社長ブログ
2018年03月
2018.03.08
捨てる
今日は、焼き鳥屋さんで地元の社長と飲んだ。
彼はとても優秀で仕事も順調である。しかし何となく浮かない顔をしていた。
話を聞くと、「自分の夢」と「目の前の利益」のどちらを取るか悩んでいるという。
もっとよく話を聞くと、やりたいこと、やらなくてはいけないこと、頼まれてしまうことが沢山あり、どうしたら良いか分からないというのである。これはある意味うらやましい悩みで、周囲からの期待が大きいということに他ならない。
そんな彼に話したアドバイス。「大きなイエスの為に、小さなノーをいうことに躊躇してはいけない」。
経営の師匠である小山昇氏は常に言っている。「やらないことを決めなさい!」
平昌オリンピックで金メダルを取った羽生結弦選手はこう語った。
「連覇のためだけに幸せを全部捨てようと思いました。普段のこととか、考え方です。“あ、今この幸せいらない”とか。身近にあるものをすべて捨て去ってきた感じです」
羽生選手は、金メダルのために、沢山のものを捨てた。捨てる勇気が金メダルをもたらしたとも言える。
人生で金メダルを取るには捨てる勇気が必要なのだ。
2018.03.07
早朝勉強会
今日は早朝勉強会があった。
早朝勉強会は文字通り早朝に行う勉強会で、朝7時から7時55分まで行う。
今は毎月2回で年24回開催をしているが、以前は月1回だったので、かれこれ6年間位は
続いていることになる。
早朝勉強会では、通常小山昇氏の「仕事ができる人の心得」を教科書に行っているが
今日は、「日本電産永守重信が社員に言い続けた仕事の勝ち方」(田村賢司 日経BP社)を
教科書にして行った。なぜならば、私が永守氏の大ファンであるからだ。
残念ながらまだお会いしたことはないが、その著作(関連著作も含む)は結構読んでいるし、
いつもパワーをもらっている。
上記著作は、永守会長(先日会長になられた)が社員に言い続けたことが100項目に
まとめられているが、まさに私が社員に伝えたいことがまとまって書かれているので、「こりゃいいや」ってことで、全社員分購入して教科書にした。もちろん1日で全部出来ないので、7~8回で最後に到達するのではないかと予想する。
*************************************
「物事の成否はまず、やる気で決まる。
無気力でかつやる気のない社員を歓迎する会社はどこにも存在しないし、
存在すれば、その会社は倒産するか、業績悪化するかどちらかである」(心を動かす言葉1)。
*************************************
やる気のない社員がいるのは、社長を始めとしたリーダーが社員のモチベーションを高める工夫をしていなからだ。自分自身も反省をする点があると思う。
同時に、社員は「上司や周りがやる気を出させてくれない」と考えるのではなく、自燃(じねん=京セラの稲盛氏が使っている言葉)でなくてはならない。今、自ら燃える社員になると決めればいいだけ。他責では決して会社が期待する社員にはなれない・・・などと言ったことを話している。
朝7時からこんな話を聞かされる社員も可哀そうだが、中には結構真剣に聞いてくれる社員もいる。
そんな社員の中から、大活躍する人財が生まれてくるに違いない。
2018.03.06
「すぐやる」
本日は、お客様訪問で遠方への日帰り出張であった。
電車で行くには若干不便なため車での移動である。
また、営業担当社員との同行なので、同行した社員は疲労困憊となる。
なぜか?それは社長といるだけで疲れることに加え、なんと言っても現実現場に
社長が立ち会うのでウソが付けない。
やばいことは隠そうとする社員はまともだが、それをそのままにすると会社がおかしくなるので、
そうはさせじと、こちらも真剣になる。
社員は社長の前で、お客様に様々な報告をするので、準備をしっかりとしていないと
恥をかいてしまう。しかし、回を重ねるごとに段々上手になっていく社員を見るのは
結構楽しいものだ。今日一緒だったKさんは、最初に比べると格段の差であった。
お客様訪問をして、いろいろお話を聞かせていただき、わが社の足りなところを教えていただき、
更にどうすればもっと貢献できるか考え行動する。
そのためには、その日にお打ち合わせをした内容をすぐにまとめて報告をするのが大事。
「鉄は熱いうちに打て」ということだ。
なので、打ち合わせのまとめを会社に帰る前にパーキングエリアで行う。
会社に帰ったら最後、他の雑務に追われ、まとめが遅くなり、「あれ、どうだったっけ?」
なんてことになる。
I-PADを使い、二人で勝手にまとめる。あとは二人の情報を集め、同じ情報を統一しさっさとやると、
九割方15分~20分で完了。あとは体裁を整えるだけ。早く終わり、内容は正確で、内容をメールするとお客様に喜ばれる。
私の大好きな永守重信さんの座右の銘は、大きな効果を発揮するのだ。
さあ、明日は早朝勉強会。いつもと少し趣向を変えて、永守さんの話をしよう。
2018.03.05
面談
モリチュウでは、毎月上司と部下が面談を行う。
面談は決められた「評価シート」に基づいて行う。
これを「評価シート」ではなく「成長シート」と呼んでいる会社もあるが、
確かにその方が「評価」よりいいかもしれない。
わが社の呼び方はまだ「評価シート」だが、全社員決められたフォーマットの「評価シート」を使って
面談をする。月次では主にプロセス評価を行うが、これは社員として基本的なことをまとめた
「7つの心得」が出来ているかどうかを確認する。
毎月行う面談だが、3か月に1回は社長が立ち会う。今日はその日だった。
これは、上司が適切な面談をしているかをチェックするのと、社長が直接社員にコメントをする
貴重な機会としている。
沢山のことは言わない。長くも話さない。
今、その本人に最も気を付けてほしいことを1つか2つに絞って言う。
それが、伝わる秘訣だと信じている。
2018.03.04
ブルー
何だか分かりますか。
今朝の空の色です。とにかく綺麗ですね。
「ブルースカイ」を写真で切り取ってみると、最も美しい「スカイブルー」の出来上がり!
