社長ブログ

2019年02月

2019.02.28

PCネットワーク

最近、パソコンのネットワークがうまくつながらないという現象が起きていた。

今やネットワークはインフラである。つながらなくては仕事にならない。
しかし社員はネット環境が遅くても関係ない。なぜなら時間でお金がもらえると思っているからである。中には残業代稼ぎという不埒な奴が出てくる可能性もあるが、それは経営者の責任。そうは問屋が卸さない・・・ということで早く対策を!と言うことになる。

ネットワークの世界は複雑怪奇である。様々な要因が絡み、どこから手を付けて良いか分からない。なのでこんがらがった糸をほぐすように一つ一つ調べていくしかない。ということで業者の方に協力していただき調べてみると、Wi-Fiは問題ないが、有線に問題がある事が分かった(社内では、Wi-Fiと有線と両方を使っている)。

有線では、何かの理由でどこか一か所「ひっかかり」があると、その先全てが「ひっかかり」状態となってしまう。つまりそこがボトルネックとなってしまう訳である。そしてネットワークが継ぎ足し継ぎ足しで来てしまうと、余計どこがボトルネックか分からなくなってしまう。

「うーん、環境整備が出来ていない!」・・・と言うことでネット回線を全てスッキリし、配線図も作成する決定をした。ルーターも早いものに切り替える。

これで働き方改革推進である。そして仕事をしているフリをしている社員もいなくなる・・・はず(笑)?

2019.02.27

クレーム対策

会社としては一生懸命やっているが、残念ながらお客様よりお叱りをの言葉をいただくことがある。いわゆる「クレーム」である。

そして再発防止を講じるために、毎月一回お客様の声会議を開催し、「現象」を確認、「原因」を探り、「対策」を決定する。しかし、それでは終わらない。しっかり対策を実施したか「チェック」が必要であり、そして対策の効果があったかの「フォロー」をしなくてはいけない。

しかし、ここがなかなか上手くいかない。まず「現象」と「原因」がつながっていない場合もあり、同時に「原因」と「対策」がつながっていないこともある。この流れがつながっていないと的外れな対策となってしまい、費やした時間とお金が無駄になる。

ではどうしたらよいか。「逆に遡る」ことである。「対策を行えば、原因がなくなるか」。そして「原因がなくなれば、現象がなくなるか」の整合性を見る。

そして、対策を実施しているかのチェックをする必要がある。実は今までは対策を実施しているか、チェックする日を決めていた。しかし、時間がとられるのでやめ、別の方法を取り入れた。「締め切り」を決めて、それまでに管理責任者が対策の報告をするという方法である。そして、期限に遅れると何らかのペナルティを加えるという方法である。

社員に「1000円の社内募金」か「社員全員に飲み物をご馳走する」とどちらがいいかと聞くと、罰金は嫌だ、飲み物の方が良いとのこと。15人はいるので、実は社内募金の方が安いが、こういう時は自分が飲み物をもらえるという意識が働くのであろう。社員の意見をしっかり取り入れることも大事・・・ということで、この件に関しては、「飲み物」で行くことにしたのである。

今後の効果が楽しみである(笑)。

2019.02.26

面白くない。

「最近のブログは面白くない」とある方から言われた。
正直、余計なお世話と言いたいところだが、読んでいただいている方のご意見であれば多少は意識をしなくてはいけないと思う反面、でも「なんだかんだ言って読んでくれているんだ」とちょっと嬉しくも感じる。

ところで「面白い」って何だろう。つい癖で、語源を調べてしまう。最近はネットですぐに調べられるのですぐにわかる。どうやら「目の前が明るくなる様を面白いといい、そこから楽しい、心地よいと言う意味になっていった」とのこと。しかしこの語源はいかにも面白くない。

「面白い」とは、「面(おもて)が白い」ということになるが、それですぐに頭に浮かぶのが、志村けんの「バカ殿」である。顔を白く塗って間抜けなちょんまげをした殿さまは、その発言と立ち振る舞いもそうであるが、存在自体が面白い。なので、顔を白り、非日常かつ素の自分を出した姿が「面白い」という語源の方がよっぽど面白いが、実際はどうか・・・?

