社長ブログ

2018年05月

2018.05.21

史上最強のチェックリスト(個人編)?

皆さんの中で、家を出た後「財布を忘れた!」とか言って家に取りに戻ることありませんか。

かく言う私も以前は家を出て車に乗る手前で、「携帯電話忘れた」とか「名刺忘れた」とか言って家に戻る頻度がとても多かった。ときには2回家に戻ることもあった。このロスは、朝の早い時間には非常に大きな負担になるし、それ以上に機嫌が悪くなる。「記憶力低下か?」とか「老化現象か?」などと心配するかもしれないが、決してそうではない。その大きな理由は「朝急いでいて焦っているから」と、「適切な道具がない」からである。

その両方を解決する道具がある。それが「チェックリスト」である。「え、そんなことかよ!」と思うかもしないが、侮るなかれである。

とは言え大それたものでもない。毎日持っていく物をポストイットに書き出し、それを壁に貼り付けておくだけである。そして出がけに一つ一つチェックをする。持っていくものが書いてあるので漏れがない。そして一つづつチェックするので焦らない。そんな簡単なものであるが、それ以降家に戻ることがほとんどなくなり、朝機嫌が悪くなることもない。超簡単で成果が出る。一挙解決、良いではないか!

チェックリスト、恐るべしである。

ちなみに、右側のリストはジムに行くときの持ち物リストである。

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2018.05.20

鋳物師たちへのオマージュ

鋳物師(いもじ)たちへのオマージュ

川口駅西口の公園にある鋳鉄製のモニュメント。これはフランスパリで活躍する岸田亮二氏の作品である。1992年の製作なのでもう26年も経っている作品、当時モリチュウで制作に関わらせてもらったので大変思い出深い作品である。 

この作品の魅力は、鋳鉄のダイナミックさと素朴さ、そして緻密さが共に伝わってくることであろう。鉄が主成分である鋳鉄は素材そのものが力強い。また、鋳物は一度液体になるのでその流動性を生かした造形が可能であり、このモニュメントのように帽子や軍手、作業着などのリアルな表現も可能になる。

また、これは経年変化による鋳鉄の錆を生かした数少ない作品でもある。鋳鉄は一般的な鉄と違い時間が経っても腐食が進まない。その為いつまでも堅牢さを保つ。素材の特徴を熟知した作家だからこそ創作出来た作品ともいえる。

このモニュメントは、普段目に触れないところで大切な役割を果たしている「鋳物」たちと、それを作る「鋳物師」たちへのオマージュでもある。

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2018.05.19

会議活性化の秘訣(モリチュウ流?)

会議で質問が出ない・・・

わが社では月に1回幹部が集まり会議をしている。この会議は「部門長会議」と呼び、各部門の数字のチェックをしたり、お客様情報を共有している。

会議で各幹部から報告があり、その後それに対する質疑応答をする。
「それでは、何か質問、意見のある方はお願いします」というと、
「・・・・・・・」となる。よくある光景である。
しかし、これは無理もないことである。「質問ありますか」と言われてすぐにその場で質問ができるというのは、かなりレベルが高いことである。では事前に質問を用意するようにといっても、会議資料が出てくるのがギリギリになってしまうため、そこまでの時間がない。

そこで、今のままではいけないと考え、新しい方法を考えた。それは、幹部からの報告終了後3分間時間を取り、その間に質問を考えてもらうという方法である。「では質問意見を考えてください、時間は3分です。ヨーイスタート」と言ってストップウォッチを押す。3分後、「ではAさんからお願いします」と言って始める。質問意見を述べる順番は事前に決めておく。実際にやってみると、スムーズに質問タイムが始まり、途中で間が空いてしまうこともない。まったり感がなくなり、テンポが出てきた。

ちなみに各自の質問、意見タイムも3分間。質問した相手の回答時間も含めて3分間である。なので、重要な質問が先に出て、どうでもよいものは出てこない。そしてきっちり時間通りに終わる。

ポイントは「終りの時間を決める」事と、「今と同じやり方ではだめだ」と言うことに気づくこと。出来ない社員が悪いのではなく、「出来るようにしない社長が悪い」ことに気づかされた一件であった。

2018.05.18

IT化の進んだ葬儀会社を見て・・・

今日は武蔵野様主催のパクリウォーカーで、マキノ祭典様にご訪問した。

祭典という名前から分かるように、葬儀と執り行う会社である。しかし。お話を聞き、会社を見させていただいたら、「すごいことが起こっている」ということが分かった。そんじょそこらの葬儀屋さんとは違う。これは、中を見ないとでは全く分からないことである。

まずは、IT化がものすごく進んでいるということである。I-PADを全社員や派遣さんにも配布し情報共有、また、見積書を現地で作成できる仕組みを作ったり、備品の発注をGsuiteとQRコードを組み合わせて行っていたりしている。これで新入社員でも発注業務を行えるという事である。

