社長ブログ
2020.05.10
整頓には「キレ」が必要
モリチュウでは、朝礼後30分間を使って環境整備をしている。
しかし、最近整頓が出来ていないと感じられた。整頓とは、
1.物の置き場を決め、名前・数字を付けて管理する。管理責任者を決める
2.向きを揃える。置き方は、平行・水平・垂直とする。
と定義している。つまり、整頓された状態は現場に「キレ」がある状態である。
これは、なかなかイメージしにくいが、ダンスを例にすると分かりやすい。「キレッキレのダンス」はメリハリがあり、見ている方は気持ちがいい。逆にキレの無いダンスは、だらっとしていて、感動がない。
キレのあるダンスはどうすれば出来るのかを調べたら、「瞬発的に力を入れること」と「瞬発的に力を抜くこと」を組み合わせること、そして、力の出し入れのを切り替える際に一瞬「止める」という状態が出来る・・・これでキレが出るとのこと。そして、グループで踊る際にキレが感じられるかどうかは、揃っているかどうか、例えば、腕の上げた際に、その角度が同じかで決まる。
これを物的環境整備に置き換えると、実はほとんどのところはあまり気にしなくていいが、瞬間的なところ、つまり勘所(例えば表示物の角など)がぐにゃっと曲がっていないか、箱が壁に対して曲がって置かれていないかとか、あるいは物の向きが同じ方向を向いている(角度が揃っている)とかである。そして究極は、見る人が感動するかである。
そして、そういう状態でないと「気持ちが悪い」と思うようにならないといけないし、気持ち悪いと感じるよう気付きのレベルを高めないといけない。これからまた、「整頓、整頓」を繰り返し言う日々が戻ってくる(というか、それを言い続けなかったのは社長の怠慢だが・・・)。
3歩進んで2歩下がる・・・それでも繰り返す。習慣化には時間がかかる。でも諦めない。だって一歩は前進しているのだから。