最近のブログが面白くないということで、今日は「面白い」話を書いた。

さて、明日からはまた好き勝手なことを書くことにしよう。

2019.02.25

ノウハウ

今日は、他の会社の最新成功事例を聞く機会であった。

いわゆるQC活動発表会的なものであるが、どこの会社もすごいと感じる。そして業績を伸ばしている。

しかし、ただ感動をしているだけではダメである。実は今日の発表された内容は「氷山の一角」であり、実はその下に見えないところにすごいノウハウが隠されている・・・と言うことを意識しないといけない。

氷山の下は、何もしていないと絶対に見えてこない。しかしせっかくのきっかけをもらいながら、それを探らないのは余りにももったいない。ではどうするか?「口で探る」しかないのである。つまり「聞く」ということである。

聞くことによって、様々なことが見えてくる。実は、相手は「当たり前」に感じていることが、聞くことで教えてもらい、それが「我が社」にとって「!」であったり、なるほど的ノウハウだったりする。

真のノウハウは目に見えないことであり、改善を推進し行政をアップさせた本人たちが意識していないところにあったりするのである。それを見つけた時は、「佐渡島で金塊」を見つけた気分である。

あとは実行することが大事。しかし実行するだけではまだ半端で、それが定着するかが大事。そうでなければ絵に描いた餅になる。

改善事例を聞く→その奥にあるノウハウを掴む→実行する→定着させる。道のりは長い・・・ウーン、まだまだ先は長いなぁ。

2019.02.21

人口減少に向けて

社員に指示したことが上手く伝わっておらず、期待した結果になっていないことはないだろうか。

どうもうまく言葉が通じないということがよくある。共通の言語、共通の認識を進めることも大事ではあるが、同時に、とにかく「これでもか」という位に分かりやすく具体的に伝え、また教育をしないといけないというのが最近の傾向であるような気がする。

実はこれはとても良い機会であると考えている。
今後労働人口が減り、外国人を受け入れていかないと事業が立ち行かなくなる可能性がある。海外の方とうまくコミュニケーション取っていかなくてはいけないが、当然言葉が上手く通じないことが想定されるので、やはり「これでもか」という位に分かりやすく具体的にしなくてはいけない・・・ということになる。

労働人口減少の視点から言うと、高齢者や女性の活用が重要になるが、重いものを持つなどの作業もマッスルスーツなどを使い、体に負荷がかからないような工夫が必要になる。習慣が違う。今までは体力のある若手の仕事であったことが、担い手がいなくなるので、これも考え方を変えなくてはいけない。

日本人のみならず外国人とのコミュニケーションの取り方、高齢者や女性の活用を促進するには、こちらが考え方を変えていかないと・・・。

言葉が通じない社員を見て、変わらなくてはいけないのはこちらであると、強く認識をした次第である。

今日から海外出張となるので、今週はブログお休みです。

2019.02.19

定義2

定義、つまり共通の認識が大事であると昨日書いた。

では、正しい定義とは何か。
個人的には、それが厳密に正しいか、正しくないかは余り関係ないと思っている。
勿論かけ離れた意味ではまずいが、学者が指摘する重箱の隅をつつくような些末な文言のちょっとした違いなど無視した方が良い。多少粗ぽさが残ったとしても、会社で使われる言葉の定義が「決まっている」ことが大事で、そしてその定義が「共有」されていることが大事なのである。要するに俺流の定義を勝手に決めればよいのである。

例えば、営業という言葉の定義が「お客様のお困りごとを聞き出し、その解決案を示すまでの一連のプロセス」であるとしよう。そうなると、ただやみくもにお客様訪問をするのではなく、お困りごとを聞き出すということが重要な目的であるという共通の認識になる。

そうなると、営業とは何なのか、会社全体のプロセスの中で自分は何をし、そして次のプロセスに何を渡せば良いのか・・・が分かる。そしてその一連のプロセスの中からKPIが見つかる。

いずれにしても、会社の中で使われる言葉の定義が決まっていないと、このKPIも見つからない。
なので、定義は大事であり、その共通の認識は大事である。
そして、それを促進することが社員教育なのである。

2019.02.18

定義

同じ国に住んでいて、言葉が通じなかったらどうなるだろうか。
非常に住みにくいことこの上ない。言葉が通じるというのは便利であるし、安心である。

同じコミュニティとして考えたとき、会社で使う言葉が通じなかったらどうなるだろうか。つまり、使っている言葉の意味が全社で共有されていなかったらどうなるだろうか。

例えば、私が「青いファイルを持ってきて」とある社員に頼んだとする。
その社員が「持ってきました」といって渡してくれたのが黄色いファイルだったとする。
そんな馬鹿なことがあるか・・・と思われるかもしれないが、もし、私の「青」が、その社員にとっては「黄」であったとしたら、その社員を責めることは出来ない。なので、「青とはこれです」と教えてあげる必要がある。

