社長ブログ
社長のつぶやき
2021.04.11
買って見てから考えよう
久々のブログ復活です。
先日憧れの経営者先輩方に会った。
その先輩は登山を趣味としている。そうなので、ぜひ一緒に登山をしたいと思っていた。
しかし、膝に持病を抱え登山に不安があるため躊躇していた。
今回思い切って、「一緒に山に登りたいんですよね」とお話をしたところ、「いいよ」と言ってくれた。
その後もう1人、やはり登山を趣味としている経営者先輩が来た。
そこでこんな会話。
先輩経営者A「森さんが登山をしたいんだって」
先輩経営者B「へーそうなんだ、それじゃ道具からだね。まずはなんと言っても靴でしょう」
先輩経営者A「そうだよね、じゃぁ今から買いに行こうよ」
先輩経営者B「そうだね、行こう」
ということで、その場で靴を買いに行った(たまたますぐそばに、登山道具の店があった)。
そんなに安くない靴を買った私は、もう行かないわけには行かない。
そこで、分かった。
「そうか、高いお金を使うと後に引けなくなるから真剣に行動をする。だから思い切ってお金うことも大切なんだ」
モリチュウでは「やって見てから考えよう」という合言葉があるが、「買って見てから考えよう」もアリだと分かった。
この体験は大きい。
翌日、膝が心配な私は、「アルパインポール」(杖のようなもの)を2本購入。いよいよもう後には引けない。
ちなみに、これを実行するには妻からの冷たい視線に耐えうるだけの精神力が必要なことを付け加えておく。
逆に精神力を鍛えたい方にはお勧めということになるが・・・。
2021.02.22
そごう川口店 閉店
そごう川口店は2月末をもって閉店する。
そもそも「そごう」の存在とは何だったんだろうか?
30年前、「そごう」が出店をするとなったとき、川口銀座通り商店会は「黒船が来る、このままでは完全に破壊される」と大いなる危機を感じていた。そのために市や県の力を借りながら商店街の整備を進め、立ち向かおうとした。銀座通り商店会にあるドンキホーテ像は、その黒船に孤軍奮闘立ち向かおうとする、商店主の姿を象徴するものである。
しかし、そごうの影響は大きく、銀座通り商店会は衰退し、後継がほとんどいない状態となっている。それは現在、大手チェーンのお店ばかりが目立つことでも分かる。勿論これには「時代に流れでしょ」とか、「商店会の努力不足もあるでしょ」という意見もあるだろう。しかし・・・地域コミュニティの大切さが叫ばれる今、結果的には地域愛は育たず、つながりも失われていく。
「そごう」の存在とは?
確かに、そごうは便利な存在だった。しかし今の私には、ただ黒船の如く現れ、市場と地域愛を破壊し、荒らすに荒らして、都合が悪くなると逃げていく存在にしか見えない。
そごう入り口付近には今、建設当時の写真が懐かし気に展示されているが、見る気もしない。それにより失われたものは大きすぎる。そしてそれはもう取り戻せないものなのである・・・そう永遠に。
これは、今の私の理解を書いたまでである。もしかしたら私の見解は間違っているかもしれないし、偏っているかもしれない。もしそうならば、どなたか是非教えて欲しい。
2021.02.14
ステンレス鋳物のプロがデビューします!
今週2月16日火曜日から19日金曜日まで、「厨房設備機器展」がビックサイトで開催される。
コロナの影響で、開催が危ぶまれる中ではあるが、感染者の減少傾向もあり、予定通り開催されることとなった。この展示会は文字通り「厨房機器を製造、扱う会社が一同に会する展示会」であるが、厨房部品に携わるモリチュウも1ブースと小さながらも参加をすることとなった。今回で4年連続4回目である。
今回は、新たなブランドとして立ち上げた「ステンレス鋳物のプロ」のお披露目となる展示会である。そんなこともあり、「本格的にやらないと」と展示会責任者を決め準備を進めてきたが、準備の最も大事な先々週にその責任者が「長期休暇」に入ることが分かった。(長期休暇は、社員が年に1回決められた日に休暇をとる仕組み)。これでは準備が間に合わないと、急遽、私が介入(笑)して段取りを進めた。うまく「はめられた」訳である(笑)。この辺りの機転の利き方は全くもって素晴らしいと感心した。最後は全員で力を合わせ、何とか準備を終えていざ当日ということにあいなった。
全員がしっかりと同じ説明ができるように「説明シナリオ」を作って練習したが、緊張もあり「カミカミ」。そして、こんなこと位分かっているはず・・・ということが分かっていない。ある意味ビックリだが、この現実が見えたことは収穫。そういう意味では、今回の展示会は社員の学習の機会にもなる訳である。
さて、モリチュウブースでは、電解無塩型次亜塩素酸水「クリーンリフレ」を使って空間除菌しながら展示をするので安心空間。そんな中で、「ステンレス鋳物のプロ」と、「えっ?!」と笑える意外な展示ポスターと、カミカミ社員の奮闘ぶりを見たい方は是非お立ち寄りください!うーん、あのポスターは・・・いかがなものか・・・?
2021.01.31
たまにはね・・・意味ないことを書きました。
「冬のソナタ」が流行って随分経つが、パチンコ屋さんの前で相変わらず「冬のソナタ」があるのを見つけた。しかしさて、認知症が進むと・・・、「冬のソナタ」は覚えているが、「あなたどなた」となっていく。ちなみに、認知症が進むことを、究極の未来思考と呼んでいるのは私だけではないはず。
以前、ITを「イット」と読み違えた首相がいたが、今は、「I OT」を「ITO」と間違えて「イトウ」さんと呼んでしまう人がいるとか・・・(フェイクニュースです)。
同じく、GoToキャンペーンを「後藤キャンペーン」と間違える人もいるらしい。後藤さんは巷で勝手にキャンペーンをやってくれるので、とてもご満悦とのこと(これもフェイクニュースです)。
「てんぐ酒場」で朝まで飲むと「ぐでんぐ酒場」になっていく(川口駅東口に本当にある居酒屋さん)。
笑点を見て。。。
今日の第一問は、林家こん平さんのギャグ「1、2、3チャラーン」にちなんだお題。メンバーが一言言うと、司会が「何ですか?」と聞くので、「1、2、3チャラーン」を生かして「1、2、3、○○ラーン!」と言ってください・・・と言うもの。
迷回答が沢山あったが、私も考えてみた。
「そんなに自慢するもんでもないけど・・・」
「何ですか?」
「それは僕の、1、2、3、ブラーん」(ご想像にお任せします)
明日から元気に頑張りましょう!
2021.01.24
<ステンレス鋳物のプロ>
今日、いつもの整体に行った。そこでいつもの先生が「このコロナもあと5年位続くんじゃないか」と言っていた。「それは困るなぁ」と返したが、そんな中でも時代は動く。
モリチュウは、キャッチフレーズとして「いいものづくり」を掲げてきた。最近その定義を改めて行うために、様々な方にお話を聞いてみた。そこで分かったことは、「鋳物についてあまりよく知られていない」ということである。
先日あるお客様が「鋳物という製造プロセスについて再認識、再評価する必要があるね」とおっしゃていた。鋳造は金属を溶かして型に流し込んでものを作る工程で、その特長は形が自由になる。そして溶かす金属は鉄系はもちろんアルミや銅、ステンレスなど様々。作る難しさはあるが、
鋳造×金属素材=ものづくり∞
なのである。この無限の可能性をしっかりとお伝えすることが大事だと感じた。
特に近年の傾向として、(使う場所にもよるが)錆びを嫌う傾向が高くなってきている。そこで、「いいものづくり」の中でも、特に錆びにくい「ステンレス鋳物」を中心とした専門ブランド、<ステンレス鋳物のプロ>を立ち上げることにした。
まだまだ知られていないステンレス鋳物でお客様のお役に立ちたい。動く時代に合わせて・・・。
2021.01.11
コロナ対策にイズムは関係ない
何となくのんびりとしたお正月を過ごし、早1週間が経った。そんな中、新型コロナの感染者が増加し続け、緊急事態宣言が再度発令される事態となってしまった。そこで、今回は、そのコロナ対策について、一つの意見として思うことを書きたいと思う(長文になってしまいました)。
うちにはベトナム人の社員が2人いる・・・が彼らは自国のことを全く心配していない。なぜなら現在の感染者数は153人で直近の新規感染者は1名である。仮に、検査数などカウントの仕方に問題があったとしても(多分そんなことはないが・・・)、人口約1億人に対する比率からしても見てもかなり少ないと言える(65万人に1人)。
うちには中国人の社員もいる。彼は大連にいるが、最近は大連も感染者が増加していると言っていた。それでも現在47人である。大連市の人口は670万人いると言われているが、それにしてもかなり少ないと見るべきであろう(14万人に一人)
今日現在の東京の感染者数19,470人なので、474人に1人は感染しているという状況である。そう考えると大分多い。
さてここまでダラダラと数字を書いてきたが、結論から言うと、コロナ対策は思い切ってベトナムや中国のやり方を真似た方が良いと言うことである。
ベトナムではどのような対策を取っているのかというと、感染者が出るとその村は完全封鎖され、2週間経つと全員PCR検査を受けて問題なければまた活動開始する。その間住民は生活保障をされているとのことである(とある金融機関に勤めるベトナム人社員の話)。
大連では現在、不要不急の用事で大連市から出ることを禁じており、必要があり大連から出る場合は 「3日以内のPCR検査陰性証明を提出」が義務付けられている(感覚的には中国の「市」は日本の「県」程度)。ウチの社員も以前「空港の近くの市場で感染者が数人見つかったので、市場が2週間封鎖になりました」と言っていた。数人の感染者で2週間封鎖である。
コロナの発祥が中国の武漢であることを考えると(まだ完全にそう決まったわけではないが・・・) 、抑え込みが功を奏していることが何となく憎々しく感じてしまうことは否めない。さらに中国の対策を取り入れると言うのは確かに気分は良くないところはある。さらに中国は共産主義、ベトナムは社会主義である。しかし、その後の拡大が欧米諸国に比べて極端に抑えられているところを見ると、その対策は取り入れてもいいのでは無いかと思う。
成果が出ていることを真似する。疫病対策にイズムは関係ない。そこに「プライド」や「こだわり」があるのであれば、そのこと自体が間違いであると思うのである。
2020.12.27
景観材事業について
モリチュウの事業の一つに景観材事業がある。これは、道路の照明灯、公園のフェンス、学校の門扉、再開発のマンションのエントランス装飾、個人宅の外構など、街なかの機能に装飾を施し、街並みを美しくする事業である。
これは、かつて私の父である会長がヨーロッパの旅の途中、鋳物がふんだんに使われているパリの美しい街に感銘を受け、日本にも同じ様な街並みを作りたいという想いで始めた事業である。
しかし、私の中で一つの疑問があった。
「確かに美しいことはいいことだ。しかしそれがどんな成果を生むのか?誰が求めているのか?」
そんな中、ある時普段朝礼で使っている何気ない言葉が頭の中をよぎった。それは・・・、
「人間は、自分の目で見ている物、感じているものに、自分の気持ちが段々似てくるものです」
<イエローハット>の創業者である鍵山秀三郎氏の言葉である。
無意識に瞳を通じて、連続して脳に届く視覚情報の量は莫大である。人の心に影響を及ぼさないはずはない。
もし、町中が鏡面に輝くステンレスとアルミで、かつ直線で構成された造形物におおわれていたら、そこに住む人たちはきっと自分の気持ちが「落ち着きがなく、クールで冷たく」なっていくだろう。
もし、まちが緑と手作り感あふれた優しい造形に満たされていたら、そこに住む人たちはきっと自分の気持ちが「優しさと慈しみ」にあふれていくだろう。
「形から入って心に至る」という言葉もある。
まちづくりとは、そこに住み、行き来する人たちの気持ちに甚大な影響を及ぼすものであり、そして、直接口にはしないが、全ての人が「優しさと慈しみ」に満たされた世界を求めていることは間違いない。
自分たちの行っている景観材事業とは、全ての人が求める「優しさと慈しみ」に直結するとてつもなく重要なミッションを担っているのだ・・・と改めて感じた。
そして、そんな気持ちを共有できる人たちと仕事が出来ることが、最も幸せな事だとも思うのである。
2020.12.20
幸せな日曜日
今日は、所用で朝から豊洲、品川、東京など数か所行かなくてはならなかった。
そして、最後は四谷であった。
四谷に着いたのは丁度11時、早めに昼を食べようと、コインパーキングに駐車しようと思ったら、
無茶苦茶高い。しかし周囲を回ってみても空いているところがなく、しょうがないのでそこに駐車した。
昼食を食べて、車に戻り支払いをした訳だが、やっぱり料金が高い。「やっぱ高けーなぁ」と独り言を言いながら
車に乗ろうとしたらプレートが下がっていない。「ムムム?」と思うと同時に「やっちまったか?」というセリフが頭のなかで駆けめぐった。
そう、隣の車の料金を払ってしまったのである。
再び「なんだよぉ~」と思いながらしょうがないので自分の支払いをして、車を出した(隣の奴は相当得したはずだ)。
少し用事があったので会社に戻った。一度車を止めて、再度エンジンをかけようとしたらエンジンがかからない。
バッテリーが上がってしまったのである。
困り果てて、常務である家内に電話をしたら、「休みだけどやってくれるかもしれないから」とすぐにいつもの車屋さんに電話をしてくれた。
結果、すぐにバッテリーを変えて事なきを得た。
なんだか踏んだり蹴ったりの一日であるが、
「もし、都内でバッテリーが上がっていたら・・・?」そう考えると、不幸中の幸い。
すぐに電話をしてくれた家内から、愛を再確認することが出来た(フフフ)。
コインパーキングで間違って払った話を家族にしたら爆笑。
家族に笑いの種をまくことできた。
そう考えると「いいことばかりではないか」・・・と、こんな日曜日を幸せに感じるのである。
2020.12.06
東横イン
確か1年前位であろうか、うちの近くに東横インができた。本当に目と鼻の先である。出来たばかりの時は、「これで夫婦喧嘩した時にすぐに逃げ込める場所が出来た」とほくそ笑んでいたのであるが、その東横イン、最近どうも人気(ひとけ)がなく営業をしている様子ではなかった。しかも、1階の窓全体には内側からビニールのようなものが貼られており、「えーもう内装を変えているのかなぁ・・・それとも、もしかしたらコロナで閉鎖しちゃったのかなぁ・・・さすが大手は動きが早いなぁ。」と思っていた。
実は違っていた。
この東横イン、「新型コロナウイルスの軽症・無症状の感染者の方が宿泊される施設として、一棟貸しをしている」
とのことであった。
勿論、コロナがまた拡大していることは周知の通りである。しかし、身近に感染者がいないことや自分なりに感染予防をしているため、当事者意識としてはあまり高くなかったのも事実である。
しかし、こんな近くに厳しい現実が起こっていることを目の当たりにすると、否が応でも意識が高まるし、他人事ではないと感じてしまう。あの中で医師や看護師の皆様が大変な思いをしていることに想いを馳せると気持ちがギューっと引き締まる。
医療従事者の方々に対する感謝と応援の気持ちが現実味を持って芽生えた同時に、自分や自社のコロナ対策についても警戒レベルを上げなくてはいけないと気づいた瞬間であった。
2020.11.29
鬼平犯科帳
平犯科帳、言わずと知れた、池波正太郎の代表作である。
今まで池波正太郎の本を読んだことがなかった。何かのテレビを見ていた拍子に昔の池波正太郎の映像が出てきて、「そうだ読んでみよう」と思い、文春文庫の鬼平犯科帳をアマゾンで全巻衝動買いしてしまった。
この鬼平ことの長谷川平蔵の捕物・・・一つ一つの短編物語をここで紹介するには及ばないが、田原町や市ヶ谷など、東京の知っている地名が出ているので何となく馴染み易い。また一つの短編から派生して次の話に繋がっていく物語の広げ方は読む方を飽きさせない。その他、江戸っ子の「いなせなセリフ」や、「小房の粂八」や「蛇(くちなわ)の平十郎」などの名前も面白い。このようなネーミングのセンスはすごい!と今更ながら感じる。それと結構艶っぽいシーンが出てくるのも個人的には嬉しい限りである。
この娯楽小説、なんとも肩の力を抜いて読むことができるし、水戸黄門同様悪党は必ず捕まるのでスッキリして気分がいい(色々と解釈はあるが「三度目の殺人」のようにスッキリしないのは、私は嫌いである)。私にとってはテレビが面白くない現代(いま)のちょっとした息抜きとなっている。
悔やまれるのは、中古で買ったこの全巻が印刷されたのは1994年2月15日(第36刷)で、当時は字が小さく印刷されていたことである。もう少し若い頃ならいざしも、今では読むのに少々難儀するのである。
2020.11.24
褒められるのはうれしい
先日お客様に褒められた。
ある製品の開発を行っていたのだが、試作が完成し実際に使っていただいた。
その際に「いいですねぇこれ!、いいよぉこれ!」とお褒めの言葉をいただいた。
実はそこにたどり着くまでにかなりの試行錯誤があった。
担当した社員は、試作をしてはお客様からの指摘や社長(私)からの指摘が入り、そのたびに修正が加えられた。私が社員の立場だったら投げ出していたと思う。しかし、そこは心を鬼にして進めた。後から聞いた話では、社員の一人は泣きながら製作を進めていたらしい。
しかし、結果は上記の通りである。
丁度、実際に使っているところを動画に撮っていたので、泣いていた(という噂の)社員に見せたら、「よかったです!」とまた眼を潤ませて喜んでいた。
楽して成果を出すことができたら、それは最もいいことだ。しかし、苦労して成果を出したら、その成果と同時に、達成感というかけがえのないご褒美が付いてくる。泥臭くがむしゃらにやる方が、ご褒美が大きいということになる。
クールにうまくやるのは、私は好きではないし、そんなのは幻想だ。それに私は「かけがえのないご褒美」が欲しいといつも思っている。
2020.11.15
ラジオデビュー!
2日前の金曜日、ラジオデビューをした!FM Kawaguchiに出演したのである。
11月13日、14日の2日間、川口市産品フェアが開催された。これは、川口市内の様々な企業や団体が商品や技術を展示する催しである。そして、今年は特に「コロナ対策グッズ」をまとめて展示するコロナ特設ブースが設置された。
モリチュウでは、そのコーナーで、「銅抗菌キーホルダー」と電解無塩型次亜塩素水「クリーンリフレ」を展示した。
「銅抗菌キーホルダー」は、銅そのものの持つ「抗菌作用」を活用した銅合金鋳物製キーホルダー。ちなみに、使用されている銅合金は鉛フリー素材で、Rohs(ローズ)規制を意識した物になっている。
もう一つが電解無塩型次亜塩素水「クリーンリフレ」。端的に言うと、「飲める水で除菌が出来る」除菌水である。なので、通常の除菌剤としての使用はもちろん、空間除菌剤として安心して使用できる優れものである。
前置きが長くなったが、このコロナ特設ブースに出展していた38社から、モリチュウを選んでいただき、現場からのインタビューという形でラジオ出演、念願のデビューを果たした。察するに、選ばれた理由は私の容姿端麗なところだと思っていたが・・・ラジオなのでそうではないらしい。インタビューを受けていたときはDJの中本真理さん(とても素敵な方でした!)の問いかけに答えるだけでいいのだが、相手が見えない中で話すのは噛みごたえのない食事をしているようで、何とも言えない不思議な感覚であった。
ちなみに、社員や家族も聞いていて、概ね好評のようだ。最近はオンデマンドで聞けるらしいが、こちらとしては何となく不安だし、第一小っ恥ずかしいことこの上ないので、今でも聞かずにいる。
2020.11.08
嬉しかったこと
非常に嬉しいことがあった。
先日、遠方のお客様を訪問した。コロナの件もあり大分久しぶりであったが、そこでとても嬉しい話をいただいた。
その会社は、モリチュウより全然大きな会社である。そして、以前、モリチュウにご来社いただいたことがあり、その際に、モリチュウの環境整備や現場での取組みを見ていただいた。
そして、今回の訪問で分かったのだが、なんとモリチュウの取り組みを自社に導入してくれていたのである。更に、そこから改善を進め、ものすごく成果が出ているとのお話を聞いた。その改善の仕方があまりにも素晴らしく、大きな会社は視点が素晴らしい、そしてその取り組むスピードが速いことに感銘を受けた。大きな会社では横展開が遅いケースもあるが、そうとは限らない。きっとコミュニケーションがいいのだろうと想像がつく。
モリチュウでは、そちらの会社の取組みを、逆に自社に導入することとした。
正直なところ、こんな事は滅多にないが、お客様とのお取引関係がモノだけではなく、それを超えた様々な部分でWINーWINの関係になれること・・・これは、仕事冥利に尽きる。貴重なお話をいただいたお客様には感謝をしてもしきれない・・・ご縁の大切さを深く感じた先週のひと時であった。
そして、出先から出した改善指示(自社に導入すると決めたこと)が、翌日には実行してくれた社員にも感謝である(ウチの社員も結構やるじゃん!・・・プチ自慢です)。
2020.11.01
IQ点検
モリチュウでは毎月1回、IQ点検というのを行っている。IQと言っても知能指数のことではないし、勿論社員の知能指数を点検するわけではない。
これは、INFOの‘I‘とQualityの‘Q‘であり、情報の環境整備点検と品質管理点検を行うことである。品質管理点検は置いといて、少しINFO点検のことに触れたい。INFO点検は何をやるのかというと、単純に言えばパソコンの環境整備点検である。
例えば、Eメール。お仲間で受信メールが鬼のように溜まっている人はいないだろうか?そうなると、探すのが大変だ。なので、点検項目に「受信メールが30通以内である」というのがある。「検索すればいいじゃないですか?」と言い訳する人もいるが、検索キーワードを打ち込んだりするのも時間がかかるし、検索しても、目当てのメールがすぐ見つかるとは限らない。なので受信メールは少ないに越したことはない(モリチュウではGoogleをメインとして使っているので、既読受信メールは、アーカイブスに保存できる)。
他には、デスクトップにやたらとアイコンが溜まっていないかをチェックする項目もある。チェックされるのは嫌だが、結果的には助かっているという噂である(勿論社員がそう言う事はないが・・・)
今度、新しい点検項目を追加することにした。
個人のパソコンにやたらとデータを保存している人っていませんか?特に写真とか動画とかをなんでもかんでも保存をする人がいる。そうすると、容量をやたらと食ってしまうし、Googleの場合、ドライブの中の容量をどんどん使ってしまい、別途料金がかかってくる。放っておくと大変なことになる。ということで、毎回Googleドライブの容量をチェックすることにした。やたらとなんでも保存をする人は万事休すとなる。
なので、次回のIQ点検がとても楽しみなのである。
2020.10.25
アペアランスチェック
高校時代、生徒指導の先生というのがいた。朝登校時に、服装や髪の色をチェックしたり、ボンタンや長ランを着ていないか、学帽を被っているかなどをチェックする。当時私は(私以外のほとんどの人たちも)、校門の直前で帽子を取り出して、入るときだけかぶっていた。登校中に学帽なんて野暮ったいもの被っていたら、途中で見かける女子高生たちに対し格好悪い・・・と色気を出していた頃が懐かしい。
その生徒指導的チェック活動が我が社のアペアランスチェックである。そう、文字通り「見た目チェック」である。毎朝朝礼で行う。
項目をあげると
・髪は清潔ですか?
・鼻毛は出ていませんか?
・髪型は乱れていませんか?(寝癖)
・ひげは、手入れしてありますか?
などがあり、女性も
・化粧は厚くないですか?ノーメイクではないですか?
・ストッキングの破れ、汚れはありませんか?(色はベージュか黒)
とある。髪の色も番号でチェックする。
さて、やる前と後ではどう変わったか?
一番の効果は、「髪型は乱れていませんか?」の項目である。それまでは寝起きのボサボサ頭がいたり、後ろ髪が跳ね上がっている輩もいて、とても気になっていたが、今ではそんな人がいなくなった。鼻毛のチェックも毎日してくれるなんて、素晴らしいではないか!最初は馬鹿らしく感じていたかもしれないが、今では毎朝、みんなでワイワイ楽しそうにチェックし合っている。
仕組みを作り、習慣化する。それまでも、それからもしつこくしつこく続けていく。
これが成果につながって行くのだというわかりやすい事例である。
2020.10.18
キッチンペーパーの正しい使い方?
急に肌寒くなった。秋が毎年短くなるような気がしますが皆さんはどう感じていますでしょうか。
さて、「体を冷やすのはよくない」とは自明の理。経営コンサル会社の武蔵野の矢島専務も、常日頃から冷え取り健康法というお話をされている。
そう言う私は結構な冷え性で毎冬、苦労をしている。そんな中、冷えを取る効果的な方法があると言う耳寄りな情報を、毎週行っている整体の先生に教えてもらった。
それは「靴下の中に、キッチンペーパーを入れる」と言う方法である(「へぇ〜」ボタンがここでたくさん押される事間違いなし)。特に足の甲にキッチンペーパー(2枚重ね程度)を置いて靴下を履く。そうすると紙は靴下で固定される。若干動くこともあるが、そこはほぼ経費ゼロなのでお許しをいただきたい。
今実際にそうした状態でこのブログを書いているが、結構ホカホカしている。
紙には保温効果があると、ググってみたら確かにそう書いてあった。新聞紙を体に巻くと温かいと言うことも聞いた事がある。そう言う意味では紙はキッチンペーパーでなくても良いらしい。ただティッシュペーパーだと、もし靴下の中に入れたまま洗濯をしてしまうと、ボロボロになって出てくるので顰蹙買うことは間違いない。あと新聞紙でも良い。ただ、場合によっては足の甲が黒くなってしまう可能性もある。もちろんダンボールも保温効果があるが、足に密着しないのでこれも不可。と言う事で、やはりキッチンペーパーに落ち着く。
ちなみに、おなかにキッチンペーパーを入れるのも効果があるらしい。
肌寒い日が近づく今日この頃、この「キッチンペーパー冷え取り健康法」を是非試してみてはいかがでしょうか。
2020.10.11
次亜
殺菌効果、消臭、効果があるということで、最近のコロナ禍の中でよく聞くのが「次亜塩素酸水」。厨房に携わる者として昔から気になっていたが、改めて少し情報を集めてみた。そして、世の中で「次亜塩素酸水」と言われているものには、次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウム水溶液があり、似た様なものだと思ったら全然違うものだということが分かった。
さて、訳のわかんない言葉を見ると妙に突っ込みたくなる性分で・・・そもそも「次亜」って何と思い・・・ということでググってみると「酸素酸などの一つの系統の化合物中、低い酸化状態を示す語」とある・・・。???である。
では、更に分解してして「次」を調べてみると、これは「二番目」ということは自明の理。長男、次男とかでもわかる。では「亜」とは何か?これもググってみると「亜とは、次位を表す接頭語」とある。確かに亜熱帯とは熱帯と温帯の間だし、亜流といえば、我流の逆。
ということは「次亜」とは「次の次」ということか・・・なんとそうである。つまり、次亜塩素酸とは、塩素酸の次の次ということらしい。次亜塩素酸ナトリウムを例に挙げると
NaClO3が「塩素酸ナトリウム」
NaClO2が「亜塩素酸ナトリウム」
NaClOが「次亜塩素酸ナトリウム」となる。
確かに、亜の次が「次亜」となっている。なるほどOが少ないということは酸が少ないということだから、「塩素酸ナトリウムの中で低い酸化状態」ということになるわけだ。
しかし、こんな紛らわしいことをしないで「亜亜」とか「次次」とかにすればいいのに、と思ったが・・・確かに言いにくい。多いのは「沢酸」とか、少ないのは「少酸」とかにすればいいのにとも思うが、それは理系の人たちか見たらありえない話だろうことは容易に想像が付く。
まぁ、言いやすいというからという意外とそんな理由で、ネーミングが決まるというのも事実なのだろう。
2020.10.04
手回し製麺機
2020年9月24日、日本経済新聞の文化欄に「製麺機にラプ 集めた50台」という玉置標本さんという方の記事が掲載された。製麺機は、文字通り「お蕎麦やうどん」などの麺を作る機械であるが、かつては手回し製麺機が各家庭にあったらしい。その魅力に打ちのめされた玉置さんは、50台もの製麺機を集めるコレクターとなり、同人誌「趣味の製麺」という情報誌で情報発信をするほどになった。
さて、なぜ私がその話をしているかというと、この手回し製麺機が「鋳物」で出来ているからである。昔のミシンやかき氷の機械などを思い出していただけるとわかると思うが、この手回し製麺機も同様、デザインがとても美しい。レトロで色気がある。そして、かつては、川口の鋳物が数多く使われていたとのこと。
鋳物に惚れ込んでいる方を見るといてもたってもいられないのが私の性分。その日に連絡を取り、昨日お会いしコレクションを拝見させてもらった。様々な美しい手回し製麺機がところ狭しと並んでおり、また、それぞれが創意工夫されている。そして、その機能や使い勝手も知り尽くしている玉置さんとのお話は、とても興味深く、また、小野式製麺機で有名な小野様ともお知り合いとのことで、ご紹介までいただいた。
今後は何が起こるか分からないが、何か面白い展開が起こったらいいなぁと思う今週末であった。
2020.09.27
超頭の良い友人との会食
先日、久々にある友人と会食をした。
その友人は、いわゆる超頭の良い人間で、考えることが突拍子もないが、しかしそれが単なる夢物語ではなく、科学的根拠がある話なのでとても面白い。そして、そういう類の人間なのでデジタル思考というか、システム思考であるが、同時に酒もよく飲むので、尚面白い。
かたや私はどちらかというとアナログ的である(と自任)しているため、本来は水と油なのだが、酒が好きというところと、好奇心が旺盛というところで話が合い、一緒にいるとエマルジョン効果が生まれる(簡単にいうと水と油が混ざった状態)。
さて、ここで素晴らしいビジネスが花開くとハッピーエンドになるのだが、そうは甘くないのが現実。なぜなら、酒を飲みながら話していると、その時は非常に盛り上がり、天下を取ったような気分になるのであるが、翌日にはその時話したことをほとんど覚えていない(同じような体験をした人はきっといるはずと信じて疑わない)。そうであれば、会話を録音しておけばよいのであるが、乾杯が先走ってしまい、ついつい忘れてしまう。それ以上に、録音しながらの飲み会は、なんか盛り上がらないし、想像できない。では、酒無しで話をすればというが、そうすると話が盛り上がらない。人間とはかくも複雑な存在であると改めて気づかされるのである。
しかし、そんな中からも、もしかしたら新しい何かが生まれるかもしれないと思い、またの機会を楽しみにしている今日この頃である。
尚、飲食は、しっかりとコロナ対策を取ったお店で行っていることは、追記しておきます。
2020.09.13
老子の言葉
今日は、先日までの猛暑が嘘の様に涼しい夜である。
コロナが少し落ち着いてきた。これから更に落ち着いてきて欲しいが、季節は巡り秋から冬へと移っていく。そうなると窓やドアを開放しておく訳にはいかなくなり、やはり心配の種は尽きない。
そんな中では古くから言い伝えられている言葉が非常に価値がある
中国の古典、老子の言葉に「天下の難事が易きより作り、天下の大事は必ず細より作る」という言葉ある、文字通り取れば、今のコロナは「易きより作られた」となるが、そうとは言えないかもしれないが、もしかしたら初期段階でのコロナに対する認識を甘く見過ぎていたかもしれない、そう理解すれば、易きより作られたと言える。
それより「天下の大事は必ず細より作る」という点に注目したい。今コロナ禍の最中であり、そしてウィズコロナ、アフターコロナを見越して大きく社会が動き価値観が変わる。当たり前が変わる。新しい常識となそういうことである。
様々な動きが出てくるはずであるが、まずは細かくてもいいので、小さな一歩を踏み出すことが、最終的に大きな結果を生むかもしれない・・・ということを老子が言っているということだ。
恐れても、怯んでもいられない。細かな一歩をまずは踏み出す。天下の難事だからこそ、細かな一歩なのである。
2020.08.30
ヨガ
最近、コロナで定期的に行っていたスポーツジムに行けなくなっていた。私も大好きなエアロビも三密になるためやっていない。
ところで、数ヶ月前からウチの家内が朝から変なポーズをしているのを見かける様になった。聞いてみるとヨガをやっているとのこと。なるほど、家内はホットヨガに通っていたが、やはりコロナで行けなくなってしまった。そこで、仕方なく家でやっていたというわけだ。最近はYOU TUBEで様々なヨガの映像を見ることができる。
ヨガをやっているのを見ていて、「変なことやってるな」と思いつつ、そこまで夢中になるのでれば、何か良いこともあるのかなと最初はぼんやり思っていたが、良くも悪くも私の癖で「でもとりあえず一回やってみようか」と思い、やはりYOU TUBEでやってみた。
結論から言うと・・・まだ3週間程度だが、肩こりも減少、腰痛も減少と体調が良くなってきた。誰も私がヨガのポーズを取っているところを想像したくはないと思うが、ここまで効果が出てくると誰がなんと言おうと毎日続けるに越したことはないと感じる。
これも新しい日常か・・・。
2020.08.14
挨拶
「挨拶が大事」ということは常に分かっていること。
先日、武蔵野の矢島専務の講演があったが、毎回話が出てくる「悪習慣の整理」。よくある悪習慣の一つとして、「声が小さい、暗い」がある。人の第一印象は笑顔と声のトーンで決まる。なので、「大きな声で、ハキハキと」は大切。その中でも特に朝一番の挨拶は最も大事と考えている。
朝の「おはようございます」という明るい挨拶は本当に気持ちが良い。しかし残念ながら何回言ってもそれ出来ない人もいる。そこで考えてみた。なぜ「大きな声で、ハキハキと、明るい」挨拶が出来ないのか・・・そこで気が付いた。そうか良い挨拶がどういうものか分からないからだ。
「えっ何当たり前のこと言ってんの」と思った方もいると思うが、よくよく考えてみると、自分の顔を自分で見ることが出来ないように、自分の挨拶がどのように見えているのかは分からないはずである。そしていつまでも変わらない人は、自分は「大きな声で、ハキハキと、明るい」挨拶をやっていると思っている、つまり自分は出来ていると思っているということだ。
そうなると、出来ていない人には「出来てないよ」と伝えなくてはいけない。しかもそれを主観ではなく客観で伝える必要がある。ではどうしたらよいか・・・そこで思い出した。以前別の会社で騒音計を入れているのを見たことがあったなぁ・・・。
ということで、早速導入。自分でやってみて、80dB以上であれば良いという基準を作った。これで主観は無くなる。数字ではっきりわかる。
悪習慣はなかなか治らない。唯一の方法は、悪習慣を行っていることを日々意識させる習慣を身に付けることである。日々80dB以上という数字を意識する習慣によって、この悪習慣がなくなることを期待したい。1年後には全員が元気な挨拶が出来るようになっていて欲しい。
2020.08.02
マスク
コロナで新しい日常と言われているが、その代表的なものはマスクの着用であろう。
夏でも構わずとにかくマスクをつける。マスクで困るのが、相手の顔が判別できない時があることである。もちろん毎日顔を合わせていれば相手の顔もわかるが、久しぶりの方だと分からない時がある。
先日も「あ、森さん」と言われたが相手の方が誰だかわからない。そういう時はそれを気づかれるとまずいという咄嗟の判断が働き、「あーどうも」とか適当な感じで答えてしまう。「失礼ですがどちら様でしょうか」と聞く勇気もなく、そこで込み入った話になると途中で相手が誰だかわかるのだが、そうでないと結局分からずじまいということもある(この時の気まずささと言ったら筆舌しがたい)。
しかし、なぜ私の顔が分かったのか不思議であったので、その点を自問してみた。そこで気がついたことがある。そうか、マスクをしてると口元は見えないが、目元は見える。この下がった眉毛は特徴があるのですぐに分かるのであろう・・・。
わが眉毛は自分にとってはコンプレックスで(もっとキリッとした眉毛であればモテモテだったのにと悔やむこと長年)あったが、これがこんな時に役に立つとは。
この下がった眉毛も悪いもんじゃない・・・と少し自信を持ったwithコロナ、withマスクである。
2020.07.19
プロ野球
コロナの影響でスポーツ関係の開幕が遅れた。プロ野球も例外ではない。そして無観客試合から始まり、今は人数制限をして開催をしている。
ところで、私が子供の頃は、テレビでほぼ毎日プロ野球が放映されていた。東京ではジャイアンツ戦、名古屋では中日戦、大阪では阪神戦などである。そして、プロ選手のプレーに一喜一憂したり、「今は投手交代のタイミングではないだろう」とか言って、にわか解説者となって、根拠のない評論をしていた。そしてそれを楽しんでいた。
最近はいわゆる地上波?での放映はめっきり少なくなったが、BSチャンネルでやっていることを最近知ったので、夕飯を食べながらプロ野球を見ている。投手の配球を読んだり、新しい選手の名前を知ったり、ドラマチックな展開が起こったり(昨日の巨人岡本の逆転ホームランは圧巻だった・・・)と、楽しんでいる。
そして、もう一つ野球の良さに気がついた。それは、球を投げた後、次の球を投げるまでに時間が空くこと。そして3アウトになると、攻守交代すること。なぜこれがいいか?それは、その間にご飯が食べられるからである。
サッカーやラグビーはプレーに目が離せないため、箸を持ったままテレビを観続けているということもある。米粒を口の脇につけたままボケ面して見ているなんてことにもなりかねない。これではせっかくのご飯も冷めてしまい、夫婦喧嘩の元となる。ちょっと食材を口に運んだら、ゴールが決まっていたとかで「決定的瞬間を見逃してしまった・・・」、なんてことにもなりかねない。
なので、やはり夕飯時に野球は欠かせないのである。
2020.07.12
社長飲み会
先日久しぶりにライブでの社長飲み会があった。
社長飲み会とはグループ毎に毎月1回行われる飲み会である。1回の人数は社長を含め6人以下とし、部門横断で行う。この人数制限はコロナだからではなく、席が一体化する最大の人数が6人なので、コミュニケーション重視のこの飲み会は以前からこの様にしている。
そして飲み会では様々な質問が出るのであるが、その質問と回答を通して、社員は自分の部門外でどの様なことをやっているのかがわかる。実はこの満足度が高い。
社長は全体を見ているので当然どんなことが起こっているのかがわかる。しかし社員は他の部門のことを本当に知らない。自分の目の前の仕事を精一杯頑張っていれば当然のことである。しかしこの飲み会で部門の情報共有ができる。そうなるとお互いの理解が深まり、忙しい時に助け合える様になる。実はそういった積み重ねがあったおかげか、全社一体となって対応し、ことなきを得たことがつい先日もあった。
コミュニケーションがよくなると言う面と同時に、社員は他の部門のことを想像以上に会社のことを知らないと言うことを実感したのも事実である。「そんなことも知らないのか」は、社長としての傲りであることを肝に銘じないといけない・・・そう感じた飲み会でもあった。
2020.06.28
専門家会議
専門家会議
最近「専門家」と言う言葉をよく聞きく。「専門家会議の意見を確認して決定する」、とか「専門家によると」とかである。
実はその度に何か違和感を感じていた。
確かに専門家はその道の専門家なので特定分野に対しての知識は豊富であろう。3人寄れば文殊の知恵とも言うので、会議があり、意見をが交わされるのは問題ないしむしろ必要なことである。特に医療などの専門的な分野の話は一般の人には分からないことも多く専門家の意見を聞くのは当然である。
そして、様々な課題に対し、専門家の意見を踏まえて対策や方針を発表するのは責任者の仕事である。しかし、それを発表する際に何かにつけ「専門家」あるいは「専門家会議」を強調するのを聞くと、どうも責任逃れをしている様に感じてしまう。何か問題があった際に、「私は専門家ではないので」とか、「専門家会議の意見に従っただけなので」と言い訳にしている様に感じてしまう。
やたらと専門家を連呼する風潮が、無責任社会の象徴の様に聞こえる。課題を解決していくために尽力をしていただいているはずなのに、そう聞こえてしまうことが残念に感じる今日この頃である。
2020.06.21
グループ懇親会
少し前になるが5月末はモリチュウの臨時グループ懇親会が開かれた。
グループ懇親会とは、先週ご紹介をした実行計画グループ毎に月に1回開かれる懇親会であるが、5月末は通常に加え臨時での懇親会を開いた。ちなみに、ここは社長抜きの懇親会となるので、社長の悪口も気兼ねなく言える懇親会である(笑)。
5月25日に緊急事態宣言が解除された。
しかし、4月頭に緊急事態宣言が始まり、実際にはそれ以前から影響が出ていた飲食業は大きな打撃をうけている。モリチュウは厨房機器を製作しているメーカーに部品をご提供している関係で、その影響はやはり大きい。しかし、そこで委縮をしてしまっては今後につながらないと考え、少しでもいいので業界に貢献したいと考えた。その結果が、月末の臨時グループ懇親会である。
懇親会費用は勿論会社持ちである。上限はあるが今回の臨時懇親会はその上限から更に一人あたり2000円アップした。更に臨時懇親会とは別に、新入社員とのサシ飲みもオンライン飲み会からライブ飲み会になった。
懇親会が開かれると、必ず報告が上がってくるのだが、その結果、最近はやたらと懇親会の報告が上がってくる。
なんかいつも飲んだくれている集団の様になってしまった。だが、これも業界の盛り上がりの為。そして社員が元気に盛り上がってくれれば明日への力になる。仲良く元気な社員が最高。嬉しい限りである。
(ちなみに、人数は1グループ5人程度までとし、密を避けての開催としています)。
2020.06.14
実行計画作成
昨日の土曜日は実行計画作成を行った。
実行計画作成とは会社の経営経営計画を達成すべく、具体的にどのようなことを実行しなくてはいけないかと部門ごとに考える、ということでほぼ1日かけて行う。
ここには、先週行われた経営計画発表会で伝えられた経営計画を、より理解を深め、具体的なこととして捉えることを促す狙いと、それを着実に実行するためにスケジュール化することを目的としている。
経営計画を達成するためには様々な課題を解決していかなくてはいけないが、それを自分達で考えることがとても大事と思っている。勿論浅慮的傾向もしばしば見られるが、そこは質問を繰り返し更に深慮させる機会を提供している。そしてそのなかから自分たちで出来ることを選択し計画づくりをする。一見難しくて無理なことも外部の力を借りることで、自分達で出来ることに置き換えていくなどもOKだ。なんでも自分でやろうと思っても実際は無理で、出来ることは限られている。
この実行計画への取組も10年を迎え、古い社員が抜け、新しい社員が中心となっていやっている。質問なども以前より出るようになって来ている。そのプロセスの中で、より積極性が増してきたと感じている。活発に議論をしながら真剣に取り組む姿を見て、社員の成長を感じている。
二宮尊徳の言う「積小為大」。まだまだ「為大」には程遠いが、「積小」の先にあるものを目指して、社員と共に歩んでいきたい。
2020.06.07
鳥越祭
今日は鳥越祭であった・・・本来であれば。
都内随一の重さを誇る千貫神輿が街を練り歩くこの勇壮なお祭りも、今年は当然の如く、コロナの関係で神事のみとなり、神輿はなかった。考えてみれば、神輿は強者たちが我こそはと群がる状況、汗や唾が飛び交う三密の最たるもので、中止は当然である。
毎年鳥越祭に行く。なぜなら私達の仲人が鳥越の地元にいらっしゃり、お祭りの日にお呼ばれしているからである。今年はお祭りがなかったので食事会はなかったが、毎年恒例なのでご挨拶に伺った。
ひょんなご縁で仲人をお願いし、その後、25年以上の長きに亘りずっとお付き合いをさせて頂いている。そして武蔵野の矢島専務にご縁の大切さを体に染み込むまで教えていただいたお陰で今年もご挨拶に伺えた。清々しい気持である。
今晩はビールを飲みつつ、いただいた絶品の茶飯を食べながら、鳥越の神輿をYouTubeで見ての食事。来年こそは、鳥越祭を楽しみたいと思う。
ちなみに、仲人さんのお店は菓匠「栄久堂」さん。是非お立ち寄りください!
2020.05.31
アミチュウ!
コロナの緊急事態宣言が解除され、そろそろ外食をしたいという方多いのではないでしょうか。やはり外でビールを飲んで喉をうるをして、そしておいしい食事をする、家での食事もいいけど、やはり外食は欠かせませんよね。これから梅雨そして暑い夏がやってきます。そうするとどうしても食べたくなるのが、肉!特に焼肉(ビールと焼肉・・・想像するだけでよだれが出てきます!)。
さて、以前もご紹介したことがありますがモリチュウでは焼肉の網、「アミチュウ」を作っています。アミチュウはモリチュウの鋳物の技術を活用し、ロストワックス鋳造法で作ったステンレスの網です。均一に蓄熱したグリルからの遠赤効果で、肉の旨味を引き出し、ふっくらジューシーに素早く焼き上げるのが特徴です。お肉に網目もくっきりと付き、見た目も美味!。「同じお肉でも、この網で焼くと美味しくなる」とはっきり焼肉屋さんが言ってました。
そして今回、このアミチュウ改良版をつくりました(いってもまだ試作完了段階ですが・・・)。どこを改良したかと言うと、お店の1番の悩みである「網の洗浄」をしやすくしました。同時に堅牢性も高め、偶然の賜物でもあるんですけども50グラムの軽量化も行うことが出来ました。50グラムと言えばたいした重さでは無いかも知れませんけれども、実際網の交換をする現場の方にとっては1グラムでも軽く作りたいと言うのが本音のところだと思います。
現在量産に向けての準備をしているところです。実際にデビューしたらまた皆さんにご紹介をしたいと思います。お楽しみに~!