また、お客様様のご要望にお応えするため、必要な時にすぐに動ける体制を築いている。葬儀関係は待った無しのケースが多い。そして事情もさまざまである。「何かの時に直ぐに連絡出来、しっかり対応をしてくれるので大変重宝している」とのお客様のお声も貼り出されていたが、これは社員にとっては大きな励みになるあろう。

そして何よりも、社員の皆さんが「人生最後のセレモニー」をどのように演出し、遺族の方々の気持ちを表現することができるかに腐心し、そこに誇りを持って仕事をされている姿勢を感じた。これは創業者の考え方と、それを引き継いでいる現社長の仕事に対する誇りから来るものであろう。なので、社員の背筋が伸びていて明るい。明るいなんて言うと不謹慎と思うかもしれない。しかし能天気では困るが、明かるいのはいいではないか、と私は考える。

生まれてきた以上誰でも人生の最期を迎える時がくる。その時には、このような元気で明るい葬儀屋さんにサポートをしてもらい、見送られたいものである。

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2018.05.17

塩水で「鼻うがい」がしやすい理由

もしかしたら・・・? 
「鼻うがい」のことを書いていて恐ろしい疑念が湧き上がってきた。

昨日鼻うがいについて書いたところ、多くの反応があった。特に「鼻うがいアンバサダー」(勝手に森が命名してます)の矢島専務から直接メッセージをいただけたことは大変光栄である(矢島さんありがとうございます)。

矢島専務の返信にもあるように、家内の方が私よりも早く鼻うがいを始めた。それに影響されて、私が鼻うがいを始めたと言っても過言では無い。最近矢島さんは講演の中で、「鼻うがいの話をしても、実際にやってくれる人があまりいないので、強調しない」とお話をされていた。経験者からすると、これは実はもったいないことである。

人も元をたどれば海の生物から進化してきたと言われている。わたしたちの身体を構成するおもな元素は、海水の組成と似ているとも言われている。また、羊水は、海水とほとんど同じとのこと。つまり遺伝子的に、適切な塩分濃度の塩水を抵抗なく受け入れる機能が備わっているということになる。なので鼻から入れても抵抗がない適切な塩分濃度があるという仮説が成り立つということだ。恐るるに足らずである。では何%の塩水が適切なのか。そして湯温は何度が良いのか。これについては実際に実験をしてやってみたいと思う。

と書いていて、ふと思い出した。確か、うちの家内は「私は、普通に水道水でやってるけどね」と言っていた。その時は「そんな強者がいるのか」と妙に感心をしたが、今は別の疑念が沸き起こってきた・・・。

果たして、うちの家内は、人間なのだろうか・・・?

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2018.05.16

鼻うがいは気持ちがいい。

やってみて こんなに気持ちE 鼻うがい

私は、株式会社武蔵野で学んでいる。武蔵野は経営コンサルタントなので当然、経営のことを教えてくれる。では経営のことだけかというとそうではなく、健康のことも教えてくれる。それは、専務の矢島さんが健康オタクだからである。

その矢島さんの健康法に「鼻うがい」がある。今は多少メジャーになってきた感があるが、初めて聞いた8年位前は、「一体何それ?」というのが第一印象。そして「まさか、そんなことは出来ない」と思った。子供の頃プールで鼻から水が入り、目から涙と炎が同時に出た経験がある私にとっては当然であった。

その後、塩を入れると良いという話を聞き、一緒に勉強をしている株式会社フラントの石塚社長(薬局を経営されている)に、どの位の濃さにすればいいのかと聞いたところ、浸透圧やら生理食塩水がなんちゃらと教えてくれた。

またぬるま湯がいいとのことでもあったので「まぁ適当のぬるま湯で適当の塩水でいいや」と考えて恐々ではあるが、やってみた・・・ら「あらびっくり!」である。以外にもすっと鼻に入り、しかもツンとこないではないか。それ以来、鼻うがいの虜になってしまった。今では、毎朝鼻うがいをやらないと気持ちが悪い。そして鼻が詰まると言う事は鼻うがいを始めて以降一度もない。

ではどのようにやっているかと言うと、それは言葉では伝えきれないので、今朝カミさんに写真を撮ってもらった。是非参考にしていただければと思う。

写真は見苦しいかもしれないが、「鼻うがい」はすばらしいのである。

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2018.05.15

YouTubeで朝礼を共有しています。

社員も派遣さんも同じモリチュウで働く仲間です。

モリチュウでは毎日朝礼をやっている。そしてモリチュウには派遣さんが2人働いている。派遣さんはお子様の送り迎えなどで朝9時出社。なので朝礼に参加できない。

しかし派遣さんもモリチュウの一員として働いてもらっているので、朝礼に参加をしてほしいと思っている。なぜならば、朝礼はモリチュウ全社の情報共有の場であるとともに、教育の場だからである。派遣さんも共にモリチュウで働く仲間なので情報格差があってはいけないと思うし、同じ屋根の下で働く仲間になっていただきたい。そこで考えたのが朝礼をビデオに撮って、YouTubeにアップして見ていただくと言う方法である。