繰り返すが、そんな馬鹿なことが?と思われるかもしれない。
そのような方は以下のような質問を社員にしてみると良い。

・営業とは何ですか
・マーケティングとは何ですか
・出荷とはなんですか
・売上とはなんですか
・お客様第一主義とは何ですか・・・・

社長と社員が同じ答えをするだろうか・・・?
その前にそれが何であるか、社長が明確に答えることが出来るだろうか。
私はそれが出来なかった。そしてそれが重大な欠陥であることが分かった。

「共通の言語」、「共通の認識」が大事と言うが、特に「共通の認識」が大事である。これが出来ていないと、いわゆる「言葉が通じない」ということになってしまう。全く分からないのであればまだ聞いてくれるのでよいが、お互いに何となく分かっているような言葉であると、猶更性質が悪いということになる(続く)。

2019.02.17

五徳

モリチュウは業務用厨房機器に使われる部品を作っている。
具体的に言うと、バーナーや五徳と言ったものである。
五徳はあまり馴染みのない言葉であるかもしれないが、要するに鍋やヤカンが乗っかるところだと思っていただければよいと思う。

さて、この写真はアメリカのキッチンで見た「五徳」である。アールデコ調の一つのパターンを彷彿させる形状で、非常にシンプルであるがお洒落なデザインである。また、組み合わせるとその美しさと面白さ更に際立つ。普段目にしない五徳の形状であるので、大変面白いと感じて撮影をした。

このように、五徳の形状を変えるだけでユニークなガスレンジになる。例えば「見せる厨房」で調理をすればパーティも楽しくなるし、お店であればお客様へのアピールになる。

食事は味わうだけではなく見て楽しむことも大事。食器がそれだけ重要視されるのであれば、厨房も同様に重要視されても良いのではないか。見えない厨房から、見せる厨房、更に魅せる厨房へ。

この五徳は非常にインスピレーションをかきたてるものであり、可能性をさらに広げるアイテムであることは間違いないと感じた。

五徳

2019.02.16

挑戦をするとき・・・

会社でも個人でも様々な挑戦をするときがある。特に大きな挑戦をしようとするときは、期待と不安が混在した複雑な気持ちになるのは人間であれば当然だと思う。

そのような時に、「きっとうまくいく、頑張れ」と応援をしてくれる人がいる。
逆に「そんなのムリじゃない、やめといた方がいいよ」と言う人もいる。
中には、「失敗した時の覚悟はできてるんだろうね・・・」冷やかに語り、気持ちを挫く人もいる。

冷静に考えてみると、実はどちらも正しい。
「きっとうまくいくよ」と元気づけてくれるのは大変ありがたい。同時に余りにも安易に言うのは無責任の場合もある。逆に「無理じゃない」の方は、楽観的過ぎる場合に諫める効果もある。

そんな時に思うのは稲盛和夫氏の「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」という言葉である。人は悲観的過ぎると何もできないし、目の前のチャンスを捕まえることは出来ない。逆に楽観的過ぎると大雑把になりすぎ失敗する。しかし、何もしないと何も生まれないし、前進や成長がない。

私は、新たな挑戦をする人がいたら、この稲盛氏の言葉を投げかけ、しっかりと応援をしてあげたいと思う。

2019.02.15

環境整備点検

今日は月一回の環境整備点検であった。

環境整備点検とは、各部署の整理整頓が出来るているかチェックをし、項目毎に点数を付けるという社内行事である。この日は朝から何かと騒がしい。なぜなら点検に向けて急場しのぎで整理整頓を進めるからである。

普段からやっておけばいいものの、基本的にはやらない。夏休みの宿題と一緒である。しかし月に1回でも行うとその日に向けて適当にやっつけで取り敢えず奇麗にする。それでもやらないよりはマシということでずっと続けている。今年で8年目である。

ちなみに点検者は社長だけではなく社員も一緒に点検する。そうしないと社長が全部点検をすることになり、大変になり時間もかかる(全部で21項目もある)。それに社長だけでチェックをすると社員から総スカンを食う可能性があるので、同じ穴の狢を作っておく必要もある。

更に今日からはI-PADを使って点数集計を始めた。これはとても便利で、集計が瞬時に終わったり、「問題あり」の箇所の写真を簡単に残せたりできる。更に面白いのは点検の進捗が画面で分かるので、どの点検項目に時間がかかっているのかが分かる。つまり、点検がスムーズにできないのは、その箇所と方法に問題がある・・・と言うことが一目瞭然になる。

このように毎月1回このような機会が社内にあるのはとても刺激的である。