2020.05.24
ちょっとお休み。
ブログのネタがないので、今週はお休みしました。
ちょっとだけシェアします。コロナ自粛の間もやっていたこと。
1.鼻うがい
これで健康維持をしていました。
2.早起き
大体4時半位に起床しています。
3.晩酌
夕飯時に缶ビール350mlを1本。
来週には外に行って、生ビールをぐいっとやります・・・多分。
2020.05.18
ベトナム人社員が家族とオンライン食事会
4月入社の新入社員がいる。
モリチュウでは初任給をもらったら、今までお世話になったご両親への感謝を示すよう伝えている。そして、それは家族全員でどこかお店に行って食事会などをを行うよう、「モノ」より「コト」にお金を使うよう指導をしている。しかし、残念ながら今回はコロナの関係もあり、外食食事会というのは難しかったようだ。
ところで、新入社員のうちの一人はベトナム人である。彼の家族はベトナムにいるので、当然一緒には食事に行けない。彼はどのように家族への感謝を示したのであろうか?こんな報告が入って来た。
まず、初任給からお金を家族に送る。そしてそのお金で家族は食材を現地調達、本人も食事を用意し、オンラインで食事会をしたとのこと。その和やかな様子は、その時の写真(画面に家族の写真が写っていた)も見せてくれた。一昔前では考えられない状況である。
このベトナムのオンライン食事会は直接コロナウイルスとは関係ない。しかし、コロナウイルスが、オンラインでのコミュニケーションを助長したことに、多くの人が気付いているであろう。そしてこれが「新しい日常になる」であろう。
昨日、秩父みやのかわ商店街振興組合 理事の島田さんが、NHK「明日へ つなげよう ふるさとグングン!」にオンラインで出演されていた。地元での様々な取り組みをご紹介しながら「このコロナをチャンスに変えて行きたい」とおっしゃていた。変化をチャンスに変える。
全くもって同感である。
2020.05.10
整頓には「キレ」が必要
モリチュウでは、朝礼後30分間を使って環境整備をしている。
しかし、最近整頓が出来ていないと感じられた。整頓とは、
1.物の置き場を決め、名前・数字を付けて管理する。管理責任者を決める
2.向きを揃える。置き方は、平行・水平・垂直とする。
と定義している。つまり、整頓された状態は現場に「キレ」がある状態である。
これは、なかなかイメージしにくいが、ダンスを例にすると分かりやすい。「キレッキレのダンス」はメリハリがあり、見ている方は気持ちがいい。逆にキレの無いダンスは、だらっとしていて、感動がない。
キレのあるダンスはどうすれば出来るのかを調べたら、「瞬発的に力を入れること」と「瞬発的に力を抜くこと」を組み合わせること、そして、力の出し入れのを切り替える際に一瞬「止める」という状態が出来る・・・これでキレが出るとのこと。そして、グループで踊る際にキレが感じられるかどうかは、揃っているかどうか、例えば、腕の上げた際に、その角度が同じかで決まる。
これを物的環境整備に置き換えると、実はほとんどのところはあまり気にしなくていいが、瞬間的なところ、つまり勘所(例えば表示物の角など)がぐにゃっと曲がっていないか、箱が壁に対して曲がって置かれていないかとか、あるいは物の向きが同じ方向を向いている(角度が揃っている)とかである。そして究極は、見る人が感動するかである。
そして、そういう状態でないと「気持ちが悪い」と思うようにならないといけないし、気持ち悪いと感じるよう気付きのレベルを高めないといけない。これからまた、「整頓、整頓」を繰り返し言う日々が戻ってくる(というか、それを言い続けなかったのは社長の怠慢だが・・・)。
3歩進んで2歩下がる・・・それでも繰り返す。習慣化には時間がかかる。でも諦めない。だって一歩は前進しているのだから。
2020.04.26
コロナ対応~今出来ること3~
モリチュウでは、社員との懇親を深めるために「社長飲み会」と称して月に1回グループ毎に懇親会を行っている。
しかし、ご存知の通りコロナで「社長飲み会」がお店で出来ない。そこで、ちまたで「エアー飲み会」とか「WEB飲み会」などと呼ばれるネットでつないでの飲み会を、モリチュウでも行ってみた。
結果的に、初めてという珍しさ、新鮮さもあり非常に楽しく、コミュニケーションも特に問題なくできた。しかし、問題もあった。
一つ目は、チェックイン。これは、飲み会のスタート時に行う、頑張っていることをアピールする1分間アピールタイム。そして1分間ぴったしだったら、1000円ゲット、前後5秒は前後賞で500円というルールになっている(これは社長のポケットマネーから支出される)。通常は進行役が1分間を測りジャッジする。なので今回も進行役の「ヨーイスタート」の掛け声で始まったのだが、カメラの向こうで話している本人は、ちょっとした工夫をすれば時計を見ることが出来てしまう。うちの社員に限ってそんなことはない・・・と思うのはよっぽどの能天気。その証拠に、今回はピッタリ賞1人、前後賞2人(全部で5人参加)。うちの社員は侮れないと感じたと同時に、次回からこの1分間スピーチはやり方を変えないと、ふんだくられると恐怖を感じた。
もう一つは、恒例のジャンケン。参加者は社長飲み会終了時にジャンケンをして、勝った人が1000円もらえるというゲームを行うのだが、ネットでつないで行うと、ジャンケンのタイミングが微妙にずれてジャンケンにならない。故意に後出しをしているのか、ネットの時間差なのかを判断できない・・・。ということで、これは次回からアミダにすることにした。
まぁ、うまく行かないこともあったが、概ね懇親を深めるという目的は達成できた。そしてうまく行かなかったことは、改善していく。こんな時だから色々と新しいことに挑戦をし、学んでいく。今、そんな機会になっていることは間違いない。
2020.04.12
コロナ対応~今出来ること2~
新型コロナウイルスの勢いが止まらない。
もう少し早く収まるかと思ったら、予想以上である。相当の覚悟をしなくてはいけないと感じている。
いろいろ気になるところはあるが、まずは日本国内の感染拡大を止めることが最優先される。人との接触を極力80%減らすようにとの発表もあり、その為に会社として何が出来るかを考えた。まず、工場で働く社員だが、モリチュウの場合、現場は常に換気された状況であり、長時間話をすることもないので、そのまま勤務とした。ただし、昼食は2班に分けて、出来るだけ離れて取るようにした。
問題はオフィスワーカーであるが、明日から2班に分けて、半分を在宅、半分を出勤とした。これを班ごとに1日交替で行う、いわゆるコロナシフトを作成した。状況が刻々と変わる中、本日チャットワーク(主に社内コミュニケーションのしくみとして使用)で係長以上と打合せ。日曜日にも関わらず森の案に対し、全員が意見やコメントを出してくれ、方針が決まった。この辺りのとコミュニケーションスピードと会社に対する協力的な姿勢には感心すると共に本当に頭が下がる。
明日からは、やったことがない在宅組と共同しての仕事。様々な問題が出るだろう。しかし「だから出来ない」ではなく、「どうすれば出来るか」を考える。
このコロナを組織力向上の機会につなげてけると信じている。
2020.03.29
コロナ対応~今出来ること~
新型コロナウイルスの勢いが止まらず、東京都でも不要不急な外出は自粛するよう小池知事より発信された。
また、昨晩は安倍首相が国民に向けてオーバーシュートを避けるべく国民全体の行動についてのメッセージが発生された。これまでも新型コロナに対する対応はそれなりに行ってきたが、さらに危機感は持っていかなくてはと思っている。
さて、これまでモリチュウとして取り組んで来たことは以下の通りである。
まずは、社員の通勤について。実は、多くの社員は近隣に住むんでいるので自転車通勤であるが、中にはバスに乗って通勤をしている方がいる。そちらの方には自転車に切り替えてもらった。また、電車で通勤をする社員には、期間限定で社用車を使っての通勤に切り替えた。中には高速道路を使ってくる者もいたり、また夜間の駐車代もかかるので思った以上に出費がかさんだ。対象社員に普段の通勤状況を確認したところ、思ったより人と接する時間が少ないことが分かった。実は、モリチュウは8時始業なので、普通に来てもそんなに混雑はしていない。つまり初めから時差出勤だったのである。どうしても人混みがある駅を通る社員には個別対応をする。同時に会社の近くに引っ越してくることを促していくつもりだ(一人暮らしは自立心も育ち 自己成長に効果がある・・・が、なかなか頑固で困っている・・・Aさん頼みますよ!)。
あとは、4月から入ってくる新入社員である。やはり電車通勤なのでどうしようかと考えていたが、10時出社、4時退社に切り替えた。就業時間8時間に満たないが、それは家に帰ってから課題に取り組んでもらうことにした。新社会人としての助走期間としては丁度良いかもしれない・・・。今週は、社員の外出を制御する必要も出てくるのだろうか・・・?
状況を嘆くのではなく、今できることに集中していく。それしかない
2020.03.22
パンク!
新型コロナの中、新潟に出張することになった。
いつもは電車で行くが、今回は感染を避けるために車での移動にした。
(電車の方がかえって空いていたと言う話は後から聞いた・・・)。
早起きが得意の私は朝5時には出発し9時前には新潟に着く予定で走っていた。
途中順調に進んでいたが、「好事魔多し」とはこのこと。越後川口の辺りで道路にやや大きめの木片が転がっているのが目に入った。
トラックが前を走っていたので、若干気付くのが遅れたのは否めないが、「まずい」と思い、追い越し車線のほうにハンドルを切った・・・
が、左後輪が木片に触れてしまった。「ガコン!」と結構大きな音がしたのでまずいかなと思ったら、だんだんカタカタカタカタと音がし始めた。
案の定「パンク」だ。
朝7時頃、かつも高速の上なので、まずは自分でスペアに変えてみることにした。
しかし、滅多にやったことがないので、焦った。
「スペアタイヤはどこ?」、「ジャッキはあるの?」・・・などなど。
トランクの中を探し始めたらスペアタイヤすぐに見つかった。
ジャッキもトランク左の隅にあった・・・が、びくともしない。いろんな方向に引っ張ってもなかなか取れない。
「これどうやって取るんだろう・・・」と途方に暮れていたら、分かった。
「あ、そうか。下げればいいんだ!」。ジャッキはアップができるんだから、当然ダウンできる。
普段は動かないように、ジャッキをアップして上部の金物に押し当てて固定しているわけだ。
そんなことも、分からない・・・冷静さを失っているとこんな単純なことも分からなくなってしまう。
そこで私は学んだ。これがもし社員だったらどうだろうか・・・。
なので今後は、環境整備点検(環境整備が出来ているか毎月1回チェックするしくみ)で、車両に関して「スペアタイヤやジャッキアがあるか」をチェックすることにした。
そして、パンクした場合の交換の仕方も経験させないと・・・特にジャッキの取り外し方を!
自ら経験したことなので、これは説得力があると思う。
2020.03.15
臨時託児所
新型コロナウイルスが猛威を奮っている。いつどのような形で終息していくのか、まだ全くわからない状態だ。日本では2週間ほど前から学校が休校となっているのはご承知の通り。
さて、そんな中、モリチュウでも日頃から頑張ってくれている派遣社員Mさんの息子さんが小学生ということで、会社に来ることができなくなる可能性が出てきた。知合いなどに預けることができれば会社に来ることができるが、毎日と言うわけにもいかず困っていた。会社の方針としては、家族優先、お子様優先という方針を打ち出したが、本人曰く、「家族優先という社長の方針はありがたいが、収入も減るのは正直痛い・・・」ということであった。そんな時、うちの社員が何気なく「じゃあ、お子さん、会社連れてきちゃえば」と言ったらしい。実は私もそれが可能であればその方がいいと考えていた。ということで、お子様連れでの出社をOKとした。仕事に影響が出るかなぁと考えていたところ、他の社員からも全く問題ないとのこと(もちろん、その子がとても良い子だからということもあるが)。やってみるもんだなぁと正直感じた。
環境が変わると自社も様々な変化をしなくてはいけないが、今回お子様と一緒の出社というテストケースができたと考えると、とても良い機会となった。正式に託児所としての機能を持たせるにはいろいろと許認可など大変なのかもしれないが、自己責任の範囲という約束が出来れば、目の届くところにお子様がいての仕事もOKである。そういう意味で、今後の働き方の多様化という社会的な動きに対して一歩踏み出せたと感じている。
そして、モリチュウに「やってみてから考えよう」という文化があってよかったと思う出来事であった。
2020.03.02
野地さん
今日は、長年モリチュウに勤めてくれた職人さんのお通夜だった。
余りにも急なことで、私たちもびっくりしたが、1番びっくりしたのは本人ではないだろうか。
東北出身の野地さんは、いつもニコニコでなつっこい。東北弁て繰り出すダジャレは、時に笑えなかったり、難解なこともあったが、それを含めて笑いを振りまいていた。
そしてとにかく働き者。朝早く来て仕事の段取りをする。「納期は絶対に守る」という姿勢は、柔和な日常からは想像できない執念を内に秘めていたのだろう。それは責任感と仕事に対する誇りに他ならない。
環境整備点検(月1回、環境整備ができているかを確認するための行事)の時、本人が病院のためお休みの時も、わざわざ準備のためだけに朝来てくれたりしていた。
経営計画発表会(年に一回、経営計画を発表する行事)の懇親会では、はにかみながら手品やどじょうすくいを披露してくれたりした。
モリチュウの経営の舵を大きく切る際に、年齢的に大きな環境の変化を受け入れるのは相当大変だったと思うが、理解してついて来てくれた。だから、今のモリチュウがある。
このような、慕われる性格だから、多くの社員が見送りに足を運んでくれた。やっぱり笑顔と一生懸命さは人を惹きつけるんだなぁ。「スマイル0円」なんてあるけど、本当はこれは'Priceless'。
野地さん、長い間ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。ゆっくり休んでくださいね。
2020.02.10
売上を逃さない仕組み
先日靴を購入した。いわゆるビジネス用の革靴と普段履くデッキシューズ。
あるお店(ビジネスシューズ):
森:「これほしいのですが、26cmありますか」
店員さん:「承知しました。少々お待ちください(在庫を調べにいく)。(5分ほどして)申し訳ありません。生憎在庫を切らしております。お調べをしてご連絡をさせていただきます。」
森:「分かりました。ではお願いします。ちなみにお支払いは・・・?」
店員さん:「もし在庫がなかった場合後の処理が大変なので、お買い上げをいただいたときで結構です」。
森:(オレ別の店で買っちゃうかもしれないよ・・・)
別のお店(デッキシューズ):
森:「これがほしいのですが、26cmありますか」。
店員さん:「承知しました、少々お待ちください(スマホでシューズについているQRコードを読み込み、念のため現物の在庫を確認・・・3分ほどして)申し訳ありません。生憎在庫をきらしております。ただ、他店にありますので、そちらから取り寄せが可能です。2日後にはこちらに来ますが、御来店されますか、それとも直接お送り致しましょうか?」
森:「送ってくれるのであればその方が助かるのですが・・・」
店員さん:「では、そういたします。あっ送料は無料ですので。ではお会計はこちらでお願いします」。
後者はお気づきの方もいるかもしれないがABCマートである。
その場のチャンスを逃さず、売上をあげる靴屋さん。
その場のチャンスを生かさず、売上の機会を逃す靴屋さん。
専門店の常識、百貨店の常識。
在庫管理の差・・・環境整備と社員教育と仕組みの差。
学ぶことは多い
2020.02.03
お賽銭もス〇ホ?
お賽銭もスマホ?
ついこの間お正月だと思ったら、もう2月。月日の経つのは早いなぁと感じる。
さて、中国での新型肺炎の状況が気になる所だが、その中国でのITの発達がすごいという話
をよく聞く。特に深圳の発達はすごいらしい(実際に行ったことはないが)。
深圳には行ったことがないが、大連には定期的に行く。
前回大連に行った時、ブログに「お店(飲食店)にメニューがない」という話を書いた。QRコードを読み込むとメニューがスマホに表示され、そこからネット経由で注文をするという流れである。別の日にいわゆる「市場」で干し葡萄を買った時も、決済はスマホであった。電子マネーが常識となっている中国では「物乞い」もスマホでお金をもらっているとのこと(大連の弊社スタッフの話)。真偽の程はわからないが、さもありなんという感じである。
さて、その中国では今春節(お正月)が終わろうとしている。中国にお賽銭の習慣があるかわからないが、日本ではお正月に神社に初詣に行くと、お賽銭を入れる。電子マネーが常識になってくると、そのうち、お賽銭もスマホでピッとなる時代が来るのかもしれない・・・なんとも興醒めな気もするが・・・。
最後に、新型肺炎の猛威が早くおさまり、罹患している方の速やかな回復を祈念いたします。
2020.01.27
ワークライフバランス
最近、ワークライフバランスが大事とよく言われる。
しかし、なんかピンと来ない・・・違和感を抱いていた。私生活を大事にし、そのために場合によっては仕事より優先すべきといった印象があったからだ。更に、「時短」や「働き方改革」という言葉と相まって、「仕事=悪」、「頑張って一生懸命仕事をするのはバカみたい」のようなイメージを抱いている方もいるのではないかと思う。しかし、日本は資源もない国、日本が世界の中で勝って来たのは、高い教育レベルと勤勉性であると昔から言われている。これを失ったら戦えなくなるのではないか・・・。
そこで改めてワークライフバランスを調べてみると、少しニュアンスが違っていた。
ワークライフバランスを一言でいうと、「生活と仕事の調和・調整」。
これは、「生活と仕事のどちらを重視するか」とか、「仕事ととプライベートの生活はきっちり分ける」という取捨選択するものではない。
・生活の充実によって仕事がはかどり、うまく進む
・仕事がうまく行けば、私生活も潤う
つまり、ワークライフバランスは、「生活と仕事を調和させることで得られる相乗効果・好循環のこと」ということになる。
(BOWGL by Bebefit One の資料を参照)
先日、日本経済新聞の私の履歴書の中で、鈴木茂晴氏が「ワークライフバランスという言葉をよく耳にするようになったが・・・私がやってきたことは、いわば『ワークハード、ライフハード』だと書いていた。その通りで、仕事も、私生活もハードに頑張った上でバランスがとれているのが最高なんだと感じた。「ワークハード、ライフハード」で充実した時間を過ごしたいものである。
2020.01.19
理屈主義
先日、少子化対策についての新聞記事が出ていた。
国も出産費用の負担軽減や育児休業や時短の推進などの政策など、様々な少子化対策をしているが、正直どうもピンと来ない。なぜかというと、そもそも「子供を産みたいかどうか」が重要だと思うからだ。
少子化問題の根本にあるのは、個人的に考えると最近蔓延する理屈主義(こんな言葉があるか分からないが森が勝手に付けた)が原因のような気がする。理屈主義とは「何でも理屈で考える主義」のことだが、例えば「人殺しはいけない」ということに対し「何で人を殺してはいけないのか、その合理的な理由を示して欲しい」という考え方である。しかし、他人の命を勝手に奪ってはいけないのは当たり前である。その当たり前のことをなんでもかんでも理由づけをしないと気が済まないのが理屈主義である。
少子化について言えば、「なぜ結婚し、子供を作らなくてはいけないのかと」理屈で考えることになる。しかし考えるまでもなく、子孫を残すというのは生き物として当然のことであり、大きな意味をもっていること。このことはNHKの「ダーウィンが来た」で数多くの求愛シーンが放映されていることでもわかる。勿論様々な理由で子供が欲しくても出来ない方もいるが、それは別の議論論である。
人間は動物であり、自然界の一部である。なので自然の流れを理屈で解釈することには無理がある。実は少子化対策のみならず、世間に蔓延する変な理屈主義を排除することは、デジタル社会の中でとても大事だと感じている。
會津藩校で教えていた10の掟の最後には「ならぬものはならぬものです」とある。ここに理屈主義は一片たりともないのである。
2020.01.12
自立
最近は「パワハラ」という言葉が市民権を得て、会社が社員に対し厳しい指導をしづらくなっている。勿論相手を精神的に追込む陰湿なイジメや体罰はNGである。しかしある程度の厳しい指導は時には必要であるはずだ。
今はあまり聞かないが、ライオンは子供を崖から突き放すという有名な話がある。いつまでも過保護に育てると自分で獲物を取れなくなるからだ。他の動物たちも同様な親離れの儀式があり、自然界では普通のことである。
であれば、人間もそうではないだろうか。「可愛い子には旅をさせろ」や「若い時の苦労は買ってでもしろ」など昔から言われ続けている格言がある。誰しも苦労はしたくない。しかし昔からの格言ではそれをお金を払ってでもする様にと言っている。
もし、社長が社員に苦労をさせなかったら、そして過保護に育て過ぎたら会社の為にならないし、何より本人の為にならない。自分で稼ぐことが出来ないようにしているのだから。なので、時には突き放すことが大切だ。社員が質問や相談にこない限り放っておく。「どうしましょうか」と相談にきたら、「自分はどうしたいの」と突き放す(これは崖から突き落とすのと同じこと)。ヒントは与えたとしても、社長が自ら手出しをしないことが最も社員を成長させることなのだ。時には敢えて失敗させる。社長にその度胸や胆力があるかどうか・・・ある意味、社長が意識的に無責任になることが結果的にプラスになるのである。
自立とは、自ら立つということ。つまり稼げる人になるということ。私は社員に「みなさんに嫌われたって全然構いませんから」と公言している(本当は好かれたいのですが・・・)。それは、とりもなおさず、自から考え行動する自立した社員を1人でも多く増やしたいからである。
2020.01.06
新年とは何か?
新年が明け、令和二年が始まった。
今年がどんな年になるか、どんな年にするか、ワクワクしている方も多いと思う。
しかし、よく考えてみると、新年とはいえ1日は1日で地球が回っただけで、新年の1日が25時間あるとか、日が沈まないというのであれば別だが、自然界において特に何か大きな変化があるわけでもなく、新しいことがあるわけではない・・・。
なのに、世界中で新年を祝う・・・これには理由があるのではないだろうか・・・と考えていると、
ふと合点がいった。そうか、人間には「節目」が必要だということだ。
「節目」とはいいかえればリセットをするということで、今までのことはさておき、
これから頑張ろうと「未来志向」に頭を切り替えることができる機会である。
言い換えれば、リセットする仕組みが「節目」であり1年間の大きな節目が「新年」なのであろう。
これを先人たちは自然発生的に分かっていたのであり、だから新年を祝ったのである・・・きっと。
日本には、この節目が沢山ある。いわゆる節句というのものだ。
春夏秋冬でという四季があることも関係はしているが、同時に日本という土地で生活をするのには
大変な苦労が伴い、節目節目で切り替えが必要であったのだろう。
そして節句毎にハレの機会である「祭り」を行ったりしてリセットをしていたのではないだろうか。
そう考えると、たかが新年とも言えるが、やはり「されど新年」なのである。
この大きな節目を機会にリセットをし、気持ち新たに前に歩みを進めていこうではありませんか。
2019.12.29
年の瀬に思うこと
歳を取ると物忘れが多くなるという。それは悲しいことである、残念なことであるように思える。
が、本当にそうであろうか。12月に入り、忘年会を数多くされた方もいるであろう。その忘年会は文字通り「忘」という字が使われる。まさに忘れることを奨励している会である。そしてそこには理由があるはずである。
そしてドイツの心理学者、エビングハウスは人間がどのように忘れていくかを「エビングハウス曲線」を使って伝えている。様するに人間が忘れていくのはしょうがないと言っている。また、人間は忘れないと生きていけないということも聞いたことがある。なぜなら過去のいやな事をいつまでも覚えていたら、人類全員がウツになってしまうからである。
過去は変えられないというのは事実で、いくら「タイムマシンにお願い」をしたところで、非現実的であることは疑問の余地はない。そうでれば、過去の様々な失敗などにこだわっていてもしょうがない。いやな事は「いっそセレナーデ」でで忘れてしまう方が未来志向である。
年の瀬を迎え、2020年まであと数日、2019年から学ぶことは必要だが、余計な瑣末なことは忘却の彼方に追いやり、明るい2020年を思い描こう。そして、もの忘れが多くなったとしたら、それは「より過去に囚われなくなった」ということに他ならず、それだけ未来志向になっていると考える方がよっぽど健全だと・・・私は思うのである。
これは、「記憶の整理だ」なんて事を考えている年の瀬・・・素敵な2020年になりますように・・・。
2019.12.22
時代の流れに思うこと・・・
先ほどカミさんと話をしていたら、今日小さい子が「えーっとなんだっけ、昭和だっけ?」と言っていたと聞いた。今年は平成から令和に移ったわけだが、これで私も昭和、平成、令和と3つの年号を経験することになる。自分が子供のころは2世代前は明治。祖父母が生まれたのが明治なのでとても親近感がわく。そして明治は、近代日本が築かれた時代。そこには誇らしげな気持ちも感じる。では、これから生まれてくる令和生まれの子共たちにとって、昭和はどのように映るのだろうか、そして彼らにとっての明治はどうなのか・・・と思わず考えてしまった。
それにしても昭和と一言で言っても昭和初期と後半では全く時代の様相が違う。まさに大きく変化をした時代だ。では今は大きく変化をしていないかというとそんなことはない。まさに大激変の時代である。そしてそれをけん引しているのはデジタル技術である。デジタルの特長はスピードであり、そこにはコピ&ペイスト(いわゆるコピペ)が可能であるという背景がある。生き物でさえコピーが出来る時代となると、根本的に考え方も変わってくる。倫理的にNGと考えるのか、時代の流れと考えるのか・・・。
今日ラジオを聞いていたら、ボイジャーのゴールデンレコードの話が出てきた。 ボイジャーは1977年(昭和52年)に打ち上げられた無人宇宙探査機。そこに宇宙人に向けたメッセージが録音されていた。そしてその内容は各国55の言語の「こんにちは」であったとのこと。今だと、何に収録されるのだろうか。
2019.12.15
昭和歌謡に思う
昨日偶然車の中で、昭和歌謡のタイトルについての番組を聞いていた。確かNHKだと思う。
その中で、ピンクレディの「渚のシンドンバッド」や郷ひろみの「よろしく哀愁」、山本リンダの「どうにもとまらない」などのタイトルがどのように作られて来たかの秘話が紹介されていた。これがとても面白かった。例えば「よろしく哀愁」。郷ひろみは「陽」のタイプの歌手だが、「陽」の曲が続きすぎたので「陰」の曲を入れてイメージの幅を広げたいというプロデューサーの狙いがあって作られたとのこと。しかし哀愁だけが強調されるのもどうかということで「哀愁」という陰の言葉と「よろしく」という「陽」の相反する言葉を組み合わせているとのこと。そしてこれは決して英語には訳せない独特の日本語表現だと言っていた。いずれにしても各タイトルにはヒットに結びつけるべく、したたかな狙いがあったとのこと・・・深い。
昭和歌謡の素晴らしさを再発見した私は、 その後Google Musicで昭和の曲を聞いてみた。そうすると出てくる出てくる懐かしい曲。そして聞き進めていくうちに気がついた。昭和の曲は目の前に情景が広がる。ユーミンの曲を聞いているとその歌詞から情景が見えて来る。太田裕美の木綿のハンカチーフでは、都会に行ってしまった彼との別れを明るく歌い上げる中に、深い悲しみが伝わってくる。目頭を熱くなる。この詞を作ったのはあの松本隆、そう松田聖子の名曲赤いスイートピーの詞を作った方である。そんな昭和の曲を聞いているうちに偶然見つけたのが、名前は聞いた事があったが実際には聞いた事がなかった、サディステック ミカ バンド。これは昭和歌謡とは別の意味で衝撃的。今から30年以上前にこんな曲を作っていたのか・・・スゲー!・・・と、なんかよく分からないが、妙に興奮し嬉しくなったこの週末であった。
2019.12.08
実行計画作成に思う
一昨日、会社の実行計画を作成した。
実行計画とは半期に1回、今後半年間自分たちの部門をどのように改善していくかの計画であるが、この作成はモリチュウの年末の恒例行事である。毎年12月の第1週目に泊まりがけで作成し、完了しないとその後の忘年会に参加できないので、皆んな必死で作成する。
実行計画は、社員を経営に参画させるボトムアップのしくみである。自分たちで決めたことであれば能動的に実行してくれるはず・・・というのがその理屈でもある。なので、実は社員にとって楽しいはず・・・と思うのは経営者だけかもしれない。
実は、社員たちはなかなか計画が作れない。決められないのである。なぜなら、決めるというトレーニングがなされてきてないし、間違いを恐れている。実は計画なので正解はない。うまく行くかもしれないし、行かないかもしれない。それでいいのである。何故なら上手くいかなかったら修正をすればいいだけの話。そして修正計画を自分たちで考える事でまた成長できるのである。
私が学生の頃も自分で考える力が落ちていると言われて来たが、テレビゲームが出始めてからよりその傾向が顕著になっている。なぜならテレビゲームは答えが用意されている典型だからである。答えが用意されていることに慣れている人たちにとって、自分で課題を設定し、それを解決をしていくのは難しい。しかし、その過程で必ず出てくる「決定」というプロセスを経験することで、社員が成長するのだ、と信じている。
2019.12.01
もっと派手な服装を!
今日、日曜日の日課になっているスポーツジムに行く時のことである。
駅の反対口に行くので階段を上がって行ったら、お年寄りの方々が集まっていた。
何かのツアーなのか・・・遠方に行くのではなく地元のツアーのようである。
よく、市内で開催される歩け歩けツアーみたいな感じだろうか。
ツアーの先導役の方が色々と説明をしていた。
そのお年寄りの集団を見て思ったのは、来ている服装が余りにも暗いということである。
黒、グレー、茶色中心の防寒着を来ているせいであるが、いかんせん暗い。
そこで、私は声を大にして言いたい。お年寄りの皆さん、赤とか、青とか、黄色とか、
あるいは、ショッキングピンクとか、もっとど派手な色の服を着ましょう。
そうすればもう少し日本も明るくなるのではないでしょうか。
2019.11.24
お茶の世界に見る環境整備
先日、新宿にある京懐石柿傳で茶懐石を楽しむ機会があった。
これはあるグループの家族会であったのでだが、私と一緒に設営をした後輩が
お茶を趣味(いまや趣味の域を超えているかもしれないが)でやっている関係で、
ここの会場が選ばれた。
そしてせっかく茶懐石をやるのであれば、その前にお手前を振る舞おうということになるのは当然の流れであった。
さて、そのお茶を立てていただく間、先生の動きをじっと見ていた。
既に湯が沸いている。お茶の粉も準備されている。お茶碗もある。
お茶を立てる人の動きは、必要最小限の動き。そして決して早い動きではない。
焦ったところは感じられない(ちなみに緊張感はあるが)。しかし正確な動き。
準備が整い、一つ一つの動きの順番が決まっている。
無駄のない動き、そしてそれを正確に行う。
その時思った。これぞ環境整備が出来ている状態。
なるほど、あらるゆ作業はお茶の世界をイメージして行うべきではないか。
そうすれば、多くの無駄がはぶけ、落ち着いて仕事ができるはずである。
そして大事なのは、それができるようになる為の準備と繰り返しの練習なのである。
2019.11.17
珈琲店
椿屋珈琲店の池袋店に入った。
土曜日の4時であったが、ほぼ満席である。
私が入った時には3組ほどの空席待ちがあったほどである。
この珈琲店はコーヒー一杯1000円お店なので決して価格的には安いとは言えない。
しかし、これだけ多くの人が入っていることを考えるとやはり価格ではないない何かがある。
ひとつは池袋駅からほど近いというその立地であるろう。
しかし本当の価値は大正浪漫を感じさせる店づくり、メイド風の店員さんの衣装、器はすべてロイヤルコペンハーゲン、紅茶のポットには保温用のカバーをかけてくれる・・・といった高級感とサービスであろう。この辺りの徹底ぶりはブランドとして圧巻である。
そして、客層を見ると若い人はそれほど多くない。どちらかというと年齢層は高い。
またデートに利用をしているカップルも数組見受ける。
顧客ターゲットを明確にしているのも、繁盛をしているポイントであろう。
一杯200円でコーヒーを提供するお店もありながら、1000円のお店もある。
5倍の差を埋める価値があれば人は集まる。価格はお客様にとって大切な選択肢である。
しかし価格だけではない価値を提供できるか、そしてそれをお客様が感じてくれるかどうか・・・。
ビジネスの広がりは無限であると感じた週末であった。
2019.02.28
PCネットワーク
最近、パソコンのネットワークがうまくつながらないという現象が起きていた。
今やネットワークはインフラである。つながらなくては仕事にならない。
しかし社員はネット環境が遅くても関係ない。なぜなら時間でお金がもらえると思っているからである。中には残業代稼ぎという不埒な奴が出てくる可能性もあるが、それは経営者の責任。そうは問屋が卸さない・・・ということで早く対策を!と言うことになる。
ネットワークの世界は複雑怪奇である。様々な要因が絡み、どこから手を付けて良いか分からない。なのでこんがらがった糸をほぐすように一つ一つ調べていくしかない。ということで業者の方に協力していただき調べてみると、Wi-Fiは問題ないが、有線に問題がある事が分かった(社内では、Wi-Fiと有線と両方を使っている)。
有線では、何かの理由でどこか一か所「ひっかかり」があると、その先全てが「ひっかかり」状態となってしまう。つまりそこがボトルネックとなってしまう訳である。そしてネットワークが継ぎ足し継ぎ足しで来てしまうと、余計どこがボトルネックか分からなくなってしまう。
「うーん、環境整備が出来ていない!」・・・と言うことでネット回線を全てスッキリし、配線図も作成する決定をした。ルーターも早いものに切り替える。
これで働き方改革推進である。そして仕事をしているフリをしている社員もいなくなる・・・はず(笑)?
2019.01.26
スピード
「スピード」が大事であることは論を待たない。特にネット社会とデジタル化の流れで更にスピードが速くなり、人類の忍耐力も年々落ちている。
スピードアップの秘訣は「すぐにやる」ことである。しかし、多くの場合はすぐにやることが出来ない。なぜならば、その前にやることがある、あるいは溜まっているからだ。
なので、理想的には前の日に、全ての仕事を終わらせることが出来れば問題解決である。しかし、現実的には前の日に全ての仕事を終わらせるのは難しい。理由は、やるべき仕事が多すぎるからである。これは、前向き積極的に頑張る人の特徴である。
そうなると、やる仕事を少なくすることが大事。前向き、積極的であることは大事であるが、だから沢山の仕事を詰め込むことが良いという常識を捨てなくてはいけない。実際、あまり仕事をしない方がスピードが上がる。感覚的に午後3時までに終わる程度の仕事をし、あとはその日のまとめをしたり・・・やりきれなかった仕事をしたり。そしてそれなりの時間で全ての仕事を終わらせる。そうすると、翌日は何かあっても「すぐやる」ことができる。
要するに「ふん詰まり状態を作らない」ことがスピードの最重要ポイントである。なので、精いっぱい働かない。そして負荷が多ければ、人も入れて、負荷を減らす。そうすることでスピードが増す。結果お客様の満足度も上がる。
人間の体と一緒。何事も腹八分目が良いのである。
2019.01.25
クレーム
今回、久しぶりにかなり厳しいクレームをいただいた。
これに対しては全身全霊を込めて対応をすると同時に、二度と同じことを発生させないようにしていかなくてはならない。まさに身の引き締まる思いである。
クレームの原因の一つは、成果物に対する認識の違いである。なので、「成果物はこれですよ」と認識を共有しておく必要がある。そして、お客様にとって分かりにくい、あるいは誤解されやすいと思われることは、先んじてこちらからお話をし、理解を得ておく必要がある。
そして、クレームがこじれてしまう主な原因は、対応スピードが遅いことである。遅い原因は、
1.相手が何を求めているか(問題の本質)をしっかりとヒヤリング出来ていないため的外れな対応をしている。
2.適切なタイミングで上司に相談をし、アドバイスを仰いでいない。
3.クレームをクレームと思っていない。
などがある。
実は、アドバイスを仰ぐにしても、問題の本質が理解できていないと、アドバイスをもらうポイントがずれてしまう。クレームをクレームと感じていなければ、焦らないし、当然スピード感もなくなる。そしてここには「責任感」という最も大事で、最も植え付けることが難しい事項が介在する。
いずれにしても、「クレーム発生の責任は社長にある」。なので、誠心誠意解決に力を注ぎ、再発防止に努める。それしかないのである。
2019.01.24
内定者飲み会
今日は内定者との飲み会であった。
ただの飲み会ではない。内定者達が勝ち取った飲み会である。
実はモリチュウでは、内定は毎週土曜日の午前7時に「仕事ができる人の心得」(小山昇さんの書籍)の感想をボイスメールで入れることになっている。しかし、大学生にとって週一とは言え、朝7時にボイスメールを入れるのはしんどい、
そこで、3回連続3人(今年は3人の内定者がいる)がぴったり7時に感想を入れたら焼肉をご馳走すると伝えた。そしたら、何とすぐに3回連続を達成し、焼肉を勝ち取ったわけである。
モチベーションアップの一つの秘訣はニンジンをぶら下げること。なので本来は最初からあまり良いお店に行かない方が良いと考えていたが、以前にすでに川口駅キュプラ広場にある「高麗亭」に行くと私が言っていたらしく、少々勿体ないと思いながら、今更変更するのは格好悪いので、行った、
結果、まず焼肉は美味しかった。美味しいと話も弾む。結果、内定者同士のつながりも更に深まった。
このようなコミュニケーションの機会を作ることは大事。そして会社に対し、より馴染みを持ってもらう良い機会となっている。
「今日はとことん行きますか」と勝負と挑む内定者のAさん
「いいですよ、行けるとこまで行きましょう」と答えるYさん。
「エー、俺介抱するのはいやだなぁ」といいながら、楽し気なNさん。
今年4月からは社会人。今はとことん羽目を外し、暴れてほしい。それが今後の大事な経験となるのだから。とても頼もしい内定者3人であるが、いかにしっかり育てていくか。そこが社長と幹部の腕の見せ所である。
2019.01.23
150回記念
本日は早朝勉強会であった。そして今日は150回。
早朝勉強会は週2回、年間24回。そう考えると、単純計算で通算で6年以上。
実は以前は月1回だったこともあるので、実はおよそ8年は続けている。
テキストは小山昇氏の「仕事が出来る人の心得」である。
今日はその中の「円満」というキーワードの解説をした。
テキストの中にはこのように書いていあった。
「自分が悪かったと言える家庭(会社)です」。
先日も、「自分が正しいとは限らない」と考える習慣が大事だということ書いた。
そして、それが「円満」の秘訣だということを小山氏が看破している。
円満は、言い換えるとコミュニケーションが良く風通しが良いということ。
自分が悪い時には自分が悪いと素直に言える、その素直さが大事である。
毎回、様々な気づきを社員に伝えているが、実は最も学び、最も気付きを得ているが自分である。
そしてそれ以上に、聞いてくれる社員がいるということは幸せである。
2019.01.22
すぐやる
先日、京都のT社に環境整備点検を見に行った。
その時の話である。
社長が、パートの方に、「○○さーん」と呼ぶと、「はいっ」と言って飛んできた。
「窓のここが汚れているんだよねぇ。ちょっと残念やなぁ」と言うと、
「あー、分かりました。すぐに奇麗にします」と雑巾を取りに行き対応した。
何気ない話に聞こえるが、実はこれは素晴らしいことである。
これが自社の場合だと
「はい」と返事はするが、その場では決してやらない。
やったとしても、そのままほっといて数日後に行う。
あるいは、やり忘れてそのままのことも多い。
そういう意味では、このパートさんの対応は「神対応」である。
社員の方ではなく、パートさんであるといところもすごい。
会社の文化の違いをまざまざと見せつけられた瞬間であった。
自社を見てみると・・・「まだまだだな」と感じる。
先は長い。
2019.01.21
メンタルタフネス
錦織が勝った。
全豪オープンの4回戦、相手はカレーニョブスタ。
毎回ハラハラさせられるが、今回も2セットダウンから逆転。
最終セットがタイブレークで10-8で勝利。
しかし、その前が5-8で3ポイント差で負けていた。そこから5ポイント連取。
そして、最後サービスエースで決める。しかもノータッチ
かっこよすぎる!
5時間を超える死闘。
普段はあまりテレビで見ないが、今日は思わず見てしまった。とにかく感動した。
ウーン、ベタなブログであるが、とにかく感動した。
メンタルタフネス。最後まであきらめないことの大切さ。
勝つまであきらめないメンタルの強さがあるか・・・である。
どなたが言ったか・・・?
「私は負けたことがない、なぜなら勝つまであきらめず、続けるからだ」
勇気をもらったすごい試合であった。
2019.01.19
「分かっている」という危うさ
何かを言うと「あーそんなことか、分かってる」とまともに聞かない人がいる。
以前も「整理整頓」のことを話していたら、「あー、2Sでしょ」といかにも分かったようなことを言っていながら実際には何もしていない人がいた。そして、当然現場は2Sからほど遠い状態であったことを覚えている。
また、かつて社長になる前に、ある社員から「あいつはどうせ何も分かっていないから」と言われたことがあった。実は、その人は正しい。なぜならば、私は当時何も分かっていなかったからである。それ以上に今でも分からない事は山ほどある。ただ残念なことに、そう言った人は、自分は全て分かっているような口調で常に語り、その為上から目線であり、お客様や協力会社を怒らせ、社員ともコミュニケーションを取れない人であった。そして基本謝らない。
「自分が正しい」と思う人と「自分が正しくないかもしれない」と思う人。基本的な考え方の差は大きい。「自分が正しい」と思っている人は実は間違っていてもそのことに気が付かないし、指摘をされても受け入れないので学べない。結果向上できない。
「無知であることを知っている点において、知恵者と自認する相手よりわずかに優れている」と言ったソクラテス。「無知の知」は正に至言である。
2019.01.18
マニュアル
仕事をスムーズに進める上で大切なのは業務の標準化。標準化は効率アップにつながる。つまりマニュアル化が必須と言える。マニュアルと言えば、マクドナルドに代表されるファストフードであり、最近では似たようなことで「仕組み化」が言われており、「無印良品」が有名である。
なので、マニュアルを作らないといけないが・・・そこで満足をしてはいけない。実は「マニュアル通りにする」ことがとても難しい。なぜならば、どうしても自己流を入れてしまう。これは「能力のある人」ほど陥りやすい罠である。「この方がうまくできるんじゃないか」とやってみるが、初めてのことを自己流でやるとだいたい間違える。素直な人はマニュアル通りに行う。実はその方が能力が高いとも言える。
更に大切なことは、「マニュアル通りに行われているかチェック」し、更に更には、マニュアルを更新をしていくことが大事なのであるが・・・言うは易く、行うは難しである。
2019.01.16
幹部飲み会
今日は「幹部飲み会」であった
これは幹部との「定期的な飲み会」で課長以上と一対一での飲み会である。
飲み会で聞くことは、「何か問題はないか」、「困っていることはないか」、「部下の状況は問題ないか」・・・といったことである。なんか社内を探っているようにも見えるが・・・実際、結果的にそうなっている可能性も高い。
なので、すべて正直に話をしてくれるかというと、そうしてくれるかもしれないし、話さないかもしれない。それでもそういう機会を作ることは大事である。少しでもそういうことが伝わってくれば、早い段階で問題解決できるかもしれないし、モヤモヤがスッキリするかもしれない。これはお互いにWIN-WINである。そして、最終的には幹部との信頼関係である。
もう一つは社長が今何を考えていることを語る、そして夢を語ることである。最悪は「あーでもない、こーでもない」と文句を言い続けることである。これだけは絶対に避けなくてはいけない。今日は、「こうしたい、こうなりたい、だから一緒に頑張ろう」と熱く語った。昨日のT社の社長の影響もあるが、聞いていた幹部も暑苦しい感じであったかもしれない。しかし「暑苦しいかもしれないけど」と前置きをているので、分かってくれていると思う。少しでも社長の本気度が伝わればよいと思う。
2019.01.15
必死の覚悟
今日は、京都にあるT社の経営計画発表会に参加した。
感想は一言、「圧巻」であった。何がそうであったのか?
それは、参加している社長、社員とも全て「声がでかい」ということである。
「へっ?」と思う方もいるかもしれない。「発表の中身じゃないの?」という方もいるかもしれない。
勿論、発表の中身も素晴らしいが、それ以上に「声がでかい」。つまり気合が入っているのである。
今の時代に「気合?」と思うかもしれない。確かに「カッコいい」とは言えないし、どちらかと言うと「泥臭い」。勿論、それが嫌いな人もいるかもしれないが、そういうニヒルな人を、私は好まない。そんな事より、気合をいれ、必死に大きな声を出している姿を見ると感動する。そう、それが人を感動させるのである。
なぜ感動するのか。先日「とある上手な演奏を聞いた話」ところでも書いたが、要するに「本気度」である。しかし今、本気になりにくい時代になっている。本気になれば、熱血指導になるし、怒ることもある。しかし、そうすると簡単に「ハラスメント」と言われてしまう。なので、経営者や上司が腫れものに触るような指導をせざるを得ない風潮になる。こんなことでは本気のぶつかり合いは出来ないし、上辺だけのコミュニケーションしかできない。それでは、あまりにもは寂しすぎる。それ以上に強い組織は決してできない。
お互いが本気になるためには信頼関係が必要である。真に社員を幸せにする覚悟があるのであれば、そして組織を強くするのであれば、社員との信頼関係を「必死」に構築し、そしてトップが本気になるしかない。それは「必死の覚悟」であるべきなのである。
今日はそのエネルギーをいただいた。K社長に心より感謝したい。
2019.01.14
日本のITインフラ
昨日の日本経済新聞の社説に以下の様な記事があった。
「公立小中高校の普通教室で無線LANが使えるのは35%」というのである。来年から小学校でプログラミング教育が必修になる。論理的思考能力を養うのが目的ではあるが、足元がこの様な状態では心もとない。どんなに子供たちの能力があっても、Wifiが来てなくちゃどうしようもない。世界のIT化がどんどん進む中でこのような状況で本当に良いのかと正直思う。
そんな中、こんなことを思い出した。大学時代にアメリカで勉強をした際にCS(Computer Science)の授業があったのだが、教室には一人一台体制でパソコンがあり、エクセルなどの使い方を勉強していた。その時日本はバブル絶頂期であったが、大学には一人一台体制でパソコンは無かった。逆にアメリカはまるで勢いがなかったが、そんな時に次の技術の基盤はコンピュータであると看破し、ソフト面、ハード面ともにインフラを整えていたのである。つまり今でいうIT化をしたたかすすめていた。
そして、前述の無線LANについて・・・アメリカでは当然だが、中国やベトナムなどでは、どんな小さなコーヒーショップでも必ず無線LANがフリーで使える(そしてそうでないと客に見向きもされない)。日本はどうだろうか?未だに無線LANのないお店がいかに多いことか。ちなみに決済については、中国ではちっちゃなボルト屋さんでもスマホで出来る。
日本は技術も高齢化しているのではないかと、非常に危機感を感じる。チコちゃんではないが「ボーっ」としている場合じゃないのである。
2019.01.13
Google home2
昨日の夜はブログをアップできなかった。
なぜならば、Google Homeの設定を息子と行っていたからである。
先日、「Google Home」を購入した話を書いた。しかし、「『ノリのいい曲をかけて』と言うと、『アシスタントとの接続云々』と言ってどうもうまくできない」状態であった。そこを何とかクリヤーしないとGoogle Homeを購入した意味がないので、「なんとかしなくては」と悪戦苦闘をしていた。
いろいとやっている内に分かったことが一つある。Google Homeとアイフォンの設定を勧める際に、同じWifiにつながっていなくてはいけないということである。よく家のWifi が「a」と「g」に分かれているが、Google Hpmeが「a」でアイフォンが「g」だと設定が上手くいかない。そんなことに気が付きながら、色々いじっているうちに、何か出来るようになってきた。そして、「最新のニュースを教えて」というと「ヘッドラインニュースJ-wave」が流れるようになり、「星野源の曲をかけて」と言うと、「星野源」の曲をかけてくれるようになったのである・・・。
普通であれば「やった!」となるのであるが・・・実はなぜ出来るようになったのか摩訶不思議で、本当のところよくわからない。なのでなんか消化不良状態なのである。更に、スケジュール管理なども出来るようであるが・・・まだまだ先が長い。
そんなことをやっていたので、昨日はブログを書く時間がなくなってしまったのである。ちなみに頼みの綱の息子はほとんど役に立たなかったが、まぁヒントはくれたので良しとしよう。
2019.01.11
バックキャスティング
年の初めにおみくじを引く人は多い。
今年1年がどうなるか、「神のみぞ知る」なのだが、であれば神様に聞いてみようというのがおみくじと言うべきか。
今を起点にして将来どうなるかを予想することはフォーキャストという。天気予報のことを「ウェザー・フォーキャスト」というのは今を起点にして明日の天気はどうか、を教えてくれることである。
しかし、この考え方では物事がうまく進まないことが多い。実際はバックキャスティングなのである。つまり、将来の理想とする姿から今をみつめ、そのギャップを埋めるためにどうするかを考えるという思考プロセスである。
更に問題解決の進め方もバックキャスティングでないといけない。つまり、相手が何をもって「解決」とするかを共有し、その「解決」ために何をどうするかを考えて進めないといけない。そうしないと、いつまで経っても問題解決せず、堂々巡りとなってしまう。お互いの向かうべき方向が違っていればボタンの掛け違いが続くのは自明の理である。一見この当たり前のことが実は出来ていない事が多い。
なので「バックキャスティング的思考プロセス」は非常にパワフルであり、ロジカルシンキングの基本なのである。
2019.01.10
率先垂範
本日、川口青年会議所の新年会に参加をした。
今年の理事長は平野君であるが、そのスローガンが「率先垂範」である。
「率先垂範」とは「自ら先頭に立って範を垂れよ」という意味であるが、それを聞いて、連合艦隊司令長官山本五十六氏の有名な格言「やってみせ、言って聞かせてさせてみて、褒めてやらねば人は動かじ」を思い出した。なぜなら、この格言の最初が「やってみせ」だからである。
最初に「やってみせ」とは「見本、あるいは手本を見せ」ということである。つまり範を垂れるということである。そういえば、書道はお手本を見ながら練習し、お花も先生の活けた花の真似をして練習する。では、手本や見本は誰が見せるかと言うと先生(あるいは師範)である。
なので、垂範するためには見本や手本として見せることが出来る様、自分を磨かないといけないということになる。逆に言うと、その立場に至っていない人が垂範をしたら、おかしなことになってしまうことになる。
このことは、経営者としても大事であり、常に自分自身に対し厳しくあれ、ということにもなるのである。果たして自分自身どうなのか・・・常に自省をしなくてはと改めて思うのである。
2019.01.09
それは本当に仕事か?
