社長ブログ

2018.08.12

Lamp

思わに所に不意に現れるアーティスティックなシーンがある。

今日は夏休みなので、家内の実家に行った。家内の実家は名古屋にある。夏休みは恒例で実家に集まり今年は総勢20人の親戚縁者が集まった。

それは置いといて、名古屋といえば幾つか名物の食物があるが、その一つが「ひつまぶし」である。普通の人が最初に見ると「ひまつびし」と読み間違えるが「ひつまぶし」である。どのような食べ物かは各自で調べてもらうとして、名古屋駅の駅地下にある「ひつまぶし」のお店に入って目に入ってきたのがこの照明器具である。

照明器具は先日「イサムノグチ」のところでも書いたようにアートの世界が直接的に関係する分野である。この照明器具は、内側に銅の素材の色をそのまま使いながら鍛き(たたき)を施し光の乱反射を演出し、外側は硫化処理(あるいはそれに近い塗装)をした仕上がりとし、あえて目立たない存在にしている。しかし、器具の形状はヘラ絞りとロール曲げ加工を行いながら美しい対称のフォルムを構成している。

照明器具の面白さは、形状だけではなく光の反射というもう一つの要素が加わることである。この照明器具は銅という素材のやさしさに暖色系のランプを使うことで、店の高級感を演出し、その雰囲気作りに間違いなく貢献している。

当然ながら、料理も美味しく感じるのである。

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