社長ブログ
2018.06.15
夢を語る
今日は幹部との飲み会だった。
幹部は、典型的な中間管理である。中間管理職は、社長と社員の間に挟まれて最も辛い立場である。その中で幹部のモチベーションを保つためには重要なことが2つある。1つ目は給料である。しかしこれには上限がない。社長にとっては辛い。もう一つは、会社の夢である。社長が夢を語ることで、幹部がモチベーションを保つことができる。もちろん、夢が嘘ではダメだ。しかし多少のホラはあってもいい。いずれにしても、夢とかホラではなく、ビジョンを語り共有する事はモチベーションアップにつながる。社長は、夢を一生懸命そして本気で語らなくてはいけない。
夢を持てるか持てないかは、現場への危機感から生まれることである。夢の達成裏側には危機感がある。このことは社員にはわからないが、経営者はいつも抱えていることである。危機感に対し、逃げることなく常に向き合うことが、結果的に真剣に夢を語ることになる。
2018.06.14
メモを取る習慣では不十分
メモを取ることは社会人として当然のことである。
昔、子供の頃は新聞チラシの裏紙などを切って束ねてメモ用紙を救っていた。母親が良く作っていたのを覚えている。しかし、バラバラになったメモは、どこに置いたか忘れてしまう事が多々あった。なのでメモは一箇所にまとめておく必要がある。私の場合は一冊の小さいノートに全てまとめている。かつてはA6のノートであったが、今はB7の大きさである。少々小さすぎると感じる方も多いと思うが、慣れると問題ない。それ以上にYシャツの胸ポケットに入るので、いつでもメモが取れる。これは尊敬するプリマベーラの吉川社長から学んだ事である。
メモを取る習慣と同時に大切なのがメモを振り返り、終わったものを消す習慣である。これをしないとメモが溜まっていく一方で消化不良状態になる。なまじっかメモを取る習慣があることで逆にメモが溜まりすぎてしまうと言うことになる。入れたものは出さないと健康に良くない。自分の体にたとえてみれば理解しやすい。なので必ずメモを振り返る言う作業はメモを取るのと同じ位重要なのである。
2018.06.13
これは神対応では・・・!
毎年、鳥越祭りに行く。
鳥越まつりは日本で一番重いお神輿を担ぐお祭りである。地元の人たちは勿論、地元以外からも「我こそは担ぎ手」という人が集まるお祭りである。私は仲人をしていただいた先輩が地元なので毎年御呼ばれをしている。先日フェイスブックで我が川口のT君も担いでいたらしい。
さて、鳥越まつりは鳥越神社のご神体を祭るお祭りだが、その鳥越神社に行くには御徒町からバスに乗っていく。そのバスに乗っているときのことである。
ある乗客が多分、運転手さんに行きたい病院がどこにあるかを聞いたんだと思う。その後の運転手の対応に思わずうなってしまった。以下、運転手さんのマイクを通して聞こえてきた声である。
「○○病院は■丁目あたりではないでしょうか・・・」(少々自信なさげに・・・間があいて)
「(その病院の)住所分かりますか?」(乗客が病院の住所を答えた模様)
「その住所だと、多分○○辺りではないでしょうか」(やはり少々自信なさげに・・・間があいて)
「ご乗車の皆様の中で〇〇病院を知っていらっしゃる方はいますか」(すると乗客で知っている人が現れて説明をしている様子・・・しばらくして)
「ご協力ありがとうございました」
知らん顔をしてもおかしくないが、この運転手さんはお客様のお困りごとをそのように解決をしていた。「都バスの運転手さん、すごい!」って拍手喝さいをした次第である。
2018.06.12
質問と報告
今日はお客様訪問をした。
お客様訪問に入社1年目のTくんが同行した。T位君は入社前からとても積極的であったが、入社後もその勢いは衰えず一生懸命がんばっている。そして、今日一緒に同行する中で、途中で様々な質問をしてきた。これは社長にとってはとても嬉しいことである。なぜならば前向きで、かつ仕事に対して関心が高い証拠だからである。同時に、報告もあった。先日与えた課題に対して、まとめをしてきており、「後ほど報告をしていいですか」と聞いてきた。
質問と報告、これは両方とも、「気づき」のレベルを表すバロメーターである。「質問しなさい」といっても全然質問してこない社員もいる。これはしないのではなく、「出来ない」のである。なぜならばアンテナが立っていないからである。できる社員になるか、できない社員なのかは、質問と報告のレベルを見ればわかるし、出来る社員にするには、「質問をさせる機会」をたくさん作り、「事前に質問を準備させる」と言うことも必要である。
報告も然り。報告を聞く機会を作ることで、アンテナを立たせることができる。「その場で何か言え」と言ってもなかなか言えない。なので、事前にいつ報告を聞くかを決め、しっかり時間をとって報告させる。そうすれば否が応でも何か報告をする準備をしなくてはいけないので、アンテナが立つ。
なるほど、質問と報告の機会は、社員の成長を促すことになる訳である。
2018.06.11
いわゆる翻訳
昔は物事を難しく書く人が頭がいいと思っていた。
特に学生時代はそうである。カッコいいとさえ思っていた。しかし今はそういう人全く尊敬しない。なぜならばわざと難しく書いて読者を煙に巻こうとしている感が窺えるからである。そしていかに自分が知識人であるかをひけらかしているとしか思えないと感じることさえある。
実際世の中は複雑である。しかし、その難しいことをいかに分かりやすくすることが出来るかが、ある意味貴重な技術になっている。池上彰氏が最も顕著な例である。
難しいことを簡単にするには、細かく分けることがコツだと私は考えている。難しい漢字も「へん」と「つくり」に分け、さらに細分化すると単純な文字(あるいは形)の集まりになる。そしてその単純な文字の配置を覚えれば難しい漢字でも書けるようになる。そして最終的にはそれを画像として脳の中に焼付ければいいと言うことになる。
あとは、いかに分かりやすく分割してあげるかである。この細分化と配置は実はロジカルシンキングやプロセスマネジメントにもつながる原則である。ちなみに、私はこれを「翻訳」と呼んでいる。
(というわけで本日の写真は池上彰氏)