社会人になれば仕事をする。
では、仕事とは何か。ネットで調べると最初に出てくるのが「何かを作り出す、または成し遂げるための行動」と書いてある。これをもっとかみ砕くと、
・「何か」とは「目的に近づくための何か」、
・「作り出す」とは、「今の状態からプラスにする」ということ
・「成し遂げる」とは「達成する」こと
・「行動」とは「具体的に動く」こと」となる。
そうなると、仕事とは、「目的に近づくために、今の状態からプラスにする、または達成するために具体的に動くこと」となる。
この意味から考えると、常に「仕事をしているのか」と自問しないと怪しくなることがある。
まず、大前提として目的は明確になっているかを問わなくてはいけない。そして今行っていることが、目的達成に向かってプラス方向い動いているのか、そして具体的な動きであるのかを問わなくてはいけない。もっと簡潔に言うと、今の具体的な行動が「付加価値を高めているか」を問わなくてはいけない。
例えば電車に乗っての移動は「付加価値を高めているか」。会議をすることは「付加価値を高めているか」。「これは目的とは違うが、どうしてもやらなくてはいけない事なので」と都合の良い理屈で自分を納得させていないか。
今やっていることは本当に「仕事」なのか・・・。重要な視点だと思う。
2019.01.08
人が動くとき
先日、とても上手な演奏を聞いた。
大人の人たちが演奏するオーケストラであった。
技術的にはとても高いはず。
しかし、なぜか感動をしない。つまり心が動かされないのである。
もしかしたら自分の感受性が無くなってきたのではとも思ったが、そうでもなさそうである。
では、演奏はうまいのになぜ感動しないのか・・・それはきっとパッションが感じられないからである。
技術的にはとてもうまい大人達の演奏に対し、粗削りであり技術的にも差がある
高校生の演奏の方により感動することがある。きっとこの差はパッションである。
「こなし」の演奏なのか、「一生懸命」な演奏なのか・・・。
人は頭で動くのでなく、心で動く。そして心が動く瞬間は、相手から熱意が感じられた時である。
上辺だけのテクニックはすぐにばれる。だから、相手に熱意が伝わるよう気持ちを込めて本気であたる。
結局、技術が高くても、パッションが感じられない演奏は、上手とは言えないのであろう。
貴重な気づきである。
2019.01.07
絶対的価値とは
第四次産業革命と言われている。これは、IT技術に代表される「情報伝達方法がアナログからデジタルへの流れ」と「あらゆるものがつながるネットワーク化」が大きな特徴と言える。きっと、100年後の歴史の教科書には1950年~2050年位がとんでもない大産業革命時代と言われるはずだ。
さて、我々はそのその渦中にいるわけだが、見失ってはいけないのは、我々が追い求める価値は変わっていないということである。では価値とは何か。それは「本質的に大切なこと」と言える。これに対し価値観は、「物事の価値(つまり大切なこと)についての、個人(または、世代・社会)の(基本的な)考え方」であり、それは変わる・・・というか、人それぞれであり、自分が決めることであり、一つとして同じものがあるわけない。なぜなら同じ人間は一人としていないし、更に、人の心は常に揺れ動くものだからである。
本質的に大切なもの。それは「愛、平和、友情、分かち合い、向上心、創造、心の平静、共創・・・」など。変わることのない絶対的なものである。そして最も大事なことは、大切なものを大切に思える心である。
そういう意味では、産業革命という新しい技術の動きに適応していくことは勿論大事だが、同時にそれを俯瞰する客観性を持ち、本質的な大切なものを見失わないようにしなくてはいけないと思うのである。
2019.01.05
カレンダー
新年が開けると、カレンダーが新しくなる。
そして、「実に様々なカレンダーがあるなぁ」といつも思う。
さて、我が家は2世帯住宅で、下に両親が住んでいる。両親の家には、リビングとキッチンがつながっている部屋があり、いつもそこで食事をしたりテレビを見たりしている。年末に一緒に親子世代全員で食事をしようということになり集まったが、その際に今まで気が付かなかったことに気が付いた。
「あれ、あそこにも、ここにも、またあそこにも」と、そこいらじゅうに2019年のカレンダーがある。数えてみると、視界に5つものカレンダーがあった。「なんで?」と聞いたら「みんな奇麗なカレンダーだから」とのこと。それは確かに理解できるが・・・。
極めつけは、母がいつも使う机があるのだが、その正面にカレンダーがあり、そしてその脇にもカレンダーがあった。余りにもおかしくって「なんで目の前にカレンダーがあって、横見るとてまたカレンダーがあるの」と聞いたら、一つは日付確認用で、もう一つはメモ用とのこと・・・。「いやいや兼用できるでしょう」、と思いながらも笑うしかなかった。
逆に、我が家でカレンダーがあるのはトイレだけ。いくら尊敬する母親とは言え、さすがにここは反面教師としてとらえた方が良いだろう・・・と思った。
2019.01.04
Google home
あけましておめでとうございます。
新年を迎えてから、元旦は森家の新年会、高校時代の友人との恒例の新年会、2日は母方の先祖へのお墓参り、3日は大学時代の庭球部の仲間と新年会と充実した日々を過ごした。庭球部の新年会には当時大活躍をした名プレーヤーたちとほぼ30年ぶりに会う事が出来たり、とても懐かしかった。
さて、お正月と言えばお年玉。ということで、自分へのお年玉として、前から使ってみたいと思っていた「Google Home」を買った。「さぁ、使ってみよう」と箱を開けたものの、どこからどう使っていいか分からない。昔の家電は電源スイッチがあり、ボタンと押すと動くのが定番だが、こちらは電源スイッチらしきものがない。それでも「ねぇGoogle」までは出来たし、「今日の天気は」と聞いたり、「今日の株価は」などに対しては答えてくれた。しかし、「ノリのいい曲をかけて」と言うと、「アシスタントとの接続云々」と言ってどうもうまくできない。とにかく設定が難しい。
近未来の生活シーンを味わってみないと、とは思うものの、このあたりでアナログ世代とデジタル世代の間に育った私の限界。ということで、あとは息子に委ねることにした。便利なんだか不便なんだか分からないが、それでも使ってみないと!
今年も挑戦の一年の始まりだ!
2018.12.31
大晦日
今日は大晦日である。
2018.12.29
時代の波
今日、英国HMV(CD、DVD販売会社)が事実上経営破綻したとうニュースが入ってきた。
先日は、GAP(アメリカ最大の衣料品小売店)が北米で大領閉店を決め、数百店規模で閉鎖をするという。これらは全て、販売チャネルがネットに変わったことが主な要因だ。今年は平成最後になるが、平成はITがインフラ化した時代と言える。そして、それは余りにも急速で劇的である。
その中ですごい存在感を出しているのが富士フィルムである。カメラがフィルムからデジタルに急激に移行した際に、自社の持つ基盤技術を他の分野に生かし、再生医療や化粧品、サプリメントなどを販売していることは、周知の通りである。これに対しアメリカのコダックフィルはすでにこの世にない。この差については様々なところで論じられているが、分かったような評論をするつもりはない。ただ言えることは、「言うは易く、行うは難しである」。
繰り返しになるが、ネット、WEB、ITはすでにインフラ、つまり当たり前になっている。先日のブログで書いた通り、すでに今の新入社員世代はデジタルが当たり前の世代である。そして大切なのは、この時代の大きな変化は自分の身の回りで今現実に起きているという認識である。
なので、常に緊張感と危機感と柔軟性を持たなくてはと、改めの思うのである。
2018.12.28
毎日コツコツ
今日は今年最後の営業日であった。
普通は今日の午後あたりから大掃除を行うことが多い。モリチュウもかつてはそうであった。しかしここ数年は違う。なぜならば、大掃除をする必要がないからである。
確かに年末なので「エアコン」や「換気扇」の掃除などは行う。しかし、敢えて大掃除を行う必要はないのは、毎朝朝礼後、30分間「環境整備」、つまりお掃除をしているからである。確かに、年末にみんなでお掃除をするのはある意味「風物詩」であり、それがないのは少々寂しいが、最後まで普段通りに業務をし、バタつくことなく年明けに備えられるメリットは大きい。そして「あいつはさぼっていた」とか「どうしてあの人は大掃除をやらないの」と言った不満の声も出ない。ある意味健康的である。
そう考えると、「毎日コツコツと積み重ねることはとても大きな成果を生んだなぁ」と、改めて思った次第である。
今日は全員定時に帰り、川口のメンバーで忘年会を行った。今頃きっと二次会のカラオケで盛り上がっている事だろう。今年一年頑張った社員に心から感謝したい。
2018.12.27
効率的な仕事のコツ?
昨日腰痛のことを書いたが、今朝は比べものにならない程回復。God Handの凄さを改めて感じた。
さて、今日は車で2時間程移動をしなくていけない用事があった。今朝の様子だと大丈夫な感じであったが万が一腰が悪くなるといけないと思い、社員に同行してもらった。実際、車の運転は腰に負担がかかるものである。
無事用事を済まし帰路についた。おかげさまで腰の方は問題が無かったが、年末の渋滞にはまってしまい、帰宅時間が大幅におくれそうであった。実は今日も腰痛治療の予約をしており、このままだとカイロに間に合わなくなりそうであった。そこで車を社員に預け、私は電車で帰ることにした。お陰で時間に間に合った。
さて、今日は万が一を考え社員と二人で行動をしたが、このような不測の事態や、情報の共有等を考えると二人で行動をするのはあながち悪いことではないと感じた。
そして思い出したのが、以前学んだことがある「ミクロ経済学」である。ポイントは、最小単位の仕事を考えるとき、「一人より二人の方がより効率が上がる」と言う点であったと記憶している。そして、「三人になると、仕事の総量は増えるが、一人当たりの仕事量は減り、ある一定人数以上になると、管理など別の仕事が増え、仕事量そのものが減っていく」といったことだった気がする。
確かに、重いものを持つ作業などを考えると合点がいく。営業活動を二人ペアで行う会社があるが、これは理にかなっていることかもしれない。必ずペアで仕事する。今後、試験的に導入してみようと思う。
2018.12.26
腰を痛めました
昨日の夜から腰を痛めた。
久しぶりに若干重いものをちょっとだけ持ったのだが、その時は問題なかった。しかし家に帰ってきて「あれっ」って思ったらもう腰がおかしくなっていた。「やっちまったぁ」って感じである。
でもまあ1日寝れば大丈夫かな、と思っていたがそうは問屋が卸さず、今朝は起き上がるのが大変な状態。それでも早朝勉強会を行い、年末のお客様訪問に出かけた。
今日は、電車で移動をしていたのだが、いつの間にか腰の調子が良くなっていった。勿論そんなに簡単に治るものではないが、朝の状態からすると、大分痛みが引いてきた。そこで、いつもの癖で「何でだろう?」と言うことになった。
多分、歩いたことで体がほぐれたというのが一番の要因であろう。次に最近体重を減らし、体が自分にとって心地良い状態になっていたこと、週一回であるが、ジムに行って筋トレをそれなりにやっていたこと、あとは「良くなる良くなる」と呪文を唱えながら歩いていたこと・・・などの要因が上げられる。
しかし最後はやはり専門家に診てもらうのが一番、ということでお隣のGod Handでカイロの治療をしてもらった。これで明日はかなり良くなっているだろう。年末年始はベストの状態になっているはずだ。
たった一つの心残りは、今日素晴らしい会場で素晴らしい仲間との忘年会があったのだが、出席できなかったことである。
2018.12.25
しつこさ
しつこい人は嫌われると言われる。
しかし、仕事をするうえで「しつこさ」は大事。
言い換えると、粘りともいえるし、諦めない気持ちとも言える。
諦めないと突然道が開けることもある。
自分自身何か優れていることがあるわけでも、取り柄があるわけではない。ただ自信を持って言えるのは、とにかくしつこく続けることが出来ることであること。
もう一つは、これが最高ではなく、常に「もっと良く」と考える癖があることである。
そしてどうしてもダメと思ったら、思い切って諦めることができることである。この時は気持ちがすっきりしている。なぜならば全てやり切った感があるからである。
自分の持ち味がそうであれば、そこを生かしていくしかないと思う。とにかくしつこく、諦めず、着実に進んでいこうと思う今日この頃である。
2018.12.24
運営計画書
会社ではいろいろな事業やプロジェクトが行われる。
つい最近では2020年の新卒対象の「インターンシップフェア」という催しが開催された。それをどのように運営をするか、社員と共有するために「運営計画書」と言うものを使っている。
いつから使い始めているかと言うと、つい最近のことであるのだが、実はこれは私が川口青年会議所在籍中に、事業を行う際に理事会に上程する際のフォーマットをベースにしたものである。なので、なんと10年以上ぶりの復活である。今の青年会議所では使われていないものだと思うが、私にとっては使い慣れたものであるし、必要に応じて変更を加えているのでフォーマットは随時更新されている。
プロジェクトや事業を行う際には様々な要素がある。まずは日時から始まり、目的は何か、目標は何か、必要なものは何か、予算は・・・?こういった内容が一つのフォーマットの中に記載され、更にGoogleのスプレッドシートで共有しながら会議を進めると、その場で意見を更新することができ、参加者全員がその更新内容を把握できる。
何でも新しいのがいいかというとそうでもない。少々古くてもシンプルで分かりやすい方が良い場合があるし、そこにクラウドという新しい技術をオンすると、「新しく」なったりするのである。
2018.12.22
携帯のある時代に生まれた世代
いよいよ平成の終わりが近づいてきた。
そして、本日NHKで平成を振り返る番組をやっていた。その番組を見てふと思ったのは、「平成の時代と携帯電話の時代がほぼ重なるなぁ」ということである。少し調べて見たら、NTTがあの肩から掛けるショルダーホンを出したのが1985年とのこと。1989年が平成元年なので、やっぱりほぼ重なるということになる。
今年が平成30年なので、今の30歳以下は生まれたときから携帯電話がある世代。25歳以下は間違いなくスマホ世代である。ここで、今「昔は駅にチョークで書く伝言版があった」とか「昔はもっとアナログのコミュニケーションがあってよかった」などというノスタルジックな話をしようというのでもない。
大事なのは、これから社会を担う世代が完全にスマホ世代だという認識である。なので何でもスマホである。ホームページもスマホ対応をしていかなくてはいけないし、更に音声認識も進んでいるので、情報を入力する方法も多岐にわたる。キーボードを打てなくてもスマホが使える。そして、これからスマホ成熟期に入るにつれてどのように生活や仕事の仕方が変わってくるか。
私のような50歳台の人間は、生まれたときから携帯を使っている世代から、より効果的な、あるいは現代的な使い方を学ぶ姿勢がなくてはいけない。「今の若い人は」ではなく、「今の若い世代から学ぶ」という意識を持つことが重要であると考える。
2018.12.22
評価
社員の一番の関心事はお金である。
そのお金は給与と賞与に分かれるが、その賞与は会社の業績と本人の頑張りで決まるのがよくあるパターンだと思う。つまり本人の頑張りが評価されたかどうかが重要となる。
評価は単純に言うと、以下の様に大別される。
1.本人の評価は〇 会社の評価も〇
2.本人の評価は〇 会社の評価は×
3.本人の評価は× 会社の評価は〇
4.本人の評価は× 会社の評価は×
一番もめるのが2のパターンである。この時はしっかりとした説明をしなくてはいけない。次に、3のパターンは本人にとっては良いが、なぜ本人が×としたのかをヒヤリングする必要がある。そして、すべてのパターンにおいて言えるのは、なぜそのような評価になったのかを伝えることである。
評価というと、何やらあそこがダメだとか、ここがダメとか言われるというイメージがあるが、勿論良い評価もある。この評価の機会をダメ出しではなく、モチベーションアップにつなげる機会にするために、まだまだ工夫が足りないなと感じている。
2018.12.20
ITでストレス解消
今日は、先輩と飲んでいた。とは言っても今体質改善の為にお酒はストップしているのであるが・・・
さて、地元の先輩なので、私の父のこともよく知っている。話の中で、うちの父が「待ち合わせの時間ギリギリに来る」という話が出た。確かにそれは当たっていて、普通は待ち合わせ時間5分~10分前には集合するのであるが、大概はギリギリか遅れて来る。
そして何を隠そう、その遺伝子を自分も継いでいて、同じような傾向があることは否めない。根が貧乏性なのか、ギリギリまで時間を使いたいという気持ちが強く、その為家や会社を出る時間が遅くなり、結果的に集合時間ギリギリとなり、焦っている自分にイライラしたりしている。そんな自分の「悪習慣」を変える為、余裕を持って動く決定をした。
今日は午前中にやや遠方で打ち合わせがあったのだが、実は集合時間の1時間前には現地に着いていた。いくら何でもそれは早すぎると思うかもしれない。しかし、実はその1時間を効果的に使うことが出来るのがIT技術であり、ネット社会の利点である。待ち合わせ時間までにも余裕があるためイライラすることもなく、1時間あると、メールのやり取りやTotoリストを終了させることが出来る。場合によっては、会社にいる時より仕事が進む。
このように時代や技術の変化に合わせて仕事の仕方も変わるのである。そして今ではギリギリでイラつくことも減り、ストレスも減っているのである。
2018.12.19
自分で勝手に判断しない。
社員に仕事を任せることは大事である。
なぜならば、任せる部分がないと社長や幹部が余裕が作れないし、余裕がないと未来への投資が出来ないからである。また、社員の側からすると何でもかんでも聞きながらやっていたら仕事が進まなくなってしまう。
しかし任せるというのは、非常に曖昧である。任せるとは言っても、あらゆること全て任せることは稀で、ある程度の範囲を決めて任せるのが基本である。なので本来であれば何をどこまで任せるか明確でなくていけない。全部任せるということは、「放任」になりかねない。
一番困るのは、入社経験の浅い社員に何かを任せた際に、任された範囲が伝わっておらず、誰にも相談せず勝手に判断し物事を進めることである。これは大概失敗する。まるで教習所にも行かず、何のルールも分からず路上運転し、交通事故を起こすのと同じである。更に困るのは、事故の怖さを知らないで運転することで、普通であればビビるのだが、時に、全くビビらないで進む人もいる。これを暴走という。暴走する人は、自分は出来ると勘違いをしていることが多い。
私は必ず師に学ぶ。先人の知恵を拝借する。書籍で予備知識を頭に入れる。分からないことは聞く。そして確認をして進める。なぜならば自分には自己判断のみで物事を進めるだけの実力はないし、出来るとも思っていないからである。
逆に、自分が出来ると思った瞬間痛い目に会うのである。これは真実である。
2018.12.18
変化対応できない条件
世の中は変化をする。
よく言われる話だが、恐竜が滅びた理由は変化する地球環境に対応できなかったからだという。
会社も同じである。常に変化するマーケットに対し、環境適応をしていかないと会社は生き残ることはできない。
では、変化に対応できない時とはどんな時か。それは単純に言うと、余裕がない時である。別の言い方をすると、飽和状態であるとも言える。なぜかと言えば、目の前にある事に対応をせざるを得ず、変化に対応するスピードが鈍ってしまうからである。
そうなると、ギリギリの人数で仕事を回そうとしてはいけないということになる。生産性をある一定以上上げてはいけないということになる。よく、「チャンスに対し備えていなければいけない」というが、備えがあるということは、余裕があるということでもある。なので、飽和状態から脱するためには改善を促すと同時に、人を採用もしていく必要があるとも言える。
勿論、余裕がありすぎると怠けることになるが、飽和状態はもっと悪いことになる。ケチってギリギリまで社員を働かせるのは愚の骨頂。社長も社員も常に余裕がある状態をつくりだすことが大事なのであろう。
2018.12.17
365歩のマーチ
「365歩のマーチ」を知っているだろうか。
「幸せは歩いてこない、だから歩いて行くんだね
1日1歩、3日で3歩、3歩進んで2歩下がる」
と言う歌詞で始まる水前寺清子の大ヒット曲である。
子供の頃、「なんで3歩進んで2歩下がるのだろうか、アホちゃうか?」と思ったことを覚えている。しかし、今では何となくその意味が分かる。一生懸命頑張って3歩進んでも、色々あって2歩下がっちゃうこともある。それでも1歩は進んでいる。着実に1歩ずつ、前進しようということであろう。そして少しずつでも前進することの積み重ねは大きい。
毎日のこと、或いは定期的に同じことを繰り返すことが出来る人は本当にすごい。そして、その為にはあれもこれも手を出さず、「これはやらない」という強い意志が必要である。このことは環境整備の整理に通ずる。なのでやはり環境整備の考え方は、成果を上げるために絶対必要なのだと思う。
まずは悪習慣の整備からなのである。
2018.12.15
手を動かす
これから鋳物で作るものがある。
すでに図面が出来ており、それを見ると何となく分かるが、なんか変である。細かいところで矛盾がある。簡単に言うとエッシャーの絵を見ている感じである。このように、時々絵としては描けているが、立体となると?になることがある。それを無くすために3D‐CADがあったりするが、実は3D‐CADは、事前に形がイメージできていなと逆に時間がかかる。
で、そういう時はどうするか。答えは「とにかく手を動かす」である。ということで今日はスタイロフォームを買ってきて図面を見ながらラフな形状を作った。そうすると、なるほど矛盾点や問題点が見えてくる。そして作り方が見えてくる。ここで割れば作りやすいとかも見えてくる(少々専門的だが、鋳物はどこで「割る」かが重要である)。
そして、これを参考にすれば図面も書きやすいし、3Dデータも作りやすい。このように、いきなり3Dに行くのではなく、まずは切った貼ったで手を動かして形を作ってみる方が、実は早道であることもある(もちろん形状によるが)。
「考」より「行」はつねに意識していることだが、今日はそれが如実に表れた1日であった。正直最初は面倒臭かったし、普段やり慣れていないことなので少々疲れたが、達成感を伴う気持ちよい疲れであることは間違いない。兎に角動くことが重要なのである。
2018.12.14
内定者の親御様
本日は内定者Aさんのお父様とお会いした。
モリチュウでは毎年内定者が決まると可能な限り親御様とお会いするようにしている。こちらから出向くこともあれば、モリチュウにご来社していただくこともある。今までで一番遠いのはベトナムである。今モリチュウで大活躍しているベトナム出身のCさんの家にも行き、ご両親とお話をした。その後3回ほどお邪魔し、食事もしている。なので今では行くと「ただいま」と言いたくなるような感じだ(これは少々極端か・・・?)。
それはさておき、今日はモリチュウまでご来社いただいたが、目的はモリチュウのことを良く知っていただきたいということと、どんな社長が経営をしているかを知ってほしいということである。なのでこの時は私も大分緊張をする。大切な息子さんや娘さんが務める見たことも聞いたこともない会社は、どんなとこなのか、親であれば多少なりとも気になるのが普通である。なので少しでも不安を取り除ければということで、行っているわけである。
私と話をして不安が解消されるかは、それこそ不安だし、却って煽ることにもなりかねないが、それでも毎年行っている。親御さんにも是非内定者のサポーターになってほしいと切に願っている。
2018.12.13
怠け者対策?
昨日「怠け者」のことを書いた。
そうしたら、友人の谷君から「怠け者をみつけたらどうすればいいでしょうか」との質問があった。それに対し「怠け者にしないことです」と書いたら、「禅問答みたいだなぁ」と言われてしまった。至極もっともなことである。
正直なところ、「怠け者」に対し「働き者」に変わってくれと言ってもそれはかなり難しいだろう。なので見つけたらどうするかと聞かれれれば、最初の答えは「諦めなさい」ということになる。実際はそれしかない。しかしそれでは困るので、どうするかと言うと、次は「お金」である。条件をつけ目の前にニンジンをぶら下げて頑張ってもらう。これが現実的であろう。しかし、それも正直なんか気分的にしっくりこないのも事実である。
あとは「社長の姿勢」という方もいた。そうなると、私なんかは非常に後ろめたい気持ちになる。確かに社長である私も怠けたいと思う事があるんだから、社員がそう思うのは当然。「あいだみつお」ではないが、「にんげんだもの」と言って慰めたいところであるが、現実そうも行かないのも事実。
そうなると、最終手段は「怠け者を入社させない」となる。面接の時に聞く質問を考えたり、適性検査などで探る。極端な怠け者でなければ後で訓練でなんとかなる可能性はある。やっぱりなんでも初めが肝心。入口でジャッジするのが最も正しい方法かもしれない。
2018.12.12
コミュニケーション
以前にもコミュニケーションについて書いたことがあるが、これはどれだけ強調してもしきれない位、組織を円滑に運営していくうえで欠かせないものである。
コミュニケーションを円滑にする方法は色々あり、その手法も様々である。では逆にコミュニケーション悪くする原因はなんであろう。それは、社長や上司が部下に声をかけなかったり、話を聞く機会を作らないなどがある。しかしそれ以上に根本的な要因は何かと考えたとき、それは「怠け者の存在」である。
「怠け者の存在」は、どのような影響を及ぼすか。それは一生懸命やっている人の不満を招く。そしてその不満がコミュニケーション悪化を招く。コミュニケーションの悪化が結果的に業績悪化を招く。そして、業績が悪いと社員が不満になり、会社が暗くなる。会社が暗いと更にコミュニケーション悪くなり、更なる業績の悪化を招く。コミュニケーションの悪化がなぜ業績悪化を招くのかと言えば、それは全てにおいてスピード感がなくなるからである。
なので、1人の「怠け者」の存在は、その人が単に怠けているにとどまらず、会社全体に大きく影響する問題なのである。ほとんどの人は出来る力は持っている。しかし「これは、自分の俺の仕事じゃない」、「この仕事は他の人のほうが上手くできると思う」と言った発言をして逃げる人がいる。それは単に「私はその仕事をしたくない」と我が儘を言っているに過ぎない。そして、自分の仕事を周囲にすべて丸投げするような姿勢が見えたら、それも要注意である。なぜならそう言った類の人は「怠け者」だからである。
2018.12.11
凪ラーメン
昨日の「ガイアの夜明け」を見た方はいるだろうか。
そこで紹介されていたのが、経営者仲間で共に学んでいる「凪ラーメン」の生田社長であった。生田社長は「罪悪感のないラーメン」の開発を目指し、「ベースフード」様と一緒のコラボして「糖質50%, カロリー30%オフ」の新ラーメン「ベースラーメン」を開発した。
これは、我々にとって大変うれしい話である。まず第一に基本的にラーメンは美味しく食べたい。また、飲んだ後どうしても食べたくなる時がある。しかし、カロリーや糖質、塩分、脂肪が多く健康食とは言えず、どうしても「あー食べちゃった」と食後の罪悪感を抱くことがある。そこに挑戦し出来たのが「ベースラーメン」である。
かく言う私も、段々ラーメンを控えなくてはならない年齢なのだが、これであれば「不安」「罪悪感」なく食べられそうである。味やコシではなく、「罪悪感」に挑んだ生田社長、そして麺を提供しているベースフード様にあっぱれである。
2018.12.10
プロセス
今、プロセスに注目をしている。
プロセスとは「過程、工程」といった意味だが、どんなことでも、何か結果を欲したり、あるいは目標達成のようなゴールがあり、ゴールがあるということはスタートもあるということである。
そしてスタートからゴールまでの「過程、工程」がプロセスなのであるが、この工程が「ブラックボックス」になり勝ちである。それを無くすためにプロセスを明らかにする必要が出てくる。そしてプロセスが明らかになることで、どこがボトルネックになっているかが見えてきたり、属人的になっている業務が見えてきたりする。
今のデジタルの時代はこのプロセスが見えずらくなっている。ITの発展で、何か情報をインプットすると、コンピュータが計算をしてすぐにアウトプットが出てくる。そして結果には注目するがそのプロセスには注目をしないか、あるいは分からないままその結果を受け入れることが当たり前になっている。このようなことが習慣になっているため、「なぜ」を考える機会が減少しているように思える。
何事においても結果が大事であることは論を待たないが、同時にその結果が生まれたプロセスは注目に値するし、結果を変えるにはインプットを変えるか、プロセスを変えるしかないことは、認識をしておく必要があるだろう。
2018.12.08
忘年会
昨日は会社の忘年会であった。
とういうことで、昨日はブログを書き忘れてしまったのですが・・・。
モリチュウの忘年会は新潟の三条市で行う。なぜかと言うと、新潟にある板金工場のメンバーと一緒の時間を過ごすためである。なので埼玉から全社員が新潟に行き一泊で行うことになっている。このように普段顔を合わせないメンバーが年末に顔を合わせることでコミュニケーションが良くなる。実は私が社長になる前は顔を合わせる機会がなく、別の会社の人のようであった(と、ベテラン社員が言っていた)。そうそう、この会には中国で品質管理をしている社員(中国人)も参加する。
また、「忘年会」とは言うものの折角一泊で行くので内容は盛沢山。朝7時30分に大宮駅に集合し、協力会社見学、その後ホテルに移動し下半期の実行計画作成、ここで社長承認をもらったグループは忘年会に参加(こうなると皆飲みたいので時間までに必ず終わる)。その後二次会(希望者のみだが、ほぼ全員参加)。翌日早朝勉強会、ステンレス板金工場見学後、燕三条駅で解散となる。
実行計画作成の後の全社員参加の忘年会が社内募金総取りじゃんけんなどもあり、かなり盛り上がる。結構お金はかかるが(笑)、元気な社員の姿を見ると、嬉しくなると同時に、来年も頑張ろうと強く思うのである。
2018.12.06
頼まれごとは試されごと
社員教育の中で、普通の社員を出来る社員に変える言葉のひとつが「頼まれごとは試されごと」である。
この言葉は武蔵野の社員塾でよく使われている名文句である。社員は何かを頼まれると面倒だと思う。特に、忙しい時に何かを頼まれるとそう思う。それは当たり前の心理で正しい。しかし、その時どのような反応をするかで後が決まる。
「頼むと」いう字は「頼り」と同じ漢字である。その人を信頼して自分をサポートしてほしいと思って頼むのである。なので簡単に出来ないといったら、「頼り」を失うこと、つまり信頼を失うことになる。そして、その人の成長につながるような頼まれごとは二度と来ないだろう。チャンスは逃げていくのである、いや自ら逃がしているのである。安易に「出来ません」と言って、上司が「そうか、ではボクがやるからいいよ」ということになったら、運の尽き。自分を高め、成長させるチャンスを自ら捨てたということになる。こんな恐ろしいことは無いのであるが、残念ながら、「良かったぁ上司がやってくっれるって、ラッキー」と思う人もいる。
なので「頼まれごとは試されごと」ととらえ、果敢に挑戦する人と、そうでない人との差は毎日確実に広がっている。そしてそのことに気づいた人が勝つのである。
2018.12.05
嫌われる勇気
少し前に、「嫌われる勇気」という本が売れていた。今でも書店の店頭には平置きに置いてある本である。
心理学者であるアルフレッド・アドラーの書いた本で、私はまだ読んでないので中身は分からないが、タイトルだけ見ての感想は、大変大切なことであると感じている。
嫌われたくないというのは人間誰しも思う感情である。「本当は言わなくてはいけないのに、それを言うと嫌われる」と思うと逃げたくなる。そしてその方が楽だから、結果的に逃げる。その結果が、部下の成長を妨げることとなり、成果を上がられない社員はいじけるか、最悪退職をしていく。自分の逃げの姿勢、つまり自分の弱さがこの様な結果を作っていることに気が付いていないことも多い。
私は社員に、「良い社長になろうとは思っていません、成果を出す社長になります。その為に嫌われてもぜーんぜん構いませんよ」と堂々と言っている。それは、「社員の皆さんにとって大変なことであるかもしれないが、成果を上げる為には厳しいことも実行します」と宣言をしていることに等しい。
なので、「嫌われる勇気」が大事なのである。
※アドラーの「嫌われる勇気」の内容とは違っているかもしれませんので、悪しからず。
2018.12.04
普通にすごい人
昨日はダイバーシティについて書いた。
今日は別の視点から関連するとについて思うところを書きたいと思う。人は極端なことやレアケースを好む傾向がある。当然それは目立つことであり、「話題性」という観点で言えばこれ以上ない題材となる。
例えば「偏差値40から有名大学に合格した」とかいう話などがそれにあたる。勿論その題材になった人はとても努力をしたはずであるし、それは素晴らしいことである。しかしそれをことさら凄いこととして広めようという感覚には残念ながら馴染めない。そしてそれを極端に礼讃するような風潮にも違和感を感じる。また、時に本人がそれを吹聴するときもあるが、「・・・」である。
普通に一生懸命頑張って有名大学に入った人もいるし、大きな成果を上げた人もいるはずである。しかしヘタすると、「そういう人はやっぱり頭が良い人だから」、とか「もともと育ちが違うから」とかという話になり勝ちであり、話題にもならない。
私は、目立たないが実はとても努力をして、大きな成果をだし、でもそれを顔に出さず、多くを語らず・・・と言う人を沢山知っている。そしてその方がカッコいいと思うのである。
2018.12.04
ダイバーシティ
最近「ダイバーシティ」という言葉を聞くことが多い。
その意味は「多様性」ということである。アメリカでは様々な人種がいて、その多様性を認め合いながら共存共栄することで国が形成されている。そしてお互いが認め合いながら平和で豊かな社会を築いて言うことは大事である。
なので、多様性を認めるとはいうことは勿論大切なことである。しかし同時に、多様性だから「何でもあり」と言うのも間違いであると思う。これは先日書いた「自由」と「自分勝手」の違いと同じだ。
「自由」とは「ある部分は明確に文書化できるが、ある部分では社会の構成員がなんとなく意識しているルール(慣習法)があって、その範囲内で自由に行動、発言できるということである」と書いた。つまり「ゆるやかな枠組み」があり、その中では自分の意思で行動が出来るということである。
では、「ダイバーシティ」における、ゆるやかな枠組みとは何か。それは、「自然かどうか」で判断できると思う。例えば子孫繁栄をするために男女が惹きあうのは「自然」である。なので「不自然」なこと(あるいは宇宙法則に反すること)を個性や独自性であると声高に主張するのはおかしい気がする。自然界にもまれに不自然なことは存在するが、それは自然の中のごく一部でありマイナーである。もっと言えば「不自然が気が付かない程度に自然に存在しているのが自然である」と言える。
ダイバーシティについても、同じことが言えると思う。
2018.12.01
自由と自分勝手
今日から再開します。
アメリカ合衆国にある自由の女神。Statue of Liberty に象徴される「自由」は人が幸せに暮らすためにはとても大事なことである。強大な権力者がいて、言論の自由、発言の自由、行動の自由などが、許されていなかったとしたら、それは非常に抑圧された生きずらい世の中になってしまう。
しかし同時に、自由と言うのは「何でもあり」ではない。「俺は自由なのだから、何でも俺の好きなようにやらせろ」と言うのはおかしなことになってしまう。もし、これを許すと「オレはあいつが気に食わないからぶん殴る、それは俺の自由だ」ということになってしまう。つまり「無秩序」な世界が形成される。カオスである。これを「自分勝手」という。
自由とは、ある部分は明確に文書化できるが、ある部分では社会の構成員がなんとなく意識しているルール(慣習法)があって、その範囲内で自由に行動、発言できるということである。
繰り返すが、何でもありは自分勝手となってしまう。なので「自由」と「自分勝手」をはきちがえないようにすることが肝要である。
2018.11.27
理想論者の罪
何かを行おうとしているとき、「あーすれば良い、こーすれば良い」と言う人がいる。
また、現在やっていることに対し、「なんでこうしないのか、もっとこうした方が良い」と言う方がいる。そのようなアドバイスは時にはとても有難いが、時にはとても迷惑な時がある。
有難いアドバイスはどんなものか。それは自分の経験に基づいた具体的なアドバイスか、あるいは自分の経験ではないが知合いなどが実際に経験をしたことに基づくアドバイスである。また、物事の原理原則に基づくアドバイスも大変有益なものである。有難いアドバイスは、質問から始まるケースも多い気がする。そしてその回答から適切なアドバイスをいただけるとより具体的である。
逆に迷惑なアドバイスはどんなものか。それは、単なる「思いつき」であったり、自分の好み、趣味趣向に基づくアドバイスである。具体性に乏しく、つまり評論家の範囲を超えない。そして、それを「理想論」的に語る。現実とのギャップを感じると不安になったり混乱することもある。迷惑なアドバイスはこちらの話を聞くことなく断定的な物言いの場合も多い。
迷惑な理想論者からのアドバイスには耳を塞ぎ、無視する。これに限るのである。
2018.11.26
分かりやすくするのは良いことだが
難しいことを分かりやすくするということは大切である。
わかりやすく表現しようと言う流れの中で、最近出てきているのが書籍の漫画化である。絵になると文字よりも直接内容が伝わりやすくなると考えるのはごく普通である。
しかし実際に漫画化されたものを読んでみるとどうも、頭の中に残って来ない。しっくりこないのである。確かに描かれている内容は非常に分かりやすいのであるが、ある意味スムーズに頭の中に入って来すぎてしまい、その為か、頭から出て行くのもスムーズなのかもしれないと思ってしまう。
また、当然ではあるが漫画で表現をすると、文字で表現している書籍よりも内容的には薄くなってしまう。あるいは深みがなくなってしまうという方が適切だろうか。小説が映画化されてしまうと陳腐化してしまう現象に似ているのかもしれない。
世代の違いもあるのかもしれないが、私には文字の方が脳の襞に染み込んでくる感じがする。文字ではなく、漫画や映像が情報伝達の主流になる傾向と、思考や感情の軽薄化傾向が同時進行をしている気がする。そしてそこにやや危機感を感じているのは私だけだろうか。
2018.11.24
定期的な行事〜髪を切る〜
ほぼ2か月ぶりに髪を切った。
私は、一度決めると基本的に変えない。EGで言うと「柔軟性が左より」ということになるが、余程のことがないと変えない。なぜならば変えると「面倒」だからである。かつては若干色気もあったので、「あーでもないこーでもない」と言っていたが、今では色気を出しても振り向いてくれる人もいないので、「いつもの」と言えば分かる方が楽。なので変えないのである。
普段から「変えるのは面倒」と何気なく思っていたのだと思うが、振り返ってみると今回で「ご来店回数136回目」となるので、平均2ケ月に1回と考えると、136÷6=22.6となる。つまり、約23年間は同じところに通っているということになる。実際には2ケ月以上放っておくこともあるので、24~25年は通っているということになるであろう。
髪が伸びてくると「そろそろ髪を切ろう」と考え「いつ行こうか?」とスケジュールをチェックするのであるが、よく考えたら平均2ケ月に1回なので、切った日の二か月後に予約を入れてしまえば予約完了であり、後が楽である。なぜ今までこんな単純なことに気が付かなかったか不思議であるが、このように先のスケジュールを決めるということは、時間管理において100%効果があるということは間違いないであろう。
※EGについては11月20日のブログを参照のこと
2018.11.23
年中行事
今日は毎年恒例のラグビー観戦の日だ。
毎年11月23日は大学ラグビー観戦の日である。黄色く色づき始めた東京外苑の銀杏並木の道を歩きながら秩父宮ラグビー場に行く。キックオフは午後2時である。
ラグビーの試合の内容はさておき、この恒例行事が今年で25年間続いているという事実に我ながら驚いている。継続は力なりと言うが、実際この恒例行事が継続しているには訳がある。
一つは、一緒に試合を見に行く先輩がいることである。もう一つは、毎年日程が決まっている。つまり先の予定がすでに決まっているということである。最後は、とても楽しいということである。
この三要素を意識すると会社の活動も継続できるのではないだろうか。まずは一人でやらずにグループで活動をするということ。一人では心が折れてしまう可能性があるが、仲間と一緒に行えば頑張れるということは沢山ある。そして出来るだけ先までスケジュールを決めておくということ。最後に目的と目標を明確にし、達成した時のイメージを出来るだけ具体的に描くということであろう。
繰り返すが、「継続は力なり」である。そして、そのためには単純な精神論や根性論ではなく、継続できる仕組みを整える必要があるのではないだろうか。
ちなみに、本日の試合は我が校の勝利に終わったので、大変満足な一日であったことは間違いない。
2018.11.22
「電話」
電話は嫌いだ。
電話はいつかかってくるか分からない。こちらの都合に関係なくかかってくる。そしてそれによって時間を奪われてしまう。「7つの習慣」を書いたスティーブン・コビー氏は、「緊急だが重要ではなこと」の一つとして「意味のない電話」を上げている。要領を得ない長電話は無駄の極みである。
モリチュウでは「3分以上の電話は無駄話とみなす」というルールがある。電話をしていると仕事をしていると勘違いをしているケースがある。また、相手の大切な時間を奪っているということに気が付いていない。
今はITがこれだけ進歩をしているので、数字や文字など大切な情報はメール等で送り、その確認として短時間の電話をすることでほとんどが事足りる。逆にコミュニケーションが大切な場面では、電話をあえて使うことはある。これは電話を使う目的が明確であるから問題ない。
今日、ある協力会社様に少々早いが年末のご挨拶で伺った。そこの会社に着くと先方の社長が電話をしていた。しかも大分長く話をしている。「うーん、この社長は電話好きで、長話しが好きなのかなぁ」と少々不安に思っていた。電話が終わって事務所に中に入っていくと、「いや~、今お宅の〇〇さんと話していて・・・」とのこと。なんと、長電話をしていたのはうちの社員ではないか・・・(実はその社員には、電話が長いと何度も注意している・・・)。ルールは作ったが、まだまだ魂が入っていないことを自覚した今日であった。
2018.11.21
内定者勉強会
来春入社する3名の社員の勉強会を本日開催した。
「開催した」というよりは、「開催をしていた」と言った方が適切な表現であろう。これは昨年から始めたことであるが、新人に出来るだけ即戦力で働いてもらいたい思い、その為には、内定段階で会社のことや扱っている商品について教える必要があると考えて始めた。
昨年は私が教えたのであるが、これは実は理にかなっていない。どうしても専門的になりすぎてしまうし、無意識のうちに専門用語が飛び出してしまう。武蔵野の小山社長からも「社長が新人に教えるなんて愚の骨頂」と教わっている。そこで今回からは、今年4月入社の新入社員に先生役を行ってもらっている。
「え、そんな新入社員に教えさせて大丈夫なの?」と思われる方もいると思うが、その通りである。大変不安なのである。しかし、新入社員が知っている範囲の内容であればムリなく伝わると思うし、新入社員も間違ったことを教えてはいけないと考え、事前に確認をする。これがまた本人の成長につながる。そしてもし間違ったことを教えても遅かれ早かれ分かるから良いと考えている。
また内定者には私から「今年入った先輩だから、間違ったことを教えるかもしれないけど、まぁ多めに見てね。でも70%はあっていると思うからさハハハ・・」と伝えている。なんて優しい社長なのだろうを我ながら思う今日この頃である。
2018.11.20
EGセミナー
今日はEGセミナーを受講した。
EGとは'Emergenetics'の略である。そしてその'Emergenetics'とは、'emerge'と'genetics'を合わせた造語で「表出する」と「遺伝子的特長」を合わせた言葉である。つまりは「遺伝子的特長と後天的な経験から明らかになる自分の思考と行動の特性」を学ぶということである。
簡単に言うと、自分の脳みそが、「どのように考え、行動を促す『くせ』(習慣)を持っているか」を明らかにするものである。そして思考特性を、四色の色で表現をしているのがとても分かりやすい(実は行動特性もあるのだが、これ以上書くと長くなるのでやめる)。
EGは、自分の脳みそを客観的に見ることができるので大変興味深い。そして他の人の脳みそがどのようになっているかが分かると、相手によって伝え方や指示に仕方を変えることができる。「そんな面倒なことはできない」と思うかもしれないが、より円滑にコミュニケーションを取るには必要なことである。
最近では、ネットで「あなたの好みはこれですよね?」とAIが勝手に判断して色々なものを紹介してくる。One to One マーケティングであるが、社員とのやり取りもOne to One的アプローチが必要な時代になっている。そして、このOne to OneのアプローチにはEGは間違いなく必要である。なので、これをしっかりと学んでいくことにした。
2018.11.19
出張先にて
昨日、出張から帰ってきた。
出張に出ると、時々自分でも「あちゃーっ」という失敗をやることがある。今回も実は二つほどあった。
私はホテルで寝るとき、備え付けのタオル地のガウンを着て寝ることはしない。基本は寝間着。寝間着と言ってもスエット上下、そしていつもの厚手の靴下である。これは武蔵野の矢島さんの健体のご指導に従ってそのようにしている。しかし、今回はなんと下下であった。つまり上を忘れ、ズボンを2本持って行ってしまったのである。着替えようとしたときにどうも形が違う。そして自分のしでかしたことを考え、愕然としたのである。
