社長ブログ
2018.06.25
探す時間は仕事ではない
「探す時間は仕事ではない」、と社員に伝えている。
そのために環境整備を行い、整理整頓をする。整頓の目的は「探しの排除」である。「探す」というと普通は「モノを探す」ことをイメージする。ごくごく当たり前の話である。そして探す時間が少なくなれば生産性がとても上がるのは当然である。
しかし、最近気がついたことがある。社員がスケジュールを組んで仕事をしていない、つまり行き当たりばったりに仕事をしていると言うことである。となると、次の仕事を探している可能性があるということである。よくある「さて、次に何をやろうかなぁ」って考える瞬間のことである。
スケジュールがきちんと決まっていれば、その仕事が終わったら次に何をやるかはすぐに分かるので、「次、何やろうかなぁ」はあり得ない。また、時間が空いた時にやる仕事を決めておくと言うのも大切であるし、「何もやらない」ということをスケジュールを組ことも大事である。このようにしてスケジュールを組む、特に詳細に組むということは、次にやることを探さないと言う意味で、生産性が上がる秘訣であり、基本中の基本である。
2018.06.24
建設都有の地下鉄駅で・・・
ぱっと見、皆さんは何の写真か理解できたであろうか。
これは、2017年6月14日の神田駅である。今、オリンピックに向けて地下鉄各駅の改修が進んでいるが、その時は、壁面改修のためにホームの向かい側の壁が剥き出しの状態になっていた。私はこれを見た瞬間、前衛作家のモダンアート壁画かと思った。それくらいのインパクトがあった。俗っぽく言えば「カッコいい!」と思ったのである。
荒々しさと同時にレトロ感と郷愁を感じさせる構成。大きさと連続性から迫り来る圧倒的なパワー。古い倉庫の扉を彷彿させる中央の白い部分が全体から浮き上がり、構成全体にインパクトと動きを与えている。
これを見たとき、ふと思い出したのがかつて見たことのある三岸節子氏の絵である。落ち着いた色調の中に、内面から湧き出てくる力強さをよく覚えている。
工事現場に偶然現れたアートを発見した時の興奮は、周囲の人たちが気づかない大きな宝物を発見した時の感情に似ている。
2018.06.23
おかむら
川口駅東口にある和食のお店「おかむら」を知っているだろうか。
テーブル席が2つとカウンターのこじんまりとした店だが、清潔感の感じられる明るくてシンプルな店づくりには好感が持てる。黙々と調理をする店主の岡村氏はまだ若いが、ホテルオークラの和食の店で修行をし、オランダのアムステルダムで勤めた経験も持つ腕は確かな調理人。また、アムステルダム時代の同僚が、フロアを切り盛りをしている。適度な愛想(良い意味で)が心地良い。
また、季節に応じたお酒や料理も勧めてくれる。日本人は料理をオーダーするのがあまり得意ではないが、その様な時、さっとオススメを言ってくれるのは逆に嬉しいことである。味に対し値段は手頃である。私は美食家でもなく料理研究家でもないので、味について偉そうに言う資格はない。なので、それについてついてつべこべ言うつもりはないし、食レポをするつもりもない。ただ1つ言える事は単純に「おいしい」と言うことである。それを信じるか信じないかは、実際にお店に足を運んで食してみるしかない・・・ので「ぜひ一度足を運んでみては!」・・・と思う。
ここでお酒を飲み交わしながら、人生や経営の談義に花を咲かせることが、私の楽しみの1つである。
今日「おかむら」のことを書こうと写真を撮ろうと思った瞬間、看板が消えてしまった。写真は冴えないが、味は冴えていると思うのでご心配なく。
2018.06.22
「原因」と「結果」の法則
『原因』と『結果』の法則」という本がある。
ジェームズアレン氏が1902年に記した本である。100年以上に亘り読まれ続けている。つまり、100年という時空のフィルターにかけられ、今尚読み続けられているということは、何かしら理由があるはずである。
ある意味当たり前の事が、書かれている。「今ある結果には必ず原因がある」ということである。そしてその原因を作っているのは突き詰めれば自分自身であるということである。今の自分があるその原因は複雑多岐にわたり、直接的な原因は分かりにくい。また、原因は分かっていても認めたくないというのも理解出来る心理である。
秋に農作物を刈り取るには、春に種を撒かなくては実は取れない。これは自ら幸せをつかむきっかけの種まきのことである。土壌が悪くては、良い実が取れない。これは自分のいる外部環境であろう。そしてそれは自分で選択できる。また、挨拶と整理整頓の強制は土地を耕す行為である。また、肥料を与えなけれればたわわな果実は期待出来ない。これは教育であろう。
まえがきにこのようなことが書かれている。「自分こそが自分の人生の創り手である」。「我が人生のシナリオライターは自分しかいない」ことに気づいていな人は意外と多い。全ては自分自身なのである。
2018.06.21
ニコニコ顔でいること
ニコニコ顔でいることが大事である。
相手に対しても良い印象を与えるし、自分自身のモチベーションアップにもつながる。ただ勘違いしてはいけないのは、テレビのお笑いを見てケラケラ笑っていることがニコニコ顔と言うわけではない、ということである。仕事をする上で、その目的を理解し、そこにやりがいを感じ、その充実感からにじみ出てくるニコニコ顔が本来尊いものである。
そのことをしっかりと社員に伝えないと、楽してニコニコしているのが大事であると勘違いをしてしまう。「本来楽な仕事はない」と言っているのが日本電産の永守会長である。なぜならば、「例えば遊園地とか楽しいところに入るときは、お金を払って入る。会社はお金を払っている。だから大変なのは当たり前だ」ということである。今は少し風潮が違っている面もあるが、本質的には正しいと思う。そして大変なこと、面倒くさいと思うことがビジネスになることも多い。面倒を乗り越え、創意工夫をしビジネスにしていくこと自体が楽しいことであり、それが最終的にニコニコ顔になるのだと思う。
もっと突き詰めて言えば、仕事を一生懸命やり、儲かり、給料が増え、人生が充実することでニコニコ顔になれるのである。その場の楽しさでニコニコしていても、最終的にはしかめっ面になってしまうわけである。
更に突き詰めて言えば、楽をすることは効率アップにつながるから良いが、とにかく怠け者はダメだということである。