社長ブログ

2019.12.08

実行計画作成に思う

一昨日、会社の実行計画を作成した。

実行計画とは半期に1回、今後半年間自分たちの部門をどのように改善していくかの計画であるが、この作成はモリチュウの年末の恒例行事である。毎年12月の第1週目に泊まりがけで作成し、完了しないとその後の忘年会に参加できないので、皆んな必死で作成する。

実行計画は、社員を経営に参画させるボトムアップのしくみである。自分たちで決めたことであれば能動的に実行してくれるはず・・・というのがその理屈でもある。なので、実は社員にとって楽しいはず・・・と思うのは経営者だけかもしれない。

実は、社員たちはなかなか計画が作れない。決められないのである。なぜなら、決めるというトレーニングがなされてきてないし、間違いを恐れている。実は計画なので正解はない。うまく行くかもしれないし、行かないかもしれない。それでいいのである。何故なら上手くいかなかったら修正をすればいいだけの話。そして修正計画を自分たちで考える事でまた成長できるのである。

私が学生の頃も自分で考える力が落ちていると言われて来たが、テレビゲームが出始めてからよりその傾向が顕著になっている。なぜならテレビゲームは答えが用意されている典型だからである。答えが用意されていることに慣れている人たちにとって、自分で課題を設定し、それを解決をしていくのは難しい。しかし、その過程で必ず出てくる「決定」というプロセスを経験することで、社員が成長するのだ、と信じている。

2019.12.01

もっと派手な服装を!

今日、日曜日の日課になっているスポーツジムに行く時のことである。
駅の反対口に行くので階段を上がって行ったら、お年寄りの方々が集まっていた。
何かのツアーなのか・・・遠方に行くのではなく地元のツアーのようである。
よく、市内で開催される歩け歩けツアーみたいな感じだろうか。
ツアーの先導役の方が色々と説明をしていた。
そのお年寄りの集団を見て思ったのは、来ている服装が余りにも暗いということである。
黒、グレー、茶色中心の防寒着を来ているせいであるが、いかんせん暗い。

そこで、私は声を大にして言いたい。お年寄りの皆さん、赤とか、青とか、黄色とか、
あるいは、ショッキングピンクとか、もっとど派手な色の服を着ましょう。

そうすればもう少し日本も明るくなるのではないでしょうか。

2019.11.24

お茶の世界に見る環境整備

先日、新宿にある京懐石柿傳で茶懐石を楽しむ機会があった。
これはあるグループの家族会であったのでだが、私と一緒に設営をした後輩が
お茶を趣味(いまや趣味の域を超えているかもしれないが)でやっている関係で、
ここの会場が選ばれた。
そしてせっかく茶懐石をやるのであれば、その前にお手前を振る舞おうということになるのは当然の流れであった。

さて、そのお茶を立てていただく間、先生の動きをじっと見ていた。
既に湯が沸いている。お茶の粉も準備されている。お茶碗もある。
お茶を立てる人の動きは、必要最小限の動き。そして決して早い動きではない。
焦ったところは感じられない(ちなみに緊張感はあるが)。しかし正確な動き。

準備が整い、一つ一つの動きの順番が決まっている。
無駄のない動き、そしてそれを正確に行う。
その時思った。これぞ環境整備が出来ている状態。

なるほど、あらるゆ作業はお茶の世界をイメージして行うべきではないか。
そうすれば、多くの無駄がはぶけ、落ち着いて仕事ができるはずである。
そして大事なのは、それができるようになる為の準備と繰り返しの練習なのである。

2019.11.17

珈琲店

椿屋珈琲店の池袋店に入った。

土曜日の4時であったが、ほぼ満席である。
私が入った時には3組ほどの空席待ちがあったほどである。
この珈琲店はコーヒー一杯1000円お店なので決して価格的には安いとは言えない。
しかし、これだけ多くの人が入っていることを考えるとやはり価格ではないない何かがある。

ひとつは池袋駅からほど近いというその立地であるろう。
しかし本当の価値は大正浪漫を感じさせる店づくり、メイド風の店員さんの衣装、器はすべてロイヤルコペンハーゲン、紅茶のポットには保温用のカバーをかけてくれる・・・といった高級感とサービスであろう。この辺りの徹底ぶりはブランドとして圧巻である。
そして、客層を見ると若い人はそれほど多くない。どちらかというと年齢層は高い。
またデートに利用をしているカップルも数組見受ける。
顧客ターゲットを明確にしているのも、繁盛をしているポイントであろう。

一杯200円でコーヒーを提供するお店もありながら、1000円のお店もある。
5倍の差を埋める価値があれば人は集まる。価格はお客様にとって大切な選択肢である。
しかし価格だけではない価値を提供できるか、そしてそれをお客様が感じてくれるかどうか・・・。

ビジネスの広がりは無限であると感じた週末であった。

2019.09.29

今どきのローラースルーゴーゴー事情

久々にアメリカ出張であった。行先はロサンゼルス。

皆さんはLAのBirdと聞いて、何のことか分かるだろうか。もし知っているという人がいたら、さすが!としか言いようがない。Birdは今LA市内で見ることができる電動ライドシェアリングである。と言ってもやや分かりにくい。これは「電動ライド」と「シェアリング」がくっついた言葉である。

まず、「電動ライド」であるが、いわゆる電動の乗り物で、電気モーターで動くキックボードである。私の世代であれば「電動モーターで動くローラースルーゴーゴー」と言えばイメージできるのではないだろうか。そして「シェアリング」であるが、これは最近「カーシェアリング」と言う言葉が市民権を得ているのでほぼイメージできると思う。なので、この電動キックボードは個人の持ち物ではない。そしてこの電動キックボードは道の適当なところに置かれていて、どこにあるかは、スマホでチェックできるらしい。なのでカーシェアリングの様にどこかの駐車場に行くというイメージよりは、「ちょっと歩くのが疲れたので、Bird探そう」ってスマホで探し一番近くにあるのを見つけてそこで乗ればいい、ということになる。

その後はQRコードを読み込んで、運転免許書のバーコードを入れてなどらしいが、実際に乗ってはいないの詳しいことは分からない。また、アメリカの免許証が必要なので、日本から行った場合は実際に使うのは難しいかもしれない。ただ友人がアメリカの免許証を持っていれば大丈夫とのこと。なんともである。

実は、この電動キックボードのシェアリングは、LAだけではなく、パリなどでも広まっており、世界的な広がりをしつつある。そして日本でも動き始めていて、地元埼玉でも美園周辺で電動キックボードを使ったモビリティ実証実験が行われている。電動バイクはキックボードタイプも含め中国でも当たり前になっている。

移動手段の電動化と多様化、そしてインターネットとの融合がますます進むのは間違いない。時代はどんどん変わっていく。それもすごいスピードで。
今どきのローラースルーゴーゴー事情