もう一つはもっとひどい。朝、歯ブラシに歯磨きをつけて歯を磨こうとしたら、「ムムム・・・?」なんとそれは「シェービングクリーム」であった。「歯磨き」も「シェービングクリーム」も同じ大きさで同じ形の小さなチューブに入っていたのであるが、あまりにも似すぎである。口の中にシェービングクリーム独特の「若干の粘りっ気」と「微妙な香り」が広がった時には、愕然を通り越し絶望の淵に立ってしまったが、一度口に入れてしまったのでどうしようもない。まぁ兎に角、今生きてここにいるということは、多少口に入れても大丈夫ということなのであろう。
あとは、口の中から髭が生えてこないことを祈るだけである。
次回はもっとまともな出張になるよう、事前の準備をしっかりしよう。やはり全ては備えである。
2018.11.14
腰骨を立てる(2)
腰骨を立てると呼吸が深くなる。いわゆる「シャンとする」というやつである。
元気で矍鑠としたご老人はみな背筋が伸びている。つまり腰骨が立っているのである。
さて昨日、花巻東高校は「気を付け」の代わりに「立腰」と普段から言っていることをご紹介をした。確かに「気を付け」というと日本人であれば「ピシッ」と立ち、直立不動の姿勢を言うわけだが、ではどのようにすれば直立不動になるかというと、「立腰」をすればそうなる。なので、「気を付け」と言われて「そうは言っても何に気を付ければよいの?」という号令よりも、「立腰」の方が直接的で分かりやすく、その方が行動も変わりやすい。そして普段から「立腰」と号令をかけている花巻東の学生達は、常に「腰骨を立てる」ことが習慣の集団となっているはずであり、だから野球部も強く、類まれなる名選手が生まれているとも言える。
「そんなの偶然じゃないか」という方もいるかもしれないが、1%でも偶然ではない可能性があるのであれば試してみる価値がある、というのが私の持論である。なので今日からモリチュウの朝礼も「気を付け」ではなく「立腰」でスタートをすることにした。さて、どのような変化が現れるか。1年後が楽しみである。
2018.11.13
腰骨を立てる
「つねに腰骨をシャンと立てることーこれ人間の性根の入る極秘伝なり」
これは、日本の哲学者であり教育者でもある森信三氏の言葉である。
今日は素晴らしいニュースが入ってきた。メジャーリーグの大谷選手が新人賞を取ったというニュースである。その大谷選手、そして西武ライオンズで活躍する菊池雄星選手が卒業したのが花巻東高校である。その花巻東高校、野球部が強いのは良く知られているが、それと同時に、あいさつが素晴らしいと評判である。
今日、武蔵野の矢島専務の講演を聞いた。その中で花巻東高校の話が紹介された。これは岩手のLサービスのK社長から聞いた話とのことだが、花巻東高校では「気を付け!」と号令をかけないで「立腰!」と言うらしい。つまり「腰を立てなさい」という号令である。この話を聞いたとき、花巻東の教育方針の素晴らしさと奥深さに感銘し、背筋がぞっとするくらい感動をした(続く)。
※上記出典「森信三一日一語~人生に処する知恵」(致知出版社)
2018.11.12
AI
以前、「NHKスペシャル AIに聞いてみた どうすんのよ!?ニッポン」というのを見たことがある。
私がたまたま見たのは、第2回の「働き方」というテーマだった。その中でAIが導き出した答えに、
・仕事の効率を上げたいなら11時間54分以上働け
・仕事で忙しい人は、道の駅に行け
とうのがあった。実はこの番組はAIに対する深堀りがいまいちで、よく分からないまま終わってしまった番組であったが、「風が吹けば桶屋が儲かる」的論理のように、様々な情報や現象を組み合わせると意外な答えが出てくるということなのだと思う。つまりビッグデータをAIを使って分析すると意外なパターンが導き出せるということなのだと思う。しかし、それが「仕事の効率を上げたいなら11時間54分以上働け」というのであれば何かおかしな話になってしまう。
最も分かりやすいAIは音声認識であったり、こちらの質問に対し答えるIBMワトソンのような存在であろうが、人間がプログラミングをしなくても、勝手に様々な情報を蓄積、自然学習をするようになってきているわけで、今後更にすごいことになって行くのであろう。
ただ、AIの仕組みや出来ることが分かっても、それを自分の会社どのように活かすのかは、人間が想像をしなくてはならない。新しい技術の知識を知ること以上に重要なのは、それを活用する想像力なのだと思う。
2018.11.10
GAFA
今日は、元NHKで今はフリーアナウンサーの堀尾正明氏の話を聞いた。
その講演の中で、「GAFA(ガーファ)」という言葉が出てきた。調べてみると、「Google」「Apple」「Facebook」「Amazon」の頭文字を取った最近取り上げられている造語だそうである。これらの企業の特徴は「世界的に個人データを圧倒的な規模で集めている勝ち組」ということである。
堀尾氏はテレビで活躍されている方だが、当然ではあるが、いまやネットを意識した番組構成をしているらしい。かつてはネットとテレビが敵対する情報提供者としての認識があったが、逆にお互いに補完をしているとも言えるようだ。
「GAFA」のような造語が出てきて、テレビがそれを取り上げる。そうなると何となく焦って「新しい言葉が出てきたら、遅れないようにしっかりついて行かなくちゃ」と思う。しかし最近、「あれっ?」と思い出せない言葉もあったりする。そんな時は「古いものを出さないと、新しいものは入らない」と自分を納得させている。
2018.11.09
社員を成長させるためには
社員の成長が会社の成長につながることは間違いない。
では、社員を成長させるためにはどのようにすればよいか。究極的には経験を積ませることしかない。座学から知識は得られるが、経験からしか真の知識と知恵は体得できないと私は信じている。
同時に経験をさせるとは、チャレンジをさせるということにもなる。なので、果敢に積極的にチャレンジする人は学ぶ機会が多くなる。当然失敗することもあるが、そこから学べれば大きなものを得たと言える。
継続するという経験をさせることも大事だ。粘り強く行うことで徐々に成果が出始め、気が付いたら大きな成果になることもある。例えば会社の環境整備がそうだ。このような経験をすると、時間はかかるが日々の積み重ねが大きな成果につながるということを体で覚えることが出来る。
残念ながら、経験を積ませようとチャレンジの機会を与えるが、それに対し真剣に取り組まなかったり、逃げたりする人もいる。そういう人は総じて、言い訳が多く、地味な仕事を嫌がり、継続が出来ない。そういう人は残念ながら一生成長できない。なぜなら、チャレンジをする機会が与えられないからだ。
そして、前向きにチャレンジする社員とそうでない社員は明確に区別することも大事だ。そこで悔しいという気持ちがあれば成長するし、そうでないひとは、やはり成長できないのである。なので「まぁしょうがないよねぇー」は「どうしようもない」のである。
2018.11.08
ベンチマーキング
本日は、約30名の方が我が社にやって来てくれた。
先日、外圧で床を塗り、お陰で駐禁を取られた話を書いたが、まさに今日がベンチマーキングの日であり、つまりその外圧の日であった。これは、私が経営を学んでいる武蔵野様の会員企業で埼玉県に会社のある方が約年一回のペースでいらっしゃる機会である。そこに向けて準備を進めるわけであるが、これが本当に良い機会なのである。
前述したとおり床が奇麗になるといった外観的なことは勿論であるが、加えて、せっかく来ていただいた方々に何を伝えるかを真剣に考える。どうすれば分かりやすく伝わるかを工夫する。その為には、自分たちがどんな改善をしてきたかを振り返ることになり、更に、その改善によってどのような成果が出たかも伝えなければならない。つまり「具体的に行動した結果、どのような具体的な成果が出たか」を分かりやすく伝える、とても良い訓練になる。
私は、「自分たちが一生懸命工夫ををしてきたことを伝える良い機会なのだから、遠慮するな。思い切り自慢しろ!」と叱咤激励をした。そして社員は今日の為に4回にわたりリハーサルを行った。結果、とても良い事例発表が出来たと思う。ただ自己満足はいけない。「これが最高はない」と武蔵野の社長の小山さんはいつもおっしゃっている。そう、まだまだ学ぶことは沢山ある。
そのためには、今日来ていただいた方の感想文を読み、しっかりと振り返りを行い行動をすることが重要であることは論を待たない。そう、何よりも継続的行動なのだ。
2018.11.07
勤怠管理
弊社では勤怠管理に「キングオブタイム」を入れている。
「キングオブタイム」とはiPhoneやiPADで出勤退勤時間を入れる勤怠管理システムである。これを使うと、タイムカードをいちいち押さなくても済む。また、外出先でも勤怠時間を登録することが出来る。また残業申請の承認や誰が何時間残業をしているかといった管理もできる。
しかし、我が社の社員は変化に弱い。そのため「キングオブタイム」を導入した時、出勤、退勤時間の登録忘れが多発していた。暫くすれば慣れてくるかと思っていたが、登録忘れはなくならず、総務から給与の締め日に「○○さん、いつといつが時刻が入っていないから入れといてね」と毎回お願いをしていた。これが結構面倒であった。
そこで、私は、毎朝出退勤時間をチェックすることにした。もし登録漏れをみつけると全社一斉ボイスメール(伝言メールのようなもの)で「○○さんと、○○さん、退勤時間が登録されていないので、入れといてくださいね~」と送る。これをやり始めてから、登録忘れは激減した。
何かを達成しようとするのであれば、執念を持ってチェックすることが大事であるという、とても分かりやすい例だと思う。ちなみに、朝のチェックは今でも続けている。
2018.11.06
Googleカレンダー
我が社ではG suiteを導入している。G suiteとはGoogleのビジネス版である。
Googleの提供している機能は様々あるが、今日はその中でも最近の我が社のヒットを紹介したい。それは製造現場でのスケジュール共有である。我が社の製造現場での悩みは各自が何をやっているか分からず、勝手に残業をしていたことであった。そこで、毎日各自がGoogleカレンダーにスケジュールを登録し、朝礼の際に100インチの大画面に全員分のその日のスケジュールを表示することにした。そうすると、だれがいつどんな作業をするのか、そして何の残業をするか表示される。この作業にこんなに時間をかけちゃダメとか、残業をしない人が残業をする人をサポートするよう指示をすることも出来る。
また、午後3時に5分間ミーティングを開き、スケジュール通りに進んでいるかチェックし、現場の動きを微調整することも可能だ。
いずれにしても、全員がスケジュールをモニターで見える化し、仕事をしていることは画期的である。今日、これを全社に横展開を指示したところである。さて、どんな変化が起こるか楽しみである。
2018.11.05
駐車禁止
今日はショッキングなことがあった。
11月3日に社員が頑張って床の塗装をしてくれたことをブログに書いた。当然、塗装なので乾燥をさせなくてはならない。普段は車を置いているところも塗装をした関係で、その日は会社の外に車を置いた。我が社は工業団地の中にあり、また、前面の道路は川の土手に突き当たって行き止まりとなっている。ましてや土日の夜なので、交通の障害にはならないのだが・・・置いていた車4台にすべて駐車禁止が貼られていた。時刻は土曜日の23時30分過ぎである。
生乾きで車を動かすと折角塗装をしたところが汚れてしまう恐れがありそのようにしたのであるが・・・確かに路駐をしていた我が社が悪い。
こういう時は、社員がガックリとした気持ちにならないことが大事。まずは「みんなよく頑張った」と伝え、「まぁ、しょうがねぇな、ハハハ」と笑い飛ばし、しかし「我以外皆師なり」と言う言葉があるが、「このことからもしっかりと学ばなくてはね」・・・と伝えた。そう、どんなことも教訓になるし、そうしないといけないのだと思う。
2018.11.03
外圧大好き
私は、外圧が大好きである。
本来社員には自分で考え、自主的に行動をしてほしいと思う。しかし、それは理想論である。人は出来れば楽してお金が欲しいと思うのは当然である。中には、「もっと仕事に対しやり甲斐を感じて働いている社員もいるはずだ」と言いう方もいるかもしれない。しかし、ウチの社員に「出来れば楽して沢山お金が欲しいか?」と聞くと全員がニコニコしながら「ハイ!」と答える。
今日は休日にも拘わらず全社員が集合し、床のペンキ塗りを行っていた。なぜならば、来週モリチュウに約30人の方が会社見学にいらっしゃるからである。まさに外圧である。そして多少はカッコいい所を見せたいという気持ちもあるのだろう。私は「最後の悪あがきかぁ?」とケラケラ笑いながら社員に声をかける。社員もゲラゲラ笑いながら床を塗ったりワックスをかけていた。面倒臭いと思いながらも、綺麗になると達成感とすがすがしさを感じる。その経験が今後に生きてくるはずである。なので外圧が大好きなのである。
2018.11.02
名前(5)
さて、先週の市産品フェアに出展をした「imono表札」から、今週は名前について書いてきた。
昨日書いたように名前、特に「姓」はご先祖様から引き継いでいる大切なものであり、自分の家の象徴である。そうであれば、名前を示す「表札」はとても大切なものであり、家の顔ともいえる重要なものである。それを安っぽいものにしてしまえば、自分自身を安っぽくしてしまうだけでなく、ご先祖様に対する尊敬の気持ちに欠けるとも言える。
最近はプライバシーの問題などもあり、家に表札を付けないケースもあるようだが、それはそこに自分自身が存在していないということにもなりかねず、社会情勢とは言え悲しいことである。
仮に同性同名がいたとしても、自分自身は唯一無二の存在である。自身の祖先とのつながりに思いをはせ、自らの姓に対し誇りをもっと持ってほしいと思う。
2018.11.01
名前(4)
これまで名前について書いてきたが、どちらかというと機能や利便性について多く書いた。
しかし、もっと本来的な意味は、やはり「ご先祖様から引き継いでいる大切な宝物」といえるであろう。父母から始まり、祖父母そしてその先の祖先にまで遡っていくと、どういう理由か分からないが祖先の誰かがその姓を使い始めはずである。そして何世代にも亘って引き継がれているものが家族の「姓」である。つまりその人の系譜が「姓」に凝縮しているともいえる。
そして、各家には家風があり、先祖代々の血が流れており、遺伝子が引き継がれている。そして今までその一族が続いているのは幸運でもあるが、同時に強い遺伝子でもあるとも言える。そういう意味では、目に見えないその家族が持つ強い遺伝子を象徴しているのが姓であるともいえるのではないだろうか。
2018.10.31
名前(3)
名前についての考察を続ける。
次に、これは昨日書いた名前のIDとしての役割に通ずることではあるが、名前、特に「姓」には「便利」という側面がある。時々同じ姓の人が集まっている地域がある。例えば「佐藤さん」が沢山いる地域で「佐藤さん」と呼んだら沢山の人が反応することとなる。実に不便である。実は今日お昼の時間に従弟の森さんと一緒だったのだが、ある人が「(従弟の)森さん」と呼んだ時、一瞬自分が呼ばれたのかかと思い、「ドキッ」とした。そう考えると各自が様々な異なる姓を持つことは、日常生活においてとても便利なのである。
また、「人を人たらしめるもの」という役割もある。これはどういうことかと言うと、囚人を考えてみると分かる。囚人は囚人故に「番号」で呼ばれる。なので名前で呼ばれるということはちゃんとした人として認められていることになるので、ここも重要なポイントであろう。
2018.10.30
名前(2)
名前についての考察を続ける。
昨日は、名前とは「自分自身が誰かを伝える道具」であると書いた。もし、自分に名前が無かったら、自己紹介をどのようにするか・・・とてもやりずらいことが想像できる。
「自分自身が誰かを伝える道具である」と言うことは、「他者との違いを明確にする道具」であるともいえる。よくIDと言うが、これは'identification'の略であり 身分証明とか身分証明書の意味である。そしてこの言葉は'identify'(識別する)という意味や、’identity’(アイデンティティ)にもつながる言葉である。つまり名前は自分自身を他者と識別するためのIDとしての役割も担っている。そして、そこには、物理的に識別をするだけではなく、その名前自体が、その人自身を象徴的に表すものであったりする。「○○さんらしい行動」とか「○○君らしいふるまい」といった表現は、これにあたるのではないか。つまり、名前は他者と自分を物理的に識別するだけでなく、精神的に識別する役割も担っているといえるのだろう。
2018.10.29
名前(1)
先日、「川口市市産品フェア」にて鋳物製の表札を展示した。
様々な方とお話をし、「鋳物の表札を是非知ってほしい」と伝えているうちに考えたことがある。それは、表札には苗字や名前が書かれているが、そもそも名前(ここからは、「名前」は「苗字と名前」を合わせたものとして書きます)とは何なのかということである。
まず、誰もが思いつくのは、自分自身が誰かを伝える道具であるとうことであろう。「道具」なんていうと「失礼な」と言われそうだが、勿論名前を軽視しているわけではない。ただまず実務的に考えるとそうなる。もし、名前がなかったらどうなるか、考えてみると分かる。「えーと、となりの顔の長いあなたさん」とか、「いつも眠そうにしている丸顔のあんた」とか言っていたら大変だし面倒くさい。そして、そこに親しみは生まれにくい。そう考えると名前とはコミュニケーションを円滑に行うためのとても便利な道具である・・・と言える。
(つづく)
2018.10.27
市産品フェア2日目
今日は市産品フェア2日目であった。
今日も沢山の方にブースにお立ち寄りいただいた。数あるブースの中でモリチュウに少しの間でも立ち寄って、見ていただけたことに心より感謝申し上げたい。
そんな中更に嬉しいことがあった。今日、会社はお休みである。市産品フェアのブースには社員が当番制で、半日交代で担当をしているが、折角のお休みにもかかわらず、当番ではない多くの社員がブースにやってきて顔を出してくれた。わざわざ電車に乗ってきてくれた社員や、小さなお子様と一緒に家族で来てくれた社員もいる。勿論お客様対応をするわけではないが、差し入れまでしてくれた社員もいた。
市産品フェアの参加は今回で4回目であるが、これは今までで初めてのことである。会社の一体感を常に考えてきた私としては、こんなに嬉しいことはない。このような社員の温かい気持ちに接することで、あと一日杯頑張ろうという気持ちにもなれる。社員に支えられている幸せ者だと感じた1日であった。
2018.10.26
率先垂範
昨日書いた通り、本日は川口市産品フェア初日であった。
我が社のブースにも満員御礼とまでは行かないが、多くの方にご来場いただいた。大変ありがたいことである。
実は、今回の市産品フェアはある明確なミッションがある。ミッション達成のためにはご来場いただいた方にお尋ねしなくてはならない。見も知らぬ方にお声をかけ、ご質問をするのは少々気が引けるもの。弊社の社員もほとんど固まった状態で市産品フェアの開会を迎えた。
今日の日めくりカレンダーには「やってみ、言って聞かせてさせてみて、ほめてやらねば人は動かじ」と書いてある。あの山本五十六の名言である。なので、まずは率先垂範ということで、やり方を見せ、ひとつのパターンを何度も見せた。
前半はなかなか声掛けできなかった社員も、最後は積極的に問いかけをしていた。「言わなくても分かるだろう」は、今も昔もナンセンス。リーダーの率先垂範が基本なのであろう
2018.10.25
市産品フェア
明日から日曜日にかけて川口市産品フェアが開催される。
川口市産品フェアとは川口市内の企業が自社で制作をしているものを展示紹介するイベントである。主催は川口市で市内のビジネス活性化に向けて市長が肝入りで行っている事業である。
モリチュウでは昨年に引き続き「鋳物製和コースター」と、新たに「imono表札」の参考出品を行うことにした。地元であるので顔見知りの方もいらっしゃる。なので去年と同じものを出すわけにはいかず、バージョンアップを余儀なくされる。ある意味「外圧」的要因であるが、逆にそれによって様々な取組みが進む。そういう意味でもこのようなイベントは私たちにとってとても良い機会になる。実は今回も最後バタバタ劇があったのだが、これを何回も繰り返すうちに、だんだん慣れてくるはずだ。毎回少しずつ、前進しながら継続していくことが大事だと思う。
明日から三日間、ご来場者の皆様の声が楽しみである。
2018.10.24
ブログの文字数
毎日ブログを書いている。
そうすると意外な人が読んでくれている時があり、それを聞くとやはり嬉しくなる。今日も意外な人と意外なところでお会いし、ブログを読んでいるとのお話を聞いた。一瞬嬉しかったのだが、その歯に衣を着せない秋葉原に本を印刷する会社を経営する意外な人Hさんに、「長くて読むのが大変なんだよなぁ」と言われてしまった。たしかに私のブログは長いのかもしれない。しかしHさんの話の長さ比べれば・・・とは思ったのだが(笑)。
来月、モリチュウに30人位会社見学に来る。その時に社員が発表する原稿の添削をしていたが長いのでばっさり削った。と、その時ふと思った。「オレのブログもこんな風に長いと感じてられているのかもしれない・・・」。こんな社長の下で働く社員は、社長以上にはなれない・・・と反省をした次第である。
なのでHさんの声を素直に聞いて、ブログを短くする決定をした。目標は原稿用紙1枚の400字前後としよう。
2018.10.23
「ため息厳禁」
我が社には「ため息厳禁、罰金500円」というポスターである。
このポスターはお客様や様々な来客があると、結構目に付くらしく大変好評である。
先日「笑点」で「あなたは何故ため息をつくのか」という問いかけに答えなさいという問題が出された。それに対する答えは、
「息をずっと吸っていると苦しいから」
「カップ焼きそばを湯切りした時、麺を全部シンクに流してしまったから」
「息をしないと、死んでると思われるから」
などという珍答があった。ギャグとしては面白いが、実際に隣でため息をつかれると嫌な気分になる。
このポスターは、実際にため息ばかりつく社員がいて、何回も注意しても直らなかったので見るに見かねて作った。そうしたら効果てきめんで、それ以来ため息をつくことは無くなった。1回500円の力はすごい。しかし私の前でため息をつかないだけで、きっと見えないところでついているであろうことは想像できる。人の習慣は簡単には変わらない。
誰にでもため息をつきたくなる時はある。実際私だってしょっちょうある。しかし我慢をしている。なぜなら、自分のため息で周囲の人たちをいやな気分にさせる権利は、誰にも無いからである。このことは肝に銘じておかなくてはいけない。
2018.10.22
「出すこと」
人は食べ物を食べないと生きていけない。
「こんな当たり前のこと今さら」と思うかもしれないが、人は生きていく上でエネルギーを使うので食べないと死んでしまう。しかし同時に食べたら必ずしなくてはいけないことがある。それは「出す」ことである。健康であれば、とてもスムーズに出てくる。そんな時はともて気持ちが良く爽快である。逆に出すことが上手くできないと、非常に苦しくなる。つまり、生きていく上で「入れる」ことも大事だが、「出すこと」も同じ位大切なのである。これは自然の摂理である。
さて、「種を撒かないと芽が出ず、花も咲かず、実も出来ない」ように、人生や仕事においても、種を撒くことの大切さを説く人たちがいる。私も賛成である。そして、このように自然の摂理から学ぶことは実に多い。そうであれば「入れることも大事だが出すことも大事」である、という自然の摂理からも学ぶことがある。
頭の良い学生が大学院まで行き、その後研究者の道を歩むが、研究が目的となってしまっていて、その研究で世界をどのように変えるのかを見失っている人たちがいる。よくセミナーなどに行って様々な勉強をする経営者がいるが、学んだことに満足をしてしまい、その後何も実行しないケースも多い。これらは「入れる」ことはするが「出すこと」をしていないケースと言え、どうもすっきりしない気分である。つまり、消化不良かふん詰まり状態と言える。
かくいう私もそういう傾向にあった。なので、最近は「入」と「出」のバランス取るようにしている。頭でっかちにならず、どちらかと言うと行動をすることが大事なのである。そしてお腹がすいたらまた食べれば良いのである。
2018.10.20
「ニュース」
「ニュース」をテレビで見た。ジャニーズのニュースである。
「ヘェ~意外とうまいじゃん」と思ったが、それを見ながらふと思ったことがある。「ニュース」は4人組である。そして歌を交互に歌う。一人がずっと歌うことは無い。そしてこのパターンは勿論「ニュース」だけではなく、他のアイドルグループにも言えることで、AKB48に至っては48人もいるわけである。
昔、稲尾和久という投手がいた。かつて日本シリーズで稲尾は7試合中6試合に登板し、第3戦以降は5連投。うち5試合に先発し4完投し西鉄ライオンズを優勝に導いた。この時、「神様、仏様、稲尾様」と言われたのは有名な話である。
今ではプロ野球も高校野球もここまで酷使をすることはない。アメリカ大リーグでは明確なルールは無いようだが、投球数制限的な配慮がなされているようだ。高校野球でも複数の投手が継投で優勝を目指すスタイルが当たり前になり、かつてのように一人の投手が連投し、ドラマを演出するということは少なくなった。今年話題となった金足農業高校の吉田輝生投手のような活躍をすると、マスコミが「休ませろ」と叫ぶようになった。時代の変化である。
アイドルの世界も同じで、一人の飛びぬけたアイドルではなくグループで歌うようになった。これは野球でいう継投策と一緒で、一人ののどの負担を減らすという配慮がなされているのかもしれない。
高校野球やアイドルのスタイルの変化から見えることは、一人の飛びぬけたカリスマ社長が経営する時代から、社員とともに歩む経営へと変化している、そしてそれはもう20年前からそうなってきているということである。
なるほど、社長が「オレがオレが」とやっていると、社員から「オレオレ詐欺社長」と言われてしまう時代なのであろう。
2018.10.19
傷にも効果、鼻うがい
「鼻うがい」について以前に書いたことがある。
「鼻うがい」は「鼻洗浄」とも言われているが、花粉症や風邪予防に非常に効果がある。効果があると断言できるのは、自分自身で鼻うがいを始めてからほとんど風邪をひかないからである。そんな中、先日弊社の新入社員から「社長、僕も鼻うがいを始めたんですよ」と言われた。これを聞いて、モリチュウにもこんな変態が育ってきたと、とても嬉しく感じた次第である。
さて、皆さんは「鼻くそ」をほじるだろうか。多分ほとんどの人がほじると思う。どんな美人でもほじるであろう。かく言う私もほじる。実は、つい先日いつも通り鼻くそをほじっていたら、鼻の中を傷つけてしまった。少々腫れてている感じで痛かった。私の鼻うがいは、ぬるま湯の塩水で行うのだが、少々染みるかもしれないと恐れながら、いつも通り鼻うがいをした。そしたらなんと、数日のうちに腫れが引いてあっという間に痛みが引いてしまった。
塩水なので殺菌効果はあるだろうが、鼻の中を直接殺菌するには鼻うがいしかない。風邪をひかないというのも、汚れを洗い流す以外にこのような殺菌効果があるからであろう。
なので、鼻うがいはぬるま湯の塩水で行うのがお勧めである。これが「我が体験的鼻うがい論」である。
2018.10.18
社長飲み会
本日は社長飲み会であった。
社員をグループに分け、グループ毎に基本毎月1回開催する。グループは最大でも社長を入れて6人以下。なぜならばそれ以上になると、場が二つに分かれてしまい一体感が出ないからである。
今日の飲み会には内定者のY君も参加をしてくれた。「会社に入る前から飲み会に参加させるのはいかがなものか?」と思う方もいるかもしれないが、勿論強制ではないし、ノミニュケーションはモリチュウの文化になっているので余り緊張をすることなく参加できる雰囲気がある。実際、今日は最年配のNJさん方も参加していたが、お互いジョークの飛ばしあいをしており、ジョークの中身は別として、Y君ととても仲良くなる良い機会になったようである。ただ、NJさんのジョークはもう少し研磨する必要がある(磨き上げるということ笑!)。
飲み会は社員からの質問を受付けて、それに対し社長が答えるという流れが主である。このスタイルを始めた当初はあまり質問が出なかったが、最近ではとても良い質問が出るようになってきた。
今日の各自の感想は、
「若い社員の人たちと一緒にこのような機会を持てて嬉しい」。
「(モリチュウで)バイトをしていますが、疑問に思っていたことを社長に答えてもらって勉強になりました」(内定者のY君はモリチュウでアルバイトをしている)。
「近いところで働いているにもかかわらず、大事な情報を聞き取れていなかったことに気づきました。すぐに対応をします」。
「普段あまり一緒に仕事をしない部門の方の話を聞き、どんなことが起こっているのが理解できてよかったです」。(社長飲み会は部門横断でグループを構成します)。
本音はどんな気持ちが分からないが、多少なりとも楽しい機会になればよいと思っている。尚、この飲み会も武蔵野様から学んで行っている。
2018.10.17
体温を上げる。
すっかり秋めいてきた今日この頃。
朝晩の気温が大分下がってきた。インフルエンザも大分流行っているとの話を聞く。ついこの間まで「酷暑」などと言っていたのがウソのようである。急な気温の変化に体がついて行かないというのも事実である。
この様な季節は免疫力アップが求められる。具体的にはいわゆる正常な体温36,5度を維持することである。昔は36.5度が当たり前であった体温が、今では35度台に落ちてきている。交通機関が発達したり、様々な分野で自動化が進んだ関係で体を動かさなくなったとか、冷暖房完備の施設が増えたとか、食生活の変化とかいろいろ理由はあるだろうが、だからと言って、移動手段を全て徒歩に変えるのはナンセンスだし、公共施設の空調を自分の希望で全てオフにすることが出来るはずはない。今の時代に合わせて自らの健康維持法をみつけ、実行するしかない。いずれにしても体温上昇は免疫力アップにつながる。
体温を上げるのはお風呂につかるのが一番である。以前にもこのことは書いたが具体的な方法については書かなかった。その方法というのは、温度42度のお風呂に20分間肩まで浸かり、上がった後、ダウンジャケットのような保温力のある防寒着を着て20分間体を保温する。こうすると体温は上がる(はせがわ整形外科クリニック 長谷川院長より教えていただいた)。人体実験済であるので間違いない(私が自分でやった)。更に3~4日毎に行うと良いらしい。当初低体温気味であった私は、今では36.2度~36.4度の間の体温である。「未病」という言葉が市民権を得た今、健康維持は保険料削減につながり、国をも救う最も意義あるボランティアである。のんびりお風呂に浸かることがボランティアになるのである。いいではないか!
ただ、お風呂に浸かっている間に汗をたっぷり書くので、娘さんのいる家の場合は、お風呂に入る順番に気を付けた方が良いのは事実である。
2018.10.16
「まずもって」
本日は、川口青年会議所の歴代理事長会議であった。
これは、来年度の理事長が決まると行われる恒例行事であり、新理事長を応援する機会であり、同時に今年度の理事長をねぎらう機会でもある。勿論歴代の方全員が集まるわけではないが、比較的多くの方が集まる。ちなみに、青年会議所は1年ごとに理事長が交代する組織である。
その時の話と言うより、その後の二次会の話であるが、たまたまK先輩と隣り合わせになった。先輩はとても面白い逸話を沢山覚えており、二次会の間中笑いっぱなしであった。
その中の一つが「まずもって」と言う言葉についてである。これはよく青年会議所の上の方が話をする際に使う冒頭句である。しかし正直あまり一般的とは言えない。ある時、ある先輩がタイに海外視察に行った際に日本人とタイ人が集まる会合で「まずもって・・・」と挨拶を始めた。しかし通訳の方は「まずもって」という言葉を聞いたことがなかったらしく、「まずもって・・・、まずもって・・・」と口ずさみ、近くにいた日本人に「まずもってって何ですか?」と聞いたとのこと。通訳をする方はのっけから意味が分からず、ゴングなった瞬間に先制パンチを見舞われた如く、大変なショックであったことであろう。笑い話でもあるが、気の毒な話でもある・・・。
まあ、「まずもって」はまずもって青年会議所の中だけで使った方が無難かもしれないな・・・と思ったりした今夜であった。
2018.10.16
進捗会議
我が社では進捗会議を行っている。
進捗会議とは、幹部(モリチュウでは3グループ以上となる)が集まって会議を行う。どんなことをやっているか、その簡単な内容は次回のメルマガに書いてあるのでそちらを参照してほしい。
モリチュウの今年からの新たな取り組みは、有給休暇の取得促進策を導入したことである。これは年間予定を立てる際に、社員全員が前もって有給休暇を取得する日を申請し一年間の全員分の有給休暇予定を決めてしまうという取り組みである。とは言えすべての有給をスケジュールに入れるわけにはいかないので(忌引きなどが発生する可能性があるため)、3G以上は連続5日間、以下は連続3日間としている。
さて、進捗会議の話であるが、実はそれに限らず様々な幹部出席の会議がある。そして幹部が有給を取得中は幹部が指定した部下が出席をし代役をすることになっている。今までは、別の部門の幹部が代役で発表をしていた。しかしそれは全く無駄である。直属の部下が出席すると、上司がどんな内容の会議に参加をしているか分かるし、部下も発表をするので教育にもなる。一回でも体験をすると「ひとごと」でなくなる。そして、上司がどの部下を一番目にかけているかも分かる(笑)。
とにかくあれやこれや考えながら社員教育を推進しているのである。
2018.10.15
最初に食べた人・・・
味覚の秋である。
勿論、秋に限らず世の中には美味しいものが沢山ある。野菜や果実、そしてお肉、魚介類など種類も沢山ある。その中には、おいしいが一見グロテスクなのもいる。
例えばタコ。タコは生でも良し、茹でてもよし。煮ても焼いても良い。しかし姿形は正直誉められたものではない。そして、ぐにゃぐにゃ動くし、くっついてまとわりついてくる。どう見てもグロテスクである。そして私は思うのである。こんなグロテスクな生き物を誰が最初に食べたのであろうか。
例えばウナギ。ウナギは白焼きでも蒲焼きでも美味しい。土用のウナギは、実は今でいうバレンタインデーのように商人たちが作り出したイベントという話もあり、夏場は美味しくないらしいが・・・そんなこと関係なく実に美味しい。しかし、やはりヘビだかナマズだか分からないようなクニャクニャしたこの生き物を誰が最初に食べたのだろうか。
かつて人間の感覚が動物的で鋭かった頃、「これは食べて大丈夫かどうか」について直感的に分かったのであろうか。そうだとしても、初めて食べるのは勇気がいる。中には食べたら無茶苦茶まずかったとか、毒に当たって死んじゃったという人もいるはずだ。いずれにしても過去には自らの命をかえりみず食に対し勇気をもって立ち向かった人たちがいたというのは事実である。そして歴史に名を残してはいない無名の勇者たちによって、私たちは美味しい食事をすることができるのである。
味覚の秋、食のパイオニアたちに敬意を表さざるを得ない。、
2018.10.13
トイレの鏡
ブログ200回記念です!
昨日、出張で新潟に泊まった。
燕三条に工場があるので、定期的に様子を見に行くが、時にはそのまま宿泊をすることがある。宿泊はいつも決まったビジネスホテルに泊まる。基本的にはシンプルで奇麗であり、フロントの対応もよく、朝食もおいしいので特に不満はない。ただ、そのホテルに泊まるといつも思うことがある。
それはトイレと鏡の位置関係である。そのホテルの部屋にあるウォールミラーは、トイレのドアの前に位置している。更に詳しく言うと、鏡はトイレの外にあり、そしてトイレの中からドアを開けると、鏡が見えるという位置関係である。つまり、ドアを開けたまま便座に座ると、目の前に鏡があるという位置関係である。
皆さんはどうか分からないが、一人で泊まっていて、「大」をもよおしてトイレに入ったときに、いちいち扉を閉めるだろうか。私の場合は面倒なので閉めない。そして「大」をしようとすると、目の前に鏡があるので、便座に座った間抜けな姿が映し出されるわけである。何ともやるせない気持ちになる。「ドアを閉めればいいじゃないか」と言うかもしれないが、それは違う。少しでも時間を有効に使いたいと思えば、ドアを開け閉めする時間も惜しむのが当然だ。
ちなみに、別のホテルでは、「小」をしようとトイレに立つと、目の前に鏡があり、それほど立派なものでもない「モノ」が鏡に丸写しになることもある。
鏡はどこで何が写るか予想できないことがある。なので設置場所には細心の注意をしてほしい。
2018.10.12
理系の方が国語能力がある?
先日、社員と話をしていて、面白いことに気が付いた。
その社員は理系の学校出身であったが、なんとセンター試験の国語はほぼ満点であったということである。そんな優秀な社員がモリチュウにいるということに今更驚いた訳ではあるが、同時になぜ理系の人が国語で良い点数が取れたのかが不思議であった。
かく言う私は、国語の点数が良くなかった。学生時代は比較的読書は好きであったが点数が取れなかった。そんな自分の経験と今回の話を照らし合わせて「そうか」と合点がいった。
読書好きの人は、作者の意図や行間から出てくるメッセージを読み取ろうとしたり、登場人物の言葉から想像をしたりイメージを膨らましたりする。つまり想像力豊かなタイプである。しかし国語の試験の場合、出題されている文章の中から答えを見つけることが多い。理系の人は物事をロジカルに考えるので、「こうなって、こうなるから、こうなる」と思考を進める。なので、問題に対する答えを論理的に文章中から見つけることができるのである。つまり、国語の試験問題の答えは、ロジカルに導き出せることが多いということである。そして私の様に文章を読んで勝手な想像ばかりしている非論理的タイプの人は国語の点数が取れないわけである。
同じ国語能力といっても、「国語の問題の答えを見つける能力」と「書かれた内容を理解する能力」と、「文章から出てくる感情を想像し世界観を広げる力」を混同してはいけないと、思った次第である。
2018.10.11
特別感
今日、川口駅で「銀座アスター川口賓館」の石川支店長にお会いした。
実は普段と雰囲気が違ったため私は気が付かなかった。しかし石川支店長が私にお声をかけてくれた。そしてお話をする中で、モリチュウのメルマガを読んでくれていたり、ブログに目を通してくれていることが分かった。更にブログの内容もよく覚えていただけており大変感心すると共に嬉しく感じた。
さて、嬉しく思った私はどう思うか。当然であるが、「近々、アスターに行かないとなぁ・・・」とか、「何かの機会にはアスターを使おう」と思う。更に、「こんなに気を使ってくれる支店長なんだよ」と周囲に話をする。
同様のことが他にもある。
いつも会社に行く前に行くセブンイレブンがある。そこではほぼ同じ方(複数)がレジにいるが、私が行くと何も言わずに「はい」とホットコーヒーのレギュラーを渡してくれる。先日は他の方に対し、「今日は○番のたばこ、いれときますか?」と言って勧めていた。当然勧められた方は「そうだな」と言って嬉しそうに購入をしていた。「いつもの」と言って「はいよ」と出てくるのは常連ならではであるが、常連客は無意識のうちにこの「特別感」の中にいるわけである。
つまり「覚えていてくれる」というのは、とても嬉しいことであり、そこに「特別感」である。
究極的な接客は、いつも来てくれるお客様に対し「いつもご利用いただきありがとうございます」と言えることなのであろう。
2018.10.10
メイラード反応
今日はある焼肉屋さんに行ってお話を聞いた。
その中でとても面白い言葉に出会った。というよりは厨房機器に使われるバーナーや五徳を制作している会社の者としては今更お恥ずかしい話でもあるかもしれないが、その言葉は「メイラード反応」である。
美味しさを表す言葉は多種多様であるが、加熱によって香ばしさや風味を醸し出す際に食材に起こる反応が「メイラード反応」である。専門的には「食材に含まれるアミノ酸やタンパク質と、糖が結びついて化学反応を起こし、褐色物質であるメラノイジンや香味成分を生成する」とのことだが、具体的には、「お肉が焦げたときに漂ってくるかぐわしい香り」をはじめ、「トーストやせんべいの焼き色」、「ご飯のおこげ」、「ホットケーキのきつね色」、「コーヒーやチョコレートの色」もすべてこの反応に因るとのこと。なんと、多くのおいしい食事はメイラード反応のお陰であることが分かる。
さて、モリチュウで具体的に携わっているのは、焼肉の分野だ。そして焼肉にとっておいしさの重要な要素は「焼き目」だ。これも紛れもなくメイラード反応という化学反応の成果物である。そして美味しく焼くには「焼き目」と「余計な油を落とす穴」が必要になる。
そして、少々宣伝じみてしまうが、このたびモリチュウは、メイラード反応をより効果的に促進する、つまり同じお肉でもおいしく焼けるのステンレス製鋳物網(ロストワックス)「アミチュウ」を復活させた(昔作ったことがあるが、今回復活させた)。多くの焼肉店でこの網が使われることが、数多くの焼肉ファンの満足度アップにつながると思っている。これこそ、お客様のお役に立てるとてもやりがいのある仕事だと感じている。
2018.10.09
お客様訪問の記録
今日は遠方のお客様訪問である。
車で片道3時間半かかるが、大切なお客様であり、部下との同行でもあるので全く気にならない。そしてお客様訪問をする際に大切だと思うことは、勿論訪問そのものも大事であるが、その時の話をメモしておき。次に生かすことである。特にクレームについてはしっかりと対応をしなくてはいけない。
よくあり勝ちなのは、訪問した後メモを取るが、そのまとめをせず、更にそこで出た課題に対応をしないでそのままになってしまうパターンである。実は私にもよくある。しかしそれを「しょうがないよね~」とそのままにしてしまう訳にはいかない。そこで今回の様なパターンの場合、途中のサービスエリアで休憩を取りながら振り返りを行い、訪問メモのまとめを作ってしまうと言う方法をとっている。
長距離なので当然ながら途中休憩を取る。そこでコーヒーでもみながら振返りをし、タブレットを使ってまとめを作る。特に今回は二人で行ったので楽勝である。一人だと面倒くさくてやらないことも、他の人と一緒に行うと結構出来てしまうからである。そしてそのまとめの体裁を整えると「打ち合わせ記録」が出来てしまう。訪問した翌日の打合記録が届いたらきっと喜んでいただけるのではないかと思う(本来はその場で作るのが理想ではある。そういう会社を知っているが、レベルが高すぎるのでモリチュウでは現状不可能である・・・)。
今後はタブレットにするかノートPCにするかは別として、「Googleドキュメント」で共有しながらメモをまとめれば、もっと効率が良くなる。まだ出来ることは沢山あるが、少しづつ改善をしていくつもりだ。
2018.10.08
バラツキは良くない
以前にも書いたが私は毎週日曜日、ジムに通っている。マシンも若干やっているが、主にやっているのはエアロビである。
エアロビと書くと、どうも私がバンダナを巻いて志茂田景樹氏のような恰好で行っていると思う方がいるが、繰り返すがそんなことは無い。そして勿論今日はそれがメインテーマではない。
エアロビに行くと、インストラクターの都合で代行になることがある。最近の休暇に対する考え方からすると勿論たまに代わることは構わないのであるが、問題はインストラクターによってレベルが変わりすぎることである。私が参加するのは「エアロビクス1」という基本のクラスである。そして普段の先生であれば丁度良い難度なので、気持ちよく汗をかける。しかし代行の方が来ると、極端に難しく早くなったり、逆にやさしすぎることもある。ここの所、2回代行が続き、正直いやになってしまった。
本来同じクラスであれば、同じレベルであるべきであり、程度の差はあってもレベルのすり合わせは行われるべきであるが、どうもそこのジムではインストラクターに任せっきりになっているらしい。これでは満足度は下がる。難度が高いから悪いとか、低いからどうのこうのと言う訳ではない。同じクラスであればほぼ同じレベルにしてほしいということである。
これは全ての品質にも言える。私の鋳物の師匠である小林先生は「品質で大事なことは、高いことが大事なのではなく、バラつきが少ないことが大事なのである」と常に言っていた。そして究極のバラツキの少なさがシックスシグマなのである。いずれにしても同じレベルを保つことがお客様満足につながることを忘れてはいけない。
2018.10.05
ベンチマーキング
本日は、ベンチマーキングに行ってきた。
ベンチマーキングとは、簡単に言えば会社見学である。しかし単なる会社見学ではない。普通は見ることが出来ないところまで見せてくれるプレミアムな会社見学である。なぜそこまで出来るのか・・・それは見学する会社が全て株式会社武蔵野の小山社長から教えてをいただいてる会社の仲間だからである。
今回は埼玉県の白岡にある2社を見学したが、両社ともすごかった。一社目は机の上に書類がない。紙を極力減らす努力をしているため、本当に限られた紙しかなく、とことんペーパーレスが進められているところに感動した。2社目は環境整備を業績アップに結び付けるべく努力をしている姿が非常に明確であり、多くの改善が納得のいく内容であった。そしてその数が半端でない。日々努力をしている社員の姿が伝わってきた。
「多くの改善を進めることが負担ではないか?」と現場の方に聞いてみたところ、「実際に負担はあるが、上司の方が一緒に改善を進めてくれるので、頑張れます。一人で孤独にやっていないということが安心感につながります」とのお話をいただけた。そして、「改善はクレームや不良が起きたときすぐにやらないと、真の原因が分からなくなってしまう。記憶の新しいうちに叩かないと、記憶が薄れてしまい、曖昧な改善になってしまう」というお話もあった。レベルが高い。
このように他社を見ることは、勉強にもなり、刺激にもなる。そして危機感にもつながる。今日は間違いなく危機感を感じたベンチマーキングであり、同時に闘志を掻き立てられるベンチマーキングでもあった。次回はモリチュウが見学を受け入れる番である。負けてられない!
