社長ブログ
2021.02.22
そごう川口店 閉店
そごう川口店は2月末をもって閉店する。
そもそも「そごう」の存在とは何だったんだろうか?
30年前、「そごう」が出店をするとなったとき、川口銀座通り商店会は「黒船が来る、このままでは完全に破壊される」と大いなる危機を感じていた。そのために市や県の力を借りながら商店街の整備を進め、立ち向かおうとした。銀座通り商店会にあるドンキホーテ像は、その黒船に孤軍奮闘立ち向かおうとする、商店主の姿を象徴するものである。
しかし、そごうの影響は大きく、銀座通り商店会は衰退し、後継がほとんどいない状態となっている。それは現在、大手チェーンのお店ばかりが目立つことでも分かる。勿論これには「時代に流れでしょ」とか、「商店会の努力不足もあるでしょ」という意見もあるだろう。しかし・・・地域コミュニティの大切さが叫ばれる今、結果的には地域愛は育たず、つながりも失われていく。
「そごう」の存在とは?
確かに、そごうは便利な存在だった。しかし今の私には、ただ黒船の如く現れ、市場と地域愛を破壊し、荒らすに荒らして、都合が悪くなると逃げていく存在にしか見えない。
そごう入り口付近には今、建設当時の写真が懐かし気に展示されているが、見る気もしない。それにより失われたものは大きすぎる。そしてそれはもう取り戻せないものなのである・・・そう永遠に。
これは、今の私の理解を書いたまでである。もしかしたら私の見解は間違っているかもしれないし、偏っているかもしれない。もしそうならば、どなたか是非教えて欲しい。