社長ブログ

2018.10.29

名前(1)

先日、「川口市市産品フェア」にて鋳物製の表札を展示した。

様々な方とお話をし、「鋳物の表札を是非知ってほしい」と伝えているうちに考えたことがある。それは、表札には苗字や名前が書かれているが、そもそも名前(ここからは、「名前」は「苗字と名前」を合わせたものとして書きます)とは何なのかということである。

まず、誰もが思いつくのは、自分自身が誰かを伝える道具であるとうことであろう。「道具」なんていうと「失礼な」と言われそうだが、勿論名前を軽視しているわけではない。ただまず実務的に考えるとそうなる。もし、名前がなかったらどうなるか、考えてみると分かる。「えーと、となりの顔の長いあなたさん」とか、「いつも眠そうにしている丸顔のあんた」とか言っていたら大変だし面倒くさい。そして、そこに親しみは生まれにくい。そう考えると名前とはコミュニケーションを円滑に行うためのとても便利な道具である・・・と言える。
(つづく)