2018.10.04
経営計画書紛失事件
今日、一瞬「経営計画書」を無くした。
今日は、とても忙しくバタバタした。ふとした瞬間「経営計画書」と大事な「メモ帳」が見当たらなくなっていることに気が付いた。さて、どこに置いてしまったか、忘れてしまったか・・・? 打ち合わせを行った2階の応接を見に行っても無い。かばんの中、机の上を探してもない。台所に行ってもない。現場のどこかに置いてきたかと思い、探してみても全く見つからない。
物を無くした時は憂鬱になるが、こと「経営計画書」となるとただ事ではない。なぜなら「経営計画書」を無くすと5万円の罰金というルールがあるからだ。罰金は別名社内募金となり、その総額が年末の忘年会で行われるじゃんけん大会の勝者(一人勝ち)の賞金になるため、社員としては賞金増額のまたとないチャンスになる。なので社員はみなニコニコして私を見ていた。
そんな時、入社4年目に入った女性のIさんが、「社長、ありました・・・」と持ってきてくれた。こんなうれしいことは無い。どこにあったかと言うと・・・私は今かばん代わりにリュックサックを使っており、そのリュックサックを袖机に置いていたのであるが、そのリュックの下に置いてあったらしい。間抜けな話しであるが、どうやら気づかずに経営計画書の上にリュックを置いてしまったということだ。
それにしてもIさんは、私が散々探したにもかかわらず見つからなかった経営計画書をいとも簡単に見つけた。素晴らしい感覚を身に付けていると感心をした。が、本当の所、今日Iさんはウエルカムボードの名前を間違えてしまったというミスをしてしまったので、その「汚名挽回」を狙ったということかもしれない。その時のIさんが「してやったり」という感覚に基づいたドヤ顔を一瞬していたことを私は見逃さなかった。いずれにしても、Iさんの小さなミスは見事帳消しである。
そんなドタバタ劇を繰り返しながら、モリチュウの日々は進んでいる。
2018.10.03
YES-NO Question
よく時代劇で「殿、ご英断を!」と家臣が迫るシーンがある。その後のよくあるパターンは、「うーん」と頭を悩ます殿の姿がアップになり、そして家臣たちが片膝をつきながら英断を待っている姿が続くというものである。
このシーンを見ると、この国の殿の周囲には何とも間抜けな家臣達が集まっているなぁという印象を持ってしまう。大体、殿ご英断をと迫るのは、合戦をするかしないか、とかその合戦の戦術を決めるときであるが、最悪は、何の提案もせずに「ご英断」を仰ぐパターンである。これはまさに「ぼくたち分からないので、どうしたらいいか教えてぇ」と言っているだけで、いわゆる「どうしましょうか」シンドロームであり責任感のかけらもない。次は「Aパターンで行くか、Bパターンで行くか」と提案をし、「ご英断」を仰ぐパターン。これも実は前のパターンと似たり寄ったりで、あくまでも評論家の域を出ない。つまり質の悪い「どうしましょうか」シンドロームであり、いわゆる’HOW?’Questionの域を出ない。特に提案が出来るくらいなので頭がよく、オレは出来ると思っているが、実際は責任感がない。
評論家の域を超えるためには、提案をした後で「私ならこれこれこういう理由で、Aパターンで行くのが得策だと思います」と自らの結論をしっかり伝えることが大切である。これは'YES-NO Question'である。
幹部は社長に対し常に'YES-NO Question'を投げかけられるようになったら、一流に近づいたと言えるのではないだろうか。モリチュウでは社員に一流になってほしいので、「どうしましょうか」は受け付けないというルールになっている。「どうしましょうか」と聞かれると、私は「どうしたいの?」と聞き返す。本来は質問に対し質問で返すのは失礼であるが、それを承知で敢えてやっている。社員は大変である。しかしこれが社員を成長させるのである。
2018.10.02
ご縁の自覚
「ご縁の自覚」
今日の「モリチュウ日めくりカレンダー」のタイトルである。
「今の自分があるのは全てご縁のお陰であり、全てのつながりの結集である。そして今日のご縁が未来を作る。ご縁は来るのを待っているだけではなく、自らつかみ取る姿勢が必要だ」といったことを話した。
先日ある情報をつかむ上で、看板にある電話番号を見つけ電話をしたところ、なしのつぶてであったがその後何度か連絡をしたらご縁がつながった。それが今実を結ぶかもしれない。そして、今日はイアンさんというアメリカ人と一緒に食事をした。彼は非常に面白い人であり、爆笑の二時間半、英語と日本語を織り交ぜて考え方の違いを共有するのはとても刺激的である。
こんな彼との出会いは、川口駅前に借りているレンタルオフィスでたまたま私から挨拶をしたのがきっかけである。そして今月彼の両親が日本に来るので一緒に食事をする約束をした。勿論ここから何が生まれるかは分からないが、何かが生まれる可能性はある。人生の楽しみである。
何が起こるか分からない未来に対しては、自ら立ち向かっていく姿勢が必要だ。勿論どうしようもないこともある。そういう時は、つべこべ言わず受け入れる。つまり諦める。しかしそれでも自分で出来ることは山ほどある。要するに自分に負けないことが最も大切である。
2018.10.01
社長のかばん持ち
「社長のかばん持ち」を始めた。
実は今日で2回目である。「かばん持ち」と言うと偉そうに聞こえるが、実際に社員にかばんを持たせて社長がふんずり返っている訳ではない。社長に一日同行してもらうということである。
若手社員が増え、教育のスピードが間に合わないと感じ始めている。そして今日は2019の内定式でもあった。更に新しい人財が会社に入ってくる。そうなると先輩上司のレベルを更に上げていかないと会社が成長をしていけないことになる。「では教育の機会をもっと作ればよい」ということになるが、集合研修では効率が悪い。なのでオン・ザ・ジョブ・トレーニングというと恰好は良いが、いわゆる五月雨式に教育をしていくしかないと感じ、「かばん持ち」を始めたのである。
正に、社長がデスクワークする際には脇に立ち(時には座り)、営業先には一日同行するため、社員もきつい。しかし、社長がどのように仕事をし、そしてなぜそのように仕事をしているかをコメントするので、社員は「なるほど」と思う。また、時々こんなことで困っているといった話もする。それにより、社長が今何を考えているのかが伝わる。時々「こんな風に仕事しているんだけど知ってる」と聞いて、社内のシステム化の理解度を確認したりする。そして同行中、隙間時間を使って社員にどんどん質問をさせる。内容はどんなことで良いと言っている。社員の不満の多くは「私は知らない」ということである。社長同行の際に質問時間を設けることで「知らない」と言うことが少なくなる。
更に、社長同行が終わった後モリチュウ恒例の「気づき3点」のボイスメールが全社一斉で流れるので情報共有がなされる。教育のスピードを上げるため、今後1年間は各社員一か月に一回、社長同行がある。これは社員にとってきついことであるが、きっと満足度も高いものになるはずである。
最後に一言。実は一番きついのは社長である。なぜなら社員の目があるので絶対にさぼれないのである(笑)。
2018.09.29
昨日の夢
昨日変な夢を見た。
なんと、パンツ一丁で電車に乗っているのである。そして(多分)西川口駅から乗り、我が家最寄りの川口駅で降りるはずが、こともあろうに川口駅で降り損ね、赤羽に向かってしまった。丁度車両と車両の間に近いところに立っていて、しかもよく見ると、白いブリーフである。「参ったなぁ、こんな格好でどうやって家に帰ろうか・・・?」と絶望感にひたりながら途方に暮れていたところで目が覚めた。
なんでこんな夢を見たのだろう・・・それは今朝、かけていた布団が脇の方に追いやられていて寒かったからである。寝るときは少し暑く感じるときもあるが、秋になると明け方にめっきり冷え込む・・・。それで半裸の夢を見てしまったわけである。起きたときは何とも言えない安堵を感じると同時に、疲れた朝であった・・・。
私は何かあると、そこから何を学ぶべきかと自問自答する習慣があるが、明け方寒くなる季節になったと言う認識のもと、毛布をかけて睡眠に臨むべきだと悟った。しかし、家内は逆で「それでは、寝るとき暑くて余計に布団を蹴飛ばしてしまうから、毛布は掛けない方が良い」と言う。
家では家内に頭が上がらないので「そうですか」・・・ということで今日も毛布ナシで寝ることになった。「やってみてから考えよう」と常に社員に行っている手前、もう一度今日も毛布ナシで寝るしかない。明日の朝も半裸の夢を見たら対策を「考え」ることにしよう。
めっきり冷え込んできた昨今、皆さんも半裸の夢をみないよう気を付けていただきたいと思う。
2018.09.28
スカイライナーと指紋認証
昨日は大連からの帰りの話を書いたが、実は行くときに感じたことが2つある。
ひとつはスカイライナーである。スカイライナーに乗ると車両の前方にモニターがある。どこ行きなどの表示が日本語だけでなく、確か中国語や韓国語でも表示される。そのような案内は良いのであるが、時々先頭車両についているカメラの映像が流れる。それ自体は非常に興味深くまるで小さい時に運転席に乗った時の気分を味わえる。しかし、昨今の多発する人身事故を考えると、いかがなものかと感じてしまう。やはり偶然とは言え、そのような場面を多くの人が目にしてしまうような事態は避けるべきではないかと思う。正直気の弱い私はヒヤヒヤしながら電車に乗っていた。
二つ目は、指紋認証。最近は大分メジャーになってきたが、出国の際に指紋認証で快適に出国手続きができる。以前は長蛇の列に並ぶことがあったが一度指紋を登録をしてしまうと「チリーン」と言った感じの音がなれば通り抜けることが出来る。約30秒程度である。今後は多くの人がこれを利用すると、スムーズに出国手続きが済む。言ってみれば、高速道路での現金払いとETCの違いといった感じである。
そういえば中国入国の際も、指紋の画像を取られた。そうしないと入国出来ないのでしょうがないが、このようにして個人情報がどんどん集められていくんだなぁと感じつつ、是非犯罪やテロの防止に役立ててほしいと感じた。
世の中はどんどん進んでいく。
2018.09.27
大連の空港にて
昨日、大連から帰ってきた。使うのは大連周水子空港である。
通常の空港と同様、航空機会社別カウンターがあり、出国手続、手荷物検査を経て出発ゲートのあるフロアに入る。通常はそこで1時間程度時間があるので、軽食を食べながら出発を待つのが私の通例である。
以前は、そのフロアにコーヒー店が1つしかなかったが今回は、4店舗程出来ていた。まさに競争激化となったわけである。さて、その中でどこのお店にお客さんが入るのか・・・それは立地であったり、価格であったり、味であったり様々な要因が関係する。また、以前からある店の方が、すでに場所を認知されているので、お客さんが入りやすいという要因も考えられる。
「ラメン佐渡一!」「いらっしゃいませ、ラメン佐渡一あるよ!」と超早口で叫んでいるやや太めの中年のおば様がいた。通りに対して垂直に立っている。まさに行く手を妨げるくらいの勢いである。そして少々おなかの空いていた私は思わずおば様の勢いに圧され店に入ってしまった。よく聞くと「ラーメン、サンドイッチ、あるよ」と言っていた。空港のコーヒーショップでは、コーヒーだけでなく、ラーメンも売っている。そこで私は「辛ラーメン」(韓国でよくある辛いインスタントラーメン)を頼んだところ、ある席を指し「ここ座て!」と言われ(半ば命令である)、コーラを机に置かれた。周りを見回すと、堰は満席である。おば様パワーが功を奏していることは明らかであった。
なるほど、色々意見はあるだろうだ、売上はこのようにして上げていくのだと学んだ瞬間であった。
2018.09.22
IQ点検
本日は月1回のIQ点検日である。IQとは、InfomationとQuality Controllの略であり、モリチュウの造語である。
どんなことを点検するかというと、その人の頭の良さではなく、簡単に言えばISOに関連することと、パソコン周りに対するチェックである。具体的に言うと、ISOに関して言えば「フォークリフトの月次点検が行わているか」とか「力量表が更新されているか」などである。またパソコン回りに関しては、「受信メールが100以内となっているか」とか「ゴミ箱にメールが残っていないか」などである。中には「デスクトップにアイコンが20個以内である」といった項目もある。社員は定期的にパソコン画面をチェックされるため、基本的にアイコンにまみれているということはなく、一番ひどいのは社長のパソコンである・・・。
今日は「力量表が更新されているかという項目」を聞いたところ、「更新されています」とある社員が胸を張って答えたので、「そうか」と思い「少しずつ会社が成長している」と一瞬思った・・・がなにか「臭いニオイ」がしたのでよーく見てみると、なんと日付は変わっているが、内容は全く同じ。要するに更新されてないのである。それをいかにもやったかのように見せる社員はとても頼もしいが、そこに感心をしている場合ではない。
敵も去るものながら、今回は「こちらも誤魔化しを見抜く」という強い姿勢をしっかりと出せたので一矢を報いたことになるのだが、こういった真剣勝負が和やかに笑いながら進む不思議な時間がIQ点検の特長でもある。
2018.09.21
ずいずいずっころばし(2)
昨日、長期出張から帰ってきました。ブログ再開します。とは言っても、また来週から出張で中国なのですが・・・。
さて、「ずいずいずっころばし」の唄で前回は終わっていました。その意味するところを探ろうと思っていたところ、丁寧にも朋友の萩原君(ハギハラですので要注意)が丁寧にも意味をフェイスブック上で答えてくれた。折角書こうと思っていたネタを先に取られてしまい残念ではあるが、このことから出し惜しみはいけないというとを学んだ。
いずれにしても、正論としてはやはりお茶壺道中に関係する歌であり、当時のお役人さんたちを嘲笑した歌であったようである。しかしそれにしても分からない言葉である。「ずいずい」とは「どんどん」と言う意味との説もあるが(Wikipedia)現在の言葉からは全く想像できない。
「本当は怖い日本の動揺」というネットの記事もあったが、「マザーグース」や「グリム童話」など子供向けの歌や物語は実は教訓が盛り込まれていて、さらにそれは怖い内容ということが多いらしい。恐怖心を植え付けながら子供たちに悪い考えや行動を律するという教育的な要素を、歌や物語に盛り込んだのであろうことは想像できる。
さて俗説の「茶壷」については、ここで書くことは控えておくが、これまた朋友の谷君はそちらのことしかイメージ出来なかったらしい。そういう彼にはしっかりと童謡から教訓を学んでほしいが、バイクで世界各国を走りまくっている彼に恐怖心を植え付けるのは難しく、残念ながら時すでに遅しかもしれない。
もし、俗説と思われる「茶壷」が実は本当の意味であるとしたら、それを楽しげに子供に歌わせるのは悪戯にも度が過ぎる気がするが、これをユーモアと捉えるべきかは個人に任せるしかない。
2018.09.13
ずいずいずっころばし(1)
先日、大阪からの新幹線の中で突然なぜか頭の中で「ずいずいずっころばし」の歌が流れた。
そして、意味を考えてみたが全くの想像がつかない、と言うよりは余りにも歌詞に脈略がない。
さて、以下が歌詞である。
********************************
ずいずいずっころばし
ごまみそずい
茶壺に追われて
どっぴんしゃん
抜けたら、どんどこしょ
俵のねずみが
米食ってちゅう、
ちゅうちゅうちゅう
おっとさんがよんでも、
おっかさんがよんでも、
行きっこなしよ
井戸のまわりで、
お茶碗欠いたのだぁれ
**************************************
ずっころばし?
「ごまみそ」に何で「ずい」がつくのか?
「茶壷」に追っかけられるって、何で「茶壷」が追っかけるのか?そんなことあるのか?
実際「茶壷」が追っかけてきたら「ゲゲゲの鬼太郎」の世界でしょ。
「どんどこしょ」って何?「どうしましょう」ってことか?
「ごまみそ」と「茶壷」と「米」の関係は?
なんで突然井戸が出てきたのか・・・?
まったく謎である。東野圭吾か「今でしょ」の林先生に、このなぞ解きをお願いしたい。
(続く)
2018.09.11
面白い人
今日は久々に面白いモノを見せてもらった。
別の意味では懐かしいモノでもある。
それは、とある地域のミーティングでの出来事。
私はどちらかと言うとオブザーバー的立場。
やたらと文句ばかり言う人がいる。
自分の知識をひけらかす。
そして、案を持ってきた人に対し、そんなことも考えていないのかと嘲笑的な発言をする。
集まっている場で一人たばこ吸う。甚だしい時代錯誤。他の人は面倒な人なので文句を言えない。
言いたいことだけ言って、あとは責任者に任せるという無責任発言。
自分が仲間に入れてもらえない事に対する恨みなのか・・・
でもそれを作り出しているのが自分自身であることに気が付いていない。
ただ、無為な時間が過ぎていく。
こんなに時間がたってんだから、もういいんじゃないの?・・・と発言をした本人が一番無駄な話をしている。
むかし、ウチの会社にもそういう人がいた。今はいない。
ブレスト、和談・・・議論の方法はいくらでもあるのに、あまりにも勿体ない時間。
そして、今自分のいる環境が、いかに素晴らしくそして前向きであることに気づかされた。
2018.09.10
万有引力との闘い
地球上であれば、必ず万有引力が働いている。
これは、本当に特殊な環境を除けばどこにいても働く力である。そして、私たちはそのお陰でよく物を落とす。この落とすは「ものを無くす」という意味での「落とす」ではなく文字通り、高いところから低いところに物を落とすという意味である
今日はふとした瞬間に、ペンが机から転がり落ちた。肘にあたった紙が机から滑り落ちた。手に取ろうと思った鍵が取り損ねて床に落ちた。かけ損ねたタオルが落ちた・・・など毎日何回かは物を落としているはずである。
同じように、工場で作業をしているとよく物を落とす。工具を落とす、ビスを落とすなど日常茶飯事。書類や伝票を落とすこともある。しかし最初に言った通り、万有引力が働いている限り必ず物は落ちる。そしてそれは避けられない事である。しかし落とすと拾わなくてはならず、そこに多くにエネルギーを使う。要するに面倒くさい。精神的にも悪影響を及ぼす。つまり、万有引力に対し「っざけんなよ!」なんて言ったりして機嫌が悪くなっている。
何を言いたいかと言うと、作業改善や生産性は万有引力を意識すること、つまり物を落とさない工夫をすることで劇的に向上するという仮説が成り立つのではないか・・・ということである。必ず物が落ちるということであれば、落ちない工夫をいかにするか。作業スペースを広く確保するとか、例えばホウキなどの細長いものは倒れないようフックをつけるとか・・・。
絶対的に働く力なので、気を抜くと、頻度高く物が落ちたり倒れたりする。ここに注目して改善をすれば、頻度が高い分だけ、生産性が高まるということになる。普段意識していないことだから、逆に意識してみる価値があるのではないか。
2018.09.08
奇跡の社員(13)
さて、これまで「奇跡の社員」の救出劇を連載(?)してきたが、チャーター便の金額については述べていない。これについては自分から言うべきことではないと言うのが自分の信念である。興味のある方は小山昇さんの書籍「数字は人格」をお読みいただくか、「モリチュウ チャーター」で検索すると、その書籍の紹介記事があるので、ご覧いただきたい。
そして、なぜこのタイミングで書いたのかと言うと、自分の記憶がまだはっきりしている内に事実をじっかりとまとめておいた方が良いと考えたからである。そしてもう一つ、社員に全貌を伝えておく必要があると感じたからである。社員はHを移送したという話は知っているが、その裏で緊張の連続があり、様々なドラマがあり、どのようなギリギリの決定があったのか、その詳細を知らない。そして実はH本人も知らない裏話が沢山あった。社員の中にはこの話を他の人や学生さんにするのを「自慢しているように受け取られるので話したくない」と躊躇している者もいた。もちろん私自身が自慢気に話をしたら興ざめだが、社員には誇張せず、しかし事実を堂々と誇りを持って話してほしいと思っている。なので今、しっかりと伝えておく必要があると感じたのである。
この経験から何を学ぶべきか。それはスピーディかつ沢山の選択肢から決定をするには、手元に時間とお金の余裕が必要だということである。私の場合は社員がしっかり働いてくれているし、金融機関からの借入れをしていて、たまたま手元に現金があった。だからこのような決定が出来たのである。そして、その話を金融機関の方にお話をしたら「お役に立てて嬉しいです」と異口同音におっしゃっていた。
今後もこの経験をしっかり生かしていきたいと思う。
2018.09.07
奇跡の社員(12)
さて、ここからは後日談である。退院後、飛行機に乗れるまで回復をしたHは、今年の6月再び大連に飛んだ。勿論仕事もあるが、同時に当時治療をしてくれた先生に対してお礼に行けるよう出張を組んだという側面もある。
その日の仕事を終えたHは、あの時最初にホテルの部屋にかけつけてくれたOと一緒に大連中山病院に行った。中国ではこのような時、感謝状を持って行くらしく、その感謝状は赤い紙に書くのが習慣らしい。Hは車の中でOから装飾も何もない普通の赤い画用紙を渡され、その場でお礼状を書いた。急なことで気の利いた言葉も思いつかず、また、車中の為書きづらいことこの上なく、ましてや渡された筆記用具は作業現場で使う太いマジック。お世辞にもきれいな字とは言えない、そして小学生並みの感謝状が出来上がり、それを持って病院に入ったが・・・そこで待っていたのはなんとテレビ局のカメラクルーであった。「不治の病から奇跡の生還をした日本人が、初期治療をした先生にお礼に来た」というのは大きな話題となっていたのである。テレビカメラが回る中、Hは先生との再会し、お礼を伝えた。その様子は、「普通の赤い画用紙に書かれたお世辞にもきれいとは言えない字で書かれた感謝状」と共に、中国全土に流れたのである(本人談)。
また、治療をした先生自身もドキュメンタリーの特集番組に出演し、一躍有名になっていた。そして、その番組内でもHのその感謝状は放映されたとのことである。
2018.09.06
奇跡の社員(11)
重病のHはやっとのことで東京女子医大病院に入院した。これで日本で治療が出来る。ここで本当に「ホッと」出来た。Hの家族も同じ思いであったと思う。そしてチャーター便に同乗してきた娘さんの、最後まで気丈であった姿勢には敬意を表する。
Hの帰国翌日、月曜日の午前11時頃、領事館の方(矢崎さんという女性の方である)にお礼の連絡をした。そしたら、チャーター便を依頼した会社からも領事館に連絡があったとのことで、無事移送できたことを喜んでくれた。
同日、昼食時にチャーター便をお願いした会社からメールが届いた。青島経由で飛行距離が伸びたのと、為替レートの関係で、追加金額が発生するとのこと。確か20万円程度だったような気がするが、「もうどうでもいいっ」感じでオッケーした。
その後Hは東京女子医大で治療をつづけ、簡単ではなかったが、何とか三ヶ月後に退院、その後リハビリを行いながら少しずつ職場復帰を果たした。前述の通り、いまでは完全復帰している。東京女子医大の先生の話では、大連での初期治療が適切であったため、命を取りとめることが出来たとのこと。また、結果的に本人の足を切断しないという決断も正しかった。途中色々あったが結果的にはすべて上手く行った。まさに奇跡である。
その後、「急性壊死性筋膜炎」の大連での症例が少ないため、Hの治療経緯を示したカルテと写真が欲しいと大連の先生から言われていた。女子医大の先生も協力的で、気持ちよく提供してくれた。大連の先生にとっては貴重な資料であり、学生に対する教材にもなったはずである。そして何より、「3人中2人が死亡し、1人は足を切断をした」という実績しかなかった「大連大学附属中山医院」にとって、足の切断もせずに生き伸びたH自体も、奇跡であったはずである。
2018.09.04
奇跡の社員(9)
日本側の受入病院もみつかり、支払いも完了し、全ての段取りが終了した。やっとの事で、Hを日本に帰せる、と思って一安心したが、ここでもう一つ、とてつもなく大きな問題がでた。
なんと「飛行機が飛ばない」との連絡が入った。天候は問題ない。理由は分からない。なぜ?・・・。お金は振り込んでいる、理由も分からす飛行機が飛ばない・・・。「まさか」とは思ったが、よからぬ事を想像せざるを得ない状況だ。急いでいた為、相手の会社に行ったわけではない。業者の相手とは携帯でのやりとり。そして飛行機が飛ばないという連絡があった以降、電話が通じない・・・。冷静に考えて「振り込め詐欺・・・」。疑うに十分な状況だ。「オレ、やっちゃったかも・・・?」。完全に力が抜けた。
金曜日の午後2時以降、全く動きが無くそのまま夕方になり、その日はホテルに戻った。Hの家族にもどのように説明していいか分からない。悶々とした一夜を過ごす。
翌日の朝、つまり私の帰国日になっても状況は変わらない。土曜日ではあったが領事館に電話をして状況を伝え、確認したが、担当者は「良く使われている会社なので大丈夫だろう」とのこと。その後「もし何かあればまた連絡してください」とのこと。この言葉は、切羽詰まった状態の私には非常に嬉しかった。
そうは言ったものの、チャーター機は飛ばない。そんな状態の中、帰りのフライトの時間が近づく。あとは現地スタッフのKに対応を委ねるしかないと腹をくくり、割り切れない状況のままで奥様とともに帰国した。
2018.09.03
奇跡の社員(8)
日本で受入れる病院が見つからない限り、チャーター機は飛ばせない。その状況で多額の費用を振り込むのはリスクが伴う。一度振り込んだお金を返してもらえるか分からない。ましてや海外となるとそのリスクは高まる。なんとしても受入れ病院を早く見つけてもらわないと・・・。受入れ病院はHの親戚が必死になって探していた。
2017年3月10日金曜日、午後2時。受入れ病院が決まったとの連絡が入った。様々な情報網を駆使して探した結果、東京女子医科大学病院が受入れ承諾してくれたのだ。「間違いないですね!」と確認をし、その後即「すぐに送金しろ!」との指示を会社に連絡。その後「送金画面を写真に撮ってすぐにメール!」と指示、それをチャーター機を手配する会社にメール転送。相手から確認OKの連絡が来て、移送が具体的にスタートをした。下準備は出来ていたので準備完了後、本人を移送するだけとなった。
実は、ここに一つのドラマがあったのが理解できるだろうか。電子送金が可能なのは午後3時まで。受入れ病院が決まったのが金曜日の午後2時。翌日は土曜日なので送金は不可。このタイミングを逃すと、月曜日の送金になってしまう。戦っている相手は進行性の病気(しかもものすごく早い)。この間に容体悪化も当然考えられる。そして私の帰国予定は3月11日土曜日。現場指示が出来なくなる。もし受入れ病院の決定が2時間遅れていたら、また違った展開になっていたかもしれないのである。
そう言う意味では、金曜日の午後2時というのはギリギリのタイミングだったのである。極度の緊張感・・・さすがに私もヘトヘトだった・・・が更にこの後トラブルが発生するのである。
2018.09.01
奇跡の社員(7)
「人喰いバクテリア」に侵されたHを日本に帰すことに決めたが、当然ながら普通の飛行機には乗れない。そしてドクターからも危険を侵して日本に帰すのであれば医者と看護師が付き添いであることが条件と言われた。
勿論そんな特別機をチャーターした経験はあるはずもなく、どこに頼んでよいか分からない。藁をもつかむ気持ちで連絡をしたのが大連にある日本領事館である。そしたらこのようなケースが他にあるのだろうか・・・即幾つかの会社を紹介してくれた。
その一つの会社に連絡をしたところ、すぐに営業担当者が病院に来てくれるとのこと。しばらく待つと、すぐその担当者がやってきた。その会社の簡単な紹介を聞くと同時に、こちらの状況を伝えた。その後見積を提出してくれるとのことで、その返答を待っていた。そしてメールで見積が届いたのであるが、その金額を見て、ある程度は覚悟をしていたものの、やはり一瞬ひるんでしまった・・・。しかしこれはすでに決めたことであるし、ネゴや見積比較が出来る時間もなく、同時に振込みの確認が無いと一切の段取りがスタートしない。なので、即指定された口座に振込みの準備をするよう会社に指示をした。だが、最後の段階でチャーター機を飛ばすことができる条件が一つ足りていななかった。
それは、「日本側での受け入れ病院がみつからない」ということである。医療専用機を飛ばすには、受け入れ病院が決まっている必要がある。そうでないと、日本に飛行機が到着してもその後の行き場がなくなる。日本の医療機関であればある程度受け入れが出来ると思っていたが、難しい病気であるため、どこの病院も患者の受け入れに消極的であった。そして、受け入れ病院がみつからないまま、また無為な時間が過ぎていった。
2018.08.31
奇跡の社員(6)
高価な抗生物質を買いに行った話を書いたが、一つ書き忘れていたことがあった。それはここに至る前にH は大変な決断を迫られた。それは、「足を付け根から切断をするかどうか」という決断である。担当の先生からは生存確率を高めるにはそうするしかない・・・という結論から来た話ではあるが、あまりにも過酷な話である。しかも切断をしたから生存できるという保証はない・・・先生は本人にそう明確に告げた。そんな中、H 本人は頑なに切断を拒んだ。これは何を意味するのか。言い換えると、つまり死を覚悟したということである。
このような状態の中、最後の頼みの綱であった抗生物質を投与された・・・が、残念ながら効果は限定的であった。そして、寝泊りを繰り返す献身的な中国人スタッフにも疲れが見え始めてきた。
膠着状態が続く中、例えばこの状態があと1週間、あるいは一か月続いたらどうなるだろうか・・・。それは残念ながらあり得ない話であった。家族にとっても、私にとっても、そして中国人スタッフにとっても時間的制約の限界が来つつあった。
中国側の医療チームは優秀であったが、言葉が通じない為家族に対する説明も直接できないというジレンマ、そして治療もある意味行き詰まりの状況であることが見えつつあった。現状の維持は出来ても良い方向に向かわせることは難しい・・・。そして気を少しでも抜いたらあっという間に死に至る。「人喰いバクテリア」と言われている細菌が肺か脳にまで行ってしまったら望みは断たれるのである。
そこで「ここまで来たら日本に帰して最後の望みを託すしかないのでは」と考え始め、まずは、娘さんに相談を持ち掛けた。実父の死を覚悟する姿を見ていたせいだろうか・・・その時の娘さんの返事は・・・「どうせ死ぬのであれば、日本で死なせてあげたい」・・・これは強烈に心に響いた。そして同時に「日本に帰す方向も考え始めている」という話を担当の先生にも伝えた。最終的に中国側のドクターも、「日本で治療を継続すべきだ」ということになり、飛行機で日本に帰すという方向で進み始めた。ただ、もしそうなるとすると普通の飛行機では帰れない状態であることは明白なので、相当の費用がかかる。勿論過去の経験がないのでどのくらいかかるのか想像もつかない。そして、それについて誰が負担をするのか・・・これはモリチュウで負担するしかないと、腹をくくった。
2018.08.30
奇跡の社員(5)
ところで、肝心の社員Hの現状はと言うと、すっかり回復をしてフルタイムで仕事をしている。今では月に1回だけ定期健診に行っているが、それ以外は休むこともない。ほぼ全快である。
今後中国の医療事情も交えながら書いていくが、その中には思わず笑ってしまったり、開いた口が「あんぐり」のまま・・・といこともあると思う。現在本人が回復をしているということなので、不謹慎と思わず読んでほしい。
さて、この高額の抗生物質を使うことになったのだが、O社長は「これは、高いよぉ」と言いながら外に出て行った。何しに行ったのかと思ったら、この抗生物質はここの病院にはないので、他の病院に取りに行くという。「???」である。事情を弊社中国人スタッフのKに聞くと、中国では治療に使う高価な薬は処方箋を渡され自分で買いに行くのだという。確かに今までもO社長は時々どこかに行き、包帯とかガーゼとかを抱えて帰ってくる姿を見た。「そうか、あれは下の売店と薬局で必要なものを買っていたのか」・・・と後で分かった。そしてO社長はこの時、先生の指示で、指定された抗生物質を他の病院に買いに行ったのである。
更に突っ込んで話を聞くと、どうやら治療費も前金制と言うことが分かった。つまり事前にデポジットを入れて初めて治療がスタートする。そして毎日治療日報が患者の家族に渡されるが、治療が進むと、デポジットが足りなくなってくる。そうすると看護師の方が、「デポジットがなくなりそうなので、追加の支払いをしてきてください」と言われる。そして支払いが出来ないと、そこで治療が終了となる・・・。
私は気が付かなかったが、Kの話ではこのデポジットが払えずICUから出て行った方もいたとのこと・・・何ともむなしいが、これが現実であった(続く)。
2018.08.29
奇跡の社員(4)
さて、手探りでの治療を続けながら数日が過ぎていった。看病をする家族ももちろんそうであるが、一緒に見守っている中国人のO社長と弊社スタッフのKも疲労が溜まってくる。
実は、いつ何時容態が急変するやもしれぬ状態のため、誰かが病院に宿泊をしなくてはいけないのであるが、家族の方だけ泊まっていてもどうにもならない。それはいざという時に、言葉が通じないと困るからである。なので、交代でO社長とKが病院に寝泊りしてくれていた。しかし二人とも家族がいるし、仕事もある。そんなに長期間病院に寝泊まりをして貰うわけにはいかない。何か方策を考えなくてはいけないと思っていた。夜病院に泊まってくれる人を派遣してくれる会社なんてあるのかなぁ・・・しかも日本語が分からないと困るし・・・。
4日目になってもなかなか良い方向への変化が見られない。特効薬が見えてこない。そんな状態の中「最後にこの抗生物質(正式には血清と言ったかもしれない)を試したい」という説明があった。それまでも結構高価な薬が使われていたが、それはこれまでとは比較にならない位高いものだった。O社長の「んーん、これはすごいよ、高いよぉ」という言葉がまだ耳に残っている。しかし、高いからといって怯んではいられない。治療に保険が効かないことは分かっていたので取り敢えずそれなりの現金で持って行ったので即決。それを使うことにした(続く)。
2018.08.28
奇跡の社員(3)
昨日の記述の中で「今回の炎症を起こしている細菌に効く抗生物質を試す治療が続けられるのである」という記述に気が付いたであろうか。要するに、訪中した時にはこれと言った決定的な治療方針がまだ決まっておらず、様々な抗生物質を「試す」手探状態で治療が進んでいたのである。「なんということか?」とお思いになる方もいると思うし、私自身もそう思った。しかし、これについては中国の医療チームを非難することは出来ない・・・と後で分かった。
実は中国での急性壊死性筋膜炎症の発症例は非常に少ない。大連大学附属中山医院(大連鉄路医院)ではこれまでにHを含まず3人の症例しかない。大連大学附属中山医院(大連鉄路医院)は、「鉄路」という文字からも想像できるかもしれないが、実は「旧満鉄病院」であり、その起源は日本国であり、満州国が存在していたころからあった病院なのである。つまり歴史は古い。勿論いつから数えてかは不明であるが、つい最近の話ではないことは容易に想像できる。そして、同じ病に見舞われた患者のうち2人は死亡、一人は命はとりとめたものの、片足を切断となった。なので、間違いなく中国全土、あるいは世界中から情報を集めつつ、手探り状態での治療を続けていたはずである。中国側医療チームの「この患者は絶対死なせない」という執念がここに見て取れる・・・がそのことを理解したのはずっと後のことである。。
手探りでの治療方針、言葉の違いからくるコミュニケーションギャップ、いつまで続くか分からない膠着状態。そして最悪は限られた情報の中で究極の判断をしなくてはならないかもしれないプレッシャー。気丈に頑張る娘さん。不安に押しつぶされそうになりながら懸命に状況見守っている奥様。そんな中数日がむなしく過ぎて行く・・・。全体に徒労感が広がりつつあった(続く)。
2018.08.27
奇跡の社員(2)
実は社員Hは、1回目に病院に行った後、自分でも異常を感じ翌日の飛行機で日本に帰ってくるつもりだった。事前に「足が痛いので急きょ帰国する」と連絡が入っていた。正直「行ったばかりでまったく・・・」と思いつつ「しょうがない」と許可をしたのである・・・が、翌日まではもたなかったのである。
入院をした翌日弊社の現地スタッフのK(中国人)に連絡をしどんな様子か聞いてみた。彼は「あまり良くないです」と言う。「あまり良くないとはどういうことか・・・?」と聞いてみると、「社長もすぐに来た方が良いです」とのこと。「そんなにひどいのか・・・」と聞くと「そうです、命が危ないです」と言う。
そこで私は師匠の小山さんに事の事情を相談した。小山さんの答えは「すぐに現地に飛べ」とのことであった。そしてHの奥様と連絡を取り、奥様とすぐに動ける娘さん、そして私の飛行機のチケットを即手配した。娘さんは即中国入り、私と奥様は翌日、中国に飛んだ。
Kは、私たちを飛行場で迎えに来ていて、合流後、即病院に向かった。その時すでにHはICUに入っており生死の縁をさまよっていた。ICUに入っているため勿論中には入れず。状況が確認できない。ICU前の待合で無為な時間が過ぎていく。夕方一度看護士とベッドの上の本人が出てきたが、本人は多少話は出来るが麻酔でほぼ意識朦朧状態である。それもそのはず、急性壊死性筋膜炎の場合デブリーマンという過酷な治療をするしかなく、その痛みを抑えるためには強い痛み止めを服用するしかない。そんな中、今回の炎症を起こしている細菌に効く抗生物質を試す治療が続けられるのである。そして、看護師との会話も中国語なので、細かいところまで分からない。出てきても話せる時間は5分程度。訪中初日を終える前に、「これは大変なことになった」と正に途方にくれたのである(続く)。
2018.08.24
奇跡の社員(1)
昨年の2月に中国に出張をしたモリチュウの幹部が、現地で病に倒れ緊急入院をした。この話は師匠である小山昇さんの「数字は人格」という本でも紹介されている。いずれどこかでこの話をしっかりまとめておかないといけないと感じていた。今日はある宴席でこの話が出たので、しばらくこの件について書いていきたいと思う。
事の起こりは2017年2月のことである。現地(中国大連)に協力会社の定期訪問目的で出張をした弊社部長のHは、現地に着いて直ぐに足の様子がおかしくなり、付き合いの深い現地のエイジェントのO社長に電話、病院に連れて行ってもらった。足の痛みで病院に行くのだから余程のことであったのだろうが、本人は時々出る持病の通風だろうと思い、痛風の薬をもらって帰ってきた。だが、その日の夜に容態が急激に悪化し、上記の通りエイジェントの社長を再度呼び出した。
O社長が部屋に行くと、本人は顔面蒼白、そして足がはれているためズボンが上まで持ち上げられない状態となっていた。その時のHは、体の急激な変化から来るショックの為か、ほぼ呼吸困難に近い状態であった(O社長談)。昼の時に比べ、あまりにも急な変化にO社長も驚き、即救急車を呼び病院へ搬送をした。その際、O社長は「ここの病院に連れて行ってほしい」と大連大学附属中山医院(大連鉄路医院)を指名をした。O社長は外国人が病気になるとこの病院に行くことが多いことを知っており、指名したのであるが、実はこれが後に効を奏することになる(続く)。
2018.08.23
ISOの審査
本日は年に1回のISOの審査日であった。
昨年ISO9001の2015年度版に移行し、1年目の審査であった。昨年指摘された観察事項が5つあったが、それはほぼ改善が完了、「問題なし」とのお墨付きをいただき、一安心をした。実は昨年のISOの審査の後に、指摘事項に焦点を絞った点検(QC点検)を毎月行ったのだが、それが効果ありとなった。最初に点検をしたときは、ほぼ半分くらいしか出来ていなかった。そして翌月も100点満点で60点程度であったが、地道に繰り返した結果、最近ではほぼ100点満点に近くなった。なので「問題なし」となったのである。大きな問題点はなかったので多分審査は通ると思う。
「良かった」と一安心したいところだが、残念ながら今回も観察事項が2つ出た。これがまた「そこを突くかぁ」といった鋭いところであった。しかしそう思うということは「問題あり」と普段から思っていたところで、逆の見方をすれば「よくぞ指摘をしてくれた!」ということになる。普段社長が言えないことを、ISOが語ってくれることになるからである。当然QC点検に新たな項目が2つ増えることになる(やったー!笑)。そして今回は期待の若手社員3人を同席させ一緒に審査を受けた。直接聞くその指摘をどのように受け止めただろうか。
以前、地元の大先輩T社長が「ISOが俺の言いたいことをすべて言ってくれるんだよ」とお話をしていたことを思い出した。ISOの審査は、年に1回外圧を利用して会社を前進、発展させていく素晴らしい機会なのである。
2018.08.22
学生時代
学生時代は悩み多き時代である。かく言う私自身もそうであった。今考えるとどうってことないことが、当時はこの上なく深刻なことのように感じたりする。歳を重ねると鈍感になるのか分からないが、逆に触ると切れそうなくらい鋭敏で多感な学生時代は、ある意味つらい時期でもある。
そんな学生時代を「モラトリアム」と呼ぶことがある。「モラトリアム」とは「支払猶予」のことである。つまり、「社会的責任を一時的に免除あるいは猶予されている青年期をさす」と解説されているが、本来であれば「余裕」があるはずの支払猶予時期が、実はつらい時期であったりする。そしていつまでも支払猶予が許されるはずもなく、どこかで「モラトリアム」期間は終わるのであるが、それが終われない人は「自分探しの旅」を続けることになる。その代償は結構大きい。
モラトリアムを脱するには決断をすることが大事である。これは何かを選択するということであり、逆の言い方をすると、それ以外を諦める、あるいは捨てるということになる。諦めるのは良くないと一般的に言われるが、決断をするということはそういうことである。そして他を捨て、残ったところを狭く深く進むと、逆に世界が広がる。ステーブン・コビー氏の弟子であるジェームス・スキナーの引用に「集中するものは拡散する」とある。やらないことを決めて集中すると、そこから新たな世界が広がる。まさに拡散をするのである。
捨てる、あるいは諦めるとは、私にとっては前進するための「積極的選択」なのである。
2018.08.21
ストーリーとプログラミング
映像作家や映画監督が作品を作る時に当然ながらストーリーを作る。
ストーリーでは展開が重要である。展開とは、物語の順番をどう組み立てるかであり、その順番によって伝わり方、感動が違う。例えば推理小説で、最初に犯人を教えてしまうのは、敢えてそのような展開にする場合は別にして基本的には面白くない。そしてあっと驚く意外性が盛り込まれストーリーとしての深みが増す。
プログラミングはどうであろうか。これは手順を順番通りに並べるということ。そこには感動というウェットな世界は不要かもしれないが、逆にシンプルさが求められる。
ストーリーにはウェーブがあるが、プログラミングは直線である。そしてその共通点は、ゴールを明確にし、そこに至る展開を考え、順番を考慮して並べるということである。
オイラーの公式が「美しい数式」と言われるように理系にも美がある。理系と文系の違いは心の振動の有無と捉えることもできるが、個人的には、絵画で言う「印象派」と「抽象画」の違いと考えた方がすっきりする。表現方法は違うが、ともにアートである。文系だからと言って、プログラミングに対し勝手な苦手意識を持つ必要はなく、理系だからといってアートについて語れないということはない。自分自身を型にはめ込んではいけない。「色彩の魔術」も「簡素な機能美」も、共に美しいと感じられる感受性が大事であり、プログラミングに込められたストーリーが語れれば、それはまさにアートなのである。
2018.08.20
Siri
皆さんSiriはすでに知っていると思う。
i-phoneに話しかけると、言葉を理解して答えてくれるかわいい奴である。’Hi Siri’と話しかけると「はい」、素直に答える。ところが、日本語やほかの国の言葉を理解するだけでなく、音楽もしっかりと聞くことが出来る。
今年の夏、息子と飲食店に入った時にBGMが流れていた。その時息子が「この曲いいなぁ、なんだろう」と言って、Siriに「この曲を教えてください」と話しかけその天井にI-Phoneを向けBGMを聞かせたところ、見事にその曲を表示した。そしてその曲を再生すると、全く同じ曲であることが分かった。
そして、先日運転をしながら珍しくNHK-FMを聞いていたらとても素晴らしい交響曲が流れてきたので「お、これはいいなぁ」と思い、MCの曲紹介を聞いていた。しかし、ベートーベンの曲でクリーブランド管弦楽団ということは分かったが、詳細は分からなかった。そこで曲の途中でSiriに「この曲を教えてください」と伝えラジオから流れてくる曲を聞かせたところしばらく考えたあと「歌曲フィデリオ OP72」と答えた。これだけではそれ程驚かないが、「クリーブランド管弦楽団」という演奏楽団まで言い当てたのである。きっと、ベートーベンの曲であるし、「歌曲フィデリオ OP72」は他の楽団も演奏をしているのではないか。その中で、演奏楽団まで正確に聞き分けられることに驚いた。これもAIの進歩なのだろうがいずれにしてもその進歩の度合いはすごいと改めて感じたシーンであった。
先日また分からない曲があったので、「この曲を教えてください」と私が歌ってみたところ、「これはわかりそうにありません」との答え。確かにSiriの進歩は目覚ましいが、「まだまだだな」と思った。
2018.08.18
H君の旅
今日、我が社の社員であるH君が岡山に行った。
彼は模型が大好きで、わざわざ新幹線とローカル線を乗り継いて岡山にある模型屋さんに行くとのことである。何でそんなことを知っているかと言うと、昨日恒例の「社長飲み会」があり、その場で嬉しそうに話をしていたからである。H君はどちらかと言うと人との接する仕事より現場で黙々と働くことが好きなタイプである。決して外にどんそん出ていくタイプではない。しかし、今回は思い切って遠くまで一泊で行くことを決意したという。
なぜ、思い切った決断が出来たのか。もちろん趣味の模型のことでどうしても行きたかったというのもあるが、実際に行動に移せたその背景を自らが語ってくれた。「行きたいなぁと思っていたんですが、遠いしと思ってちょっとだけ躊躇したんです。でも以前にもっと遠くに行った経験があったので、ちょっとまぁ大丈夫だと思って、行くことにしちゃいました」。
少し背伸びをした経験をすると、以前は大変だ、ムリだ思っていたことが簡単に見えてくる。そしてそのことが自信につながり、更に積極性を増すことになる。自分の未知の世界は怖いので躊躇するが、それに対し挑戦をする人が、経験という財産を得て自己成長をしていく。社員には少し背伸びをした経験をさせ、受入れの許容量を増やすようにしていかなくてはいけないと思った。そしてチャンスは与えるが、それを受け入れるかは社員自身の決断。「頼まれごとは試されごと」の精神が明暗を分けるのである。
2018.08.17
組織変革の要諦
万有引力はどこにでも働く。物は必ず落ちる。なので宙に浮かせるには、何らかの方法を使い浮力を生み出さなくてはいけない。エネルギーが要る。
大気中には酸素があり、全ての有機物は必ず酸化する。地球上であればどこにいても起こる現象である。そして酸化し尽くすと、それ以上は酸化しない。つまりこれ以上変化しないと言うことは、落ち着いた状態、あるいは安定化した状態と言える。
エントロピーの法則にあるように、熱い空気と冷たい空気が混じり合うと最終的に平衡化し、あるところでバランスを取る。この時は、上記同様落ち着いた状態であり、安定化した状態である。別の言い方をすると、活性化していない状態であり、そこから活性化した状態には戻らない。いわゆる不可逆性である。
このことから分かることは、何事も放っておくと安定化し、エネルギーは無くなると言うことである。逆に活性化するためには何らかの方法でエネルギーを創出する必要がある。エネルギーを創出する唯一の方法は、安定を破壊することであり、非平衡化することである。つまり敢えてバランスを崩すと言うことである。これを、組織論の世界で言うと組織を壊す、あるいは乱すことであり、具体的には人事異動であり、配置替えである。これを創造的破壊という。創造的破壊はタフであり疲れるが、安定を崩しているので当然である。
会社に創造的破壊を促すもう1つの重要な存在は、実は新入社員である。異物が混入すると動きが生まれる。前向きなエネルギー持った存在が混入すると、前向きな変化が生じる。新入社員は、本人たちは気がついてはいないかもしれないが、存在自体が組織変革エネルギーの源泉なのである。
2018.08.16
最高の「お盆玉」
今日は、名古屋から家内のお父さんとお母さんが我が家に来てくれた。実は我が家は今月13日(3日前)に名古屋に入り、ご両親にお会いした。その時は家内の姉妹(実は4人姉妹である)家族が全員名古屋に集まり、文字通り「なごやか」な時を過ごした。その後の義父、義母の行動が圧巻であった。翌14日に三番目の妹が住む新潟上越に行き、14日と15日の二泊を上越で過ごした。そして今日既に埼玉の川口に来ている。80歳を超えている二人のこの強行軍には目を見張るものがある。
そして、今日は折角なので、ということでウチの両親も含め夕飯を共にした。とにかく爆笑の嵐である。特に先日ガンの手術をした我が父の饒舌ぶりは半端なく、ガンガン飛ばす飛ばす。そんな中で、執刀医であった先生から「あなたはガンのエリート」だ言われれ大変感銘を受けたと言う話を聞いた。なんか「エリート」とか言われると嬉しくなるが、ガンのエリートとはどういうことなのだろうか・・・なんか不思議な誉め言葉である。
よくよく話を聞いてみると、年齢的に抗がん剤は使えないらしいが、そんな年齢にも関わらずしっかり手術を受けることができるのは、年齢の割には体力がある。だから「森さんはガンのエリートなんですよ」ということであるらしい。微妙な表現だが、「なぁ、オレはエリートなんだよ」と本人はご満悦である。
兎に角、両家の両親が仲良く元気に一緒に食事が出来ることは本当に幸せである。今日は最高の「お盆玉」をいただいた。深謝。
2018.08.15
終戦の日
今日は8月15日、太平洋戦争が終わった日である。
日本人としては、この日を重く受け止めることは当然であり、私自身も勿論そうである。そしてこの日に対し様々な考え方の人が様々なコメントを発する。
では、私自身は今日の日のことについて何か語れるかと言うと、かつては色々と思ったところもあるが、今は何もない。その時それぞれの立場で様々なことがあり、時には美談もあるが、悲しいことも沢山起こっている。そしてそれはそれを起こした各人の責に帰せられるかと言うと、当時の極限状態では致し方ないと言わざるを得ない。しかし同時にだから良い、許されると断ずることも出来ないというのも事実である。要するに堂々巡りなのである。ただ一つ言えることは、過去から学び、未来志向で行くしかないのである。そして情ではなく「事」に注視するしかないのである。情はその時の立ち位置で判断が分かれるから公平ではない。
小山さんから学ぶ「情」ではなく「事」を叱れ。
矢島さんから学ぶ「過去は変えられない、未来は変えられる」。
この経営の原則たる言葉が「終戦の日」ほど深く強く感じられることはない。
2018.08.14
Think Week
'Think Week'を知っているだろうか。ある意味有名な話なので知っている人もいると思うが、これは、過去24年間で18回にわたり世界一の富豪の座についていたビル・ゲイツが毎年行っていた習慣である。
彼は、年に2回、隠れ家的な別荘で、日常業務から完全に離れ、思索にふける週を設けていて、それを'Think Week'と呼んで大切にしていた(あるいは今も続けているかもしれない)。
夏休みは長期的な休みになるので一週間とは言わないが、'Think Week'には適切かと思いきや、そうは問屋が卸さない。まず、世間が夏休みモードで落ち着いていない。そして高校野球もやっていて、目が離せない。また、どこかに一人で行って思索にふけようなんて思ったら、家族から総スカンを喰らいかねない。あからさまに文句は言われないとしても、何となく冷たい視線を背後から感じる。
本当の'Think Week'を過ごそうとしたら、外部からの接触を完全に断つ必要がある。そこで考えた。まず、「成果が出たことをそのまま真似をすることが大事」という前提の元、社員に対しては、「会社がすっごく儲かれば、みんなの給料も上がるから、それを長期的に考える時間を俺にくれ」と説得する。カミさんに対しては「オレが大金持になれば、お前も楽できる」と説得する。だから'Think Week'は必要だと主張する。それでも文句を言われたら「だって、ビルゲイツもやっていたじゃん!」と強硬に主張をする。
そして来年の経営計画書の年間スケジュールに長期休暇をちゃっかり2回入れちゃうということである。まぁ休暇と言ったって、会社のことを考えちゃうのが、経営者だが・・・。
大切なのは、単なる逃亡であると思われないよう細心の注意をすることである。
どなたか'Think Week'にふさわしい場所があったら教えてください。
2018.08.13
腹八分目
腹八分目
夏休みに入っている方も多いと思う。休日をのんびり過ごしている方や、家族サービスをしている方、様々だと思う。さて、このような長い休暇の際に、しっかり体を休めておこうと思うのは当然である。しかし、「これは理想的ではないな」、といつも考えている。
「腹八分目」という言葉がある。もちろんこれは食事に関して良く使われる言葉で、満腹まで食べるのではなく、満腹少し手前位で止めておくのが体には良いという意味である。しかし同時にこれは仕事についても同じことが言えるのではないか。もちろん全力投球で仕事を頑張ることは大事だが、毎日体力の限界まで働いていしまうと翌日に影響が出て効率が悪くなる。これは歳を重ねるほどその傾向が顕著になる。だから、目一杯頑張るのは非効率的な働き方で、本来は80%程度でとどめておくことが最も効率が良い働き方となる。そして、なぜ全力投球で働かないといけないかというと、実はその前の準備不足が原因ということが多い。なので準備をする余裕を作っておくためにも80%の働きが大事なのだ。
頑張る真面目な人ほど目一杯仕事をしてしまい、そして俺って頑張っているって自己陶酔してしまい勝ちである。しかし、ここはひとつ考え方を変え、「明日への備えが出来て初めて全力で働くということになる」と意識をしてみてはどうだろうか。
ただ、元から怠け者の人は当てはまらないので、悪しからず。
2018.08.11
イトーヨーカドーからのDM
昨日イトーヨーカドーからDMが家内に届いた。
ペリペリと開けて中を見るタイプのDMなのであるが、それを見て家内が驚いていた。中を見ると6つの商品が紹介されており、すべて20%オフになっているのだが、そこに掲載されている商品がすべて普段良く購入している商品であった。もしかしたら単なる偶然かと思っていたが、ちゃんと「ふだんのお買い物に合わせて特選した商品の『割引券』を6点ご用意いたしました」と書いてあった。アマゾンで「あなたにおすすめの商品はこれです」というのはある意味当たり前になっているが、それはデジタルの世界・・・だと思っていた。しかしDMはアナログの世界。One to One マーケティングがデジタルの世界からアナログの世界に逆輸入をされて来たわけである。
「ふぇーっ」と驚いていたら、大学生の息子が「そんなの偶然であるわけないよ」と言っていた。なるほど、若い人たちの間では当たり前の世界になってきているんだということが分かった。ビッグデータを組み合わせて一人一人のニーズに合わせて対応をしていくことが当たり前になってきて、そしてその動きをAIが促進していくのであろう。
確かに便利である。時間短縮もできる。しかし自分で何かを探し、新しい世界を探求し、意外な自分を発見する機会が失われていくのではないか・・・という心配もある。デジタルやAIの世界が進歩をとげていく程、自分自身の軸をしっかり持たなくてはいけないのであろう・・・と考えている中、家内は喜々として買い物に出かけていった。
やはり20%オフは魅力であった。イトーヨーカドーしてやったり
2018.08.10
WEBマーケティングセミナー2
今日もWEBマーケテイングセミナーに出席をした。
昨日も書いた通り「プロフェッショナルコース」である。朝9時から午後5時まで不可思議な横文字単語と格闘をしながらなんとか最後まで頑張った。自社のホームページを実際に見ながら様々な分析をするのであるが、難しい言語で難儀している上に、自社のホームページの問題点がわんさか出てきて、余計に気分が悪くなった。そんな中、多少は身についたかと思うが、基本的には一緒に参加をした社員に実務は任せるつもりでいたので、「まぁ、適当にやっておこう」と油断をしていた。
ところが最後に、先生が「では二日間お疲れさまでした。ここで修了証書をお渡しします」と言い始めた。これは予想外であった。名前を呼ばれ、実際に修了証書をもらうときは不覚にも何か嬉しくなってにやけてしまったが、よく考えると修了証書をもらってしまうと「修了した」ということではないか・・・ということは、「プロになった」ということではないか!。まずい、このまま落ちこぼれのままだと「社長はプロなのに何にも分かってねーじゃねーか」と言われてしまう。
ということで、ここは「修了証書」は出さずに、そっとしまっておこう。皆さん言っちゃだめですよ!
