社長ブログ

2019.12.08

実行計画作成に思う

一昨日、会社の実行計画を作成した。

実行計画とは半期に1回、今後半年間自分たちの部門をどのように改善していくかの計画であるが、この作成はモリチュウの年末の恒例行事である。毎年12月の第1週目に泊まりがけで作成し、完了しないとその後の忘年会に参加できないので、皆んな必死で作成する。

実行計画は、社員を経営に参画させるボトムアップのしくみである。自分たちで決めたことであれば能動的に実行してくれるはず・・・というのがその理屈でもある。なので、実は社員にとって楽しいはず・・・と思うのは経営者だけかもしれない。

実は、社員たちはなかなか計画が作れない。決められないのである。なぜなら、決めるというトレーニングがなされてきてないし、間違いを恐れている。実は計画なので正解はない。うまく行くかもしれないし、行かないかもしれない。それでいいのである。何故なら上手くいかなかったら修正をすればいいだけの話。そして修正計画を自分たちで考える事でまた成長できるのである。

私が学生の頃も自分で考える力が落ちていると言われて来たが、テレビゲームが出始めてからよりその傾向が顕著になっている。なぜならテレビゲームは答えが用意されている典型だからである。答えが用意されていることに慣れている人たちにとって、自分で課題を設定し、それを解決をしていくのは難しい。しかし、その過程で必ず出てくる「決定」というプロセスを経験することで、社員が成長するのだ、と信じている。