回はもっとまともな出張になるよう、事前の準備をしっかりしよう。やはり全ては備えである。
2018.11.14
腰骨を立てる(2)
腰骨を立てると呼吸が深くなる。いわゆる「シャンとする」というやつである。
元気で矍鑠としたご老人はみな背筋が伸びている。つまり腰骨が立っているのである。
さて昨日、花巻東高校は「気を付け」の代わりに「立腰」と普段から言っていることをご紹介をした。確かに「気を付け」というと日本人であれば「ピシッ」と立ち、直立不動の姿勢を言うわけだが、ではどのようにすれば直立不動になるかというと、「立腰」をすればそうなる。なので、「気を付け」と言われて「そうは言っても何に気を付ければよいの?」という号令よりも、「立腰」の方が直接的で分かりやすく、その方が行動も変わりやすい。そして普段から「立腰」と号令をかけている花巻東の学生達は、常に「腰骨を立てる」ことが習慣の集団となっているはずであり、だから野球部も強く、類まれなる名選手が生まれているとも言える。
「そんなの偶然じゃないか」という方もいるかもしれないが、1%でも偶然ではない可能性があるのであれば試してみる価値がある、というのが私の持論である。なので今日からモリチュウの朝礼も「気を付け」ではなく「立腰」でスタートをすることにした。さて、どのような変化が現れるか。1年後が楽しみである。
2018.11.13
腰骨を立てる
「つねに腰骨をシャンと立てることーこれ人間の性根の入る極秘伝なり」
これは、日本の哲学者であり教育者でもある森信三氏の言葉である。
今日は素晴らしいニュースが入ってきた。メジャーリーグの大谷選手が新人賞を取ったというニュースである。その大谷選手、そして西武ライオンズで活躍する菊池雄星選手が卒業したのが花巻東高校である。その花巻東高校、野球部が強いのは良く知られているが、それと同時に、あいさつが素晴らしいと評判である。
今日、武蔵野の矢島専務の講演を聞いた。その中で花巻東高校の話が紹介された。これは岩手のLサービスのK社長から聞いた話とのことだが、花巻東高校では「気を付け!」と号令をかけないで「立腰!」と言うらしい。つまり「腰を立てなさい」という号令である。この話を聞いたとき、花巻東の教育方針の素晴らしさと奥深さに感銘し、背筋がぞっとするくらい感動をした(続く)。
※上記出典「森信三一日一語~人生に処する知恵」(致知出版社)
2018.11.12
AI
以前、「NHKスペシャル AIに聞いてみた どうすんのよ!?ニッポン」というのを見たことがある。
私がたまたま見たのは、第2回の「働き方」というテーマだった。その中でAIが導き出した答えに、
・仕事の効率を上げたいなら11時間54分以上働け
・仕事で忙しい人は、道の駅に行け
とうのがあった。実はこの番組はAIに対する深堀りがいまいちで、よく分からないまま終わってしまった番組であったが、「風が吹けば桶屋が儲かる」的論理のように、様々な情報や現象を組み合わせると意外な答えが出てくるということなのだと思う。つまりビッグデータをAIを使って分析すると意外なパターンが導き出せるということなのだと思う。しかし、それが「仕事の効率を上げたいなら11時間54分以上働け」というのであれば何かおかしな話になってしまう。
最も分かりやすいAIは音声認識であったり、こちらの質問に対し答えるIBMワトソンのような存在であろうが、人間がプログラミングをしなくても、勝手に様々な情報を蓄積、自然学習をするようになってきているわけで、今後更にすごいことになって行くのであろう。
ただ、AIの仕組みや出来ることが分かっても、それを自分の会社どのように活かすのかは、人間が想像をしなくてはならない。新しい技術の知識を知ること以上に重要なのは、それを活用する想像力なのだと思う。