社長ブログ

2020年03月

2020.03.29

コロナ対応~今出来ること~

新型コロナウイルスの勢いが止まらず、東京都でも不要不急な外出は自粛するよう小池知事より発信された。
また、昨晩は安倍首相が国民に向けてオーバーシュートを避けるべく国民全体の行動についてのメッセージが発生された。これまでも新型コロナに対する対応はそれなりに行ってきたが、さらに危機感は持っていかなくてはと思っている。

さて、これまでモリチュウとして取り組んで来たことは以下の通りである。

まずは、社員の通勤について。実は、多くの社員は近隣に住むんでいるので自転車通勤であるが、中にはバスに乗って通勤をしている方がいる。そちらの方には自転車に切り替えてもらった。また、電車で通勤をする社員には、期間限定で社用車を使っての通勤に切り替えた。中には高速道路を使ってくる者もいたり、また夜間の駐車代もかかるので思った以上に出費がかさんだ。対象社員に普段の通勤状況を確認したところ、思ったより人と接する時間が少ないことが分かった。実は、モリチュウは8時始業なので、普通に来てもそんなに混雑はしていない。つまり初めから時差出勤だったのである。どうしても人混みがある駅を通る社員には個別対応をする。同時に会社の近くに引っ越してくることを促していくつもりだ(一人暮らしは自立心も育ち 自己成長に効果がある・・・が、なかなか頑固で困っている・・・Aさん頼みますよ!)。

あとは、4月から入ってくる新入社員である。やはり電車通勤なのでどうしようかと考えていたが、10時出社、4時退社に切り替えた。就業時間8時間に満たないが、それは家に帰ってから課題に取り組んでもらうことにした。新社会人としての助走期間としては丁度良いかもしれない・・・。今週は、社員の外出を制御する必要も出てくるのだろうか・・・?

状況を嘆くのではなく、今できることに集中していく。それしかない

2020.03.22

パンク!

新型コロナの中、新潟に出張することになった。
いつもは電車で行くが、今回は感染を避けるために車での移動にした。
(電車の方がかえって空いていたと言う話は後から聞いた・・・)。

早起きが得意の私は朝5時には出発し9時前には新潟に着く予定で走っていた。
途中順調に進んでいたが、「好事魔多し」とはこのこと。越後川口の辺りで道路にやや大きめの木片が転がっているのが目に入った。
トラックが前を走っていたので、若干気付くのが遅れたのは否めないが、「まずい」と思い、追い越し車線のほうにハンドルを切った・・・
が、左後輪が木片に触れてしまった。「ガコン!」と結構大きな音がしたのでまずいかなと思ったら、だんだんカタカタカタカタと音がし始めた。
案の定「パンク」だ。
朝7時頃、かつも高速の上なので、まずは自分でスペアに変えてみることにした。
しかし、滅多にやったことがないので、焦った。
「スペアタイヤはどこ?」、「ジャッキはあるの?」・・・などなど。

トランクの中を探し始めたらスペアタイヤすぐに見つかった。
ジャッキもトランク左の隅にあった・・・が、びくともしない。いろんな方向に引っ張ってもなかなか取れない。
「これどうやって取るんだろう・・・」と途方に暮れていたら、分かった。
「あ、そうか。下げればいいんだ!」。ジャッキはアップができるんだから、当然ダウンできる。
普段は動かないように、ジャッキをアップして上部の金物に押し当てて固定しているわけだ。
そんなことも、分からない・・・冷静さを失っているとこんな単純なことも分からなくなってしまう。

そこで私は学んだ。これがもし社員だったらどうだろうか・・・。
なので今後は、環境整備点検(環境整備が出来ているか毎月1回チェックするしくみ)で、車両に関して「スペアタイヤやジャッキアがあるか」をチェックすることにした。
そして、パンクした場合の交換の仕方も経験させないと・・・特にジャッキの取り外し方を!
自ら経験したことなので、これは説得力があると思う。

2020.03.15

臨時託児所

新型コロナウイルスが猛威を奮っている。いつどのような形で終息していくのか、まだ全くわからない状態だ。日本では2週間ほど前から学校が休校となっているのはご承知の通り。

さて、そんな中、モリチュウでも日頃から頑張ってくれている派遣社員Mさんの息子さんが小学生ということで、会社に来ることができなくなる可能性が出てきた。知合いなどに預けることができれば会社に来ることができるが、毎日と言うわけにもいかず困っていた。会社の方針としては、家族優先、お子様優先という方針を打ち出したが、本人曰く、「家族優先という社長の方針はありがたいが、収入も減るのは正直痛い・・・」ということであった。そんな時、うちの社員が何気なく「じゃあ、お子さん、会社連れてきちゃえば」と言ったらしい。実は私もそれが可能であればその方がいいと考えていた。ということで、お子様連れでの出社をOKとした。仕事に影響が出るかなぁと考えていたところ、他の社員からも全く問題ないとのこと(もちろん、その子がとても良い子だからということもあるが)。やってみるもんだなぁと正直感じた。

環境が変わると自社も様々な変化をしなくてはいけないが、今回お子様と一緒の出社というテストケースができたと考えると、とても良い機会となった。正式に託児所としての機能を持たせるにはいろいろと許認可など大変なのかもしれないが、自己責任の範囲という約束が出来れば、目の届くところにお子様がいての仕事もOKである。そういう意味で、今後の働き方の多様化という社会的な動きに対して一歩踏み出せたと感じている。

そして、モリチュウに「やってみてから考えよう」という文化があってよかったと思う出来事であった。

2020.03.02

野地さん

今日は、長年モリチュウに勤めてくれた職人さんのお通夜だった。

余りにも急なことで、私たちもびっくりしたが、1番びっくりしたのは本人ではないだろうか。

東北出身の野地さんは、いつもニコニコでなつっこい。東北弁て繰り出すダジャレは、時に笑えなかったり、難解なこともあったが、それを含めて笑いを振りまいていた。

そしてとにかく働き者。朝早く来て仕事の段取りをする。「納期は絶対に守る」という姿勢は、柔和な日常からは想像できない執念を内に秘めていたのだろう。それは責任感と仕事に対する誇りに他ならない。

環境整備点検(月1回、環境整備ができているかを確認するための行事)の時、本人が病院のためお休みの時も、わざわざ準備のためだけに朝来てくれたりしていた。

経営計画発表会(年に一回、経営計画を発表する行事)の懇親会では、はにかみながら手品やどじょうすくいを披露してくれたりした。

モリチュウの経営の舵を大きく切る際に、年齢的に大きな環境の変化を受け入れるのは相当大変だったと思うが、理解してついて来てくれた。だから、今のモリチュウがある。

このような、慕われる性格だから、多くの社員が見送りに足を運んでくれた。やっぱり笑顔と一生懸命さは人を惹きつけるんだなぁ。「スマイル0円」なんてあるけど、本当はこれは'Priceless'。

野地さん、長い間ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。ゆっくり休んでくださいね。