社長ブログ
2018.08.24
奇跡の社員(1)
昨年の2月に中国に出張をしたモリチュウの幹部が、現地で病に倒れ緊急入院をした。この話は師匠である小山昇さんの「数字は人格」という本でも紹介されている。いずれどこかでこの話をしっかりまとめておかないといけないと感じていた。今日はある宴席でこの話が出たので、しばらくこの件について書いていきたいと思う。
事の起こりは2017年2月のことである。現地(中国大連)に協力会社の定期訪問目的で出張をした弊社部長のHは、現地に着いて直ぐに足の様子がおかしくなり、付き合いの深い現地のエイジェントのO社長に電話、病院に連れて行ってもらった。足の痛みで病院に行くのだから余程のことであったのだろうが、本人は時々出る持病の通風だろうと思い、痛風の薬をもらって帰ってきた。だが、その日の夜に容態が急激に悪化し、上記の通りエイジェントの社長を再度呼び出した。
O社長が部屋に行くと、本人は顔面蒼白、そして足がはれているためズボンが上まで持ち上げられない状態となっていた。その時のHは、体の急激な変化から来るショックの為か、ほぼ呼吸困難に近い状態であった(O社長談)。昼の時に比べ、あまりにも急な変化にO社長も驚き、即救急車を呼び病院へ搬送をした。その際、O社長は「ここの病院に連れて行ってほしい」と大連大学附属中山医院(大連鉄路医院)を指名をした。O社長は外国人が病気になるとこの病院に行くことが多いことを知っており、指名したのであるが、実はこれが後に効を奏することになる(続く)。