※ちなみに今回受講したMr.フュージョン様の一連のWEBセミナーはとても分かりやすいと好評です!
2018.08.09
WEBセミナー
今日はWEBマーケティグセミナーに参加をした。
このセミナーは「WEB何とかプロフェッショナルコース」という名前である。なんで私が「プロフェッショナルコース」に出ているかというと何を隠そうよく分からない。なぜなら、実はこれは一連のコースのセミナーであり、「まぁ全部申し込じゃおうと」、安易に何も考えず申し込んだのであり、中身をよく見ていなかった。実際受講すると、セッションとか、リファラーとか、コンバージョンとか馴染みのない言葉が沢山出てきて難しい。社員に聞くと、以前一緒に受けたセミナーで学習をしたとのこと。確かに聞いたことはある気がするが、どうも頭に入ってこない。よくSEO対策とか言うが、その裏で複雑な分析が行われているということは分かったが・・・これはもっと若い人でないとダメだなぁと思った。そんなことを思いながら周囲を見回すと、みな20代の若い人たちばかり。50代の私は完全に浮いた存在であった・・・。
今日一日なんとかひぃひぃ言いながら終えたが、今日の最後に先生が「明日はもっと複雑になりますので覚悟をしておいてください!」との一言。本来であれば間違いなく登校拒否であるが、社員も来ているので残念ながら登校拒否はできない。ということで明日ももう一日頑張るが、終了時にはまず脳死状態が異常な興奮状態かどちらかであろう。
そうは言っても成果を上げないと社員から叱られるので、受講している社員と話が出来るくらいには学習をしようと思う。時代の流れは私の都合を待ってくれないし、社員から始末書提出を言い渡されるのも困るので・・・。
2018.08.08
健康法の原点
健康は第一である。
これがないと何も始まらない。しかし、いろんな健康法があり、何をやっていいか分からなくななってしまう。しかし体温を上げるという方法はどうも信頼して良いようだ。
日本人の平均体温が今は35度台とのこと。昔は36.5度と言われていたが、最近はそうではないらしい。少し調べて見たらこんな記事もあった
「約50年前、日本人の平均体温は36.8度あったとされるのに、いまや高い人でも36.2~36.3度、ほとんどが35度台の低体温に陥っているそうです。1度の体温低下で、代謝は約12%、免疫力は30%以上低下するともいいますから、これは放ってはおけません。」(https://hakuraidou.com/blog/12261/)。
そういう自分も1年前までは35.8度であった。これではまずいということで、長谷川クリニックの長谷川先生の教えに従い、少し熱めお風呂に入ってその後体を保温するという体温上昇をする方法をやってみた。そしたら、今は36.3度まで上がった。
今後、これをしっかり維持をしていくようにしていかないと・・・と改めて感じた。
2018.08.06
コミュニケーション
効率的なコミュニケーションはあるのか。
答えはNOである。
コミュニケーションの目的は共通認識であり相互理解である。そして認識が共有され、相互理解が深まれば物事がスムーズに運ぶ。つまりビジネスシーンでは効率、生産性があがる。仕事の効率は上がるが、よく考えると効率的なコミュニケーションとは別次元の話である。
モリチュウでは、進捗会議や部門長会議を行う。そこで様々な情報が共有され、同時にチェックが進む。また、別の機会に幹部からは報告を聞く時間を作っている。それほど会議から日数が空かないため、同じ情報が提供されることもある。同じ話を聞くので無駄な感じがしていた。
今日、師匠の小山さんと一緒に一日を過ごしたが、その時幹部の方が報告をされていた。その内容は前の週に行われた会議で報告されていた内容が多くあった。しかし、その中身はというと、さらに突っ込んだ内容で、前週の会議では伝えきれていない微細な内容に富んでいた。
なるほど、この様に同じ情報でも、内容が深ければお互いの理解が深まる。今後、幹部から報告を受ける時には「会議では伝えきれないところを多く教えてほしい」と事前に伝えると同時に、同じ話だからと言って聞く姿勢をおろそかにせず、傾聴に努めなくてはいけないと感じた。
コミュニケーションは回数だと改めて学んだ一日であった。
2018.08.04
夏休み
小学生の頃は夏休みが長く感じた。時には退屈に思うことさえあった。しかし、今は「夏休み」ということも意識することなく、夏はあっという間に過ぎていく。
なぜ、同じ期間なのに、この様な感覚の違いがあるのだろうか。それはきっと人間は物事を相対的にとらえる、あるいは感じる習慣があるからではないだろうか。人は常に安心をしたいと思うのは当然の欲求だが、比較対象がないと優劣が判断出来ず、安心が得られない。比較対象があって初めて安心できるのであれば、その比較対象を探すのは当然のことである。つまり物事を相対的に観ているのである。
1日について考えてみよう。例えば10歳の子供の場合、単純に言えば3650日分の1日だとすると、50歳の大人の場合は、それが18250分の1日となる。そうなると1日は、絶対的には1日であるが、相対的には5分の1の長さになる。
「あーだから年齢を重ねると、時間があっという間に過ぎていくと感じるんだ」と納得した。同時に、改めて時間を大切にしなくては・・・と思った。
2018.08.03
凪ラーメン
今日の夕飯は凪ラーメンである。
それも、家族4人で凪ラーメン。とても珍しいパターンである。たまたま川口駅周辺に全員が集まっており、じゃぁどっかで飯でも食べようということになったが、いつも「凪ラーメンがうまい」と話をしていたら、「連れていけ」ということになり、凪ラーメンになった。
わが家の4人がお店に入ってから、着席率が80%程で、感覚的にはほとんどの席が埋まっている感じであった。そこで考えてしまうのはなぜ流行っているかである。自分なりに考えてみると、
・味がいい
・接客がいい(店員の愛想がいい)
・お店が奇麗
・メニューが多すぎない。
・トイレが奇麗
勿論、立地や回転率もあると思う。しかし、上記のようなある意味当たり前の事が出来ていることが大切だと思う。使い古されて言葉ではあるが、「凡事徹底」は永遠の真理だと感じた。そしてきっと気が付いていない見えない秘訣や仕掛けが間違いなく山ほどあるはずである。
帰り際、店員さんが「いつもありがとうございます」!。客の立場からするとたまらない優越感である。また行こうと思ってしまうのは当然である。
2018.08.02
懇親会
社員との懇親会はコミュニケーションを円滑にするために重要である。
経営の師匠である小山さんの最新の書籍にも懇親会のことが書かれている。グループ別の懇親会や、直属の上司ではない人との1対1のサシ飲み会なでどである。そしてそれらは全てスケジュールが決まっており、式次第も決まっている。
かくいうモリチュウも「社長と一緒に飲む会」や部門毎に行う「グループ懇親会」などがあるが、同時にやっていはいけない飲み会のルールもある。それは「オープン(公開)にしない飲み会」をしてはいけないというルールである。つまり、社長に許可なく勝手に懇親会をやってはいけないのである。
なぜそんな堅苦しいルールがあるのか。それは、かつて仲の悪い二人の社員がいて、ある時片方がもう片方だけを仲間はずれにして飲み会を開こうとしたことがあったからである。二人とも60歳近かったが、とにかく口も利かない状況だった。当人同士で勝手にやりあっているのは最悪容認したとしても、それが会社全体に影響するとなると手を打たないわけにはいかない。そこで出来たルールが「社長に許可なく勝手に懇親会をやってはいけない」というルールなのである。
この様な困った事態が起きるとその時は困るのだが、実は結果的には非常に良いのである。なぜならば、このようなルールをつくるきっかけになるからである。なので今は社員が何か問題を起こすと「やったー!」と喜んでいる。
ちなみに上記の社員の一人は今はいなので、平和な日々が続いている(笑)。
2018.08.01
電力委員会
今日は新郷工業団地の電力委員会があった。
新郷工業団地は埼玉県川口市にある工場集積地であり、その規模から共同受電を行い、そして組合員(工業団地内の各工場)に電力を再配送している。つまり、新郷工業団地は電力の大口需要家である。
私は、工業団地内の電力に関する様々な事柄、例えば各工場についている電気メーターの定期交換の決済や将来に向けての設備更新の検討をするなどの役割を担っている「電力委員会」の委員長を担当している。とても大切な役割であるが、実は電気料金の決まり方がよくわからない。基本料金と使用料の違い位は何となく分かるが、「なんとか割引き」とか「何とか調整費」とかあり、何で割引があるのか、何を調整しているのか分かりない。物事には必ず目的があるはずだが、名前からその目的が想像できない・・・そこで今日は、言葉の定義を明確にしながら「電気料金とは何か」を学んだ
細かい話をするつもりはないが、とにかく複雑なのは良くない。私には、「複雑」という文字をひっくりかえすと「誤魔化し」と書いてあるようにしか思えない。なので言葉(あるいは用語)はもっと簡潔で分かりやすくなくてはいけないと常々思う。複雑なことは細分化し、そしてそのつながりを明確にする。具体的には細分化した言葉を矢印でつなぎ、流れを明確にする。こうすると複雑なことが簡潔になる。いずれにしても、今日の委員会では事務局の努力もあり、とても理解が深まった委員会であった。
ただ一つ閉口するのは、私の委員会に父である森会長が委員でいることである。私が委員長で父がヒラ委員・・・。まったくやりにくい委員会である。
2018.07.31
社員思い
今日は珍しいメンバーでの懇親会であった。
その中の一人、素晴らしい業績を上げている社長が面白い取り組みについて話をしていた。それは、熊谷の気温が35度を超えたら、暑い現場で働いている社員に1000円を支給するという取り組みである。35度を超えた日には毎日支給をする。そして、1000円という額にも意味がある。それは、旦那さんだけではなく奥さん(あるいは恋人)と「今日は暑かったね」といって二人でビールを飲めるようにする為だとのことである。そういう社長の下で働く社員は本当に幸せだと思う。
かく言う私はどうか・・・。残念ながら私は自らはやらない。なぜならば、最近のテーマである「社長が言い出したことを、社員はやらない、感謝をしない」という原則の元に働いているモリチュウの社員は、もしそのようなことをやったとしても、「社長、ドーモー」と言って、三分の一程度の社員ががサンクスカードを一枚書いてくれればめっけもので、それ以降はは当たり前となってしまい、いつの間にか既存権益となり、忘却の彼方となってしまう。
社員を大切にしたいという気持ちはどこの会社の社長も一緒である。肉体的、そして精神的健康について気を配るのも当たり前の姿勢である。しかし、与えること、あるいは与えられていることが当たり前になることは危険である。なので、このブログを読んで社員が希望をするのであれば、上記のような取り組みを自らの力でつかみ取ってほしい。そして自らの力でつかみ取った成果に対しては、達成感と感謝という宝物が加わる。「誰かが何かをしてくれる」という考えは葬り去らなくてはいけない。
帰りに川口駅東口にある「凪ラーメン」に寄った。そこで社員さんが「社員塾の宿題なので」といって点検シートを作っていた。夜10時半にいやいやながら仕方なく、しかし自主的にである。そしてその社員は「生田社長はすごいです!」と語っていた。この社員は自ら動き、そして輝いていた。彼が与えられていたのは「機会(チャンス)」である。
無償で与えることがいつも正しいのではないことを象徴している顔であった。
2018.07.30
「どうしましょうか」はNGワード
今期の経営計画書に「『どうしましょうか』と言わない」と書いてある。
これは勿論新入社員には適用されない。しかし2年めからは適用している。実は最初は幹部だけに適用をしていたのだが、2年目からの社員にも適用することにした。遅い早い関係なく「どうしましょうか」と言っていてはいつまで経っても成長しないからだ。
「どうしましょうか」と上司に聞く人はいつまでも「人の後ろ」をついていきたい人である。そうするといつまでたっても「自立」が出来ない。「どうしましょうか」を言い続けていると「頼る癖」がついてしまう。常に「わからない」、「どうしよう、どうしよう」を繰り返し、「誰かがやってくれる」のを期待している。結局甘え、逃げているのである。これを繰り返すと弱い人材になってしまう。なので社員を成長させ自立させるには、間違っていてもいいので「自分で決定をさせる訓練」が必要である。
何かをする時、社長が決めてしまうと、社員は楽である。にもかかわらず(先日のブログでも書いたように)社長が「やろう」と言ったことはやらない(笑)。なので自分で決めさせ、自分事にすることが大事だ。「どうしましょうか」と聞かれたときは「どうしたらいいと思う」、あるいは「どうしたいの」と聞き返すことにしている。
こうなると、社員はきついが、社員に気づかせるまで忍耐をする社長もつらい。しかし、社員を成長させ、社長と社員の判断基準の擦り合わせをしていくには、このやり取りを繰り返すことが必要なのである。
最近は、飲み会の席で自分でオーダー出来ない人が多い。そんな若手には多少荒っぽいが、このような教育が必要なのだと思う。
2018.07.28
金融機関に時代の変化を見た
先日、午後5時過ぎに地元を歩いていた。
その時に、「あれ?」と見覚えのある顔を見かけた。反対方向から歩いてきていたのだが、同僚と話をしながらであったので、私には気が付かなかったようである(というか、そもそも関心がなかったのかもしれないが・・・)。それは、ある金融機関の職員であった。その時、「銀行員が午後5時半にすでに駅に向かって歩いているのか」・・・と驚いたと同時に「こんなにも時代は変化をしているのか」と実感したのである。
金融機関と言えば(感覚的には)少し前まで不夜城よろしく深夜まで残業をするというのが一種スタンダードな印象であった。確かに最近は「ITをはじめとした様々な技術を導入しながら大分残業も少なくなってきたんですよ」とある支店長から聞いていたが、毎日ではないにしろ、保守的の代表格である金融機関でここまで時短が進んでいるのは驚きである。
働き方改革が叫ばれ、時短の推進を国全体が進める中、「そうは言っても・・・」と思いたくはなる。しかし「そうも言ってられない」のである。そしてその背景には、厳しい競争にさらされているという現実があるのであろう。
やはり外圧で変化するのである。そしてそれを前向きな変化に結び付けていかなくてはいけない。外圧歓迎の気持ちながら時代の変化をとらえていきたい。
2018.07.27
暑気払い
今日は会社の暑気払いだった。
暑気払いはここ数年恒例になっている。会社の指示で行うのではなく、企画は社員が自主的に行っている。そして社員、老若男女問わず全員楽しそうにしている。その姿を見るのは本当に嬉しい。
そして経営計画発表会で社長賞を取った社員が、その賞金の一部を負担する。今日も社長賞を取ったベトナム出身のクオンさんが「社長賞を取れたのは協力をしてくれた皆さんのお蔭です」と挨拶をする場面があった。勿論それも強制ではなく自主的にである。こんな文化が会社に少しずつ醸成されていることが更に嬉しい。
飲んでいる最中は馬鹿話ばかりで、ずっとゲラゲラである。そして特に今回はEGセミナーを受けた社員のプロファイルで盛り上がった(EGとはエマジェネティクスの略で、各個人の脳構造を4色で表現し、特長を分かりやすく伝えるもの)。まだ受けていない人は、「俺は何色だろう」と興味津々で他の人の話を聞いている。
暑い日が続き、ヘタっているかと心配であったが、皆元気だ。今日は「早朝勉強会」もあったにも関わらず、皆元気に二次会のカラオケに行った。
そんな姿を見て、一番元気になったのは紛れもなく、そう、私自身である。
2018.07.26
雇用契約面談
本日は雇用契約書の面談を行った。
全部で二回に分けて行ったが、今日で全員完了をした。お給料は社員の最大の関心事であり、同時に絶対に満足しないものである。それなのでしっかりと明確に説明をする必要がある。そして最終的にはお互い一生懸命頑張ろうと言えるのが理想形である。
今回は有難いことに皆さん非常に協力的姿勢を示してくれた。毎回このように上手くいくとは限らないが、良くても悪くてもそれを社員に包み隠さず話す正攻法が結果的には良い方向に行くのではないかと思う。そして、こうすれば上のランクに上がれるという道筋をしっかりと示すことも大事である。
進むべき方角と、その方法を具体的に示してあげると社員は頑張れるのではないか。そして、まだまだ不完全ではあるが、人間対人間だから、本音で話をすることが大事なんだと思った。
理解を示してくれている社員に対し、より一層頑張ろうと気持ちを持った。そしてそういう気持ちを持てるのは、まぎれもなく社員のお蔭である。感謝感謝である。
2018.07.25
すごい会社
今日は社員と4人で会社見学に行った。
今日行った会社は、異業種である製本会社である。モリチュウは金属の会社なので、全くの異業種であることな間違いない。
しかし、実際に行ってみると、同じ製造業であることには違いがなく、大変参考になった。特に参考になったのは、品質管理の点である。作業前の点検は当たり前であるが、一時間ごとに、本が乱丁なく装丁されているかチェックし、記録をしている。その徹底さがお客様の信頼に繋がっている。それ以上にすごいのは、製本の会社なのに紙くずが落ちていないということ。当たり前のことが、徹底して出来ていることがすごい。
今回ベンチマーキングに行った会社はホントに凄い会社である。今日一緒に参加した3人がその凄さを感じられるかどうか。それで感度の高さが分かり、自社の実力がわかる。
明日、ベンチマーキングの振り返りを行う。その際にどのような意見が出てくるか。とても楽しみである。
2018.07.24
脱真面目へ・・・
何を隠そう、私はよく真面目だと言われる。先日も同じ工業団地の大先輩経営者に「森さんはお父さんに似ず真面目だねぇ」と言われた。また、その前には他の先輩経営者からも「森さんは真面目だよな」と言われた。
昔から真面目なことは良いことだと思っていた。しかし、どうも「あなたは真面目だ」と言われると嬉しくないし、なによりも面白くない。なんか「堅物」のようなイメージがあるし、実際そうなのだと思う。これはきっと、私の祖父の影響であると思う。なぜならば、会長(私の父)が夏休みにうかれて盆踊りを踊っていたら、「男のくせに盆踊りなんか踊ってんじゃねぇ」とゲンコツをくらったという逸話が残っているくらい真面目な祖父だったからである。
よく考えてみると、真面目な人は完璧主義で何でも自分でやろうとする傾向がある。私もそんな傾向があるが、それでは社員が育たない。そして実際歳を重ねてくるとそうもいかなくなってくるというのも事実である。最近もHPの件で話を聞いているとどうも飲み込みが悪くなっていて、社員の方が理解が早い。
といことで、少し肩の力を抜いて、脱真面目を進めて行こうと思う。不真面目は良くないかもしれないが、脱真面目ならいいよね、ということで、皆さんよろしくお願いします。
2018.07.23
社長の言うことを聞かない社員がまとも
暑い日が続いいている。
先日、友人のM君が小さなファン(扇風機)のついた作業服があると教えてくれた。この暑さの中、屋外で働く社員は大変だろうと思い、とりあえず一つ買ってみた。そしてある社員に試しに来てみるように言ってみた。その翌日「どうだ、涼しいか?」と聞くと、「いいですねぇ」とその社員は応えた。
数日後、その社員はもとより、他の社員もそれを着ていない。「あれ、どうしてかな」と聞くと。「長袖なので作業がしにくいので・・・」とのこと。そしてその後、誰も着ていない・・・。
このように社長が良かれと思ってやったことは、大概上手くいかない。もちろん「どうだ?」聞けば「いいですね!」と当然答える。それは「これ、ダメですと」と、社員は社長に言えないからである。「折角お金を払って社員のためを思って買ったのに・・・」と言っても、社員にとっては有難迷惑なのである。なので、何も言わない方がいいのである。ただ、事前に「皆さんの心の中は見えないので、ちゃんと必要なことは言ってくださいねぇ」とは言っているが・・・。
ただ、そればかりでは組織は動かないので、社員を動かす必要がある。そして、その秘訣を書いた本が、経営の師匠である小山昇さん著で出版された。タイトルは、
「人を動かしたいなら、『やれ』と言ってはいけない 思い通りに部下が動く“すごい"伝え方 」。
なんか、面白そうである。さっそく読んでみようと思う。
2018.07.21
蛇口とプログラミングの話(2)
昨日は、蛇口が電気的に制御されているという話を書いた。
電気的に制御するとはどういうことか。簡単に言えば、スイッチが入ると、信号が送られ、機器を動かす。蛇口の場合は手を(あるいは何かを)センサーが感知すると(多分赤外線の反射する時間がある一定時間より短くなると)スイッチが入り(つまり信号が送られ)、電磁弁を「開」にし、センサーが感知しなくなって数秒すると電磁弁が閉まると言うことである。この一連の動きを制御するにはプログラムを組まなくてはいけない。あらゆるものが電気的に制御されていくという技術的に流れから言うと、そこに関する知識、つまりプログラミングの知識が今後ますます求められてくるのは当然である。
今、小学校の授業でもプログラミングの授業を取り入れることになっているし、ミスターフュージョンさんを始め、様々なところがプログラミング教室広げ始めている。世の中の流れを考えると、なるほどそう言うことなのか、とやっと合点がいった。
先日トイレに入ってふとこんなことを考えてしまった。ただ一つ切に願うことは、センサーが壊れないで欲しいと言うことである。トイレに入って手を洗わずに出てくるには、少々気が引けるからである。
2018.07.20
蛇口とプログラミングの話(1)
先日レストランのトイレに入った。当然用を済ませた後は手を洗う。蛇口に手を近づけると水が出た。そして手を洗った。 勿論当たり前の話である。何を言っているのか?、もしかしたら森は暑さで気が触れたのではと思うかもしれないがそうではなく、ふと次のようなことを思ったのである。
そう言えば少し前まで「蛇口をひねる」と表現していた。私の母は私が子供の頃、蛇口のことを英語で「ヒネルトジャー」と言うと真面目顔で教えてくれた。こんな嘘を教える母親はいかがなものかと思うが、要するに蛇口はひねる物であった。
今はひねるのではなくセンサーで手を感知して蛇口の弁を開ける、という機能が組み込まれている。つまり、かつては物理的に開閉をしていたものを、今では電気的に開閉をしているのである。蛇口でさえそうなので、当然のことながら様々なものが物理的から電気的にと制御方法が変わって来ていると言うことになる(つづく)。
2018.07.19
改めて「ご縁」について
昨日運命について書いたが、運命と共通する部分がある言葉に「ご縁」がある。
人との出会いは間違いなくご縁である。ではご縁は運命かというともう少し積極的な意味があるように感じる。なぜなら、人との出会いは、自分自身の引き寄せの力に起因することも多いからである。明るい挨拶、笑顔、良い返事、言葉遣い、相手に対する思いやり等の「引き寄せの力」を行使しすることで、良縁を引き寄せることができる。また同時にどんな人に近づくか、そしてどんな人に近づかないかは自分自身の選択の範疇でもある。
また、私はよく「本」は出会いであると感じることがある。なんか面白そうだなと思って手に取って、後で買おうと思ったときには売り切れてしまっていたり、在庫がなかったり・・・。「それでは後で」と思っているうちにいつの間にかタイミングを逸してしまったりする。
よく、「幸運の女神には後ろ髪がない」という。つまり、「あ、いいな」と思ってその時に手を出さなかったらつかめないということである。後ろ髪のない女神が魅力的かどうかは別として、「後で」は機会損失である(「すぐにその場でメモをする」もこの考え方に通じる)。
「ご縁」は積極的につかみ取りに行くという能動的姿勢があって初めて結ばれるのだと思う。
2018.07.18
「原因と結果の法則」と「運命」
広島や岡山を中心に襲った西日本豪雨、大変な被害であることが映像で伝わってきた。
以前、「原因と結果の法則」について書いた。すべての結果には必ず原因があり、それを引き寄せているのは自分であるという「原理原則」が書かれているが、今回の豪雨の結果を自身に原因があるとするのは果たして正しいのだろうか。当然「否」である。広島や岡山に住んでいるというのは先祖代々そこに住んでいたからという方も多いであろうし、地元への愛着もああるだろう。そしてそれはとても大切な感情である。にもかかわらず、その地域に住んでいたあなたが悪い、そこに住んでいる原因を自分が作っていると言うのは、紛れもなく酷な話である。
そうなると、結果的にそれは残念ながら「運命」としか言いようがない。勿論簡単にそう言うつもりはない。しかし何かを変えようと思っても自分ではどうしようも無いことはある。「どうしようもない」と思えることを減らすことはできるかもしれないし、その為の努力は必要であるが、それでも「どうしようもないこと」は残る。
「変えられるものを変える勇気を、変えられないものを受け入れる冷静さを、そして両者を識別する知恵を与えたまえ」( アメリカ神学者、ラインホールド・ニーバー)。
「どうしようもないこと」はつらいが冷静に受け入れるしかないのか・・・。割り切れない部分はあると思うが、きっとそうなのであろう。
変えられない「運命」もある。厳しい現実である。もしそうであれば、最も大切なことは、物事を簡単に「運命」と片付け、それを言い訳にしないことなのだろう。
2018.07.14
会長の手術
昨日、モリチュウ会長である父が手術をした。
本日見舞いに行ったが、30分前までICUにいたとのこと。ICUにいた理由は定かでないが、実際に会ってみるとかなり元気な状態であった。
その大きな理由は、ダビンチを使った手術だからである。ダビンチとは、簡単に言うと手術ロボット。大きく切開をしなくて済むので術後の身体への負担も少なく楽らしい。また、手術の際に必要とされる微妙な動きにも対応できる。例えば米粒に漢字を書くなどの作業も、ロボットでできるらしい。すごいことである。ただ、実物を見たことがないので、不謹慎ではあるが、その話を聞いた時、エドワードシザーハンズを思い出してしまった。この感覚、分かる人には分かると思う。
結果的に、手術はうまく行ったので一安心である。また、看護士さんも若く優しく本人もご満悦である。今は、「家に帰りたくない」と言い出さないかが、最大の心配事である。
(画像は。ダビンチの写真)
2018.07.13
鼻うがいに使うコップについて(2)
昨日は、鼻うがいの塩分濃度と、湯の温度について書いた。
塩分濃度は1%がいい。では1%の塩分濃度をどう計れば良いのか。巷には塩分濃度を測る塩分計あるいは、塩分測定器と言うものもあるらしいが、毎回それを図るのもめんどくさい。そうなると大切なのは目見当である。つまり、きっちり1%ではなく、大体でもよいのである。ある程度適切な濃度が分かればいいと言うことになる。
そうなると、人間の持っている最大の武器である感覚、特に味覚を利用するのが最も簡単な塩分濃度を把握する手段となる。要するに、味見をすればいいと言うことになる。そうではあるが、味見をした結果薄すぎても濃すぎても困る。
私が発見した「的外れではない、大体の適切な塩分濃度の温水を簡単に作る秘訣」は、色の濃いコップを使うという方法である。なぜならば、色の濃いコップを使うと塩を入れた際に、どの程度がちょうどいいか、コップの底に占める塩の白さの割合でほぼ間違いなく分かるからである。そしていつもお湯を入れる量をほぼ決めておけば、毎日同じ濃度の塩水ができたことになる。
最終的に、私にとって鼻うがいに必須なアイテムは、透明でもなく白でもない、「色の濃いコップ」と言うことになる。これが結論である。
2018.07.12
鼻うがいに使うコップについて(1)
先日鼻うがいについて書いたら意外とウケが良かった。
私は相変わらずほぼ毎日続けている。さてその鼻うがいだが、塩水でないとツンとしてきついのは以前にも書いた。またぬるま湯でないとキツイという事も書いた。
さて物事は具体的でないと説得力に欠ける。具体的とは数字である。そうなると何%の塩分濃度が良いのか、そして何度のぬるま湯が良いのかという事になるが、それはズバリ1%の濃度で37℃のぬるま湯が最適である。さて1%の塩分とはどういうものだろうか。昔の算数を思い出してみて欲しい。答えは、水99グラムに対して1グラムの塩である。だが、鼻うがいは正直やるだけでもめんどくさいと感じる事がある上、さらに塩分濃度を毎日測って1%の塩水を作るのは面倒の極みである。特に朝行う場合は時間も限られており、尚更そんなことをやっていられない(続く)。
2018.07.11
暑い日に車に乗るとき。
暑い日が続いている。
そんな日は、車に乗るのが憂鬱になる。何故ならば、車の中が蒸し風呂状態だからだ。そんな時に効果のある簡単な対処方法がある。「フロントガラスに銀色の反射するのを置くんでしょっ」と思った方もいるかもしれないが、チッチッチ、残念賞である。もっと簡単な方法である。すでに知っている人もいると思うが、そうでない人もいると思うので紹介しておく。
1.まず、助手席側の窓を全開する。
2.運転手側のドアを開けたり閉めたりを5回繰り返す。その際に、運転手側の窓は開けてはいけない。
3.以上。
簡単である。しかしその効果は抜群である。明日も暑いらしい。なので、車に乗る方は是非試して見てほしい。
2018.07.10
順番というノウハウ。
今日は久しぶりに飛行機に乗った。スケジュールの関係で朝6時20分羽田発の飛行機に乗らなくてはいけなかった。6時20分発だが、乗客向けに流れたアナウンスが6時丁度。結果的に最初のアナウンスから20分で全員が着席、定刻にドアが閉められた。その間焦らされた印象はゼロ。乗ったのはスカイマークエアライン。機体はB737-800。真ん中に通路があり左右に3席ずつで全部で177席。ほぼ満席だったので150人はいたと思う。
150人が20分で全員着席し、準備が整う理由は、乗客を機内に乗せる順番である。まず、窓側の人から入れ、その後真ん中の席、それから最後に通路側の席の乗客を機内に案内をする。そうすれば、順番に並んで座席につくことができる。当たり前のことであるが、これがノウハウである。
このことは、私がジムに行く際に荷物を入れる順番を工夫したことにつながる。まずは順番を明確にする。その際に大切なのは行ったり来たりしないこと。あらゆることには流れがあり順番がある。順番が逆になるといわゆる逆流現象が起こり、それを元に戻すには倍以上の力がいる。それさえなければ見事なほど時間短縮が可能となる。
まずは正しい順番を決めること。そして順番を伝え、それに従わせること。簡単ではないが出来ると効果抜群であることを、今日は目の前で感じることができた。
2018.07.09
本業第一
くら寿司が低迷していると言う記事を読んだ。
その理由は、サイドメニューが充実してないからだと言う。私自身は評論家では無いからその真意はわからないが、お寿司屋さんであるのになぜサイドメニューで客足が変わるのかよく理解できない。
お寿司を売る店であれば、おいしいお寿司や季節の味を充実したメニュー構成にすれば良いはずである。しかし、くら寿司以外の回転寿司のお店も、サイドメニューを充実したから客足が伸びたとその記事では言っている。例えばラーメンをサイドメニューに加えたから客足が伸びたと言った感じである。
サブがメインになり、メインがサブになっているのではないか。最終的にはお客様が何を求めているかということであるが、回転寿司にお寿司を求めていないのか、すでにお寿司が諦めているのか、という疑念が湧いてくる。
いずれにしても、本来売るべき物がお客様に受け入れられてないとすれば、そこはお客様の声を聞き、改善が必要である。やはり本業第一なのではと、私は感じてしまう。
2018.07.07
マイアミ(マイ網)
奥歯にかぶせていた金属が取れてしまった。
原因は、一昨日「焼きおにぎり茶漬け」を食べた時に、やや焦げたご飯にだし汁が染みた「最もおいしいところ」が、不覚にも該当する奥歯に食い込んでしまい、口を開けたときに、金属とご飯がくっついてしまい、取れてしまったと言う訳である。
本日、歯医者さんに行き緊急に処置をしてもらったが、どうしても治しもらわなくてはいけない理由があった。なぜなら、今晩は山形県の米沢牛の有名なお店にカミさんと行くことになっていたからである。
米沢牛のお店と言えば「米沢牛黄木」様の金剛閣である。自社製のステンレス鋳物の「マイ網」も使って美味しい焼肉を堪能、赤ワインを飲みながら最高の時を過ごした。この網は自慢ではないが、蓄熱性も良くお肉がおいしく焼ける網である(と言って自慢をしている)。焼肉は網で味が変わる。使い捨て網では余りにも味気ないし、折角の美味しいお肉もその味を楽しむことは出来ない。皆さんも「マイ網」持参で焼肉を食してはどうだろうか。これからはきっとこれがトレンドになるはずである。(ちなみに、お店によっては許可が必要です。ちなみに、黄木様も今回は特別とのことです)。
2018.07.02
マッターホーン
日本で指折りの洋菓子屋さんの話である。
先日、母方の実家のお墓参りに行ったことを書いた。その帰りに必ず立ち寄るのが、母方の実家であり、今は私の従兄が引き継いでやっている「マッターホーン」と言う洋菓子屋さんである。
学芸大学駅から徒歩3分程のところにあるこのお店は、身内自慢と思われるかもしれないが、とにかく美味しい。生クリームも、バタークリームも、チョコレートもみんな美味しいのである。最近では特にバームクーヘンが人気で、1日に生産できる量が限られているため、ほとんど即売り切れ状態だそうだ。紛れもなく行列ができる人気店である。
何故そんなに人気があるのかというと、一つはお店を広げない。つまり支店を作ったりしない。それと昔ながらの作り方をそのまま踏襲しているのも理由であろう。何も足さず何も引かない。この姿勢が人気の秘訣であり、お店が長続きをしている理由でもあると考える(裏側で相当大変な努力をしていることはよく知っているが・・・)。
「マッターホーン」では喫茶コーナーもあるためウインドウの中にあるお菓子をその場で選んで食べることもできる。その日は、私は「生シュークリーム」、家内は「マロンクリーム」と言うデザートを食べた。この美味しさは伝えられないので、是非行ってみてはと思う。期待はずれはあり得ない。
2018.06.30
ご縁の自覚
毎年誕生日に両親のご先祖様のお墓参りに行く。四月末から五月頭に行くのが恒例だが、残念ながら今年は日程調整が出来ず行くことができなかったので、本日母方の祖先のお墓参りに行ってきた。ここにきていつも思う事は、「ご縁の自覚」である。「ご縁」については、毎年武蔵野の矢島専務から環境整備の講義でその大切さを聞いている。
墓碑の写真を載せた。そこには天明や天保の年号が刻まれている。そして成人することなく亡くなったご先祖様の名前も刻まれている。ここに来るといつも、今ここにいる自分がいかに奇跡的なことであるかを自覚する。月並みだが一生懸命生きなくてはと肌で感じるのである。
2018.06.29
教育に関する方針
モリチュウには教育に関する方針がある。
社員の教育は大切であることは論を待たない。ではどのように教育の機会を与えていくか?
これまでは、社員に出来るだけ教育の機会を平等に与えるように努めてきた。しかし、今後は「公平」に与えると方針を変更した。もちろん新入社員や入社3年目までは平等に与えるが、それ以上は「自ら成長しよう」とする社員に教育の機会を与えると、宣言した。考えてみれば当たり前の話である。教育にはお金と時間がかかる。そしてすぐには結果が出ない。一般的に「教育投資」というが、投資である以上より多くのリターンを期待するのは合理的である。
なので、「このような勉強会に行くか?」と聞いて「行かせてください」と言う社員にはどんどんお金を使う。逆に「いや~私は・・・」という人からはチャンスが逃げていくことになる。そしてそれは社員本人の選択である。ただ、事実として、教育の機会を積極的に受け入れる社員が沢山いることは、うれしい限りである。
最初は平等にチャンスを与えるが、その後は公平性を大切にする。前向きに頑張る社員を贔屓する。そのことで切磋琢磨し、よりたくましく社員力を向上させ、モリチュウの力を底上げをしていきたいと切に期待している。
2018.06.26
スケジュールの効用2
スケジュールを立てると大切なことが分かる。
昨日、スケジュールのことを書いたが、スケジュールを組むともう一つ良いことがわかる。私は30分単位でスケジュールを組むが、そのようにスケジュールを組むと、1日でやり切れないことが分かる。そうなると。他の社員にお願いをせざるを得ない。従って仕事のやり方を伝える「仕組み」を作ることが必要になる。「仕組みを作る」と言う事は、その仕事の流れを明確にすることであり、「どこに注意をするか」、また「ここまで行ったら誰がチェックをするか」ということを決めることでもある。
つまりこれが、昨日長妻さんがコメントをてくれた「業務設計」である。家を建てる時と同様、設計書がないと何も上手く行かない。スケジュールづくりは、そのこと自体が「業務設計」であるが、スケジュールを作ることで「業務設計」が進むというのも明白な真実である。
2018.06.23
おかむら
川口駅東口にある和食のお店「おかむら」を知っているだろうか。
テーブル席が2つとカウンターのこじんまりとした店だが、清潔感の感じられる明るくてシンプルな店づくりには好感が持てる。黙々と調理をする店主の岡村氏はまだ若いが、ホテルオークラの和食の店で修行をし、オランダのアムステルダムで勤めた経験も持つ腕は確かな調理人。また、アムステルダム時代の同僚が、フロアを切り盛りをしている。適度な愛想(良い意味で)が心地良い。
また、季節に応じたお酒や料理も勧めてくれる。日本人は料理をオーダーするのがあまり得意ではないが、その様な時、さっとオススメを言ってくれるのは逆に嬉しいことである。味に対し値段は手頃である。私は美食家でもなく料理研究家でもないので、味について偉そうに言う資格はない。なので、それについてついてつべこべ言うつもりはないし、食レポをするつもりもない。ただ1つ言える事は単純に「おいしい」と言うことである。それを信じるか信じないかは、実際にお店に足を運んで食してみるしかない・・・ので「ぜひ一度足を運んでみては!」・・・と思う。
ここでお酒を飲み交わしながら、人生や経営の談義に花を咲かせることが、私の楽しみの1つである。
今日「おかむら」のことを書こうと写真を撮ろうと思った瞬間、看板が消えてしまった。写真は冴えないが、味は冴えていると思うのでご心配なく。
2018.06.22
「原因」と「結果」の法則
『原因』と『結果』の法則」という本がある。
ジェームズアレン氏が1902年に記した本である。100年以上に亘り読まれ続けている。つまり、100年という時空のフィルターにかけられ、今尚読み続けられているということは、何かしら理由があるはずである。
ある意味当たり前の事が、書かれている。「今ある結果には必ず原因がある」ということである。そしてその原因を作っているのは突き詰めれば自分自身であるということである。今の自分があるその原因は複雑多岐にわたり、直接的な原因は分かりにくい。また、原因は分かっていても認めたくないというのも理解出来る心理である。
秋に農作物を刈り取るには、春に種を撒かなくては実は取れない。これは自ら幸せをつかむきっかけの種まきのことである。土壌が悪くては、良い実が取れない。これは自分のいる外部環境であろう。そしてそれは自分で選択できる。また、挨拶と整理整頓の強制は土地を耕す行為である。また、肥料を与えなけれればたわわな果実は期待出来ない。これは教育であろう。
まえがきにこのようなことが書かれている。「自分こそが自分の人生の創り手である」。「我が人生のシナリオライターは自分しかいない」ことに気づいていな人は意外と多い。全ては自分自身なのである。
2018.06.21
ニコニコ顔でいること
ニコニコ顔でいることが大事である。
相手に対しても良い印象を与えるし、自分自身のモチベーションアップにもつながる。ただ勘違いしてはいけないのは、テレビのお笑いを見てケラケラ笑っていることがニコニコ顔と言うわけではない、ということである。仕事をする上で、その目的を理解し、そこにやりがいを感じ、その充実感からにじみ出てくるニコニコ顔が本来尊いものである。
そのことをしっかりと社員に伝えないと、楽してニコニコしているのが大事であると勘違いをしてしまう。「本来楽な仕事はない」と言っているのが日本電産の永守会長である。なぜならば、「例えば遊園地とか楽しいところに入るときは、お金を払って入る。会社はお金を払っている。だから大変なのは当たり前だ」ということである。今は少し風潮が違っている面もあるが、本質的には正しいと思う。そして大変なこと、面倒くさいと思うことがビジネスになることも多い。面倒を乗り越え、創意工夫をしビジネスにしていくこと自体が楽しいことであり、それが最終的にニコニコ顔になるのだと思う。
もっと突き詰めて言えば、仕事を一生懸命やり、儲かり、給料が増え、人生が充実することでニコニコ顔になれるのである。その場の楽しさでニコニコしていても、最終的にはしかめっ面になってしまうわけである。
更に突き詰めて言えば、楽をすることは効率アップにつながるから良いが、とにかく怠け者はダメだということである。
2018.06.20
父の誕生日会をしました。
本日は、モリチュウの会長であり父である森敬介の誕生日会を開きました。
父母、兄弟、家内、子供達と一緒の素敵な時間を過ごしました。
幸せであり、感謝ですね。
2018.06.19
物の流れ
「ニッポンの物流美」という広告を見て・・・
何気なく手に取った雑誌に「ニッポンの物流美」という広告があった。TOYOTA L&Fの広告である。和を感じさせるデザインテイストにリズム良く流れる物の様子が見て取れる、美しく思わず目に留まってしまう広告であった。
さて、「物流」とは「物の流れ」と書く。経済活動が行われているところでは常に物に流れている。私は物流の専門家ではないが、大切なのは「必要な時に、必要なものが、必要なところに届く」ということであろう。なるほどかの有名なトヨタ生産方式ジャストインタイムではないか。トヨタが自らフォークリフトや物流資材の会社を作った理由が分かった。
今日、生産量が増えてもその割に利益が出ないという話を聞いた。どうも工程間で物が滞留をしているために生産効率が落ちるという。そうなると、ゴールドラット氏のTOC理論登場である。そして、プロセス管理の出番である。そのプロセスをいかに一定のリズムで流れるか、あるいは流せるか。そしてボトルネックはどこか・・・丁度先日学んだマーケティングの話につながってくる。色々あるが、結局のところは全て結びついているようだ。さて、わが社はどうか?
