社長ブログ

2019.05.19

とある駅にて

実は先日「日刊工業新聞」に私の記事が掲載された。その記事はデザインに関することだったのであるが、記事の中に「毎週アートについてのブログを更新している」と書かれてしまった。なので、アートシーンについては、しばらく続けなければならなくなった。周囲が新聞記事のことを忘れたころにまた考えるとしよう・・・。

ということで、今回はベトナムのとある駅である。初期の鉄道敷設は国家事業であり、その国の文化を進度を測るバロメータである。その為主要な駅にはその価値にふさわしいデザインが施される。これは辰野金吾が設計をした「中央停車場」、現在の「東京駅丸の内駅舎」からも想像できるし、ニューヨークのグランドセントラル駅も例外ではない。

この写真の駅はそう意味ではローカルな駅なのであるが、それでも鋳物製の柱が連なり歴史と文化を感じさせる駅舎である。ベトナムは古くはフランス統治下にあった時代もあり、柱のデザインもその影響を受けているのであろう。非常にバランスの良い洗練されたデザインとなっている。

移動手段も多様化し、鉄道の意義も時代とともに変わってきているが、歴史を感じさせるこのような建築はいつまでも残してほしいと思う。なんでもスクラップアンドビルドでは、あまりにも悲しすぎる。

とある駅にて

2019.05.08

断捨離

「断捨離(だんしゃり)」とは、「不要な物を減らし、生活に調和をもたらそうとする思想であり、やましたひでこ(山下英子)氏の著書において発表された」とのこと(ウィキペディア)。

最近では、近藤麻理恵(こんまり)さんの書籍、「人生がときめく片づけの魔法」等でも断捨離の話が出てくるようである。まさに環境整備の整理の話である。

先の大型連休において、我が家でもカミさんが断捨離を断行した。「こんまり」さんの本に触発されたようだ。洋服関係を中心に全部クローゼットから出し、いらない物をだいぶ捨てていった。45Lの袋が4~5個は出てきたようである。私としては大変嬉しいことである。なぜならば、「いらない洋服があるなぁ、いらない物があるなぁ」と常々思っていたからである。しかし、それを私の口から言えるはずがない。冷戦状態になること間違いなしだからである。

「こんまり」さんはを捨てる際に必ずモノに触れて「いままでありがとう」といって捨てると指導をしている。そして判断基準はそれを見てときめくかどうかだとのこと。

それを知っていた私は、連休中触られないように逃げていた。もし、触わってときめかず、結果「いままでありがとう」と言われ断捨離をされてしまったらヤバイからである。

とりあえず、まだ家にいられて良かった・・・と安心をしているのである。

2019.05.08

頭の中の環境整備

今週は群馬県にあるP社に訪問した。P社は仕組みがすごいことで有名であるが、その仕組みの具体例として会議の見学をさせていただいた。

一番感じたのが、情報の流れを明確にし、それを基に意思決定をしていく仕組みがしっかりと出来ていることである。そして、会議に出ている社員たちが、自分たちが情報の流れのどの部分を担当しているかを理解していることである。

また、会議の中で参加者が各自の気付きを、すぐにその場でメモをしている。普通はメモ用紙やノートにメモを書くのであるが、ここではGoogleドキュメントに直接記入されている。それによりメモは随時更新され、誰がどのようなメモを書いているかリアルに見ることが出来る。誰一人ウカウカしていられない状況である。他部門の改善を横展開する仕組みも会議の中に盛り込まれいてる。これもすごいと感じた。

参加者は、自分たちの役割が明確になっており、何をすべきか、そしてどのような情報を収集し報告すればよいのかが明確になっている。確かにそうであれば、仕事もやりやすい。

正直、あまりにも凄く全貌がよく分からなかった。しかしトップの頭の中が環境整備されていることが最も大事だということだけは理解できた。断片的ではあるが、理解できたところはしっかり社内に取り入れていこうと思った。

2019.05.07

素戻り人

今日は武蔵野様の経営計画発表会に参加をした。

毎回恒例であるが、二部の懇親会の最後の挨拶は専務の矢島さんである。矢島さんは環境整備の伝道師でもあり、いつも心にグサッと刺さる真理の言葉を投げかけることで有名である。今回の矢島さんの挨拶もドストライクの直球であったが、それは「素戻ったということは、最初から学んでいなかったことと同じである」であった・・・。「うーん」とうなってしまう言葉である。

では素戻らないようにするにはどうしたらよいか。最も簡単なことは、日々のチェックリストを活用することである。これはプリマベーラの吉川社長の言う「行動計画表」である。私も毎朝「行動計画表」を見て毎日の欠かしてはいけないことをチェックしている。

そこに、この連休を利用した作った「人生計画書」をさらに活用すると良いと思い、実践を始めた。会社に経営計画書があるのであれば、個人には人生計画書があってよい。まだ確立したものではないが、「心得」的な感じでとりあえず形を作った。そして原理原則という項目の中で「今ある結果は自分の選択の結果である」など、心に響いた格言を書いておき、毎日見直す。

これが進化していけば、「巣戻り人」になりにくくなるのではないか・・・と実験を始めたところである。そして成果が見られれば、社員にも広めていきたいと考えている。

2019.05.06

ドナルド・トランプ

ドナルド・トランプは今のアメリカの大統領であることは周知の通りである。

そのトランプがまだ大統領になる前に「でっかく考えて、でっかく儲けろ」(徳間出版)とう本を出していた。いつ買ったのか忘れたがどうも、BOOK・OFFで950円で買っていたようだ。初版で2008年7月31日となっているので、今から11年前である。1度目を通した覚えはあるのだが、ほとんど頭に入っていない。そこでこの連休を利用して読み返してみた。

周りから見るとトランプは破天荒な大統領であるが、この本の中で語っていることは実に頷けることが多い。例えば、
・仕事を選ぶ際に、いちばん重要なのは、何をすれば自分が楽しめるかということだ。
・成功を望むなら、(中略)絶対に、絶対にあきらめてはならない。
・夢想家よりも実行者に。
などである。

あまりにも理想が高く、あまりにも情熱的なため周囲からは異端と思われがちであるが、不動産王で大富豪である彼が結局大統領というある意味世界のトップに上り詰めていることを考えると、その成功手法と考え方から学ぶことは多い。しかもこの本が出版される前にほぼ破産状態になり、そこから這い上がった実績を考えると並大抵ではないことがわかる。

彼は今、ビジネスの世界とは真逆の官僚との戦いに挑んでいるともいえる。嫌われることを厭わない彼がどのような実績を残すのか、この本を読むと期待をしてしまうのである。