社長ブログ

2018.08.14

Think Week

'Think Week'を知っているだろうか。ある意味有名な話なので知っている人もいると思うが、これは、過去24年間で18回にわたり世界一の富豪の座についていたビル・ゲイツが毎年行っていた習慣である。

彼は、年に2回、隠れ家的な別荘で、日常業務から完全に離れ、思索にふける週を設けていて、それを'Think Week'と呼んで大切にしていた(あるいは今も続けているかもしれない)。

夏休みは長期的な休みになるので一週間とは言わないが、'Think Week'には適切かと思いきや、そうは問屋が卸さない。まず、世間が夏休みモードで落ち着いていない。そして高校野球もやっていて、目が離せない。また、どこかに一人で行って思索にふけようなんて思ったら、家族から総スカンを喰らいかねない。あからさまに文句は言われないとしても、何となく冷たい視線を背後から感じる。

本当の'Think Week'を過ごそうとしたら、外部からの接触を完全に断つ必要がある。そこで考えた。まず、「成果が出たことをそのまま真似をすることが大事」という前提の元、社員に対しては、「会社がすっごく儲かれば、みんなの給料も上がるから、それを長期的に考える時間を俺にくれ」と説得する。カミさんに対しては「オレが大金持になれば、お前も楽できる」と説得する。だから'Think Week'は必要だと主張する。それでも文句を言われたら「だって、ビルゲイツもやっていたじゃん!」と強硬に主張をする。

そして来年の経営計画書の年間スケジュールに長期休暇をちゃっかり2回入れちゃうということである。まぁ休暇と言ったって、会社のことを考えちゃうのが、経営者だが・・・。

大切なのは、単なる逃亡であると思われないよう細心の注意をすることである。

どなたか'Think Week'にふさわしい場所があったら教えてください。