この広告のように、リズムよく美しい流れが出来るよう見直さなくては、と密かに強烈な危機感を持った今日であった。行動行動!
2018.06.18
言葉の定義
コミュニケーションを取るうえで大切なこと・・・それは言葉の定義である。
なぜならば言葉の意味が統一されていなければ、お互いに理解ができないからである。分かりやすいのは外国語でのコミュニケーションである。相手の言っている意味が分からなければ、コミュニケーションができない。当然のことである。
しかし、それが日本語でも起こりえる。なぜならば、こちらが言った言葉の意味を相手が知らなければ意思疎通は出来ない。こちらが知らない単語を使った場合はまだいい。「え、それってどういう意味?」って聞いてくれる可能性が高いからである。最も性質が悪いのは、何となく分かったつもりになっている言葉である。
モリチュウでは、整理整頓と言ったときに、社員全員がその意味の違いを理解している。「これを整理してください」と言えば、社員は必要最低限のものを残して捨てることと理解し行動する。しかし、残念ながら「報告をしなさい」と言ってもこれができない。モリチュウでは「報告とは自分と部下の手柄を上司、社長に認めさせること」となっているが、どうも手柄を立てたくない社員が多いようだ(笑)。
最近では本を読まなくなった人が多いせいか、語彙力が低下し、コミュニケーションが取りにくい。以前にも書いたが、質問に答えないというケースも結構ある(モリチュウの経営計画書の「コミュニケーションに関する方針」の基本には「質問に答える」という方針を入れた)。ITでスマートな世の中になってきたが、言葉の定義の重要性は変わらず、逆に高まっている。語彙力低下の昨今、言葉の定義をしっかり伝えた上でのコミュニケーションが求められる。今世代、意思疎通にはかなりの力技が必要のようだ。
2018.06.16
「すべては一人の意欲から始まる」。
何気なく過去のメモを見返していて見つけた言葉。これは、ルノーの取締役会長、日産自動車の会長更には三菱自動車工業の会長でもある。カルロス・ゴーン氏が日本経済新聞の「私の履歴書」で書いていた一文である。
物事の起こりは実は小さな行動から始まる。それは水面に起きた小さな渦が、大きな渦潮に発展していくのと似ている。組織の中で言えば、それは一人の意欲ある、あるいは勇気ある行動から変化が始まると言える。そして必ず変化起こすことができると信じて疑わない強い意志が必要である。言い換えるとちょっとおバカなくらいで丁度いい。そして(良い意味で)馬鹿ほど怖いものはないと言う。
具体的な目標や目的あるのも良い。あるいはそれが思い付かないのであれば、漠然とでもいいから今よりも良くなりたいと思い、昨日より何か一つ良い変化を起こせばいい。大切なのは醒めない、諦めない事である。自分の小さいかもしれないが意欲ある行動が、どこかに影響しそしてそれが大きなうねりとなって自分の想像超えるような現象を起こすことになるかもしれない。それを考えるととても楽しいではないか。
でも、悪い方向の意欲ある行動はしちゃいけねぇな・・・。それが大きなうねりになったら大変だから。
ゴーン氏の言葉を見つけて何気なく思った雑感である。
2018.06.15
夢を語る
今日は幹部との飲み会だった。
幹部は、典型的な中間管理である。中間管理職は、社長と社員の間に挟まれて最も辛い立場である。その中で幹部のモチベーションを保つためには重要なことが2つある。1つ目は給料である。しかしこれには上限がない。社長にとっては辛い。もう一つは、会社の夢である。社長が夢を語ることで、幹部がモチベーションを保つことができる。もちろん、夢が嘘ではダメだ。しかし多少のホラはあってもいい。いずれにしても、夢とかホラではなく、ビジョンを語り共有する事はモチベーションアップにつながる。社長は、夢を一生懸命そして本気で語らなくてはいけない。
夢を持てるか持てないかは、現場への危機感から生まれることである。夢の達成裏側には危機感がある。このことは社員にはわからないが、経営者はいつも抱えていることである。危機感に対し、逃げることなく常に向き合うことが、結果的に真剣に夢を語ることになる。
2018.06.14
メモを取る習慣では不十分
メモを取ることは社会人として当然のことである。
昔、子供の頃は新聞チラシの裏紙などを切って束ねてメモ用紙を救っていた。母親が良く作っていたのを覚えている。しかし、バラバラになったメモは、どこに置いたか忘れてしまう事が多々あった。なのでメモは一箇所にまとめておく必要がある。私の場合は一冊の小さいノートに全てまとめている。かつてはA6のノートであったが、今はB7の大きさである。少々小さすぎると感じる方も多いと思うが、慣れると問題ない。それ以上にYシャツの胸ポケットに入るので、いつでもメモが取れる。これは尊敬するプリマベーラの吉川社長から学んだ事である。
メモを取る習慣と同時に大切なのがメモを振り返り、終わったものを消す習慣である。これをしないとメモが溜まっていく一方で消化不良状態になる。なまじっかメモを取る習慣があることで逆にメモが溜まりすぎてしまうと言うことになる。入れたものは出さないと健康に良くない。自分の体にたとえてみれば理解しやすい。なので必ずメモを振り返る言う作業はメモを取るのと同じ位重要なのである。
2018.06.13
これは神対応では・・・!
毎年、鳥越祭りに行く。
鳥越まつりは日本で一番重いお神輿を担ぐお祭りである。地元の人たちは勿論、地元以外からも「我こそは担ぎ手」という人が集まるお祭りである。私は仲人をしていただいた先輩が地元なので毎年御呼ばれをしている。先日フェイスブックで我が川口のT君も担いでいたらしい。
さて、鳥越まつりは鳥越神社のご神体を祭るお祭りだが、その鳥越神社に行くには御徒町からバスに乗っていく。そのバスに乗っているときのことである。
ある乗客が多分、運転手さんに行きたい病院がどこにあるかを聞いたんだと思う。その後の運転手の対応に思わずうなってしまった。以下、運転手さんのマイクを通して聞こえてきた声である。
「○○病院は■丁目あたりではないでしょうか・・・」(少々自信なさげに・・・間があいて)
「(その病院の)住所分かりますか?」(乗客が病院の住所を答えた模様)
「その住所だと、多分○○辺りではないでしょうか」(やはり少々自信なさげに・・・間があいて)
「ご乗車の皆様の中で〇〇病院を知っていらっしゃる方はいますか」(すると乗客で知っている人が現れて説明をしている様子・・・しばらくして)
「ご協力ありがとうございました」
知らん顔をしてもおかしくないが、この運転手さんはお客様のお困りごとをそのように解決をしていた。「都バスの運転手さん、すごい!」って拍手喝さいをした次第である。
2018.06.12
質問と報告
今日はお客様訪問をした。
お客様訪問に入社1年目のTくんが同行した。T位君は入社前からとても積極的であったが、入社後もその勢いは衰えず一生懸命がんばっている。そして、今日一緒に同行する中で、途中で様々な質問をしてきた。これは社長にとってはとても嬉しいことである。なぜならば前向きで、かつ仕事に対して関心が高い証拠だからである。同時に、報告もあった。先日与えた課題に対して、まとめをしてきており、「後ほど報告をしていいですか」と聞いてきた。
質問と報告、これは両方とも、「気づき」のレベルを表すバロメーターである。「質問しなさい」といっても全然質問してこない社員もいる。これはしないのではなく、「出来ない」のである。なぜならばアンテナが立っていないからである。できる社員になるか、できない社員なのかは、質問と報告のレベルを見ればわかるし、出来る社員にするには、「質問をさせる機会」をたくさん作り、「事前に質問を準備させる」と言うことも必要である。
報告も然り。報告を聞く機会を作ることで、アンテナを立たせることができる。「その場で何か言え」と言ってもなかなか言えない。なので、事前にいつ報告を聞くかを決め、しっかり時間をとって報告させる。そうすれば否が応でも何か報告をする準備をしなくてはいけないので、アンテナが立つ。
なるほど、質問と報告の機会は、社員の成長を促すことになる訳である。
2018.06.11
いわゆる翻訳
昔は物事を難しく書く人が頭がいいと思っていた。
特に学生時代はそうである。カッコいいとさえ思っていた。しかし今はそういう人全く尊敬しない。なぜならばわざと難しく書いて読者を煙に巻こうとしている感が窺えるからである。そしていかに自分が知識人であるかをひけらかしているとしか思えないと感じることさえある。
実際世の中は複雑である。しかし、その難しいことをいかに分かりやすくすることが出来るかが、ある意味貴重な技術になっている。池上彰氏が最も顕著な例である。
難しいことを簡単にするには、細かく分けることがコツだと私は考えている。難しい漢字も「へん」と「つくり」に分け、さらに細分化すると単純な文字(あるいは形)の集まりになる。そしてその単純な文字の配置を覚えれば難しい漢字でも書けるようになる。そして最終的にはそれを画像として脳の中に焼付ければいいと言うことになる。
あとは、いかに分かりやすく分割してあげるかである。この細分化と配置は実はロジカルシンキングやプロセスマネジメントにもつながる原則である。ちなみに、私はこれを「翻訳」と呼んでいる。
(というわけで本日の写真は池上彰氏)
2018.06.09
揃える(2)
揃えるレベルが違いを生む。
昨日、経営計画発表会で揃えることの大事さを再認識した。そんなことを考えているうちに、確か高校野球ですごいお辞儀をする学校があったなぁと思いだして、調べてみた。そうしたら出てきた。山形中央高校だ。テレビでも放映されていたので、知っている方も多いと思う。
山形中央高校は朝練でお辞儀の訓練をしたり、行進の練習をしたりしているがそれがピタッと揃っている。余りにもすごいのでビジネスマンが見学に来るらしい。
揃えるということはどういうことか・・・改めて考えてみたが、いみじくもその答えを監督が言っていた。「仲間を思いやること」である。お辞儀にしても、行進にしても自分が好き勝手していたら絶対に揃わない。相手の動きに合わせたり、全体の動きに目くばせをして合わせることが必要だ。それは自分勝手の反対で、「思いやり」であり相手への「気遣い」につながる。それが出来ていないと、共に働く仲間への気遣い、ましてやお客様への気遣いなど出来るはずはない。
そう考えると、次に使う人のことを考えて物を元の位置に戻す「整頓」も、ベースは「思いやり」「気遣い」である。揃える訓練がそこにつながると今更ながら理解した今日であった。
2018.06.08
揃える
本日は第九回目の経営計画発表会であった。
これは毎年年度初めに開催する恒例行事となっているが、内容としては「今年度はこの様方針で会社運営を進めます」と言うことを社員に伝える行事である。
その際には日頃のからお世話になっているご来賓をお招きしている。やはりご来賓なので会社の一体感を感じていただく必要がある。一体感を感じていただくためには形でそれを表さなくてはいけない。その一つがお辞儀である。たかがお辞儀、されどお辞儀。これがなかなか揃わない。なので、何回も練習する。きっと50回位はやっていると思うが、そこまでしてやっと揃うかどうか、である。
ある意味くだらない事かもしれない。しかしこのくだらない事にこだわって、繰り返し練習できることが、会社の強さにつながっている気がする。
第42期がスタートした。今期もいばらの道が続くが、社員の一生懸命な姿を見て、社員と一緒に一体感を持って乗り越えていく覚悟をした1日であった。
2018.06.07
質問に答える。
国会中継は面白い。
何が面白かと言うと、ミスコミュニケーションの連続が楽しめるからである。議会や委員会では様々な質疑応答が繰り広げられるが、その質問に対して答えていることがまれであり、その対応はある意味芸術的ともいえる。
質疑応答はコミュにケーションを取る上で非常に重要である。この質疑応答が出来ない人があまりにも多い。具体的に言うと、
「これはいつまでに完成しそうですか」と聞くと、「そうですね、2、3日くらいです」と答える場合がある。しかしこれば「いつ」と聞いているので、「何月何日」と答えるのが正しいはずである。
また、「これはペンですか」と聞いた時に、「青いのがペンで、赤いのは鉛筆です」といった答えをするときもある。「これはペンですか」、は'Yes-No Question'なので「はい」か「いいえ」が最初に来なくてはいけない。
「なぜ問題が発生したのですか」と聞くと「いや、実は〇〇さんには言ったんですが、どうも理解をしていなかったみたいで・・・」などとなる場合がある。しかしこれは'WHY?'なので「なぜならば」で始まる答えでなくてはいけない。
まずは5W1Hの質問なのか、Yes-No Questionなのかを明確にする。そして'when'と聞かれたら「〇月〇日」、'Where'と聞かれれば、「場所」を答える。'Yes-No Question'でれば最初に「はい」か「いいえ」を答える。
ここを意識すると、余計な会話がなくなり、余計な情報がなくなり、伝えるべきことが伝わり、時間も短縮できる。そして結論から話すという貴重な習慣が身につく。話が長い人は、話の核心が見えないため、結果的にコミュニケーションが下手である可能性がある事を自覚する必要がある。まずは自分が質問に答えているかを確認する習慣を身に付けることが重要ではないか。
2018.06.06
執念をもっているか
クールでドライは格好悪い
ひがみではない。クールで恰好良く結果を残す人がいる。その典型はイチローであろう。しかしイチローは実は努力の人であり、ルーチンにこだわる人であることは有名である。
執念というと怖い感じがする。しかし実際に結果を出すには執念に近い気迫が必要である。執念には徹底が求められる。徹底とは他人から異常と思われるくらいに行うことと学んでいる。残念ながら「自分が出来る」と思っている人は学ばない。「大丈夫」と慢心をしている人は間が抜けるため結果を出せない。なぜならば、執念を持って仕事をする必要性に気が付かないからである。そして悲しい哉文句を言う。
常に危機感があるから執念が生まれる。しかし一般の人には執念は生まれづらい。なぜなら今月の給料は支払われるし、他人が、会社が、国が何とかしてくれると思っているからである。なぜ、自分の人生を他人の掌中に委ねるのか。
湯気が立つくらい執念を持って仕事をしている人が、最終的に結果を生む。だからクールで恰好良くはない。仮にそう見えたとしても、背景になる血みどろの努力に注目すべきである。
2018.06.05
変わるということ
時代は変わる、お客様も変わる、会社も変わる、自分も変わる。
変化対応が生き残るためには必要であるという。これは言い古された言葉だ。恐竜が滅びた理由は何かというと、それは地球の大きな気象変動に対応出来なかったからと言われている。最も強い昆虫がゴキブリであるように、したたかに生きるすべを身に付けることは必要だ。
音楽も昔ながらの音楽をただ続けていればよいというわけではない。流行に流されない姿勢はポリシーを貫いているようでかっこういいが、結果的に売れなければ意味がない、というか生きていけない。サザンオールスターズがヒット曲を出し続けているのは、レトロな懐かしさを感じるサウンドを、今にマッチするようアレンジする嗅覚のするどさと、その引き出しの数の多さのなせる技であろう。
変化を求められているにもかかわらず変化できない、というが変化しようとしないのはなぜか。それは変化する必要性を感じていないからと、変化しなくてはいけないことに気づけないからである。ぼーっとしているのである。進歩せざるは退化である。変化を、言い換えれば成長を拒否あるいは否定することは、意識していようと、無意識であろうと人生を捨てることに等しい。前向きな変化は必要ない。環境に応じて変化をすることが必要なのである。
時代の変化とともにマーケットも変化する。お客様もライバルも変化する。自社も変化しなくては生き残れない。いわんや、自分自身をや、である。
2018.06.04
本を読む習慣
本を読む習慣は、良い習慣か、良くない習慣か・・・・?
基本的に本を読む習慣は悪いことではない。他の人が過去に体験をしたことを効率よく学べるからである。しかし、それも年齢にもよるのではないか。
私的な感覚では、40歳までは読書欲が旺盛である方が良いと感じる。しかしそれ以降は少々考えなくてはいけない。まず、本を読むと時間が取られる。そして知識が増える。知識が増えることがいいかというと勿論いいことではあるのだが、却ってよくないこともある。これは情報化社会の中で情報過多になってしまう現象に似ている。情報過多になると身動きが取れなくなってしまう。多読の場合も情報過多同様の現象となってしまい、いざ得た知識を行動に移そうとすると迷ってしまうことが多い。また、読んでいる本が面白いので読書に時間が取られてしまい、結局行動できないで終わってしまうことが多い。つまり、読むことが目的になってしまっているのである。
そんな中、最近また無性に本が読みたくなっている。年に数回そのような病気が発生するのだが、いつもそこで疑問に感じてしまう。なので最近は適当に読むことにしている。そして途中で終わってしまう本が積まれている、いわゆるセミ積読状態が生まれる。
積読も問題だが、読書しても得た知識を使って具体的な行動に移さないことはもっと問題である。なぜならば価値を生み出すのは行動だからである。
このせめぎあいの中、どう折り合いをつけていくかが現在の課題である。面白い本ほど罪なものである。
2018.06.02
ブログは何のために書くのか
昨日は久しぶりにブログを書かなかった。
そもそも、なぜブログを書くかというと、その日の面白かったことや、気付いたことなどを書くことで、1日の振り返りをすることになるからである。1年に1回振返りをする習慣があるだけで大きな差が生まれるのであれば、毎日振返ることで、もっと大きな成果が生まれることが期待できる。あのラグビーの五郎丸も2015ラグビーワールドカップの期間中、毎日日記を書いていたではないか。では「やらない手はないと」思い書き始めたのである。
しかし、誰も見る人がいないと心が折れる。そのためには「外圧」が必要である。そこで公開をし始めたのである。最近は社員も見ていて、今度モリチュウメルマガのブログ欄のタイトルに、ご丁寧に「社長ブログ、ほぼ毎日更新中」と入れるという(「ほぼ」と入れてくれたのが不幸中の幸い)。これ以上の外圧はない。
さて、昨日といえば、残念ながらその「振返り」が出来なかった。振り返りを阻む大きな外圧の所為である。これはなかなか手ごわい。自覚症状はあるものの、その程度は徐々に深く体の中に浸透し、体全体を麻痺させていき、最終的に振返りをする機能を停止させる。そして昨日は、結果的に悲しい哉その外圧に屈したのである・・・。
要するに・・・単なる飲み過ぎである。
今から、ここから、自分から(by矢島茂人)
今日からまた頑張ります!
(最後に行ったお店、川口銀座通り商店街にある「ミルウォーキーズクラブ」の写真とURLを記載しておきます。おいしいバーボンが飲めます!)
http://milwaukeesclub.c.ooco.jp/
2018.05.31
嘘のようなホントの会話
一昨日の昼食の時の二十代から三十代前半の男性2人の本当の会話です。
(写真は、その時食べていた煮魚定食のイメージ画像)
Bさんの方がやや先輩な感じです。
A「あのさぁ、懲罰委員会って本当にできるんすかねぇ」。
B「なんかホント見たいよ」。
A「えーそうなんだぁ」
B「昔はそんなのなかったのになぁ・・・」。
A「ふ~ん・・・やっぱホントなんだぁ、なんでそんなの作ったんすかねぇ」。
B「うちみたいな老舗企業はさぁ、どうしてもマンネリになるから、そういうのも必要なんじゃないの。でも、お前・・・なんでそんなに気にしてんの」。
A「いや別に、なんも無いっすけど・・・でもそんなのにひっかかったら嫌じゃないっすか。オレ、とりあえずそれなりに働いて、定年まで無難に過ごせればいいんですよねぇ・・・どうすればいいんすかねぇ・・・?」。
B「うーんそれは、良くも悪くも自己主張しないことだよな・・・うん」。
思わず吹き出しそうになってしまいました。でも、人の会話を盗み聞きするのは良くないですよね(笑)。
念のため繰り返しますが、写真は、その時食べていた煮魚定食のイメージ画像です。
2018.05.29
Mr.Fusion様のセミナーに参加をして。
問題大有り。自社のホームページの問題点が沢山みつかった。
本日は、Mr.Fusion様で開催されたセミナーに参加をしてきた。簡単に言えば「ホームページの活かし方」となるが、その内容が非常に充実していた、と言えば聞こえはいいが、私にとっては貴重な情報満載のセミナーで、「頭の中がウニ状態セミナー」でもあった。
通常、ホームページを活かすとなると、「SEO対策」だとか、「検索キーワード」」という話になる。勿論それらも大切だが、その根本を理解していないと何にもならないということである。木の枝葉を茂らせるには、根っこがしっかりしていなくてはならないという、考えればごく当たり前の話であるが、だからこそ奥が深い。
PDCA、曖昧さの排除、プロセスの大切さ、ロジカルシンキング、細分化、具体化、実践・・・といった、本屋さんに行けばてんこ盛りのテーマであるが、それを具体例を通して学んだ。なぜならば、Mr.Fusion様は評論家ではなく実践者であるからである。ホームページというテーマを通してビジネスの原理原則を学べたすごく刺激の多い一日であった。そして、自社のホームページを見て、問題点が沢山見つかった(ウイルスに侵されたとかではないので、その点はご安心を)。
そんなことで、脳がウニ状態になったので、赤羽で途中下車をして脳内洗浄をした。その時のお店の写真をアップします(あまり関係ない写真ですが・・・)。
2018.05.28
謎の赤いベストを着た社員の正体
モリチュウにはある時間になると、赤いベストを着た謎の社員が出現する。
それも時間帯によってベストを着ている社員が違う。なぜか?
ところで、作業の途中で電話を取らなくてはいけなかったり、集中しているときに話しかけられて、イラっとしたことはないだろうか。私はしょっちゅうある。これはとてもストレスであるし、仕事の仕効率が悪くなる。同時にミスにもつながる。それを避けるためにモリチュウでは「集中時間」を作っている。
これは、かつてトリンプが行っていた(あるいは今でも行っているかもしれないが・・・)集中時間のパクリである。現在は主に女性社員を中心に行っているが、1日1時間の集中時間を作り、その間は「電話に出てはいけない、本人から話しかけることは良いが、周りから話かけてはいけない」というルールになっている。
そして今誰が集中時間中であるか、一目でわかるように目立つベストを着用していると言うのである。昔は机の上に目立つようにサインを置いていたが、不十分であり、声をかけてしまう社員が多かった。なので今は目立つ赤いベストを着て、集中時間の「見える化」をしている。
赤いベストは、最初は恥ずかしかったようだが、今では大分慣れているようである。
2018.05.27
Googleサイトの新バージョンを使って見た
パソコンのデータがどこに入っているかわからなくて困った事はないだろうか。
自分のパソコンや会社のサーバーのどこにデータがあるか、探すのにとても時間がかかってしまうということがないだろうか。この理由はデータ検索スピードが遅いのと、データの環境整備、つまり整理整頓が出来ていないからである。その両方を解決する方法の一つがクラウド上でのデータ保存である。
現在クラウド上にデータを保存するサービスは沢山あるが、モリチュウではGoogleのビジネス版と言われている、Gsuiteを使っている。一番の理由セキュリティーがとてもしっかりしているのと、社員の入退社の管理がしやすいことなどが挙げられる。またGsuiteを使いながら、ドメインにmorichu.co.jpを使えることも理由の一つと言える。人数がもっと多い会社であれば少々物足りなさを感じるかもしれないが、50人以下の会社であれば、十分に使える気がする。
もう一つの魅力がGoogleサイトと言われる一種のメニュー画面が簡単に作れることである。このメニュー画面は、とてもシンプルでパソコンデータの環境整備にとても役にたつ。正直、画面と操作性のシンプルさにこだわっている為、自由にカッコいい画面は作れないが、カッコいい画面を作るのが目的ではないので全く問題がない。最近は旧バージョンから新バージョンへのコンバートが容易になり、見た目も格段に良くなっている(写真をご参照下さい)。
これについてはまだ成果が出ているわけではないが、今後このGoogleサイトを使ってデータの整頓を推進していくことにより、さらに業務の効率化と探す手間が省けるような気がする。改善を重ね様子を見ていこうと思う。今後がとても楽しみである。
2018.05.25
会社の夢と社員の夢がシンクロする日を夢見て
昨日のブログで「具体的な数値目標がないと社員が動けない」と書いた。では、数値目標を設定するだけで社員が動くかと言うと、それほど甘くはない・・・のがモリチュウの社員である。目標を作るだけでなんとなく達成感を感じてしまうのは、参考書を買って勉強をした気になってしまうことと同じでよくある現象である。しかしそれでは成績は上がらない。
今度は社員が目標に向かってしっかりと取り組んでいるか、つまり行動をしているか、しっかりとチェックする方法が求められる。経営計画書の目標を絵に描いた餅にしないためには、それをチェックをしやすい資料を作るということがとても大切だが、実は昨日、今日と幹部と一緒に所謂その「チェックリスト」を作成していた。
経営計画書を見ながら、どんな数値を管理していったら良いかと幹部に考えてもらっていると、意見がどんどん出てきた。その数字を達成するかどうかは、今後の活動次第だが、まずはそこに対してアンテナが立つ。これは非常に効果がある。ちなみに考えているのは全員30才前の若い社員たちである。
若手社員が自分たちの手で会社を創る。会社の夢と社員の夢が一致する日を夢見て挑戦は続く。
2018.05.24
具体的であるか?
社長が具体的な目標設定をしない限り社員は動けない。
今日は、「経営計画資料」を幹部と一緒に作成をした。経営計画資料というのは簡単に言うと会社の数値目標を毎月チェックしていくための資料である。
今までは、自己流で売上や粗利益等を見てきたが、実際にはもっと様々な数字をチェックしていかなくてはならないことを痛感した。
同時に、社員は「経営計画書」、つまり「社長の方針」に従って動くが、社員が動きやすくするためには、具体的に数字に落とし込んだ目標を提示することが必要であることも痛感した。今まで理念的な経営計画書の文言が多かったが、それでは社員は動けない。しっかりと数値目標を示し、それを達成するにはどのようにしていくかを幹部と社員と共有をしていくことが重要だということがわかった。「社員が動くか動かないか」、というよりは「動けるか、動けないか」は、社長がどれだけ「具体的」であるかによる。相田みつお曰く、「具体的に動くことだね」。社長が「具体的」でなくては、社員は「具体的」に動けない。深く大きな気づきを得た1日であった。
2018.05.23
自己成長のための必須条件
先日、モリチュウの社員二人がフォークリフトの技能講習に参加をした。毎度の事だが、研修後に感想のボイスメールを入れてくれた(ちなみに、ボイスメールはいわゆる音声メールである)。
その際のコメントの例を挙げてみると、
「他の人が実習をしているのを見ていると、自分が指摘されたことがよく分かり、講師の方の指導が確認できました」。「レバーの操作が粗い人がいて、自分もそうしていると感じました」などといった、実際にフォークリフトの運転に関するコメントもある。
しかし、そこから発展して、
「今回は試験もあったので、事前に復習をしていきましたが、お蔭でスムーズに受験をすることが出来ました。復習の大切さを改めて認識しました」。「自分の番ではない時にでも、学べることは沢山ありました。空いている時間の有効活用が大切だと感じました」。「落ち着いて運転をしないと失敗する事が分かりましたが、普段の作業も同じようにやっていると思うので、まずは落ち着くことを肝に銘じ、今後の自分の作業にも生かしていきたいです」といったコメントも伝えてくれた。さらに、「オートマ限定の運転免許でもフォークリフトの免許を取れるか講師の方に聞いてみたら、問題ないとのことでした」と、プラスαの情報も伝えてくれた。すべて能動的に動いてくれれいる証拠である。
技術系の講習は、勿論技術を学ぶ場であるが、自らの姿勢次第でそれ以外の多くの気づきを得るチャンスでもあることを社員から教わった。ポイントは、「どれだけアンテナが立っているか」、いや「アンテナを立てているか」である。与えてくれることを待っているだけの状態では何も変わらない。自らつかみ取ろうとする能動的、積極的な姿勢は自己成長の必要最低限の条件なのだろう。
2018.05.22
「振返り」の大切さ
今日はとても嬉しいことばかりである。特に「振返りの大切さ」の観点から、モリチュウ社員の成長を感じ取ることができたことは本当に嬉しい。
今日は、株式会社武蔵野の矢島専務の講演会であった。埼玉の武蔵野サポート会員企業の社員が100人以上集まって聞く、年に1回恒例の矢島専務(以下矢島さん)の講演会である。
矢島さんは、講演会の中で数多くの貴重なメッセージを伝えてくれているが、その中の一つに「振返ることの大切さ」がある。モリチュウでもその意を汲んで、講演会やセミナーに行った際には気づき3点をボイスメールで共有することになっている。驚いたことに、午後6時4分までには講演会に参加をした社員全員から気づきのボイスメールが入っていた。講演会は5時に終わっていたので、約1時間以内には全員からボイスメールが入っていたということになる。しかも特別に参加をしてくれた派遣さんからも入っていた。ここまで社員が理解をしていたとは思わなかった。
これは数年前のモリチュウでは考えられないことである。社員がそれだけ成長してくれていると言う事と、「振返り」の大切さを心底感じ取ってくれていると言うことであろう。勿論、嫌々ながら仕方なくやっている社員もいるかもしれないが、まずは形からである。社員への感謝以外の何物でもない。改めて、この原理原則を伝え続けていくこと、そしてそれを社長が率先して垂範していくことを誓った次第である。
ちなみに、矢島さんの繰り返せば上手になる習慣は健在で、それどころかさらにパワーアップしている感じがする。60歳に近づきつつある中、この柔軟性は通常では考えられない。
矢島さんの至宝のメッセージは、今後私そしてモリチュウ社員全員の心の宝石となって輝き続けるはずです。矢島さん、貴重なご講演ありがとうございました。
2018.05.21
史上最強のチェックリスト(個人編)?
皆さんの中で、家を出た後「財布を忘れた!」とか言って家に取りに戻ることありませんか。
かく言う私も以前は家を出て車に乗る手前で、「携帯電話忘れた」とか「名刺忘れた」とか言って家に戻る頻度がとても多かった。ときには2回家に戻ることもあった。このロスは、朝の早い時間には非常に大きな負担になるし、それ以上に機嫌が悪くなる。「記憶力低下か?」とか「老化現象か?」などと心配するかもしれないが、決してそうではない。その大きな理由は「朝急いでいて焦っているから」と、「適切な道具がない」からである。
その両方を解決する道具がある。それが「チェックリスト」である。「え、そんなことかよ!」と思うかもしないが、侮るなかれである。
とは言え大それたものでもない。毎日持っていく物をポストイットに書き出し、それを壁に貼り付けておくだけである。そして出がけに一つ一つチェックをする。持っていくものが書いてあるので漏れがない。そして一つづつチェックするので焦らない。そんな簡単なものであるが、それ以降家に戻ることがほとんどなくなり、朝機嫌が悪くなることもない。超簡単で成果が出る。一挙解決、良いではないか!
チェックリスト、恐るべしである。
ちなみに、右側のリストはジムに行くときの持ち物リストである。
2018.05.19
会議活性化の秘訣(モリチュウ流?)
会議で質問が出ない・・・
わが社では月に1回幹部が集まり会議をしている。この会議は「部門長会議」と呼び、各部門の数字のチェックをしたり、お客様情報を共有している。
会議で各幹部から報告があり、その後それに対する質疑応答をする。
「それでは、何か質問、意見のある方はお願いします」というと、
「・・・・・・・」となる。よくある光景である。
しかし、これは無理もないことである。「質問ありますか」と言われてすぐにその場で質問ができるというのは、かなりレベルが高いことである。では事前に質問を用意するようにといっても、会議資料が出てくるのがギリギリになってしまうため、そこまでの時間がない。
そこで、今のままではいけないと考え、新しい方法を考えた。それは、幹部からの報告終了後3分間時間を取り、その間に質問を考えてもらうという方法である。「では質問意見を考えてください、時間は3分です。ヨーイスタート」と言ってストップウォッチを押す。3分後、「ではAさんからお願いします」と言って始める。質問意見を述べる順番は事前に決めておく。実際にやってみると、スムーズに質問タイムが始まり、途中で間が空いてしまうこともない。まったり感がなくなり、テンポが出てきた。
ちなみに各自の質問、意見タイムも3分間。質問した相手の回答時間も含めて3分間である。なので、重要な質問が先に出て、どうでもよいものは出てこない。そしてきっちり時間通りに終わる。
ポイントは「終りの時間を決める」事と、「今と同じやり方ではだめだ」と言うことに気づくこと。出来ない社員が悪いのではなく、「出来るようにしない社長が悪い」ことに気づかされた一件であった。
2018.05.18
IT化の進んだ葬儀会社を見て・・・
今日は武蔵野様主催のパクリウォーカーで、マキノ祭典様にご訪問した。
祭典という名前から分かるように、葬儀と執り行う会社である。しかし。お話を聞き、会社を見させていただいたら、「すごいことが起こっている」ということが分かった。そんじょそこらの葬儀屋さんとは違う。これは、中を見ないとでは全く分からないことである。
まずは、IT化がものすごく進んでいるということである。I-PADを全社員や派遣さんにも配布し情報共有、また、見積書を現地で作成できる仕組みを作ったり、備品の発注をGsuiteとQRコードを組み合わせて行っていたりしている。これで新入社員でも発注業務を行えるという事である。
また、お客様様のご要望にお応えするため、必要な時にすぐに動ける体制を築いている。葬儀関係は待った無しのケースが多い。そして事情もさまざまである。「何かの時に直ぐに連絡出来、しっかり対応をしてくれるので大変重宝している」とのお客様のお声も貼り出されていたが、これは社員にとっては大きな励みになるあろう。
そして何よりも、社員の皆さんが「人生最後のセレモニー」をどのように演出し、遺族の方々の気持ちを表現することができるかに腐心し、そこに誇りを持って仕事をされている姿勢を感じた。これは創業者の考え方と、それを引き継いでいる現社長の仕事に対する誇りから来るものであろう。なので、社員の背筋が伸びていて明るい。明るいなんて言うと不謹慎と思うかもしれない。しかし能天気では困るが、明かるいのはいいではないか、と私は考える。
生まれてきた以上誰でも人生の最期を迎える時がくる。その時には、このような元気で明るい葬儀屋さんにサポートをしてもらい、見送られたいものである。
2018.05.17
塩水で「鼻うがい」がしやすい理由
もしかしたら・・・?
「鼻うがい」のことを書いていて恐ろしい疑念が湧き上がってきた。
昨日鼻うがいについて書いたところ、多くの反応があった。特に「鼻うがいアンバサダー」(勝手に森が命名してます)の矢島専務から直接メッセージをいただけたことは大変光栄である(矢島さんありがとうございます)。
矢島専務の返信にもあるように、家内の方が私よりも早く鼻うがいを始めた。それに影響されて、私が鼻うがいを始めたと言っても過言では無い。最近矢島さんは講演の中で、「鼻うがいの話をしても、実際にやってくれる人があまりいないので、強調しない」とお話をされていた。経験者からすると、これは実はもったいないことである。
人も元をたどれば海の生物から進化してきたと言われている。わたしたちの身体を構成するおもな元素は、海水の組成と似ているとも言われている。また、羊水は、海水とほとんど同じとのこと。つまり遺伝子的に、適切な塩分濃度の塩水を抵抗なく受け入れる機能が備わっているということになる。なので鼻から入れても抵抗がない適切な塩分濃度があるという仮説が成り立つということだ。恐るるに足らずである。では何%の塩水が適切なのか。そして湯温は何度が良いのか。これについては実際に実験をしてやってみたいと思う。
と書いていて、ふと思い出した。確か、うちの家内は「私は、普通に水道水でやってるけどね」と言っていた。その時は「そんな強者がいるのか」と妙に感心をしたが、今は別の疑念が沸き起こってきた・・・。
果たして、うちの家内は、人間なのだろうか・・・?
2018.05.16
鼻うがいは気持ちがいい。
やってみて こんなに気持ちE 鼻うがい
私は、株式会社武蔵野で学んでいる。武蔵野は経営コンサルタントなので当然、経営のことを教えてくれる。では経営のことだけかというとそうではなく、健康のことも教えてくれる。それは、専務の矢島さんが健康オタクだからである。
その矢島さんの健康法に「鼻うがい」がある。今は多少メジャーになってきた感があるが、初めて聞いた8年位前は、「一体何それ?」というのが第一印象。そして「まさか、そんなことは出来ない」と思った。子供の頃プールで鼻から水が入り、目から涙と炎が同時に出た経験がある私にとっては当然であった。
その後、塩を入れると良いという話を聞き、一緒に勉強をしている株式会社フラントの石塚社長(薬局を経営されている)に、どの位の濃さにすればいいのかと聞いたところ、浸透圧やら生理食塩水がなんちゃらと教えてくれた。
またぬるま湯がいいとのことでもあったので「まぁ適当のぬるま湯で適当の塩水でいいや」と考えて恐々ではあるが、やってみた・・・ら「あらびっくり!」である。以外にもすっと鼻に入り、しかもツンとこないではないか。それ以来、鼻うがいの虜になってしまった。今では、毎朝鼻うがいをやらないと気持ちが悪い。そして鼻が詰まると言う事は鼻うがいを始めて以降一度もない。
ではどのようにやっているかと言うと、それは言葉では伝えきれないので、今朝カミさんに写真を撮ってもらった。是非参考にしていただければと思う。
写真は見苦しいかもしれないが、「鼻うがい」はすばらしいのである。
2018.05.15
YouTubeで朝礼を共有しています。
社員も派遣さんも同じモリチュウで働く仲間です。
モリチュウでは毎日朝礼をやっている。そしてモリチュウには派遣さんが2人働いている。派遣さんはお子様の送り迎えなどで朝9時出社。なので朝礼に参加できない。
しかし派遣さんもモリチュウの一員として働いてもらっているので、朝礼に参加をしてほしいと思っている。なぜならば、朝礼はモリチュウ全社の情報共有の場であるとともに、教育の場だからである。派遣さんも共にモリチュウで働く仲間なので情報格差があってはいけないと思うし、同じ屋根の下で働く仲間になっていただきたい。そこで考えたのが朝礼をビデオに撮って、YouTubeにアップして見ていただくと言う方法である。
YouTubeを普段使っていない私は、どうやってアップするのか分からなかったが、若手社員に任せたら全く抵抗なくすぐにやってくれた。また、派遣さんの世代も、YouTubeを見ることに全然抵抗感がないようだ。チャットワーク(社内の情報共有ネットワーク)に朝礼グループを作っておき、YouTubeのURLを貼っておく。そうすれば、すぐにクリックしてみることができる。派遣さんたちは、お昼休みの前のちょっとした時間に朝礼のYouTubeを見ている。
そして毎日、「朝礼見ました、ありがとうございます」と伝えてくれる。これは派遣さんがとても協力的だということであり、私にとっても感謝感激なのである。
2018.05.14
評価面談
評価を伝えることは社員愛である。
今日は半期の評価面談の日である。半期の業績や社内行事への参加具合、日々の仕事に取り組む姿勢などを鑑みて評価をし、それを伝える。評価はAからCが基本だが、今回は素晴らしい成果を出した社員がいたのでS評価が出た。良い評価でも悪い評価でも、なぜその評価なのかを伝えることが大切である。頑張っている社員に対し「頑張っているね」と、そして頑張っていない社員には「頑張っていない」とはっきり伝えることが社員愛だと考える。
本人がA評価だと思っているが、会社の評価がC評価の時がある。このようにギャップがある時が要注意だ。このギャップ、つまり何が違っているかを伝え、それをなくすにはどうすべきかを具体的に伝える必要がある。
実は、自己評価が高い人ほど、仕事が出来ていない。なぜならば自分は仕事ができる思っているからである。自分ができると思っているのは、基準が低い証拠である。
それを理解させるには、具体的な例をあげて伝えるしかない。つまりA評価の具体的行動特性を伝え、ここに差があると伝えることが大事である。あとはそれを素直に受け容れるかどうか、そこが今後成長できるかのターニングポイントになる。
社員の成長を促す為、あえて厳しいことも伝えなくてはならい。でもそれが社員愛だと信じている。
2018.05.12
人生最大最深の真理
絶対的真理は決して色褪せることなく後世に語り継がれていく。
「場を清め、時を守り、礼を正す」、という幸町小学校の校長先生のお話を先日書いた。昨日は「眼に見えるものさえ正せない程度で、刻々と転変して止まぬ心の洞察などできようはずはない」という日めくりカレンダーの言葉を紹介した。振返ってみると、この両方とも哲学者であり教育者である森信三氏の言葉であった。
その森信三氏の言葉で最も有名なのは「人生二度なし」である。そして、そのあとに「これ人生の最大最深の真理なり」と続く。
「人生二度なし」は、言ってみれば当たり前のことである。そしてそれは「最深の真理」であることも論を待たない。しかしあまりにも当たり前すぎるせいか、それを常日頃から意識をして行動することは意外と少ない。人生は時の積み重ねである。そして限りあることも真理である。そうなると今日一日、もっというと今この瞬間をどう生きるかが一生を決めることになる。
「自分がどのような一生を過ごしたいか」、心の声を聞くと、些末なことにブツブツ文句を言っている暇などない。理想的な「ありたい自分」に向かって意識的に行動するのみである。これも最深の真理であると言えるのではないだろうか。
2018.05.10
一度に2つのことは出来ない・・・という現実。
一度に二つのことは出来ない・・・ツイやってしまいがちな、間違った仕事のやり方。
右手で〇、左手で△を書くことはとても難しい。朝礼で何を話そうか考えながら、お客様の懸案事項を同時に考えることはできない。特殊な能力がない限り、人間の脳は二つのことを同時に考えることは出来ない。聖徳太子は一度に10人の言うことを聞くことができたと言うが、だから聖徳太子なのである。
なのに、なぜか同時に複数のことをしようとしてしまうことが多い。特に焦っているときはそうである。「急がば回れ」という言葉もあるが、それを忘れてしまう。忙しいときは一つ一つ目の前にあることを終わらせていくのが良い。
例えば、私がゴミを捨てる際には、沢山のゴミを一度に手に取ってゴミ箱に捨てるのではなく、ひとつゴミを取りそれをゴミ箱に捨てる。そしてそれを繰り返す。なぜならば、複数のゴミを持つと、手からあふれてしまい、ゴミ箱に入れる前に落としてしまうことがあるからである。
これを「シングルタスク」と言う。「マルチタスク」の方が優秀に仕事ができているように見えるが、私の経験からすると逆である。もしかしたら年齢の所為もあるかもしれないが、私は「シングルタスク」信奉者である。これは、一つ一つの仕事を確実に終わらせてから次の仕事をする、という考え方につながる。次の工程を別の方が担当する場合(ほとんどの仕事はそうである)は待ち時間が短くなるので結果的に仕事が早くなる。
「人は同時に二つのことをすることが出来ない」という現実を受け入れると仕事のやり方が変わる。
2018.05.08
新卒採用の二次的効果
新卒採用が続いている。
今日も採用関連のイベントがあり、その中で1時間程学生からの質問を受け付けた。
学生からは鋭い質問が飛んでくる。会社の根本的なことを聞いてくる。例えば「御社の強みは何ですか?」と聞かれたとき、「いやぁ色々あって・・・」と始まりあんなこと、こんなこと・・・と話すと、「大丈夫か?」と怪しくなる。そうならない為には、「我が社の強みは〇〇です」と言い切れるくらいまで洗練されたものにする必要がある。また「御社の5年後はどのような状態になっていますか」と聞かれたときに、未来像が生き生きくっきり見えるくらいまで、映像を見ているように話が出来るか、そこが重要である。畢竟自分のあいまいな部分をしっかりまとめることが必要になる。そしてこれを突き詰めていった先にブランドが完成する。これは大きな二次的効果である。
学生からの質問は、自社と自分の足りないことを教えてくれる、そして我が社を振り返る良い機会なのである。時々しどろもどろになりながら・・・でもこの様な機会を通じて会社は強くなっていくのかもしれない。
2018.05.05
空飛ぶタイヤ
今年の6月15日、池井戸潤作の小説「空飛ぶタイヤ」が映画上映される。この大型連休で久しぶりに読書をする時間が取れたので、この話題作を読んでみたが、面白い!。思わず引き込まれてしまった。
不幸な事故、容疑者としての懐疑的な周囲の目、濡れ衣、最大顧客からの取引停止、融資引き上げと資金繰りの悪化。大企業の内幕。社長としてどう生きるか。そして、人としてどう生きるか、
究極の判断を迫られた時、その拠り所は原理原則となる。それを言葉で言うのは簡単だが、もっともな単語を並べただけでは何かしら軽々しくなってしまう。
綺麗事かもしれないが、究極的には自分の真の心の
声に素直に従うのが良いと思っている。単なる心の声ではなく真の心の声である。ひとかけらの曇りのない澄んだ心の声。その声を素直に聞き行動すると、清々しい気持ちになる。「清々しい気持ち」、これが正解かどうかのバロメーターである
2018.05.04
事前準備
「優勝しました」。社員からの喜びの声がボイスメールを通して聞こえてきた。
先日、あるセミナーに2名の社員が出席をしていた。そこで、自分の会社の歴史を発表するという宿題が出ていた。その社員はパワーポイントで準備、事前に内容の確認、そして発表のロールプレイングを行なっていた。事前に「優勝してきます」と宣言もしていた。そしてその結果、一位を取った。
新卒社員が初めてお客様に一人で訪問した。本人は相当緊張していたらしいが、無理もない。そこで「とりあえず、この資料を渡し、この内容だけ聞いてきなさい」と伝え、事前にロールプレイングを行った。結果、見事お問合せを頂いてきた。
やはり成果を上げるには事前の準備が大切。言い古されていることではあるが、実際に起こった「現実」をみて、その大切さを改めて感じた。そして準備に時間を使えるように仕事のやり方を変えていかないといけない、とも感じた。「備えあれば憂いなし」である。
2018.05.01
「情熱」は野暮じゃない
今日は早朝勉強会だった。今日も日本電産の創業者である永守重信氏の書籍を教科書に進めた。その中で主な話は情熱の話だった。昨今情熱なんて言うとちょっと野暮ったい感じがする。しかしビジネスを行う上で大切なのは能力より情熱である。格好つけていてはビジネスでの成功はおぼつかない。
これは京セラの創業者である稲盛和夫氏が言っている成功方程式に合致する。つまり「成功=才能×熱意×考え方」である。どんなに才能があっても熱い気持ちがなくてはその能力も生かされない。そして社員の持っている潜在力を導き出すのが社長の腕である。実は最も大切なのは考え方なのであるが、これについてはまた後日にする。
今日は午後から会社説明会でもあった。新しい社員は願わくば、熱い情熱を持っている人であってほしい。そして、その情熱は人から与えられるものではなく、自分で発するものであることに、いつか気づいてほしい。いわゆる稲盛氏の言う自燃の人である。
(写真は会社説明会です)
2018.04.30
優先順位は付けない
今日は大型連休前半でお休みの日であった。
そんな中でも宅急便屋さんは来るし、郵便局は来る、「運送業者さんは大変だな」っと思う。
何でそれを知っているかというと、そういう私も仕事をしていたからである。では休みの日に何の仕事するかというと、もっぱら身の回りの整理と整頓である・・・などと偉そうに書いてはみたが、最近「趣味は?」と聞かれると「環境整備」と答えているので、正確には仕事をしているとは言えない。要するに「テニスをしています」とか「園芸をしています」とかと同類である。
さて、その整理整頓をどのように進めるかというと、まずは机の上に重なっている書類や、棚に入っていた書類、カバンの中の書類などをすべて出す。そしてそれらを棚や床などにとにかく広げて置いていく(ひどい状態の写真参照)。同じ関係の書類が別のところにあったりするので、そういう時は「仲間集め」をしておく。そして優先順位は付けずに、とにかく片っ端から整理整頓をしていく。
よく書物などで、「やることをリストアップ」して「優先順位を付けて」と書いてあるが、今までの経験上優先順位を付けてうまくいったことがない。なぜならば、全て重要に思えてしまうので順位付けの際に迷う。仮に順位をつけてもこれで「本当に良いのか」と不安になってしまう。そして考えたり迷っている間に時間が過ぎていく。最悪なのがその間にやる気が失せてしまうことである。であれば、何も考えずにとにかく片っ端からやってしまった方が結果的に早く進む。「考」より「行」である。
乱暴に聞こえるが、これは経験上自信を持って言えることである。
2018.04.27
会社の設計図
家を作るときにまず必要なのは設計図であろう。良い設計でないと良い家は建たない。そして、設計図に従って実際に家を建てるのは現場の職人さんたちである。設計図がないと、どのように施工するか迷う。職人さんたちの仕事をしやすくする為には、分かりやすい設計図が必要がある。
会社も同じである。どのような会社にするか、設計図が必要である。つまりこれが経営計画である。そしてそれを文書化した伝えるツールが、経営計画書である。
武蔵野の小山社長の元、毎年経営計画書を作っているが、情報が沢山あると迷う。社員が迷わないよう出来るだけシンプルで、かつ分かりやすい設計図を作る事がとても大切だと感じた。何事もSimple is bestである。
2018.04.26
モヤスキ?
