社長ブログ
2020年10月
2020.10.25
アペアランスチェック
高校時代、生徒指導の先生というのがいた。朝登校時に、服装や髪の色をチェックしたり、ボンタンや長ランを着ていないか、学帽を被っているかなどをチェックする。当時私は(私以外のほとんどの人たちも)、校門の直前で帽子を取り出して、入るときだけかぶっていた。登校中に学帽なんて野暮ったいもの被っていたら、途中で見かける女子高生たちに対し格好悪い・・・と色気を出していた頃が懐かしい。
その生徒指導的チェック活動が我が社のアペアランスチェックである。そう、文字通り「見た目チェック」である。毎朝朝礼で行う。
項目をあげると
・髪は清潔ですか?
・鼻毛は出ていませんか?
・髪型は乱れていませんか?(寝癖)
・ひげは、手入れしてありますか?
などがあり、女性も
・化粧は厚くないですか?ノーメイクではないですか?
・ストッキングの破れ、汚れはありませんか?(色はベージュか黒)
とある。髪の色も番号でチェックする。
さて、やる前と後ではどう変わったか?
一番の効果は、「髪型は乱れていませんか?」の項目である。それまでは寝起きのボサボサ頭がいたり、後ろ髪が跳ね上がっている輩もいて、とても気になっていたが、今ではそんな人がいなくなった。鼻毛のチェックも毎日してくれるなんて、素晴らしいではないか!最初は馬鹿らしく感じていたかもしれないが、今では毎朝、みんなでワイワイ楽しそうにチェックし合っている。
仕組みを作り、習慣化する。それまでも、それからもしつこくしつこく続けていく。
これが成果につながって行くのだというわかりやすい事例である。
2020.10.18
キッチンペーパーの正しい使い方?
急に肌寒くなった。秋が毎年短くなるような気がしますが皆さんはどう感じていますでしょうか。
さて、「体を冷やすのはよくない」とは自明の理。経営コンサル会社の武蔵野の矢島専務も、常日頃から冷え取り健康法というお話をされている。
そう言う私は結構な冷え性で毎冬、苦労をしている。そんな中、冷えを取る効果的な方法があると言う耳寄りな情報を、毎週行っている整体の先生に教えてもらった。
それは「靴下の中に、キッチンペーパーを入れる」と言う方法である(「へぇ〜」ボタンがここでたくさん押される事間違いなし)。特に足の甲にキッチンペーパー(2枚重ね程度)を置いて靴下を履く。そうすると紙は靴下で固定される。若干動くこともあるが、そこはほぼ経費ゼロなのでお許しをいただきたい。
今実際にそうした状態でこのブログを書いているが、結構ホカホカしている。
紙には保温効果があると、ググってみたら確かにそう書いてあった。新聞紙を体に巻くと温かいと言うことも聞いた事がある。そう言う意味では紙はキッチンペーパーでなくても良いらしい。ただティッシュペーパーだと、もし靴下の中に入れたまま洗濯をしてしまうと、ボロボロになって出てくるので顰蹙買うことは間違いない。あと新聞紙でも良い。ただ、場合によっては足の甲が黒くなってしまう可能性もある。もちろんダンボールも保温効果があるが、足に密着しないのでこれも不可。と言う事で、やはりキッチンペーパーに落ち着く。
ちなみに、おなかにキッチンペーパーを入れるのも効果があるらしい。
肌寒い日が近づく今日この頃、この「キッチンペーパー冷え取り健康法」を是非試してみてはいかがでしょうか。
2020.10.11
次亜
殺菌効果、消臭、効果があるということで、最近のコロナ禍の中でよく聞くのが「次亜塩素酸水」。厨房に携わる者として昔から気になっていたが、改めて少し情報を集めてみた。そして、世の中で「次亜塩素酸水」と言われているものには、次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウム水溶液があり、似た様なものだと思ったら全然違うものだということが分かった。
さて、訳のわかんない言葉を見ると妙に突っ込みたくなる性分で・・・そもそも「次亜」って何と思い・・・ということでググってみると「酸素酸などの一つの系統の化合物中、低い酸化状態を示す語」とある・・・。???である。
では、更に分解してして「次」を調べてみると、これは「二番目」ということは自明の理。長男、次男とかでもわかる。では「亜」とは何か?これもググってみると「亜とは、次位を表す接頭語」とある。確かに亜熱帯とは熱帯と温帯の間だし、亜流といえば、我流の逆。
ということは「次亜」とは「次の次」ということか・・・なんとそうである。つまり、次亜塩素酸とは、塩素酸の次の次ということらしい。次亜塩素酸ナトリウムを例に挙げると
NaClO3が「塩素酸ナトリウム」
NaClO2が「亜塩素酸ナトリウム」
NaClOが「次亜塩素酸ナトリウム」となる。
確かに、亜の次が「次亜」となっている。なるほどOが少ないということは酸が少ないということだから、「塩素酸ナトリウムの中で低い酸化状態」ということになるわけだ。
しかし、こんな紛らわしいことをしないで「亜亜」とか「次次」とかにすればいいのに、と思ったが・・・確かに言いにくい。多いのは「沢酸」とか、少ないのは「少酸」とかにすればいいのにとも思うが、それは理系の人たちか見たらありえない話だろうことは容易に想像が付く。
まぁ、言いやすいというからという意外とそんな理由で、ネーミングが決まるというのも事実なのだろう。
2020.10.04
手回し製麺機
2020年9月24日、日本経済新聞の文化欄に「製麺機にラプ 集めた50台」という玉置標本さんという方の記事が掲載された。製麺機は、文字通り「お蕎麦やうどん」などの麺を作る機械であるが、かつては手回し製麺機が各家庭にあったらしい。その魅力に打ちのめされた玉置さんは、50台もの製麺機を集めるコレクターとなり、同人誌「趣味の製麺」という情報誌で情報発信をするほどになった。
さて、なぜ私がその話をしているかというと、この手回し製麺機が「鋳物」で出来ているからである。昔のミシンやかき氷の機械などを思い出していただけるとわかると思うが、この手回し製麺機も同様、デザインがとても美しい。レトロで色気がある。そして、かつては、川口の鋳物が数多く使われていたとのこと。
鋳物に惚れ込んでいる方を見るといてもたってもいられないのが私の性分。その日に連絡を取り、昨日お会いしコレクションを拝見させてもらった。様々な美しい手回し製麺機がところ狭しと並んでおり、また、それぞれが創意工夫されている。そして、その機能や使い勝手も知り尽くしている玉置さんとのお話は、とても興味深く、また、小野式製麺機で有名な小野様ともお知り合いとのことで、ご紹介までいただいた。
今後は何が起こるか分からないが、何か面白い展開が起こったらいいなぁと思う今週末であった。
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