社長ブログ
2018.06.07
質問に答える。
国会中継は面白い。
何が面白かと言うと、ミスコミュニケーションの連続が楽しめるからである。議会や委員会では様々な質疑応答が繰り広げられるが、その質問に対して答えていることがまれであり、その対応はある意味芸術的ともいえる。
質疑応答はコミュにケーションを取る上で非常に重要である。この質疑応答が出来ない人があまりにも多い。具体的に言うと、
「これはいつまでに完成しそうですか」と聞くと、「そうですね、2、3日くらいです」と答える場合がある。しかしこれば「いつ」と聞いているので、「何月何日」と答えるのが正しいはずである。
また、「これはペンですか」と聞いた時に、「青いのがペンで、赤いのは鉛筆です」といった答えをするときもある。「これはペンですか」、は'Yes-No Question'なので「はい」か「いいえ」が最初に来なくてはいけない。
「なぜ問題が発生したのですか」と聞くと「いや、実は〇〇さんには言ったんですが、どうも理解をしていなかったみたいで・・・」などとなる場合がある。しかしこれは'WHY?'なので「なぜならば」で始まる答えでなくてはいけない。
まずは5W1Hの質問なのか、Yes-No Questionなのかを明確にする。そして'when'と聞かれたら「〇月〇日」、'Where'と聞かれれば、「場所」を答える。'Yes-No Question'でれば最初に「はい」か「いいえ」を答える。
ここを意識すると、余計な会話がなくなり、余計な情報がなくなり、伝えるべきことが伝わり、時間も短縮できる。そして結論から話すという貴重な習慣が身につく。話が長い人は、話の核心が見えないため、結果的にコミュニケーションが下手である可能性がある事を自覚する必要がある。まずは自分が質問に答えているかを確認する習慣を身に付けることが重要ではないか。