会社のみならず、人間関係を円滑にするためにコミュニケーションはとても大切なことである。新入社員が会社を退職する理由の第一位が「社内の人間関係」とのことなので、猶更である。新入社員一人採用するのに多額のお金がかかっていることを考えるとコミュニケーションが本当に大切であることを
改めて感じる。
同時に幹部とのコミュニケーションも大事である。なぜならば、社長の指示を直接聞いている人であり、部下のことやお客様のことなど現場のことを知っている人でもあるからである。つまり、昔から言われているよう社長の無理難題と現場との間で板挟み状態で苦しむ人たちである。幹部であるから優秀であることは間違いない。この幹部に力を発揮してもらわないと会社の業績は上がらない。
そこで私がやっているのが幹部ミーティング。2週間に1回20分間時間を作って話を聞く時間を作っている。目的は幹部のモヤモヤをスッキリすることであり、通称「モヤスキ」会議とも言っている。この時に、なかなか言い出せなかったこと、部下のプライベートなことなどを聞き、様々な問題解決を共に行う。問題の早期解決のためには2週間に一回は必要と考えている(今のモリチュウの実力では・・・)。そしてとにかく聞くことに徹する。
今のところ、これはうまくいっているような気がする。
2018.04.24
「万有引力の法則」応用編?
「万有引力の法則」応用編?
物が落ちるのは万有引力の法則であるが、それは何も物体に限ったことではないと考えている。
毎年、年の初めに今年はこんなことをしよう、とか、こういう風になりたい、と計画を立てる人が多いはずである。それが、1~2か月経つといつの間にか忘れてしまい、日々を惰性で過ごしてしまう・・・そういうことが多いと思う。皆さん理想を描くが、時を経て忘却の彼方へ・・・これを「素戻り人」という(株式会社武蔵野の矢島専務から教わった言葉です)。つまり、物体のみならず、意志の力も何もしないと「落ちて」しまうのである。
モリチュウでは今年から社員の皆さんに、「どうなりたい、どうありたい」という望みを5つ出してもらった。そしてそれを毎日チェックする仕組みを作った。先日ご紹介をしたアニーというチェックリストシステムに上記の望みを登録してもらい、毎日チェックをさせる。チェックをしていないと森にメールが飛んでこないので誰がチェックをしていないか分かる。(アニーはチェックが完了すると指定された人に完了のメールが飛ぶように設定できる。詳しくはメルマガバックナンバーご参照のこと)。
http://www.morichu.co.jp/blog/html/art/00048.html
半ば強制的ではあるが、自分が望んでいることをチェックするのだから文句は言えない。しかし面倒だと社員は思う。そこで聞く。では君はどうなりたいのか?そうすると、「今より成長したい、良くなりたい」と答える。そこに矛盾が生じ、自分に対し苛立ちを覚えたり、俺はダメだとか考えるが、そういう自分に気づかせることも大切である。
飛行機が飛ぶときにはエンジンが必要で、最初は大きなエネルギーを使う。しかし、軌道に乗るとある程度エネルギーを注入すれば慣性で飛行を続ける。「素戻り人」にならないためには万有引力に負けないエネルギーが必要となる。これが「強制」(きつい言葉ではあるが・・・)であり、継続すると「慣性の法則」で飛び続ける。これを「習慣」と呼ぶわけである。
2018.04.23
俺ってちょっと可哀想?
今、川口で乃が美の「生食パン」が流行っている。
焼かずに食べる。もっちりしてとても美味しい。
私は先日初めて食べたが、我が家族はすでに食べたことがあった。
聞いてみると、前に母が買ってきてみんなで食べたらしい。
「あれ、食べてなかったっけ?」とカミさんの一言。
先日、「最近胃もたれが多いなぁって思っていたら、年齢も関係するって新聞にかいてあったよ」とカミさんに言ったら、
「そうだよね、大吉もそんな感じだから」って言われた。
大吉はウチの愛犬である。確かに家族の一員ではあるが、何も犬と比べなくても…。
最近、俺ってちょっと可哀想だと思った。
大吉の写真をアップしておきます。
2018.04.21
「おかしいな、と思ったら上司に報告をする」
モリチュウでは毎日朝礼、30分間の環境整備を行い、その後各部署のミーティングを行う。
その各部署のミーティングで行なっているのが、基本事項の確認である。
その内容はI Pad上でチェックリストになっており、およそ20項目ある(部署によって若干数は異なる)。
そのチェックリストは、
「おかしいなと思ったら上司に報告をする」
「新しい作業をするときは、上司と相談して進めます」
「作業を行う前に、手順、マニュアルを確認します」
と言った基本的な内容である。
リーダーがチェック項目の内容を読み上げ、その後全員で復唱する。
一つ読み終わるとポチっと画面上のボタンを押す。
全てボタンが押し終わると「完了メール」が私に飛んでくる。
(モリチュウでは「アニー」というクラウドのチェックリストアプリを使っている)。
チェックする内容はごくごく当たり前の事ではあるが、それをどこまできちんと出来るか。
凡事徹底、基本が大事ということで毎日これをやる。
では間違いが起こらないかというと、惰性になってやっぱり間違える。
ここは人間だからしょうがないが、頻度は減る。そしていつかは間違えなくなる。
この時初めて「習慣になった」と言える。ここまでとにかく愚直に続けるしかないのである。
2018.04.18
異常なブレスト
今日は、マイナビの合同企業説明会(合説)だった。
おかげさまで、かなり多くの学生さんにモリチュウのブースに来ていただいた。大変うれしいことである。
モリチュウでは、今日の様な行事があると、必ず「振返り」をする習慣が身についている。残念ながら、今日は適切な場所が無く、駅ナカにある喫茶店で行うことにした。また次の予定も詰まっていたために、使える時間は20分。それでも参加した社員全員それぞれが、ポストイットで、今日の良かった点と悪かった点を3つずつ書き出し、それを集めて次の改善点を見いだす。いわゆるブレーンストーミングだ。たった20分ではあるが、やるとやらないとでは天国と地獄の差がある。
席もなかったので、カウンターに横一列に座り、目の前にあるガラスポストイット貼り出して振り返りを行った。正直異常な光景である。しかし、これを誰も文句を言わず自然発生的にできるところが、モリチュウの面白いところである。
次の合説に向けて、継続する良い点、反省点が見つかった。
本日頑張った社員に感謝すると共に、モリチュウのブースに来ていただいた学生の皆様に感謝します。ありがとうございました。
2018.04.17
アマゾンダッシュ
コンピュータが生まれた。
インターネットでそれぞれのパソコンが繋がった。無線LANの普及で更に世界が狭くなった。世界中から多くのデータが集まる。インプットの世界では、キーボード入力から音声認識へ進化。指紋認証、顔認証、更に「歩き方認証」というのも研究されているらしい(確かに歩き方にはそれぞれ特長があり、同じ歩き方をする人はいない)。集められたビッグデータをさまざまな角度から分析し、ビジネスや防犯などに使う。AIはプロの棋士に勝つほどの知能を持った。言わずと知れたことだが、ITの世界は日進月歩だ。
アマゾンダッシュというのがあると言う。
例えば、洗剤の入っている棚があるとする。その棚にボタンが付いていて、数が少なくなったとき、そのボタンを押すだけで発注がかかるというのである。そのボタンには商品(この場合は洗剤)情報が登録されていて、またネットにも繋がっているので、発注がかかるというのである。アマゾンの「ネットにつなげないと買えない」という唯一の欠点を克服するものである。ここには「いかに楽に買わせるか」、「比較させない」、「囲い込み」と言ったしたたかな戦略がある。これを知った時、「なるほど、これはトヨタカンバン方式の進化系だ」と感じた。
世界は変わる、時代も変わる、好き嫌いを言ってはいられない。しのごの言わずにやってみる。なのでアマゾンダッシュをやってみようと思う。ただ、大切な事が一つある。どの洗剤を登録するかは、カミさんに確認することを怠ってはいけない、ということだ。
2018.04.14
休日出勤
今日は土曜日で会社はお休み。
しかし、お客様のご依頼で急ぎ対応をしなくてはいけないことになった。
そこで、社員で出社できる人は出て来て対応をしてくれた。
前は、「悪いんだけど、どうしても間に合わせたいので明日出れるかなぁ」と聞いていた。
もっと昔は、仕事が忙しくなると会社を休む職人がいて困ったという話を会長から聞いたことがある。
今は、「納期に間に合わせるため、明日出社してもいいですか」に変わった。
まだまだ不十分ではあるが、お客様のご要望に応えしようという気持ちが社員一人ひとりに芽生えて来ている気がする。こういう頑張っている社員にしっかりと報いるのが、社長の大切な仕事。肝に銘じなくてはいけないと感じた。
休日出勤してくれたみんな、ありがとう!
2018.04.12
終わりの時間を決める
今日はめまぐるしい一日だった。
朝一番から業績チェックの会議(7時15分から8時まで)、
その後お客様ご来社、
新郷工業団地にて電力委員会参加(自分が委員長を務めている)、
マーケティングに関するコンサルタント様と打ち合わせ、
その後、先進的な会社の会議に幹部二人と見学、
と言った感じであった。
一日を有意義に、つまり多くのことを成し遂げるにはスピードが大事であることは当然。では、どうすればスピードが早くなるかというと、スケジュールをしっかり組んでいるかが重要。スケジュールを組むとは、始まりの時間を決めるのは当然だが、終わりの時間を決めることが大事だ。つまりテレビ番組表と同じ様にスケジュールを組む。なのでGoogleカレンダーでスケジュール管理し、表示は一常に週間単位である。ちなみに私のスケジュールは全社員と共有されており、丸見えである(笑)。
朝の会議は8時までには終了。なぜならば8時から朝礼なのでその前には必ず終了しなくてはいけない。
新郷の会議は11時ぴったりに始まり、終了は12時(今日はちょっと遅れたが)。
マーケティングコンサルタントのIさんとの打ち合わせは超スピード、余計な話は無し。内容は超濃い。さすがだと感じた。
このスピード感を鈍らせる要因が発生するのを極力避けている。
特に、私にとって意味のない無駄話に付き合うことほどストレスが溜まる事はない。
2018.04.11
会社説明会
先日18の社員が入って来て入社式を行ったかと思ったら、すぐに19の新卒採用。今日は第一回目の会社説明会を行った。
モリチュウは77年の歴史のある会社。
今回初めて創業からこれまでのムービーを作った。もちろん創業当時の映像が残っているわけではないので、写真を組み合わせての制作。その中で創業者の祖父と遊んでいる自分写真があった。また、現会長の若かりし頃の写真もあり、大変興味深かった。また、現在川口市新郷にある本社が出来たばかりの写真もあった。
過去を見てばかりいては何も進まないが、写真と写真の間に流れる時間に想いを馳せてみると、創業からの歴史から見えてくる人格ならぬ社格が垣間見えてくる。多くの人に助けられた。ご縁の大切さ。これがモリチュウの原点、変えてはいけないことだと思う。
ただ、少々気になったのが、仕事をしている風景がいかにも少ない。仕事中は写真撮影どころではなかったと、理解をしておこう。
2018.04.10
大連出張(2)
大連出張4日目(4月6日)
当日は霧なのか、黄砂なのかガスが立ち込めているような天候。そして寒い。
その後雨が降ってきた。気温1.5度。そのうち更に寒くなりとうとう小雪になった。
大連は桃の可憐な花が咲き誇っていたが、その中に小雪が舞う。これを中国語で「桃花雪」という。
そのままではあるが、大連でも珍しいらしい。
その日訪問をした鋳物工場は、羨ましいほどの設備投資をしたばかり。真新しい自動造型機、砂処理設備と砂を貯めておくタンク、ショットブラスト。鋳物は砂で品質が決まるというが、砂を十分に寝かせることができるタンクがあると、砂の湿度のムラが無くなり、砂の量を豊富に持てると生産の自由度が増す。問題になっている環境対策もバッチリ、政府のお墨付きとのこと。
よく聞くと、その工場の社長の息子さんは、アメリカに留学している。「大学は日本で行かせたい」と言っていた。なんともスケールの大きな話である。
寒いからと言って、縮こまっていられないと感じた。
2018.04.09
大連出張
先週大連に出張した。
メインの仕事は協力会社への訪問。
コミュニケーションを良くして円滑なお取引を継続することが目的だ。
つまり、本音で話せる関係づくりが大切である。
その為に、打合せの後一緒に昼食を食べるのが恒例となっている。
今回は、新鮮な海産物と野菜が美味しい地域への訪問。厨房前で素材を選び注文、その5分後には最初の料理が出てきた。さすが中華料理、早い。
前後して出てきたのが、半透明のおちょぼ口のプラスチックの容器に入ってきた透明の液体。
これも恒例の白酒(バイチュウ)である。白酒は、コーリャンが原料の蒸留酒。なんとも言えない香りが口の中に広がるが、同時に度数が非常に高い。正直美味しいとは言えないが、とりあえず乾杯(カンペー)となる。
しばらくして遅れてもう一人参加。すると、「今飲んでいるお酒を戻せ」とニコニコ笑いながら言う。素直に戻すと、うしろから出てきたのが小さいポリバケツのような容器に入った別の液体。なんとこちらも白酒。「知り合いの人にもらってきた。こっちの方が美味しいから」という。密造酒か?と思いながら飲む。舌と喉がビリビリ痺れる。「65度くらいかな」と言っていたが、何しろポリバケツ入りだから分からない。
昼の飲酒は閉口だが、こちらの習慣。「協力会社の歓迎の意味もあり、コミュニケーションを良くするためにも大切なことである」と考え、結果的に楽しんでいるのである。
ちなみに後から分かったことだが、密造酒ではなく、変な混ぜ物のない安心できる白酒とのことで、ここでも歓迎の意を察することができた。大変嬉しいことである。
2018.04.02
新入社員
今日は、入社式だ。
我が社にも新しい社員が二人入社をしてくれた。
採用が厳しい時代に、大変嬉しいことである。
これで新卒の定期採用を始めて8年めになる。
弊社の入社式は比較的簡素であるが、毎年欠かさないのが創業者へのお墓参りである。
創業者である森徳三郎のお墓は川口市の錫丈寺にある。
経営の原理原則を教えていただいている株式会社武蔵野の専務である矢島様が常におっしゃている「ご縁の自覚」を常に意識してほしいという思いで行っている。
創業者が会社を興し、それを引き継いできた現会長、多くのお客様と協力会社、そして献身的に働く社員たちに支えられ77年の歳月が経った。さらに新たな歴史を紡いでいくために縁あって新しい社員が入る。数多くある会社の中で弊社を選んでくれた二人にこころから「ありがとう」である。新入社員の二人に大いに期待したい。
2018.03.30
日中品質ミーティング
日中品質ミーテイング
モリチュウは中国との貿易をずいぶん前から行っている。輸入が殆どである。
中国から輸入をする際に、いつも問題になるのが品質である。
よく聞く声が
「最初はいいんだけど、量産になるととたんに品質が落ちる」
「勝手に仕様を変えてくる」
「納品数量を守らない」などといったことである
弊社の場合はどうか・・・というと、やはり実際には同じようなことが起こっている。
しかし、他社に比べると品質レベルは大分良いのではないだろうか。その秘訣は何かというと、ひとつは、今お付き合いをしているビジネスパートナーの存在と、大連に駐在している優秀な自社スタッフのおかげである。
もう一つは日中品質ミーティングである。このミーティングは月に一回開催をしているが、前月に発生した不良の内容を一つ一つ丁寧に検証し、再発を防ぐ取り組みである。つまり、現象→原因→対策の流れで検討し、そして2か月後に同じ現象が発生していなければ「対策が効いた」と判断をする。同じ現象が続くとなると対策が間違っているか、行っていないかなので、そこをしっかり確認していく。3か月後に同じ問題が起こった場合は、「そういえば同じことがあったよね」ということになり、再度現象→原因→結果のプロセスがを踏む。かなりしつこく行っていくが、これで大分不良が減った。
時にはかなり激しい口調でやりあうこともあるが、お互いの立場を主張しあうことは中国側からすると当然のことであり、言うことで伝わり理解される。そのあたりの大陸的思考は慣れないときついが、ここが出来ないと誤解が生まれる。ここも不良削減の秘訣か・・・。
そして、最後の秘訣は社長の定期訪問である。来週から中国。言うべきことは言い、そして乾杯(カンペー)でWin-Winを目指すのである。
2018.03.28
PDCA
本日も引き続き来期経営計画書の見直し。
幹部と一緒に行って来ているが、経営計画書に書かれている内容が、
・どの様に具体的に実行されているか
・どの様にチェックされているか
・チェック後どの様な動きをしているか(つまり、チェックのしっぱなしになっていないか)
を見ていかないと、絵に描いた餅となってしまう。
つまり、「PDCAをしっかり回せ」ということだが、これが結構難しい。
特に、P、つまりPLANの解釈が難しい。例えば「スピード対応を行う」という方針があったとする。そして、「そのPLANは何ですか」と聞かれると、どの様に答えていいか分からなくなる。この場合Cも難題だ。「スピード対応をチェック」する方法は…?。かと言ってスピード対応は重要なので計画書には入れたい…と悩むのである。
出来るだけ具体的な内容であれば良いのだが、経営計画書なのでどういても理念、概念的文言も出できてしまう。そこで、「スピード対応」が出来ている状態を定義し直さなくてはならない。それが出来るとPDCAを回しやすくなる。
抽象的な表現では解釈に幅が出てしまう。「つまり数字で言えば、こういうこと」と表現出来ると社員が動きやすくなるやすくなる。つまり翻訳が必要なのだ。
そんなことに気づかされ、自分の曖昧さを自覚した一日だった。
2018.03.28
経営計画書
来期に向けての経営計画書の作成をしている。
今回は、自分だけではなく幹部も一緒に作成をしている。一つ一つ方針を見直し、整合性の取れていないもの、出来ていないものは削除、出来ているものも、きちんとPDCAが回せているかなどをチェックし、修正をしていく。
そこで大事なことが分かった。その方針の中に何について書かれるべきなのかを、前もって明確にしておかないと、中身が支離滅裂になってしまうと言うことである。この当たり前のことが、できていなかった。例えば価格に関する方針は、商品に関する方針に書かれるべきか、販売に関する方針に書かれるべきか、と言ったことである。正直どちらに書かれても良いと思うが、どちらに書くと決めておくことが大事だ、と言うことである。この認識が共有されていないと話がかみ合わなくなる。
今回はその辺をしっかり修正し、より洗練したものに仕上げていくつもりだ。さらにシンプルかつ分かりやすい経営計画書になるであろう。多分…。
2018.03.26
自動化
今日は、午後からパソコンの操作を自動化するシステムの説明を聞いた。
パソコンで行っている定型業務を自動化するものだが、今後非常に重要になってくることが分かった。
つまり、日本の労働者人口が減少していくという流れの中AIをはじめとしたIT化が注目をされているが、労働人口の現象をIT化で乗り切ろうというのは、結構短絡的な考え方であることが分かった。なぜならば、IT業界においても人材不足が懸念されており、今後システム構築の質量ともに下がってくる可能性が高いからである・・・という話を今日聞いた。
今回の自動化システムは、PCの操作を自動化するものであるが、最も私が注目をしたのが、複数のソフト間を行ったり来たりして業務を行うことができる点である。例えば「エクセルを開いて、インターネットエクスプローラーを開いて、アプリを立ち上げ、エクセルのデータをコピーし、アプリにペーストする」といった内容である。エクセル内だけではマクロという機能があるが、その範疇を超えるので、結構すごいことである。
それを、特別に難しいプログラムを組むのではなく、感覚的に操作フローを作成出来るので、自社内のスタッフでも少し練習すれば対応できる可能性が高い。比較的簡単なエクセルやワード、基幹システムを連結してひとつのフローを作り、結果的に複雑な(というか長いフロー)を自動化できる。その為の専用のシステムを構築する必要もなく、自社で出来る。
システムエンジニアが不足する今後、自社内でシステム構築ができる、というメリットは計り知れない。夢は広がる。
2018.03.24
共同企業説明会と反省会
昨日は、関東鋳造技士会の幹事会および懇親会があり、大変ご機嫌な夜を過ごしたため、ブログをお休みしてしまいました。
さて。今日は午後からマイナビの合同企業説明会が大宮ソニックシティであり、そこに参加をした。
マイナビの合説は初めての参加であり、どのような状況なのかを不安であったが何とか無事に完了できたかなっという感じである。
私がプレゼンターを務めた関係でほとんどの時間は自分のブースに居た。その為他のブースがどのような状況か分からないが、少なくともざっと見える周囲のブースの中ではかなり多くの学生の皆さんに立ち寄っていただいたように思える。ほとんど無名のモリチュウに多くの学生が来てくれたのは、弊社社員が一生懸命を声がけをしてくれたお陰である。特に今回はそれほど多くの学生が参加していたようにも思えないので、まさに感謝感謝である。
終了後、次回に向けての振り返りを行った。参加した社員4人と私で行った。
「じゃぁ、和談ね」といってポストイットを3枚渡し、「3分間でね、ヨーイスタート」と言うと全員何も言わずに「気づき」を書き始める。そしてポストイットに書かれた内容を出し合い、仲間集めをし、それを基に反省点を詰める。いわゆるブレーンストーミングだが、これを全員が何も言わずにスッとできる。
社員の学生を集める際の動き、振り返りをする際のブレストなど、モリチュウの成長した姿を感じることができ嬉しい一日となった。
2018.03.22
新卒勉強会
4月から、新しい社員が2名入ってくる。
その社員が、より早く会社に慣れてもらい、即戦力になって活躍してほしいのは、会社としては当たり前である。
そのために、入社前に様々な取り組みをしている。
まず、モリチュウの文化の礎である環境整備の研修や、過酷なセールス研修などの外部研修がある。
その他、モリチュウでの早朝勉強会にも出席してもらっている。またアルバイトにも来てもらっている。
そんな中、本日は別の形の研修を行った。それはモリチュウの実務に関する研修である。つまり外部研修では学ぶことが出来ない内容となる。例えば、「鋳物とは何か」、「厨房部品にはどのようなものがあるか」、「バーナー燃焼のカラクリ」、「照明灯の光源のこと」、「門扉の種類」などである。まさに、モリチュウの仕事の直結する内容であり、また業界独特の言葉なども伝えている。
この取り組みは今年からスタートしたことだが、即戦力に近づく良い機会だと考えている。来年は今年の新卒が教えることになる。教えると成長する。
研修後は、一昨日の卒業のお祝いを兼ねた懇親会。二人の活躍を期待したい。
2018.03.21
休日の使い方
今日は祝日のため会社はお休みだった。
「休日は何をするんですか」と聞かれることがあるが、私の答えは「仕事」である。
電話もかかってこない、社員から色々と聞かれることもない。急な来客もない。こんな貴重な機会はない。最も効率の上がる日なのである。
「休みの日まで仕事をしていると、ストレスが溜まらないか」と聞かれるが、上記のような理由でそれは全くない。逆にやり残した仕事が片付くのでストレス解消になる。特に、まとまった時間で整理整頓をすると、そのあと探す時間が激減するのでこんな良いことは無いのである。
・メールのチェック(元々36個しかなかった、受信メールが10個にまで減った)。
・チャットワークのタスクの納期遅れが実質0になった。
・決済アプリのフロー見直し(これで、経費精算が30秒短くなる)。
・中々できなかったGooglesサイトの勉強(大分理解が進んだので、さらに効果がでる!)。
・自分のボックスの中の資料を整理整頓(Scan SnapとEvernoteが大活躍)。
などなど・・・。
これで明日から気持ちよくスタートできる。
2018.03.20
危機感
本日も引き続いて、来期の利益計画を作った。最終的にはなんとか無事完成までこぎつけた。
あとは、実行するのみ。しっかりと「実行計画」を作り、達成に向けて真剣に取り組むことが大切だ。
さて、計画作成の過程で新たな、そして大きな課題が見つかった。
今回は5社が1か所に集まって作ったが、完成したのはモリチュウが最後だった。勿論、早ければ良いという訳ではないが、意思決定のスピードの遅さ、分からなかったらどんどん教えてもらうという積極性、他社よりも早くやろうとする競争心などが足りないことが明白になった。そして何よりも真剣さの欠如が感じられた。
この辺りがモリチュウの弱さである。もっとどん欲に、もっと野心的に、そして危機感を持って臨まないと厳しいビジネスの世界では生き残っていけない。今より良くなろうしたら、今以上の努力が間違いなく必要だ。
なぜ、必死にならないのか。なぜ、ベストを尽くさないのか。
わが社の課題が露呈した2日間であった。
この課題を解決していくのが、来期の社長の最重要課題となる。
2018.03.19
未来づくり
今日は、幹部三人と一緒に来期の計画作りを行った。
来期の計画作りには今期の数字を把握する必要があるが、これが慣れないと結構大変である。経営者でも全体を把握するには慣れが必要だが、普段実務に携わっている幹部達からすると、頭の中がウニ状態となってしまう。
そんな中ではあるが、数字とにらめっこしていると段々色々なものが見えてくる。私がこの体験を初めてしたのは、川口青年会議所の専務理事を担当した時である。予算決算をじっくりと見ていて、「この数字は何だろう」と突っ込んでいくと数字と現実のつながりが見えてきて、「なるほど」となるのである。
今年の現状を踏まえ、来期は幾らの利益を出そうか?それを幹部が自分で決める。勿論今年よりもっと給料が欲しいので売上、利益をアップしたいと考える。「その為にはどうするか」、と考えるうちに「こりゃ大変だ」、と壁にぶつかる。ここが大切。社長が孤軍奮闘するのではなく、幹部と夢の数字達成のために知恵を絞り、脳みそから汗をかく。
共に数字を作り、夢の達成に力を合わせて取り組むことが出来るのは、社長にとってとても幸せなことである。
2018.03.17
WIN-WIN
昨日、私たちにとって大変大切なお客様に、我が社にご訪問をいただいた。
勿論突然ではなく、事前に日程は決まっていた。そのため私は担当社員Kさんに、「とにかく感動をしてもらいなさい」と指示を出した。それを聞いた本人は、若干とまどった顔をしていたが、それは「いや」という感情より、どのようにしたらよいかという「とまどい」の表情であった。
さて結果は、
「社員の挨拶がしっかりしていて良いですね」、
「整理整頓、特に引き出しの整理整頓がしっかりしていて関心しました」、
「力量表が簡潔で良いですね」、
といったお声をいただけた。
ご来社いただけたのみではなく、お褒めのお言葉をいただけるとは、これ以上光栄なことはない。社員たちにとっても大変励みになった。そして、なによりも担当したKさんにとっては、本当に嬉しいことだったと思う。かくいう私自身も、お客様に対し生き生きとご挨拶する社員の姿を見て、大いに目を細めたのである。
ちょっと大変だけど、お客様に喜んでいただけることが、働く社員にとっての喜びでもある・・・という事実がまさに目前にあった昨日であった。「WIN-WiN」とはこのことなんだと、社員が気づいてくれたら更にうれしい。
大変お忙しい中、ご来社いただいたお客様に心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
2018.03.15
比較対象
今日は経営者仲間の会社見学に行った。
兎に角刺激が多かった。
まず、環境整備がしっかり出来ている。これは掃除道具の整頓を見ると一目瞭然である。
その他、在庫、お客様の予約状況、過去のオーダーの履歴、受注から発送までの流れをWEB上のデータで共有している。お客様の声を拾い上げ、即ポストイットに書き、その後社員で共有、などなど、書いてしまえば簡単だが、それを実行することは大きな困難を伴う。それを、いとも簡単にやってしまっているように見えるところがすごい。
その様な会社を見ると、「それに対し同ウチの会社は」と、つらい気持ちになることがある。いわゆる「負けた」という感覚である。
ただ、階段は一段ずつしか登っていけない 。すごいところはしっかり 認め、受け入れ、参考にし、 可能なことは取り入れさせていただく。とにかく一歩ずつ進む。それしかない。
さて、自社を見てみると...
社員が一丸となって倉庫の大改善がスタートし始めている。
先日は、社員が協力しあい、絶対に無理というオーダーをしっかり期日通りに納めた。
皆頑張っているじゃないか。
比較対象は他社ではなく過去の自社である。昨日より今日が進んでいれば、それは「祝福」なのである。
2018.03.12
経営計画書
モリチュウでは、経営計画書を使って経営をしている。
経営計画書は、「5年後、および今期の数字目標」、「会社の方針(ルール)」、「年間スケジュール」の3部構成になっている。
今までは、社長が一人で作ってきたが、今後は少しずつだが、幹部にも参加をしてもらって作っていこうと考えている。これは、より経営に参画、平たく言えば関心を持ってもらいたいからだが、それ以前に、経営計画書の中身をもっとよく知ってもらう為でもある。今日はそのやり方を学ぶ研修に参加した。
はっきりしたことは、評価、検証が出来ない方針が結構あるということだ。
社長は社員が迷わず行動し、それが評価、検証できる経営計画書を作らないといけない。そうなると基本的な考えの「方針」と、具体的な行動方法の「規程」を分け、それがどのようにつながっているかのストーリーが必要。そうでないと良い経営計画書とは言えないということ・・・が分かった。
来期は間違いなく方針書を大きく変える。規程部分がなくなるので、今の約半分の量になるだろう。
2018.03.10
飲み会
今日の朝礼で、グループ懇親会を行うとの報告があった。
グループ懇親会は、費用の半分から七割程度を会社で負担して、
職場のグループごとに、毎月一回懇親会を開く。
義務ではないが、会社が負担するのでほぼ毎月各グループが開催している。
そこで話されている内容はよく分からないが、くだらない話がほとんどで、
時たま仕事の話をしている程度だと思う。
これでいいのであり、これが重要。
くだらない話をして、バカ話をして、笑って、たまに真面目な話をして…。
この何気ない時間が、社内のコミュニケーションを円滑にするベースになるのである。
2018.03.07
早朝勉強会
今日は早朝勉強会があった。
早朝勉強会は文字通り早朝に行う勉強会で、朝7時から7時55分まで行う。
今は毎月2回で年24回開催をしているが、以前は月1回だったので、かれこれ6年間位は
続いていることになる。
早朝勉強会では、通常小山昇氏の「仕事ができる人の心得」を教科書に行っているが
今日は、「日本電産永守重信が社員に言い続けた仕事の勝ち方」(田村賢司 日経BP社)を
教科書にして行った。なぜならば、私が永守氏の大ファンであるからだ。
残念ながらまだお会いしたことはないが、その著作(関連著作も含む)は結構読んでいるし、
いつもパワーをもらっている。
上記著作は、永守会長(先日会長になられた)が社員に言い続けたことが100項目に
まとめられているが、まさに私が社員に伝えたいことがまとまって書かれているので、「こりゃいいや」ってことで、全社員分購入して教科書にした。もちろん1日で全部出来ないので、7~8回で最後に到達するのではないかと予想する。
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「物事の成否はまず、やる気で決まる。
無気力でかつやる気のない社員を歓迎する会社はどこにも存在しないし、
存在すれば、その会社は倒産するか、業績悪化するかどちらかである」(心を動かす言葉1)。
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やる気のない社員がいるのは、社長を始めとしたリーダーが社員のモチベーションを高める工夫をしていなからだ。自分自身も反省をする点があると思う。
同時に、社員は「上司や周りがやる気を出させてくれない」と考えるのではなく、自燃(じねん=京セラの稲盛氏が使っている言葉)でなくてはならない。今、自ら燃える社員になると決めればいいだけ。他責では決して会社が期待する社員にはなれない・・・などと言ったことを話している。
朝7時からこんな話を聞かされる社員も可哀そうだが、中には結構真剣に聞いてくれる社員もいる。
そんな社員の中から、大活躍する人財が生まれてくるに違いない。
2018.03.06
「すぐやる」
本日は、お客様訪問で遠方への日帰り出張であった。
電車で行くには若干不便なため車での移動である。
また、営業担当社員との同行なので、同行した社員は疲労困憊となる。
なぜか?それは社長といるだけで疲れることに加え、なんと言っても現実現場に
社長が立ち会うのでウソが付けない。
やばいことは隠そうとする社員はまともだが、それをそのままにすると会社がおかしくなるので、
そうはさせじと、こちらも真剣になる。
社員は社長の前で、お客様に様々な報告をするので、準備をしっかりとしていないと
恥をかいてしまう。しかし、回を重ねるごとに段々上手になっていく社員を見るのは
結構楽しいものだ。今日一緒だったKさんは、最初に比べると格段の差であった。
お客様訪問をして、いろいろお話を聞かせていただき、わが社の足りなところを教えていただき、
更にどうすればもっと貢献できるか考え行動する。
そのためには、その日にお打ち合わせをした内容をすぐにまとめて報告をするのが大事。
「鉄は熱いうちに打て」ということだ。
なので、打ち合わせのまとめを会社に帰る前にパーキングエリアで行う。
会社に帰ったら最後、他の雑務に追われ、まとめが遅くなり、「あれ、どうだったっけ?」
なんてことになる。
I-PADを使い、二人で勝手にまとめる。あとは二人の情報を集め、同じ情報を統一しさっさとやると、
九割方15分~20分で完了。あとは体裁を整えるだけ。早く終わり、内容は正確で、内容をメールするとお客様に喜ばれる。
私の大好きな永守重信さんの座右の銘は、大きな効果を発揮するのだ。
さあ、明日は早朝勉強会。いつもと少し趣向を変えて、永守さんの話をしよう。
2018.03.05
面談
モリチュウでは、毎月上司と部下が面談を行う。
面談は決められた「評価シート」に基づいて行う。
これを「評価シート」ではなく「成長シート」と呼んでいる会社もあるが、
確かにその方が「評価」よりいいかもしれない。
わが社の呼び方はまだ「評価シート」だが、全社員決められたフォーマットの「評価シート」を使って
面談をする。月次では主にプロセス評価を行うが、これは社員として基本的なことをまとめた
「7つの心得」が出来ているかどうかを確認する。
毎月行う面談だが、3か月に1回は社長が立ち会う。今日はその日だった。
これは、上司が適切な面談をしているかをチェックするのと、社長が直接社員にコメントをする
貴重な機会としている。
沢山のことは言わない。長くも話さない。
今、その本人に最も気を付けてほしいことを1つか2つに絞って言う。
それが、伝わる秘訣だと信じている。
2018.03.02
失敗
昨日、息子の卒業式のことを書いたが、最後の校長先生の訓示が良かった。
その学校は早稲田大学に関係する学校なので、早稲田大学創設者である大隈重信侯の言葉を
引き合いにし、卒業生に伝えていた。それは、このようなものであった。
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諸君は必ず失敗する。
成功があるかもしませぬけど、成功より失敗が多い。
失敗に落胆しなさるな。失敗に打ち克たねばならぬ。
個人としては幾多の失敗を重ねたが、しかし恐縮はせぬ。失敗はわが師なり。
失敗はわが大なる進歩の一部なり。
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前向きに、チャレンジをしていれば失敗もするだろう。
でも、チャレンジしなければ進歩はないし、経験もない。
失敗を怖がって何もしなければ学ぶこともできない。
失敗をして落ち込んでいる暇があったら、挽回するために行動をする。
特に若手社員が多少の失敗をしても死にはしないし、会社も倒産しない。
わが社は学びの師である失敗は大歓迎なのである。
2018.03.01
返事
今日は息子の高校の卒業式だった。
息子は故あって大阪の高校に行っており、中学時代から親元を離れ寮生活をしていた。
そんな6年間は本人にとってどんな経験となったのかは分からないが、いずれにしても卒業という
ゴールを迎えた一種の達成感が、本人の晴れやかな姿からも感じることができたことは素直に嬉しかった。
さて、今日は300人を超える卒業生がいたが、当然だが一人ひとり名前が呼ばれる。
はじめは何気なく聞いていたが、段々それに対する「返事」がとても気になり始めた。
いわゆる「はい」から始まり、「はい!」「あい」、「はぁい」、「ふい」、「はぃ」、「はーい」、「ハイッ!」、「ふぁい」、「へぃ」、「はぁぃ」・・・
「ハリのある大きな声」や「蚊の鳴くような声」など千差万別。ただ概して小さくハリの無い声が多かったような気がする。
よく観察すると、「元気な返事をする生徒が多いクラス」と「そうでないクラス」がはっきりと分かれていることが分かった。やはり、「返事の良いクラスはまとまりがあり、良い雰囲気なんだろうなぁ」、「自信と誇りをもてるよう先生が指導をしているんだろうなぁ」と考えてしまう。また、ある生徒が良い返事をすると、隣の人も良い返事をする傾向にあった。「良い返事は伝播するのかなぁ」とも感じた。
様々な返事を聞いていて、「ビジネスシーンでは、強い組織力が求められるが、そのバロメータは社員の返事の仕方で分かるんだ」と改めて気付いた。もし国を守る軍隊で「はぁぃ」なんてだらけた返事がまかり通っていたら、「スピード感」、「強さ」、「まとまり」などは全く期待できないだろう。
高校を卒業し、大学に進学する彼らの多くは、大学で「返事の仕方」を学ぶことはまずないだろう。そうなると教える場所は会社しかない。社員が成長し、会社で活躍してもらうためには、「ハイッ!」と良い返事ができるよう指導するとともに、自然とそうできるようモチベーションを高めなくてはいけない。そして、そのためにはまず自ら元気よく「ハイッ!」と返事をすることだな、感じた。
「凡事徹底」であり、「隗より始めよ」である。
2018.02.28
スケジュール会議
今日は朝一番の予定はスケジュール会議。
これは毎月月初に幹部を中心に行っている会議である。
(本来は明日だが、明日出張で出来ないので今日行った)。
何をしているかというと、今から半年先位の予定をチェックするのである。
モリチュウは毎年期首に一年分の予定を手帳にして社員に配布している。
にも拘わらず、なぜそんな事をしているかというと、社長(つまり私)が勝手にどんどんスケジュールを変えてしまうため、社員が混乱をしてしまうからである。
かつて、ある会議の予定があったが、その日にお客様訪問の予定を入れてしまっており、会議のスケジュールをずらす連絡をしていなかったため、社員からブーイングの嵐をあびたことがあった。社員は迷惑だし、私も迷惑な話だ。
そこで、スケジュール会議なのである。
やってみると、単純に予定の確認、調整にとどまらないことが分かった。今社長がやろうとしていることを共有できるため、方針の伝達にも役立っているのである。実際に「今、こんなことを考えているので、ここに行って情報収集をしようと思っているんだ」とか、「こんな案件があって、このタイミングでお客様訪問をしておきたいから出張を入れている」などコメントを交えながらスケジュールの話をしている。社員からの「知らない、聞いていない」という不満が減少するし、幹部は「こんな理由で社長はここに行くんだよ」と伝えてくれているのだと思う(多分・・・)。
今日は更に嬉しいことがあった。主なスケジュール変更を幹部のYさんが全社に共有してくれたのだ。何も指示しないのに、自主的にやってくれたのである。
前向きな取り組みは、全て社員教育につながるのだと感じた。
2018.02.27
TTP
今日は、午後から仲間経営者の会社2社のベンチマーキングに行ってきた。
ベンチマーキングとは、いわゆる会社見学のことで、他社の優れた取組みを学べる貴重な機会のことである。
この経営者仲間たちは確固たる絆で結ばれ、同時に同業者がいないグループのため、
お互いに社内を完全裸状態で見せ合うことができる。
・クラウド型チェックリストシステムとドロップボックスを連携させた業務管理。
・捨てるものに期限を決める「間」のしくみ。
・とんでもなく綺麗なゴミ収集車の内部(ゴミを集め、入れる箱が無茶苦茶綺麗だった!)。
・表示のズレを無くす画期的なしくみ(何気ないことだが、すごい仕組みだった)。
・展示スペースを区切ることで、商品を高級に見せる店づくり。
・仕入先の在庫状況をネットで共有するクラウドを使った仕組み
等々、優れた点をたくさん発見できた。
今、日本経済新聞の「私の履歴書」で良品計画の元会長である松井忠三さんの歩んできた道が紹介されている。
その中である時期に「TTP」という言葉を頻繁に使っていたと記載されていた。
「TTP」、それは「徹底的にパクれ」の略であり、「よい取り組みは参考にする」となりふり構わずマネをすること・・・だと書いている。
確かに私の中学時代の恩師である故杉先生も、「学ぶ」の語源は「真似ること」と最初の授業で言っていた(そのあとの授業は全て忘れているが、これだけはなぜか覚えている)。
お互い思う存分パクれる仲間が沢山いることは、学びの宝庫があることであり、この上なく幸せなことであると、実感をした一日であった。
まずは、「クラウド型チェックリストシステムとドロップボックスを連携させた業務管理」をパクろうと考えている。
2018.02.26
スケジュール管理
今日は、朝から沢山の業務を行った。
提出資料の準備、協力会社様のご対応、幹部からの報告、採用の打ち合わせ、
お客様への価格表確認(幹部と)、金融機関に資料提出、協力会社訪問、最後は歯医者さん・・・。
にもかかわらず、時間には余裕があった。
協力会社の方からはとても有益な情報が得られ、今後のビジネスの広がりの可能性を
感じることができた。協力会社様を「下請け」と呼んでいるようでは自ら間口を狭めるような
もので、「下請け」はモリチュウでは絶対使わない「NGワード」の一つとなっている。
それはさておき、今日はある意味効率が良い一日だったが、その秘訣は間違いなく
スケジュールをしっかりと作ったことにある。
私は基本的に30分単位でスケジュールを作る。もちろん30分で終わらない場合は
1時間の枠を取るが、仕事の切り分けは30分である。
不思議なことに、終わりの時間を決め、後に他のスケジュールが入っていると、なぜかその時間までに
終わる。会議などが典型だが、「始まりの時間」を決めても「終わりの時間」を決めることは
意外と少ない。終わりの時間を決めないということは、目的地が分からずに車を走らせるのに似ている・・・
と私は感じる。
また、終わりの時間を決めないのは、エンドレスでキャバクラに居るようなもので、それがどれほど
危険なことかは、痛い目に会った人であればわかるはずである。
やはり「時は金なり」なのである。