となります。
2018.03.02
失敗
昨日、息子の卒業式のことを書いたが、最後の校長先生の訓示が良かった。
その学校は早稲田大学に関係する学校なので、早稲田大学創設者である大隈重信侯の言葉を
引き合いにし、卒業生に伝えていた。それは、このようなものであった。
*************************************
諸君は必ず失敗する。
成功があるかもしませぬけど、成功より失敗が多い。
失敗に落胆しなさるな。失敗に打ち克たねばならぬ。
個人としては幾多の失敗を重ねたが、しかし恐縮はせぬ。失敗はわが師なり。
失敗はわが大なる進歩の一部なり。
*************************************
前向きに、チャレンジをしていれば失敗もするだろう。
でも、チャレンジしなければ進歩はないし、経験もない。
失敗を怖がって何もしなければ学ぶこともできない。
失敗をして落ち込んでいる暇があったら、挽回するために行動をする。
特に若手社員が多少の失敗をしても死にはしないし、会社も倒産しない。
わが社は学びの師である失敗は大歓迎なのである。
2018.03.01
返事
今日は息子の高校の卒業式だった。
息子は故あって大阪の高校に行っており、中学時代から親元を離れ寮生活をしていた。
そんな6年間は本人にとってどんな経験となったのかは分からないが、いずれにしても卒業という
ゴールを迎えた一種の達成感が、本人の晴れやかな姿からも感じることができたことは素直に嬉しかった。
さて、今日は300人を超える卒業生がいたが、当然だが一人ひとり名前が呼ばれる。
はじめは何気なく聞いていたが、段々それに対する「返事」がとても気になり始めた。
いわゆる「はい」から始まり、「はい!」「あい」、「はぁい」、「ふい」、「はぃ」、「はーい」、「ハイッ!」、「ふぁい」、「へぃ」、「はぁぃ」・・・
「ハリのある大きな声」や「蚊の鳴くような声」など千差万別。ただ概して小さくハリの無い声が多かったような気がする。
よく観察すると、「元気な返事をする生徒が多いクラス」と「そうでないクラス」がはっきりと分かれていることが分かった。やはり、「返事の良いクラスはまとまりがあり、良い雰囲気なんだろうなぁ」、「自信と誇りをもてるよう先生が指導をしているんだろうなぁ」と考えてしまう。また、ある生徒が良い返事をすると、隣の人も良い返事をする傾向にあった。「良い返事は伝播するのかなぁ」とも感じた。
様々な返事を聞いていて、「ビジネスシーンでは、強い組織力が求められるが、そのバロメータは社員の返事の仕方で分かるんだ」と改めて気付いた。もし国を守る軍隊で「はぁぃ」なんてだらけた返事がまかり通っていたら、「スピード感」、「強さ」、「まとまり」などは全く期待できないだろう。
高校を卒業し、大学に進学する彼らの多くは、大学で「返事の仕方」を学ぶことはまずないだろう。そうなると教える場所は会社しかない。社員が成長し、会社で活躍してもらうためには、「ハイッ!」と良い返事ができるよう指導するとともに、自然とそうできるようモチベーションを高めなくてはいけない。そして、そのためにはまず自ら元気よく「ハイッ!」と返事をすることだな、感じた。
「凡事徹底」であり、「隗より始めよ」である。
- « 前のページ
- 3 / 3