YouTubeを普段使っていない私は、どうやってアップするのか分からなかったが、若手社員に任せたら全く抵抗なくすぐにやってくれた。また、派遣さんの世代も、YouTubeを見ることに全然抵抗感がないようだ。チャットワーク(社内の情報共有ネットワーク)に朝礼グループを作っておき、YouTubeのURLを貼っておく。そうすれば、すぐにクリックしてみることができる。派遣さんたちは、お昼休みの前のちょっとした時間に朝礼のYouTubeを見ている。

そして毎日、「朝礼見ました、ありがとうございます」と伝えてくれる。これは派遣さんがとても協力的だということであり、私にとっても感謝感激なのである。

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2018.05.14

評価面談

評価を伝えることは社員愛である。

今日は半期の評価面談の日である。半期の業績や社内行事への参加具合、日々の仕事に取り組む姿勢などを鑑みて評価をし、それを伝える。評価はAからCが基本だが、今回は素晴らしい成果を出した社員がいたのでS評価が出た。良い評価でも悪い評価でも、なぜその評価なのかを伝えることが大切である。頑張っている社員に対し「頑張っているね」と、そして頑張っていない社員には「頑張っていない」とはっきり伝えることが社員愛だと考える。

本人がA評価だと思っているが、会社の評価がC評価の時がある。このようにギャップがある時が要注意だ。このギャップ、つまり何が違っているかを伝え、それをなくすにはどうすべきかを具体的に伝える必要がある。

実は、自己評価が高い人ほど、仕事が出来ていない。なぜならば自分は仕事ができる思っているからである。自分ができると思っているのは、基準が低い証拠である。

それを理解させるには、具体的な例をあげて伝えるしかない。つまりA評価の具体的行動特性を伝え、ここに差があると伝えることが大事である。あとはそれを素直に受け容れるかどうか、そこが今後成長できるかのターニングポイントになる。

社員の成長を促す為、あえて厳しいことも伝えなくてはならい。でもそれが社員愛だと信じている。

2018.05.13

ザ・グレイテスト・ショーマン

日曜日はアートシーン

今日は最近大ヒットしている映画、「ザ・グレイテスト・ショーマン」について書きたいと思う。

かなり多くの人たちが既に観ていると思うが、素晴らしい音楽とダンスが織りなすエンターテイメント性の高さに加え、高い夢を持ち続けることの大切さなど、様々なメッセージを投げかけてくる、非常に感動的な作品である。

そのメッセージの一つに「アートのあり方」についての投げかけがある。当時主流だったクラシック音楽やバレエなどが真の芸術であり、それらは「高貴な人達の楽しみである」と言うのが片方の見方。それに対して、様々な特長(というかユニークさ)で対抗したのがビーティバーナムの、見世物小屋である。そこで、人はそれぞれ違っており、それが良さがあり、その人の価値であると言うヒューマニズム的主張を投げかけている。

要するに、「芸術は何のために、だれの為にあるのか」という問いかけである。これに対する答えを、バーナムは映画の最後で語っている。

The noblest art is that of making others happy. P.T.Barnam
(最も高貴な芸術は他人を幸せにすることである。ピーティーバーナム)

芸術は「グレートギャッツビー」や「肩をすくめるアトラス」とかに出てくる鼻持ちならないえせ高貴な人達の優越感を満たす道具ではない。クラシックであろうと、見世物小屋であろうと、純粋に人を幸せにするものが、真の芸術であると言っている。

私はこの考え方に全幅の賛意を表明したい。

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2018.05.12

人生最大最深の真理

絶対的真理は決して色褪せることなく後世に語り継がれていく。

「場を清め、時を守り、礼を正す」、という幸町小学校の校長先生のお話を先日書いた。昨日は「眼に見えるものさえ正せない程度で、刻々と転変して止まぬ心の洞察などできようはずはない」という日めくりカレンダーの言葉を紹介した。振返ってみると、この両方とも哲学者であり教育者である森信三氏の言葉であった。

その森信三氏の言葉で最も有名なのは「人生二度なし」である。そして、そのあとに「これ人生の最大最深の真理なり」と続く。

「人生二度なし」は、言ってみれば当たり前のことである。そしてそれは「最深の真理」であることも論を待たない。しかしあまりにも当たり前すぎるせいか、それを常日頃から意識をして行動することは意外と少ない。人生は時の積み重ねである。そして限りあることも真理である。そうなると今日一日、もっというと今この瞬間をどう生きるかが一生を決めることになる。

「自分がどのような一生を過ごしたいか」、心の声を聞くと、些末なことにブツブツ文句を言っている暇などない。理想的な「ありたい自分」に向かって意識的に行動するのみである。これも最深の真理であると言えるのではないだろうか。

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