社長ブログ
2019.01.17
愚問
例えば、「希望者は懇親会に参加してもらってください」という指示をしたとする。
それに対し、「参加者全員が懇親会に参加したいといったら、全員に参加してもらってよろしいでしょうか」という質問が返ってきた。これは愚問である。なぜなら、指示内容からすれば、「全員が希望者であれば、全員参加してもらう」という答えになるからである。
今までは、こういう質問に対しても丁寧に答えていたが、正直時間の無駄なので、「くだらない質問は受け付けない」と決めた。要するに「自分で考えろ」と突き返す。
分からないことを聞くことは大事である。しかし、「何でも聞けばいいや」という安易な姿勢は自分の頭で考える習慣を放棄することであり、甘えの姿勢を許すことになる。もっと怖いのは、自分自身が愚問を発していることに気が付いていないことである。そういう場合は本人もさることながら、上司に対しても指導が足りないと気が付かせてあげないといけない。冷酷に見えるが、そうしないと社員が鍛えられない。ぬるま湯に入った社員は所詮ゆるい人材にしかならない。
しかし、そういうゆるい人材が安住しているのは、社長自身の甘い姿勢が原因である。突き詰めると甘い社員を育てているのは、社長自身に対する甘さであり、社長の責任なのである。嫌われることを怖がっていたら何もできない。自分に負けてはいけないのである。