社長ブログ

2019.01.15

必死の覚悟

今日は、京都にあるT社の経営計画発表会に参加した。

感想は一言、「圧巻」であった。何がそうであったのか?
それは、参加している社長、社員とも全て「声がでかい」ということである。
「へっ?」と思う方もいるかもしれない。「発表の中身じゃないの?」という方もいるかもしれない。
勿論、発表の中身も素晴らしいが、それ以上に「声がでかい」。つまり気合が入っているのである。

今の時代に「気合?」と思うかもしれない。確かに「カッコいい」とは言えないし、どちらかと言うと「泥臭い」。勿論、それが嫌いな人もいるかもしれないが、そういうニヒルな人を、私は好まない。そんな事より、気合をいれ、必死に大きな声を出している姿を見ると感動する。そう、それが人を感動させるのである。

なぜ感動するのか。先日「とある上手な演奏を聞いた話」ところでも書いたが、要するに「本気度」である。しかし今、本気になりにくい時代になっている。本気になれば、熱血指導になるし、怒ることもある。しかし、そうすると簡単に「ハラスメント」と言われてしまう。なので、経営者や上司が腫れものに触るような指導をせざるを得ない風潮になる。こんなことでは本気のぶつかり合いは出来ないし、上辺だけのコミュニケーションしかできない。それでは、あまりにもは寂しすぎる。それ以上に強い組織は決してできない。

お互いが本気になるためには信頼関係が必要である。真に社員を幸せにする覚悟があるのであれば、そして組織を強くするのであれば、社員との信頼関係を「必死」に構築し、そしてトップが本気になるしかない。それは「必死の覚悟」であるべきなのである。

今日はそのエネルギーをいただいた。K社長に心より感謝したい。